(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 231 - 30 1/2 235 230 234 3/4 + 2 151243 473-
DEC 02 240 1/2 - 40 1/4 245 239 1/2 244 3/4 + 2 1/4 219877 2120+
MAR 03 246 - 45 3/4 250 3/4 245 1/2 250 1/2 + 2 1/4 37612 713+
MAY 03 249 1/2 - 49 1/4 254 249 253 3/4 + 2 1/2 8718 33+
JUL 03 252 - 51 3/4 256 251 1/2 255 3/4 + 2 1/4 14317 253+
SEP 03 245 1/2 248 1/2 245 1/4 247 + 0 1626 41+
            452817 2917+

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 02 572 1/2 - 71 1/2 577 570 575 1/4 - 2 1/4 39619 1663-
SEP 02 548 1/4 - 48 553 1/2 546 1/4 553 + 1 1/2 22328 1794+
NOV 02 532 - 31 538 529 1/2 537 + 2 1/2 110449 3321+
JAN 03 531 - 30 1/2 537 1/2 528 1/2 537 1/4 + 3 1/4 16771 117+
MAR 03 530 - 29 1/2 536 529 535 1/2 + 3 14160 1+
MAY 03 527 1/2 - 528 1/2 534 524 533 1/2 + 2 1/2 24612 722+
  235533 4673+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 18520 - 90 1980 +12 330 3/4 - 2 1/2 115.47 - 115.98
SEP 17740 - 60 1994 +16 340 - 2 3/4
OCT 17160 + 10 2005 +17 345 1/4 - 1 3/4
DEC 16980 +40 2029 +16 338 - 2

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

---数ある予報の中、強気な予報に注目が集まり買われる---

寄り付き時には期近の予報が若干弱気であったためにコーン、大豆ともに安値(2-3セントダウン)にて取引されたのだが、、その後午前中に出された様々な予報のうちでトレーダーが注目したのは強気な予報だった。午前中のうちには値を上げだしたマーケットは、週明けのクロップコンディションに対する強気な予想(コーンで1-5%悪化、大豆で1-3%悪化)も影響して次第に買いが旺盛になり、一時はファンドの売りが入って値を崩す場面も見られたものの、最終的には本日の高値圏、コーン・大豆共に2セント今日アップにて引けた。

米国株が下げていることや、台湾が20,000トンの大豆と15,000トンのコーンのコンビ・カーゴを買い付けたことという情報が入ったことなども本日の相場を支えたのだが、中国の大豆の買い付けに関して何の情報もないことは、大豆の相場の頭を抑えることとなった。

本日のファンドの動きは、コーン、大豆共に1,000コントラクトの買い越しと伝えられている。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ---来週の雨によりある程度の改善が予想される---

昨日中西部では東部アイオワと西部イリノイにて散発的な降雨を見た。雨量は0.25-1.25インチで、範囲はベルトの30%程度であった。今日から明日にかけてはベルトの東部にて降雨を見る。雨量は0.25-1.0で、所により2.0インチ。範囲はベルトの50%に及ぶ。来週初めに降る雨も雨量は同じぐらいで、範囲はベルトの65%に及ぶ。気温は高くなりそうで、80度台〜90度台で、特に西の方で暑くなる。
(6-10日後)中西部の気温は平年より若干低め、大抵の地域では季節相応の雨が降る。これは遅い時期に受粉を迎えるコーンのストレスを抑え、早い時期に着ザヤを迎える大豆にも恵みの雨となる。
(11-15日後)この時期の中西部の気温は平年より高くなる。また降雨に関してはベルトの南半分で平年並みの雨が降る。

(crop impact)
未だベルトの大部分で水分が不足している。クロップが最もストレスを受けているのはここ最近の気温が一番高かったネブラスカだと考えられる。イリノイとオハイオでもまたイールドの低下が見られているが、今週に入ってからはそんなに気温が高くなかったのでその分だけましである。現状で水分が不足していると考えられるのはベルトの1/3程度の地域である。今後5日間の間に降る雨によりクロップの状態が改善する地域はかなり多いと考えられる。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月25日〜7月29日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト N/B A
東部ベルト B N/A

明日の寄り付きでは弱気な材料として捉えられる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等

 

1) コミットメント・オブ・トレーダーズ

 

(単位 : コントラクト)

  オプションなし ⇔ 事前予想 オプション込み
大豆 ロング 52,498 ロング 60,400 ロング 45,018
大豆粕 ロング 32,796 ロング 36,300 ロング 32,271
大豆油 ロング 23,336 ロング 30,000 ロング 24,079
コーン ロング 76,053 ロング 83,200 ロング 48,569
小麦 ロング 27,414 ロング 34,700 ロング 31,632

コーンは多少強気。

 

