(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月22日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけての大幅高値寄り付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 240 - 41 247 1/2 240 246 + 11 1/4 151295 52+
DEC 02 250 1/2 - 51 1/2 257 1/2 250 256 + 11 1/4 222911 3034+
MAR 03 267 1/2 - 65 262 1/4 255 1/2 260 + 9 1/2 38043 431+
MAY 03 258 1/2 - 59 265 258 1/2 263 1/4 + 9 1/2 8722 4+
JUL 03 260 3/4 - 61 266 1/4 260 3/4 265 1/4 + 9 1/2 14497 180+
SEP 03 250 - 52 254 250 251 1/2 + 4 1/2 1651 25+
            456617 3800+

 

 

 

大豆     --- ぎゃぷをつけての大幅高値寄り付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 02 587 1/4 - 87 1/2 598 585 593 3/4 + 18 1/2 36084 3535-
SEP 02 566 - 65 575 563 1/2 570 1/2 + 17 1/2 22483 155+
NOV 02 551 1/2 - 54 560 548 1/2 555 + 18 109549 900-
JAN 03 550 - 49 558 547 1/2 554 + 16 3/4 16822 51+
MAR 03 548 1/2 - 46 553 1/2 545 549 3/4 + 14 1/4 14649 489+
MAY 03 545 - 44 550 543 546 1/2 + 13 25564 952+
  233154 2379-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 19100 +580 AUG 2009 +29 SEP 339 3/4 + 9  115.47-116.56
SEP 18350 +610 SEP 2020 +26 DEC 348 3/4 + 8 3/4
OCT 17680 +520 OCT 2034 +29 MAR 353 3/4 + 8 3/4
DEC 17530 +550 DEC 2054 +25 MAY 344 + 6

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

週末の「酷暑」に市場もたまらず急騰

週末は中西部全般的に厳しい暑さに見舞われた。主要産地各地で気温は90度後半より100度以上をつけるなど、当初予報で見込まれた以上の大きな気温の上昇且つドライに、本日の相場は敏感に反応する事となった。

寄り付きは、コーンで5-7セント、大豆で12-16セントの高値寄りつき。本日も大きなギャップをつけることとなった。再び派手な寄付きとなったが、その後も相場が沈む事はなく更に値を上げる展開となる。正午頃まで確実にそのレベルを上げ本日の高値圏を形成した後は、多少の売り商いに値を削る事となり、引けにかけてやや値を戻す事とはなったが、結局本日は寄付きレベルが最安値圏、終日しっかりとした展開となった。

−先週金曜日引けご発表のコミットメントオブトレーダーズもコーン・大豆ともにややロングが少なかった事から本日の強材料の一つとなった。
−セッション中発表された週間輸出検証高。コーンは市場期待よりやや少なくネガティブ視されるも、大豆は逆にややサポーティぶな数字となった。
−台湾のMLFGによる56,000トンの米国産コーンテンダーが水曜に控えるというニュースもコーン相場の下支えとなる。
−本日も200ポイント以上下落したNY株式相場であるが、対照的に活況を呈している商品市場へはサポーティブに作用するという見方。

各商品軒並み約定高値をつけるなど、2000年12月以来の高値をつけるに至った。

 

本日のファンドの動き、コーンは8500コントラクト、大豆は2000コントラクトの買い越しであったと見られる。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

週末、中西部各地で予想以上の高温・ドライ ⇒ 本日の高騰へ繋がる

金曜 : 中西部中央部〜東部では84〜90度まで。ベルト西部では94-104度まで上昇。アイオワ中心部〜西部、ネブラスカ中・西部、サウスダコタ東部、カンザス北部、ミネソタ南西部、など予想以上の厳しい暑さとなった。
土曜 : 中西部中央部〜東部では88-98度まで。ベルト西部では99-107度まで上昇。サウスダコタでは110度を記録している。
日曜 : 中西部全域において92-104度。イリノイ・ウイスコンシン・インディアナ北部・アイオワ・ミズーリ北部など、各主要産地において90度後半まで気温が上昇する事となった。

【今週の予報】

(気温)

本日月曜、依然としてベルト中〜東部にかけて厚さは残る。一方ベルト西部地域は週末のレベルからややクールダウン。ミシシッピ川以東については最高気温は90-99度、同以西については86-93度というのが本日の見込みとなっている。明日火曜にはベルトのほぼ全域で気温は下がる。が、例外地区はイリノイ南部・インディアナ南部・オハイオ南部となっている。これらの地域では明日も90-99度までの高温を見るとされている。その他の地域においては最高気温も軒並み80度台後半あたりまで下がるといわれる。その後水曜〜土曜にかけてはベルトほぼ全般的に気温は平年並み。即ち最高気温は83-93度レンジとなる。

