(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月11日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけての安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  220 1/4 - 20 3/4  220 3/4  214 3/4  216  - 6  1955  1158- 
SEP 02  226 1/2 - 27 3/4  227 3/4  222 1/2  223 3/4  - 5  154595  1212- 
DEC 02  236 1/2 - 37 1/2  237 1/2  232 1/4  233 3/4  - 4 3/4  209667  1163+ 
MAR 03  243  243 1/2  238 3/4  240 1/2  - 4 1/4  36298  26- 
MAY 03  246 1/4 - 47 1/4  247 1/4  243  244 1/4  - 3 3/4  8493  17- 
JUL 03  249 1/2 - 49 1/4  249 1/2   246 1/4  247 1/2   - 3 1/4  13404  212+ 
            443461  1067- 

 

 

 

大豆     --- ギャップをつけての安値寄り付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 02  589 - 90  590  573  576 1/2  - 8  1334  1636- 
AUG 02  555 - 56  557 1/2  543  554 3/4  + 3 1/2  41663  1790+ 
SEP 02  533 1/2  534  521 1/2  532 1/2  + 3 1/2  18252  584+ 
NOV 02  520 - 19  521  508 1/2  519  + 3 3/4  98194  1125+ 
JAN 03  520 - 20 1/4  520 1/2  511  519 3/4  + 3 1/4  15007  157+ 
MAR 03  20  521  513  520  + 3 1/4  11826  277+ 
            212618  2605+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  19150  +230  JUL  1878  +13  JUL  326  +6 1/2  116.60 - 117.32 
AUG  18480  +140  AUG  1883  +13  SEP  323 1/4  - 1 1/2   
SEP  17740  +180  SEP  1897  +14  DEC  332  - 1 3/4   
OCT  17060  +140  OCT  1906  +14  MAR  338   + 3/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆

---売りサイドと買いサイドの注文が重なり乱高下---
需給報告は予想の範囲内とは言え、旧穀・新穀ともに期末在庫を減らしたことを確認してマーケットは寄り付きでは高値での取引となった。しかしその後「SELL THE FACT」タイプの売りが相次ぎ、一時6〜7セント安まで下げる場面も見られた。しかしそのレベルではファンド筋の買いが相次いで値を戻し、結局は4セント弱の安値にて引けた。 

 

コーン 

---大きな天候の変化が無い中、弱材料が注目され売られる---
本日は昨日のフォロースルーに加えて朝発表された需給報告・週間輸出成約高など弱い材料以外見当たらなく、多くののファンド売りを誘い、終始安値での取引であった。また発表の内容により「麦買い・コーン売り」という行動にでる投機家が見られたことも本日の値を下げるのに拍車をかけた。そんな中、予報家のトム・スキリング氏が来週の気温に関して多少強気な予報を出したことは、本日の下値を支える要因となった。結局、明日で切り落ちを向かえる7月限は6セントダウン、12月限は4.75セントダウンにて引けた。
 

 

本日のファンドの動きはコーンで4,000コントラクトの売り越し、大豆で500コントラクトの買い越しと伝えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

---今週、コーン・大豆の主産地で大抵一度は雨が降る--- 

(今週末にかけて)昨日はミネソタの東部とアイオワの北東部・南部にて降雨を見た。雨量は0.25-1.5、局地的には5.0インチの地域もあった。範囲はベルトの40%の地域に及んだ。雨は今日、明日で南東に移動する。降雨を見るのはミズーリ、南部アイオワ、西部イリノイの各地域である。週末には、ベルトの南端にて降雨を見る。雨量は0.25-1.0、所により2.0インチ。範囲はベルトの30程度。気温については、来週は80度台後半から90度台半ばに上がるが、今週末までは涼しい気温が続く。
(6-10日後)中西部の中央部においては雨は平年より少なめであるが、その他の地域では例年並の降雨を見る。この期間の前半は暑いが、後半は涼しくなるだろう。
(11-15日後)気温は平年より少し高めになり、ベルトの西部にて最も高くなる。雨は東部で平年並み、西部で平年以下となる。この時期に最も高温でDRYとなるのはベルトの西側である。 

(crop impact)
11日朝までに降った雨により、アイオワ、東部・中央部ミネソタにおいて土中水分がかなり増加した。大豆の生育とコーンの受粉にとって大きな助けとなる。ネブラスカ、中部・東部イリノイ北部オハイオ、東部ミネソタにおいては今週の雨の恩恵を受けないのだが、6-10日後の予報によるとネブラスカで雨の予報である。気温も、来週初めにかなり高くなるのだが一時的なものなのでクロップにはそう大きなストレスとならない。 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月17日〜7月21日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  N 
東部ベルト  N/B  N 

やや弱気。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等

1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  2001-2002  2002-2003 
  JUN  JLY11  JUN  JLY11 
作付面積(百万エーカー)  74.1  74.1  73.5  73.0 
収穫面積(百万エーカー)  73.0  73.0  72.2  72.0 
単収(ブッシェル/エーカー)  39.6  39.6  39.7  39.7 
         
初期在庫  248  248  240  210 
生産量  2,891  2,891  2870  2860 
輸入  3  3  4  4 
・供給合計  3,141  3,141  3,114  3074 
搾油用  1,695  1,705  1,710  1,715 
輸出用  1,035  1,045  965  955 
種子・飼料用  89  89  89  89 
その他  82  92  84  84 
・需要合計  2,902  2,931  2,849  2,844 
期末在庫  240  210  265  230 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.25  4.30  4.00-4.90  4.15-5.05 