2)農務省発表 キャトル・オン・フィード報告

(単位 : %)

  農務省発表 事前予想平均 事前予想幅
7月1日飼養頭数 96.0 94.9 94.1-97.0
6月中導入頭数 84.0 82.6 77.9-98.0
6月中マーケティング 97.0 98.3 97.7-102.0

多少強気の発表内容だった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日引け後に発表された6−10日天候予想は来週月曜日の相場には弱材料として働くものの、一方来週発表されるクロップコンディションではgood to excellentにおいて3〜5ポイントの劣化を予想しているものが多く、週末の天候確認が必要なものの現段階では来週月曜日のコーン市場はsteady to slightly higherのオープニングを予想する。天候要因以外に気になるファクターとして本日300ポイントも下げた株式市場、ドル高傾向、CRB Indexの上昇などがありいずれも穀物商品相場にとっては支持材料となる。本日確認されたコーンのファンドロングが意外にも予想を14000枚下回り76100枚と報告されておりファンドのロングは重くない。目先は12月限で235をサポートと置きいつ250レベルのレジスタンスを抜き去るのかを確認していきたい。ポジションとしてはファンド資金の穀物相場流入による相場の吹き上がりにいつでも対応できるロング体制で臨むことは言うまでもない。意見変わらず8月の農務省のレポート発表までは少なくとも強気で臨む。(H)

(大豆)

【今週の相場回顧】

6月下旬に、調整相場(11月限で470レベル)から一気に火がついて以来、チャート上では僅か20営業日ほどで3回のギャップをつけ、今週は11月限で530−540レンジ。月曜のギャップ形成後はこの高値位置におけるレンジ内取引に終始する事となった。月曜引け後にクロップコンディションの予想以上の悪化は見たものの、これまでの(引き続く天候懸念を背景にした)急進にエネルギーを使い果たした相場はそれ以上の上昇は達成できずに今週はレンジ内取引に終始する事となった。天候状況に大きな変化が見られたわけではないものの、やはりこれまでの急騰が大きすぎたことで相場もさすがにやや疲れたか。

【来週以降の展開】

−来週〜8月頭まで、取引レンジは10セント検討下げ得る
−その後、農務省の数字等を話題に、11月限は5ドル半ば ⇒ 5ドル後半へ

天候相場、ではあるものの、来週はどちらかというと気持ちは下値にある。今週の11月限のレンジが540-530であったとすれば来週は大雑把そのレンジを10セント落とすくらいの感覚でいる。即ち今週頭につけたギャップを埋めにかかるくらいの展開を予想している。「何故現状懸念材料ばかりの中敢えて下値レンジを予想するか」というと、やはりこれまでの上げ幅、これが余りにも大きかった部分が強い。「材料出尽くし」といえば語弊があるが、これまでの展開を振り返った場合、今後同様の流れの継続は今の市場へは新鮮味がやや薄れてきている感がある(ように映る)。従い、今後暫くはもう少しの調整を見ながら次のステージへ映っていく、というのが今の見方である。

市場がその次のステージへ移るきっかけは、現状のドライ傾向・・というパターン以外に更にそれらをよりファンダメンタルズへ結び付け得るハッキリとした材料が必要になる。それが8月の需給報告に纏わる話題であると考える。それが近くなれば各方面でそれに対する予想数値やコメントなども市場へ出回り始め、現在の天候状態に振り回されている、といった雰囲気がまたガラッと変わってくることとなり、再び相場は活気付いてくるものと思っている。

こう書く根拠として、8月の数字は「かなり強い数字が出る」という大前提がある。現在のクロップコンディションの内容或いは各地でのフィールドサベイ等の報告からして現時点での農務省の示すトレンドイールド(39.7)が殆ど変化なし、というパターンは到底考え難い。逆に細かい数字を示す根拠もないが、少なくとも相場をもう一段押し上げるに値する数値が出る事を期待している。

過去の月足などを見ると良くわかるが、この4年程、大豆相場はほぼ4ドル後半が中心レンジである。1997年に9ドルという大相場を見た後、99年にかけて急激にその値位置を下げ、その後はほぼ450-500というレンジでの動きにとどまっている。
過去半年レンジのチャートで言う現在の急騰には大きな驚きを感じるものであるが、長期レンジで見てみれば現レベルはまだまだ若い。市場全体が安値相場にどっぷり使ってきただけに現在の動きにはついていけないところも確かにある。しかし、長期トレンドを占うに大きな指標でもある2002年産期末在庫も、既に200百万ブッシェルを下回る勢いでもあり、今回の大きな転換をきっかけに更なる相場の底上げに対して市場も準備が出来てきつつあるようにも映る。

暫くの調整を見た後は8月には更なるステップアップ。11月限は5ドル後半の相場になると見る。(A)

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)