(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月25日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄り付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 246 - 45 1/2 246 241 244 1/4 - 5 152521 746-
DEC 02 255 1/4 - 56 1/2 256 1/2 250 1/2 254 1/4 - 5 241935 7098+
MAR 03 259 1/2 - 59 260 1/2 255 1/4 258 3/4 - 5 1/4 40530 756+
MAY 03 263 - 62 1/2 263 1/4 259 1/2 261 1/2 - 5  9551 21-
JUL 03 265 265 261 3/4 264 - 4 1/4 15863 576+
SEP 03 250 252 1/2 250 252 - 1 2098 94+
            480390 7022 +

 

 

 

大豆     --- 安値より付き大幅安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 02 572 - 75 575 563 576 3/4 - 16 1/4 26714 4475-
SEP 02 545 1/2 - 44 550 537 1/4 542 3/4 - 17 1/4 24981 1971+
NOV 02 529 - 31 534 1/2 519 524 3/4 - 19 1/4 113838 1992+
JAN 03 530 - 31 534 1/2 520 1/2 525 3/4 - 17 3/4 17433 341-
MAR 03 533 - 32 543 520 1/2 525 1/4 - 16 15491 100+
MAY 03 529 - 30 531 520 524 -14 3/4 28657 390+
  235810 230-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 18230 -550 AUG 1949 -24 SEP 335 - 1 116.45 - 116.86
SEP 17480 -540 SEP 1960 -26 DEC 343 3/4 - 1 3/4
OCT 16840 -600 OCT 1973 -24 MAR 349 1/4 - 2 1/4
DEC 16710 -620 DEC 1999 -22 MAY 339 - 3 1/2

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

天候パターンの大きな変化に対してマーケットは大きく反応した。コーンと大豆の反応の仕方の違いが、クロップにとって重要なのが「今までの天候」なのか「今後の天候」なのかを良く表している。

大豆  ---ギャップを埋めてさらに下げる---

今週は毎日前日の逆を行く相場展開。昨日の買われ過ぎ感と、市場最高に近いネットロングを抱えているファンドが売り材料を探していたところへ昨夜の西部での雨と来週にかけての予想以上の雨予報。十分すぎる材料だった。寄り付きから二桁の下げ。さらにブラジルレアル、USドルが弱いことが追い討ちをかけてファンドがさらなる売りを展開。昼前にもう一段の下げを見た。結局、11限で19.25セントの大幅安、この引け値は10日間移動平均線を下回ることとなった。

コーン  ---天候による下げ、プラス大豆に引っ張られる---

大豆と同じく、昨日の買われ過ぎ感に加えて弱気な天候材料により下げる。大豆とは違いクロップにとって重要な時期は終了に向かっていくとの考えから、大豆ほどの下げは見なかったものの、昨日の上げた分をあっさりと戻してしまった。朝発表された週間輸出成約高の内容、韓国が金曜日に産地オプションの食品用NON GMO コーンの入札を控えていることなどはマーケットをサポートする材料となった。3-4セント安での寄り付きに対して引けは5セント安。

本日のファンドの動き、コーンは4000コントラクト、大豆は10,000コントラクトの買い越しであったと見られる。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

(TOPICS)
---6月の半ば以降、中西部は記録的な乾燥状態にある。地域によってはなんと6/15から一滴も雨が降っていないところさえある。この乾燥は、アメリカ北部にある気圧の存在が原因であり、これにより雲の発達は妨げられ、メキシコガルフからの湿気の流入も妨げられている。しかしながら、一ヶ月半続いたこの天候パターンが今まさに変わりつつあり、米国南部より中西部に移動しつつある湿度の高い気圧によりしばらくは雲の発生が活発になると予想される。これにより降水量は増え、土壌水分の蒸発は防がれるだろう。---

(昨日)
昨日の最高気温はベルトの大部分で70度台後半から80度台後半であった。ベルトの西端では例外で、サウスダコタの東部、ネブラスカの東部では90度台に上った。降雨に関しては昨日は目立ったものはなかったが、西部ベルトは例外で、夜中中雷雨が吹き荒れた。ミネソタの中央部・南部とアイオワの西部・中央部でも多少雨が見られ、雨量は0.25-1.0、所により2.0インチ程度であった。