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  2001-2002  2002-2003 
  JUN  JLY11  JUN  JLY11 
作付面積(百万エーカー)  75.8  75.8  78.0  78.9 
収穫面積(百万エーカー)  68.8  68.8  71.0  72.1 
単収(ブッシェル/エーカー)  138.2  138.2  135.8  135.8 
         
初期在庫  1,899  1,899  1,621  1,621 
生産量  9,507  9,507  9,650  9,790 
輸入  10  10  15  15 
・供給合計  11,416  11,416  11,286  11,426 
飼料用その他  5,825  5,825  5,750  5,750 
食用・種子用・工業用  2,045  2,045  2,160  2,160 
輸出用  1,925  1,925  2,075  2,050 
・需要合計  9,795  9,795  9,985  9,960 
期末在庫  1,621  1,621  1,301  1,466 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.85-1.95  1.91  1.90-2.30  1.80-2.20 

 

B世界の新穀コーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  125.0 (120.0)  6.00 (6.00)   
アルゼンチン  11.0 (11.0)  6.30 (6.50)   
南アフリカ  9.0 (9.0)  1.30 (1.30)   

 

○大豆(01-02クロップ) 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  29.50 (29.50)  7.55 (7.55) 
ブラジル  43.50 (43.50)  16.20 (16.20) 


(02-03クロップ) 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  30.00  8.50 
ブラジル  47.00  20.20 

 

 

2) 週間輸出成約高報告(7月4日の週)  (単位:千トン) 

【寄り付き前の発表】 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  359.0  6.6  45,600.0  45,302.3  5,932.6  895.1 
大豆 

87.5 

 
137.9  29,577.2  27,391.9  2,372.1  1,039.1 
小麦  170.0  0.0  4,748.4  5,032.5  2,962.0  0.0 
大豆粕  29.7  27.2  6,427.5  5,981.9  794.8  334.3 
大豆油  1.5  0.0  758.6  312.1  60.7  12.1 

コーンは寄り付き時に多少サポート要因、大豆はニュートラル。
 

3) 週間輸出高 (7月4日の週) (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,049.0  722.7  39,667.4  37,918.2  48,900 
大豆  289.2  302.1  27,205.1  25,363.0  28,170 
小麦  479.9  301.7  1,786.4  1,834.2  24,490 
大豆粕  106.9  107.2  5,632.7  5,240.3  7,030 
大豆油  56.0  16.1  697.9  304.8  1,000 

 

 

  発表のサマリー   

コーン 

多少ネガティブな発表内容。イールドに関しては今回は据え置きで39.7ブッシェル/エーカー。作付・収穫面積については6月末に発表されたものと変らず、よって、生産量は前回の需給報告よりも1億4000万ブッシェル増えて97.9億ブッシェルとなった。
需要面でも輸出用が2500万ブッシェル減少したために、新穀の期末在庫は1億6500万ブッシェル増加して14億6600万ブッシェルとなった。 

世界のコーンに関しては、中国の生産量が500万トン増加。 

 

大豆 

旧穀に関しては需要面にて輸出が1000万ブッシェルの増加。また搾油が1000万ブッシェルの増加、その他も1000万ブッシェル増加したことにより、期末在庫が3000万ブッシェル減少。 

新穀に関して、生産量は前回の数字から1000万ブッシェルだけ減って28億6000万ブッシェルとなった。(イールドは据え置きで39.7ブッシェル/エーカー。作付・収穫面積は6月末に発表されたものを採用。)
需要面では搾油が500万ブッシェル増え、輸出が1000万ブッシェル減った。 

上記により新穀の期末在庫は3500万ブッシェル減の2億3000万ブッシェルと、前回より3500万ブッシェル減少。 


世界の大豆に関しては新穀(02-03)の数字が今回始めて発表された。南米の生産量に関してブラジル・アルゼンチン合わせて7700万トンに達している。また、世界の輸出量の合計が6044万トンという記録的に大きな数字となっている。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

USDA需給予想・輸出成約・輸出検証高・目先の天候すべて弱材料がそろい、ファンドの売りを誘った。明日は本日のフォロースルーから週末を前にして6月24日につけたチャート上のギャップを埋めにかかる動きが予想され同日より続いた第一戦は終了との感がある。来週月曜日に発表予定のクロップレーティングでは若干の上方修正が予想されているが受粉期を迎えるコーンにとってはこれからが本番。市場は上げ相場いっぷく感が支配しているが、下げ場面は絶好の買い場面として引き続き強気で臨む。(H) 

(大豆) 

本日発表のUSDA需給予想では新穀大豆の収量は予想通り39.7buで据え置かれた。この39.7buは過去13年の大豆のトレンドイールドとなっているが、先週発表された大豆のクロップレーティング(79.5)では最終収量は最高でも39buとなるとの見方がある。すでに本日の発表では期末在庫は230mil buまで下方修正されたが、そうとなれば更に50mil bu程度の下方修正となりかねない。1999年7月につけた期近4ドルの相場から始まった長期の上昇トレンドにあり11月限5ドル前半はまだ若い相場とみる。南米大豆の大増産(ブラジル・アルゼンチン・パラグアイで米国新穀大豆生産量を追い抜く。)を横目で見ながらも米国大豆の収量が39buであれば11月限で565セント、38buで625セント、,37bu以下で750セントと考える。長期の安値覚えからジリジリあがる上昇相場はなかなか思い切って買えないが、”買えない相場は高い”の格言を今一度思い出したい。(H) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)