只、今週末27−28〜来週前半にかけて再び気温は上昇する。最高気温は80度後半〜90度後半まで。主にベルトの西部・南部がその暑さの中心となると見られている。

(降雨)

本日から明日、木曜遅くより金曜にかけて、日曜〜来週月曜、と今後来週にかけては3度中西部の降雨予報がある。が、いずれもまとまった雨にはなりそうにない。因みにこの雨の恩恵を受ける地域はベルトの約40%で雨量は0.5-2.0インチまで。中心は北部エリア(国道80号を境に北に位置する地域が中心)であるといわれている。

【過去1週間の中西部地域における雨量】

7月14日〜7月21日(日)まで過去1週間の降雨量について。

ベルト西部地域

過去1週間で0.5インチ以上の降雨を見た地域は僅か15%。その中でも1.0インチ以上の降雨となったのは5-10%に限られた。

ベルト東部地域

過去一週間で0.5インチ以上の降雨を見た地域は20%前後。1.0インチ以上の降雨を見た地域はその中の約10%に限られた。

このように中西部全域の80−90%の地域においては、めぼしい降雨も見ることがなく、ただひたすらドライと厳しい高温によってストレスを蓄積し続けてきた、ということが言える。今後の降雨予報も非常に乏しい内容となっていることから、来週のホットが現実のものとなれば、更なる深刻な状況に作物(特にコーン)は追いやられるものと見ている。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月28日〜8月1日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト A A/N
東部ベルト A A

気温が高く強い材料ではあるが、織り込まれた部分もある事、又降水量が平年以上と期待されることもあり明日への影響としては中立からややサポーティブか。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  7月18日の週 7月11日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 887.8 958.4 1,026.5 41,050.4 40,314.6
大豆 258.3 316.7 301.6 27,481.8 25,939.6
小麦 396.9 538.8 475.3 2,917.8 2,973.7

内容的はコーンはややネガティブ、大豆はややサポーティブ。

 

 

2) USDA発表週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

冬小麦収穫 今週 先週 昨年同期 平均
  86 84 82 82

 

春小麦発芽 今週 先週 昨年同期 平均
  92 80 94 91

 

マイロ発芽率(11州) 今週 先週 昨年同期 平均
  35 30 43 36

 

≪大豆主要7州の開花進捗状況≫

  7/21現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 86 74 54 72
イリノイ 54 29 77 66
ミネソタ 73 50 49 62
インディアナ 37 22 77 68
ネブラスカ 72 50 56 62
オハイオ 43 19 67 68
ミズーリ 40 19 38 48
18州平均 59 39 59 60

インディアナ・オハイオなどベルト中部以東が引き続き進捗の足を引っ張っている。

≪大豆着鞘進捗率≫

着鞘 7/21 7/14 2001 平均
  16 6 19 18


≪コーン主要7州のシルキング状況≫

  7/21現在 先週 昨年同期 平均
イリノイ 59 29 83 68
インディアナ 28 9 81 62
アイオワ 62 25 30 45
ミネソタ 61 8 16 47
ウィスコンシン 11 3 8 25
ネブラスカ 63 31 59 55
オハイオ 20 4 38 39
18州平均 51 24 52 53

全体としてのペースは回復してきているが、見ての通りインディアナ・オハイオの数字は特に低い。

《コーン:ドウステージ》

今週よりの発表開始。主要18州平均として、

ドウステージ 7/21 7/14 2001 平均
 

7

3

10

8

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 5 (2) 10 (9) 26 (28) 45 (47) 14 (14)
イリノイ 7 (5) 17 (15) 41 (37) 32 (37) 3 (6)
ネブラスカ 17 (9) 17 (16) 35 (34) 25 (33) 6 (8)
ミネソタ 4 (1) 10 (8) 27 (29) 47 (50) 12 (12)
インディアナ 9 (4) 18 (11) 37 (37) 32 (42) 4 (6)
オハイオ 15 (6) 26 (16) 38 (40) 20 (34) 1 (4)
ウイスコンシン 5 (2) 11 (6) 31 (21) 42 (50) 11 (21)
主要18州平均 9 (5) 16 (13) 33 (33) 35 (40) 7 (9)
18州平均(昨年) 3 (2) 9 (7) 29 (26) 45 (50) 14 (15)

