(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月16日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけての高値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 231 3/4 - 32 1/4 235 231 3/4 234 3/4 + 7 1/2 153413 53+
DEC 02 241 1/2 - 42 245 241 1/2 244 1/2 + 7 1/4 212549 4543+
MAR 03 248 1/2 - 49 251 248 1/4 250 3/4 + 7 36347 310+
MAY 03 251 1/2 - 52 254 3/4 251 1/2 254 1/4 + 6 8794 118+
JUL 03 255 - 54 1/2 257 254 1/2 256 1/2 +5 1/4 13815 136-
SEP 03 249 1/2 - 49 250 247 247 1/4 + 1 3/4 1528 7+
            444946 4226+

 

 

 

大豆     --- ギャップをつけての高値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 02 575 1/2 - 76 580 1/2 571 1/2 579 3/4 + 9 3/4 40906 174-
SEP 02 555 - 54 1/2 556 1/2 548 555 + 7 1/2 18854 255+
NOV 02 539 - 41 541 1/2 533 1/2 538 3/4 + 5 1/2 103545 4329+
JAN 03 538 - 40 540 533 538 1/2 + 6 1/4 15702 167+
MAR 03 538 538 532 535 1/2 + 4 3/4 13271 965+
MAY 03 533 - 32 535 530 534 + 5 1/4 23220 1482+
  222958 7630+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 18980 +260 AUG 1978 -13 SEP 334 + 10 1/4
SEP 18170 +210 SEP 1992 -7 DEC 342 1/2 + 10
OCT 17450 +200 OCT 2003 -4 MAR 346 3/4 + 9 3/4
DEC 17230 +170 DEC 2028 -2 MAY 340 +10

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

再度ギャップオープン

本日も昨日に引き続きコーン・大豆共にギャップをつけての寄り付きとなった。

昨日引け後に発表されたクロップコンディションにてGOOD/EXCELLENTのポイントがコーンで4ポイント、大豆で2ポイント減少した事は、市場では若干の改善見通しだっただけに本日の寄付きの上げ幅をより大きなものにする事となった。
プラス、今週の天候推移についての各社の見方に大きな変化もなく、引き続きドライパターンが継続するとの予想は高値を維持させる事に寄与した。コーンは期近で5セント幅のギャップをつけて寄り付いた後セッション中盤までほぼ同等レベル(232−233間)での小動きが継続。大豆期近も5−6セントのギャップオープンの後は一時4セント近く値を下げ、ギャップを埋めに行くかと思われたが、コーン・大豆共に正午前の天気予報発表でパターンに何ら変化が見られないことを確認すると再びしっかりとした展開に転じた。

昨日は引けにかけてやや値を崩す形で終了したが、本日の場合はセッション後半に一段上値レベルへ傾き、結局両商品期近限月、共に本日の高値圏での引けを形成する事となった。 2日続けてのギャップはテクニカルにも作用し、本日の旺盛なファンド買いを集めることにもなった。

その他、引き続きNY株式が下落傾向(本日も166ポイントの下落)にあることや、その影響を受けてドル安傾向が続いていることも、商品市場・輸出市場へはフレンドリーに捉えられている。

本日のファンドの動きはコーンで5000コントラクトの買い越し、大豆で4000コントラクトの買い越しと伝えられている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

パターンに変化なし。引き続き、ドライ。

昨日もミズーリ最南部の小麦産地のごく一部に0.10-0.50インチの降雨を見た以外は全てドライ。気温はベルト南部はほぼ平年並みレベル、北部地域では平年以上のレベルを保った。(84度〜92度)サウスダコタで最も気温は上昇し、90度後半(一部で100度をつける)となった。

現在のパターンは水曜まで継続するため、引き続き平年比高めの気温とドライの状況が少なくとも今後2日続くことになる。週後半にはミネソタ・サウスダコタ北部・ウイスコンシンなどを中心に産地の約50%の範囲に1.25インチまでの降雨が予想される。気温は平年以上(最高気温が80度半ばより90度後半)が今後2日続き、週後半にはほぼ平年並まで下がると期待されているところ。しかしその後は週末より再び気温上昇のドライパターンが戻ってくると言われる。現在の天候パターンは抜けきれそうにない。

