(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月9日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  230 - 28 1/2  230  225 3/4  226 1/4  + 3  5049  3181- 
SEP 02  235 1/2 - 34 1/2  236  232 1/4  232 1/2  +3 1/4  156613  1313- 
DEC 02  246 - 45  246 1/2  242 1/4  242 1/2  + 3  207058  1062+ 
MAR 03  251 - 50 1/2  252  248  248 1/4  + 2 3/4  35634  644+ 
MAY 03  254 1/2  255  251  251  + 2 3/4  8583  42- 
JUL 03  256 - 55 1/2  256 1/2   253 1/2  253 1/2   + 2 3/4  12993  61+ 
            445152  2664- 

 

 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  580 1/2 - 80  588  579  587 1/2  + 14  4242  2044- 
AUG 02  554 1/2 - 51  557 1/2  550  553  + 10  41517  2138- 
SEP 02  532 - 33  535  529  530 3/4  + 9  17680  65- 
NOV 02  519 - 18  521  515  517  + 9 1/2  96249  1116- 
JAN 03  518 1/2 - 17  521  515  517  + 9  14912  98+ 
MAR 03  517  518  515  517  + 9  11561  335+ 
            211463  5145- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  18960  +230  JUL  1873  +35  JUL  313  - 1 1/2  117.80 - 118.13 
AUG  18340  +230  AUG  1879  +35  SEP  320 1/2  + 3 1/2   
SEP  17560  +230  SEP  1891  +33  DEC  329 1/2  + 3 1/2   
OCT  16960  +200  OCT  1900  +33  MAR  333 3/4   + 4 1/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン大豆    ---移り気な天候相場---

昨日の引け後に発表されたクロップコンディションで「非常に良い・良い」の合計がコーンで5ポイント、大豆で4ポイント悪化したことと、6-10DAYSの天気予報でDRY&WARMの予報が出たことがマーケットをサポートし、寄り付きは昨日と一転、コーンで5-6セント高、大豆で約10セント高。上記2つの材料以外には--
@台湾が昨夜56000トンのUS産コーンをテンダーにて買い付けたこと
Aブラジル大豆の輸出数量に関して、クロップ年度前期は797万トンという報告があり、これは前年度より15%少ない数字であったこと--
なども買い意欲を煽ることとなった。しかしマーケットは落ち着きを見せず、
@クロップキャスト社などが午前中に期近の降水量に関して弱気な発表を出した
Aトム・スキリング氏らは昼前に来週の気温に関して100度を超えるところもあるなどの強気な発表を出した
などの強・弱両方の天候材料が出るたびに敏感に反応し、3-4セントの範囲で上下した。結果、引け値はコーンは各限月3セントアップ、大豆は新穀9.5セントアップ。 

 

本日のファンドの動きは、コーンで1,500コントラクトの買い越し、大豆で2,000コントラクトの買い越しと言われている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

---今週、来週と雨は降るが十分とはいえない。7月下旬に降る雨が重要--- 

 昨日は五大湖周辺にて降雨を見た。雨量は0.25-1.5で、所により3.0インチ、範囲はベルトの20%程度であった。今日(火曜)はオハイオとインディアナにて降雨があり、雨量は0.25-1.0、所により2.0インチ、範囲はベルトの30%程度。
 水曜・木曜はベルトの西側で降雨の予報が出ており、また金曜・土曜はオハイオ川の南側にて降雨が見られる。雨量は0.25-1.5で、所により2.5インチ、範囲はベルトの35%程度。
 最高気温に関しては今日から土曜まで70度台半ばから90度台半ばにて推移する。最も気温が高くなるのはベルトの南西部である。
 6-10日後の中西部に関しては、南部では平年以下の降雨予想であるが、北部においてはほぼ平年並みの予報である。気温は中西部の大抵の地域において平年以上を記録する。
 11-15日後の中西部に関しては、南西部1/4においては平年以下の降雨予想、他の地域では平年並みの降雨予想となっている。 

(crop impact)
今週に中西部各地で降る散発的な雨は表層土の水分を改善するが、散発的なだけに、たまたま雨を逃すことになる地域ではクロップにストレスを与える結果となる。6月の初めからの雨量を合計するとまだ平年より少ないし、予報を見ても十分な降雨とは言えない。これにより中・下層に水分を保有できないままコーンの受粉を迎えることになるので、受粉最盛期である7月下旬に降る雨がより一層重要になってくる。
  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月14日〜7月18日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  A  B/N 
東部ベルト  A  B 

やや強気な材料となる。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)USDA LOAN DATA (7/2時点)

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  668.9  -30.6  0.3  0.0  725.2  31.1 
2000クロップ  0.1  0.0  26.6  0.0  1,367.4  0.0 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  85.5  -4.7  0.0  0.0  226.3  4.7 
2000クロップ  0.0  0.0  5.7  0.0  307.3  0.0 

 

コーン・大豆共に内容は予想の範囲内にて中立。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

相変わらず動きの激しい展開が続いている。コーン・大豆ともに例年以上にハンディを背負うクロップに対する生育懸念は頗る強い。今年のコーンの受粉中心時期はまさに「これから」であり、現在の乱高下に終わりを告げるどころか、今後の天候推移にはより敏感な市場の反応が予想されることを念頭におきたい。今この時点では農務省の6月のイールド135.8、或いは予想機関の発表する数値(例えばスパークスの137.1)等を気にする時期ではなく、漠然とではあっても「市場の天候への警戒感」に対して注意を払うべきである。活気ついている穀物相場に対するファンドの興味も今このステージに集中する事になり、今後も派手な展開は覚悟しておきたい。

コーン12月限でいう4月〜6月の220−225レンジでの展開。これまでの長期的なダウントレンドに終止符を打つこととなり、6月下旬には230を挟んだ大きなギャップを形成。完全に相場は次のステージへ移行することとなった。これまでの安値覚えが抜けきれない市場は未だもって2ドル前半をベースに価格を見がちであるが、実は現在の値動きは相場の居所を更に引き上げる過程のようにも映る。今月頭の250超えのレベル、そして2ドル後半。先の見えない現時点においては270-280の相場も十分に想定する必要あり。天候相場故今後も乱高下は続く。目先のセットバックも期待はできる。しかし現在の状態からトレンドを変える規模の調整は望み薄。昨日の安値レベル以下については確実に抑えていく事を勧めたい。 

大豆11月限も基本路線はコーンと変わらず。6月下旬より一気に展開に変化を遂げたが現値位置である520、現時点ではまだ安い、と捉えたい。目先のセットバックを抑える事で次なる上昇リスクに備えたい。 

天候相場の活気はまだまだ続く。 (A) 

 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)