(来週にかけて)
今日から来週水曜日にかけて、ベルトの各地で降雨を見る。特に土曜の夜から月曜の夜にかけては雷雨が発生しやすい状況になる。来週の半ばまでにはベルトの60-65%の地域において0.5インチ以上の降雨を見る。40%の地域では1インチ以上降り、所によっては3-4インチに達する。今週末、気温は高くなりそうで、80度台後半から100度台前半が予想される。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(7月18日の週)  (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 772.7 300.5 47,088.9 47,855.9 5,402.4 1,353.9
大豆

131.0

297.2 29,916.5 27,735.2 1,979.0 1,445.5
小麦 560.2 0.0 6,157.5 6,284.9 3,356.0 0.0
大豆粕 59.6 8.7 6,493.4 6,228.2 573.0 344.7
大豆油 17.7 0.1 782.1 318.6 46.9 12.2

コーン、大豆共に多少強気な数字。

2) 週間輸出高 (7月18日の週) (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,087.2 933.3 41,686.5 39,921.8 48,900
大豆 352.1 380.3 27,937.5 25,828.7 28,440
小麦 454.8 560.3 2,801.5 2,598.4 24,490
大豆粕 139.3 148.5 5,920.4 5,568.3 7,030
大豆油 29.1 8.2 735.2 307.0 1,040

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

本日も市場は大豆中心に大荒れとなった。昨夜の降雨が西部ベルトで予想を上回ったことや今夜も中北部に降雨の可能性が高いこと、更には土曜から来週月曜日にかけて約65%程度の降雨が期待できるとの報に大豆は売り一色となり午後にはシカゴ周辺でも小雨がパラつき、売り圧力は更に高まりを見せた。大豆はファンドのロングが昨日現在で57,000コントラクトありこれは96年1月につけた59,340コントラクトのネットロングに迫るもの。本日ファンドは大豆10,000コントラクト手仕舞ったが、明日もファンドのフォロースルー売りから軟調に推移することが考えられる。その背景には、天候パターンが8月以降変化しcooler/wetterとなって大豆の鞘付き・鞘入れ期には有効で大豆の作柄が急速に改善することの期待がある。6月中旬より約45日間続いたホット&ドライ気味の天候サイクルが8月より変化するとの見方で、これまで北部に居座った高気圧により南部ガルフの降雨をもたらす湿った気団の中西部への進入を阻止してきたが今後はこの北部の高気圧が弱まりをみせ、南部の湿った気団がより中西部に進入しやすくなることで雲・降雨の発生を促進する。また、雲の発生により降雨はもとより日射をさえぎり且つ土壌水分の蒸発をおさえ天候パターンはcool/wetになるとの予想。本日のシカゴ周辺の天候もこれを裏つけるようなどんよりとした天候となり心理的にネガティブとなった。大豆については今後の天候次第といえる。(H)

コーンは本日急落した大豆に影響を受けた。上記の天候予想からファンド売り・実需買いのトレードが続いたがファンドは約4000コントラクトロングを減らしたかっこう。ファンドのネットロングポジションは約86,500コントラクトとみられ、大豆とは異なり95年6月につけた最大のネットロング141,760コントラクトに比べればまだ軽め。しかし、目先の天候予想・天候パターンの修正などの報により終始売り圧力を受けたが12月限の250は何とかサポートされた。市場で言われる8月以降の天候パターンの変化が実現したとしても、ここまでのホット&ドライ天候によりすでに受粉が開始している地域での収量減は避けられない。今年の7月22日のクロップレーティングではgood/excellentが42まで落ちており直近では93年7月25日の49を下回り、88年7月24日の20を上回るレーティング。両年の農務省より発表されたコーンの最終収量は88年84.6bu/acre, 93年100.7bu/acreとなっている。トレンドイールドラインを加味しても現在のクロップコンディションが大幅に改善しない限りは8月以降の農務省の生産予想において収量の下方修正は必至とみる。コーンと大豆は切り離して考える必要あり、コーンは今後の天候要因や大豆相場のつられ安場面では絶好の買い場と考える。明日、12月限で250がブレイクされるかどうかを注目したい。 (H)

 

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)