(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月26日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
SEP 02  245 3/4 - 45 1/4  245 3/4  241 1/2  243  - 1 1/4  150876  1645- 
DEC 02  254 1/2 - 55 1/2  255 3/4  251 1/2  252 3/4  - 1 1/2  241563  372- 
MAR 03  259 1/2 - 25 1/2  260 1/4  256 3/4  258  - 3/4  41482  952+ 
MAY 03  262 1/2  263 1/4  260 1/4  261 1/4  - 1/4  9729  178+ 
JUL 03  264 - 64 1/2  265  262 1/2  264  + 0?  16481  618+ 
SEP 03  252  252 1/2   250 1/4  251 3/4   - 1/4  2328  230+ 
            480143  247- 

 

 

 

大豆     --- やや高値より付き大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
AUG 02  570  570 1/2  550  550 3/4  - 17  25880  834- 
SEP 02  544 1/2 - 45  548  531 1/2  532 1/2  - 10 1/4  25212  231+ 
NOV 02  526 1/2 - 25 1/2  529 1/2  514 1/2  515 1/4  - 9 1/2  109206  4632- 
JAN 03  527 - 26 1/2  530  517  518  - 7 3/4  17410  23- 
MAR 03  528  530  518  518 3/4  - 6 1/2  15380  111- 
MAY 03  523 1/2 - 26  528 1/2  519  519 1/2  - 4 1/2  27541  1116- 
            229551  6259- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  17730  -500  AUG  1930  -19  SEP  335  + 0?  117.29 - 119.01 
SEP  17180  -300  SEP  1944  -16  DEC  344  + 1/4   
OCT  16500  -340  OCT  1953  -20  MAR  350 1/4  + 1?   
DEC  16360  -350  DEC  1981  -18  MAY  340   + 1   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆  ---セッション中に出された弱気な天気予報が午前中の強気ムードを一掃--- 

多少強気な搾油報告や、仕向け地不明の315,000トンの売り成約をUSDAが発表するなどの需要面での材料とインドの天候が依然として厳しい状況にあるという供給面の材料などを背景にに寄り付きは1-2セントの高値であったのだが、その後昼前にNWSが出した6-10DAYSの予報において雨が思ったより多いと確認されるや否や、商業筋を中心に売り注文が殺到し、一気に10セント近く下げることとなった。
 週末を前にして大きなロングポジションを残したくないという意識が働いたのと、期近8月に関しては1ST NOTICE DAYを前にしてリクイデーションタイプの売りが入ったためより一層下げた。新穀も期近につられて下げ、結局期近で17セント、新穀で9セント半下げて引けた。
 また、中国がマーケットに復帰するニュースが依然として入ってこないこともネガティブな材料として捉えられた。 

コーン  ---もはや多少の予報の変化にはあまり反応せず、しかし大豆につられる--- 

動きに乏しい相場展開。中国メイズを52500トン買い付けたなどのニュースを背景にしてやや高値で寄り付いたが、大豆とは違い「既にロスしたイールドを回復するのは難しい」との考えからセッション中の予報の変化にもあまり反応せず。セッション後半には大豆や大豆粕につられて多少値を下げるも、3セント弱下げた場面で下値は支えられた。月曜に発表されるクロップコンディションは先週と変わらないだろうという予想がマーケットに対してネガティブにはたらく中、いくつかのクロップツアーがスタートし、彼らのレポートによると思ったよりコンディションが悪いという噂が流れ、引け前には下値をサポートすることとなった。 

 

本日のファンドの動き、コーンは500コントラクトの買い越し、大豆は7,000コントラクトの売り越しであったと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ---週末を越えた後、ストレスを受け続ける地域は限られる---

昨日の気温に関してはベルト全体を通じて80度台であったが、南端と西端においては90度台の初めから半ばにまで上がった。雨は各地で降ったが、最も激しかったのはネブラスカの中央部・東部とアイオワの西部・南部、そしてイリノイの中央部であった。 