この3週間、「良い・非常に良い」の合計ポイントは、-5、-4、-7、と3週間で16ポイントの悪化を見ている。主要産地で見ると、アイオワ・ミネソタの北西部主要州での減少は軽微だったものの、東部産地のインディアナでは12ポイント、オハイオで17ポイントダウンの他、ホットドライの影響を強く受けたネブラスカで10ポイント、サウスダコタでは18ポイントのダウンと先週末までの天候の影響はそのまま本日の数字に表れる事となった。

明日の強材料となる。

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 4 (2) 9 (7) 27 (26) 46 (52) 14 (13)
イリノイ 6 (3) 16 (14) 43 (41) 32 (36) 3 (6)
ミネソタ 3 (2) 9 (6) 29 (28) 48 (53) 11 (11)
インディアナ 7 (3) 17 (11) 37 (35) 35 (47) 4 (4)
ネブラスカ 18 (9) 31 (26) 35 (41) 14 (22) 2 (2)
オハイオ 11 (7) 24 (15) 41 (39) 22 (34) 2 (5)
ミズーリ 8 (5) 18 (14) 43 (44) 27 (33) 4 (4)
主要18州平均 7 (4) 15 (12) 35 (34) 36 (42) 7 (8)
18州平均(昨年) 3 (2) 9 (9) 33 (32) 45 (47) 10 (10)

大豆についても明日の寄り付きを多少サポートする内容。良い・非常に良いの合計平均は先週の50ポイントから43ポイントと、7ポイント悪化している。この3週間で、-4、-2、-7、と13ポイントの悪化。特にベルト東部インディアナ・オハイオではそれぞれ12、15ポイントの悪化。更にはウイスコンシン、ミシガンでもそれぞれ18、16ポイントと大きくその数値を悪化させている。

明日への強材料となる。

 

【マイロ】 括弧内は先週

非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
11州平均 10 (7) 23 (18) 39 (39) 25 (31) 3 (5)
昨年 8 (6) 18 (16) 36 (33) 34 (40) 4 (5)

マイロも良い・非常に良いの合計は先週比8ポイントのダウンとなっている。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ギャップオープンにより先週末に予想した12月限で目先のレジスタンスレベルである250をあっさり突き抜け、かつ250が本日のLOWESTとなった。先週末の100度近くの気温が材料視されたかっこうだが、クローズ後に発表されたクロップレーティングでもGOOD TO EXCELLENTが7ポイント下方修正され予想を上回る悪化が確認された。ファンドは今日一日で8500枚のネットロングを増加させたが今後も追加買い付けできるポジションにある。7月末を迎えた段階でのクロップレーティングの悪化は収量に大きく悪影響をあたえる事は間違いなく今後は8月の農務省レポートを控えた強気の生産予想・期末在庫予想が各コミッションハウスのアナリストから出てくるだろう。本日引け後のレーティングを見る限り、12月限で270〜275に向かって行く相場展開が更に現実味を持ち始めた。(H)

(大豆)

天候。先週金曜の予想をベースに今週の調整を見込んではいたが、週末の余りの酷暑に昨日日曜、昼の時点で本日の大幅高値は覚悟した。(とにかく暑かった)

引け後のレーティングでの7ポイントダウン。明日の寄り付きは再度高値が予想されるが、その後(今週の平年並みといわれる気温レベルと全く十分ではないものの多少の降雨も予想される中)若干のセットバックも期待もできない事はない。又今週末より来週にかけてのホット・ドライの再来も相場へインプットされており、その動向にも眼が離せない。

しかし、ここ数年市場全体が味わった事のない現在の悪いクロップ環境の中におけるこのホット&ドライの継続。雨もゼロではないが、この悪環境の中、少々の降雨では話にならない。わずかここ3週間における4回もの大きなギャップ。マーケットの力強さを今まさに感じているところである。一部の情報では、本日のレーティングをベースにすれば新穀のイールドは36前後・・などというコメントも出始めている。仮に今後の天候に回復を見ることがあってもファンダメンタルズは今後確実に悪化する。既に11月限560レベルに到達した相場であるが、一旦のセットバックを8月にかけてみる事があるとしても、6ドルは至近距離。アップダウンは見ながらも、確実にそのレベルへ相場は向かう事となろう。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)