特にイリノイ中央部、オハイオ中北部、ウイスコンシン南部、ネブラスカ、カンザス、ミズーリ北部、アイオワ北部等‥、ホット&ドライに侵されたこれら主産地における今後の天候推移からは目が離せない。

 

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月22日〜7月26日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト A B/N
東部ベルト N/A B/N

引き続き支援材料となる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等
1)USDA LOAN DATA (7/9 時点)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 579.9 -89.0 0.3 0.0 814.3 89.1
2000クロップ 0.1 0.0 26.6 0.0 1,367.4 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 79.5 -60. 0.0 0.0 232.3 6.0
2000クロップ 0.0 0.0 5.7 0.0 307.3 0.0

 

コーン・大豆共に内容は予想の範囲内にて中立。しかし、今年の場合は9ヶ月残高の減少ペースがここ数年の中でも最も速い。市場の予想内とはいえ、6月下旬から一気に始まった派手な天候相場を前に農家が封印玉を解除し、積極的に市場へ売却している様子が窺える。

 

 

本日のトーメンの意見

 

中西部のドライ

昨日も書いた通り、とにかく雨がない。

【中西部6月15〜7月14日までの降水量】 (数値はインチ)

主要生産州 今年実績 平均値 平年比較
イリノイ 0.85 3.88 22%
アイオワ 3.46 4.28 80%
インディアナ 1.70 4.07 42%
ミネソタ 4.72 4.02 118%
ネブラスカ 0.93 3.77 25%
ミズーリ 1.67 4.15 40%
オハイオ 0.94 3.95 24%
ウイスコンシン 1.93 3.86 49%
ミシガン 1.24 3.31 38%
ケンタッキー 1.53 4.36 35%
テネシー 2.13 4.59 50%
アーカンソー 1.99 3.62 55%

ドライドライと言われつづけているが、今年は一体どのくらい雨がないのか。上記数値によりその程度を掴む事が出来る。

昨日クロップコンディションが大きく悪化したイリノイとオハイオ。数字が示す通り、中でも最も雨が少なくなっていることが確認出来る。特にイリノイ、全米でもトップに位置する同州の状態は極めて深刻であると言わざるを得ない。イリノイの数字にはコーン・大豆の産地には属さない「オヘア空港周辺」にあった集中豪雨の数字も含まれているらしい。それを省いた場合、上記数字は0.66インチとなり、平年比「17%」との説明も当資料には付け加えてある。 又、思い出したいのはベルト東部。もともと何故今年大幅に作付けが遅れたのか?その主な原因は中西部中東部の「降雨過多」であった。しかし上記数字を見てもわかる通り、インディアナ・オハイオ・イリノイ・ミズーリ。。ほんの1ヶ月の間に環境は180度(共に作物にとっては悪い方へ)変わってしまい、今では降雨過多どころか、「極めてドライ」、である。ベルト西部も決して良い、とは言えないが、今年の東部と西部の差、という部分も今後注目していきたい。

さて、相場であるが、コーン・大豆共に派手な動きは続いている。ファンドのロングもコーン80,000コントラクト以上、大豆も55,000コントラクトに近い。今はこのポジション数値を気にして上げ下げするような環境でないことは感じているが、来週までの天候見通しや現クロップ状況等、強いものはこの2日で一先ず相場に入った。旺盛なファンド連中にも一服感があるのではないかと感じている。今週末にかけては一先ず小休止、即ち若干の調整を見、来週のホット&ドライ(?)の動向を探る展開を予想している。

天候故、この先の動向によって見方は勿論変わってくるものであるが、今年の場合、特に相場の山場は8月上旬(需給報告)ではないかとみている。それまでの一ヶ月タームで見れば、一端の調整を見た後、もう一段の上げを目指す。コーン12月限。今月頭の高値(250超え)をブレークし260台。大豆11月限では、560-570レベルまでは「現在の状況下で」想定している。下値はコーン12月限で235、大豆11月限520あたりか。

天候動向で今後は更なる大きな底上げも頭に入れておかねばならない。(A)

 

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)