中西部では今週末に散発的な降雨を見るが、月曜には止む。雨量は0.25-1.5で、所により3.0インチ、範囲はベルトの70%に及ぶ。この雨により中西部各地で土壌水分の改善を見る。これによって大豆のイールドロスは食い止められることになるが、コーンにとっては「時既に遅し」の感がある。 

(6-10日後)
気温は大抵の地域で平年以上。雨量は北部3分の1の地域では平年並みだが、他の地域では平年以下。南部においてこの週末を終えてまだ乾燥気味の地域があるが、そのようなところではクロップがストレスを受ける可能性が高い。 

(11-15日後)
気温は大抵の地域で平年以上。ベルトの4分の1の地域でのみ平年並みの雨が降る。鞘付のこの時期、大豆は天候に影響を受けやすいので雨の降らない地域ではストレスを受ける。 

(crop impact)
来週月曜までに降る雨によりベルトの多くの地域で土壌の状態が改善するが、およそ20%の地域では作物にストレスを与える状態が続く。 

 

中国  

天候は問題なく、大豆の生育は現在順調である。 

 

インド 

現在のHOT&DRYの天候はあとすくなくとも3-5日は続く。モンスーンは現在とても弱まっており、落花生・大豆の地域では作物への影響が懸念される。 

 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月1日〜8月4日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  A  N/A 
東部ベルト  A  N 

ニュートラルか、ややネガティブ 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等

1) コミットメント・オブ・トレーダーズ 

 

(単位 : コントラクト) 

  オプションなし  ⇔ 事前予想  オプション込み 
大豆  ロング 51,071  ロング 53,500  ロング 44,800 
大豆粕  ロング 32,064  ロング 29,600  ロング 27,262 
大豆油  ロング 29,260  ロング 23,300  ロング 31,351 
コーン  ロング 88,382  ロング 83,600  ロング 60,175 
小麦  ロング 25,576  ロング 24,400  ロング 28,988 

内容はコーン、大豆ともにニュートラル 

 

1) センサス月間搾油報告 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  6月 (2002年)  5月 (2002年)  6月 (2001年) 
搾油量  4,042,535  4,218,546  3,839,855 
粕生産量  2,974,130  3,106,561  2,844,374 
粕在庫  291,920  175,771  301,340 
皮生産量  224,184  237,639  206,736 
皮在庫  48,975  36,942  42,462 
粕・皮在庫  340,895  212,713  343,802 
油生産量  1,508,056  1,573,983  1,449,214 
油工場・倉庫在庫計  2,615,696  2,943,105  2,573,180 
工場在庫  2,032,341  2,646,895  2,366,320 

内容としては多少強気。 

 

本日のトーメンの意見

 

【今週の相場回顧】

(コーン) 先週の12月限で言う240割れ〜245というレンジ取引の後、今週は週末のホット&ドライを非常に強い材料として一気に(レンジ幅として)5セントのギャップをつけての250-260レンジでの取引となった。アップダウンは大きかったが、形として250というラインが相場をサポートする事となる。又月曜引け後のクロップコンディション(good/excellent)が7ポイント下げ42ポイントとなったことも下値を支える事に大きく寄与したということが言えよう。 

(ダイズ) 先週一週間11月限は概ね530−540というレンジ内取引に終始したものの、今週の場合コーンの動きとは様相が異なることとなった。月曜こそコーンと同様大きくギャップをつけ高値スタートとなるも、その後悪化したクロップコンディションを横目に相場は非常に大きなセットバックを迎え、2週間内に形成した2つの大きなギャップも火曜から木曜までの4日間できれいに埋める事となった。月曜の高値から本日の安値まで5日間で実に45セントも動く事となった。 

コーンと大豆の動き、何がそんなに違ったのか?やはり受粉期真っ盛りのコーンと8月クロップである大豆の違いか。例年になく激しい動きを展開する天候相場の中でここまで上げてきただけに、多少の天候パターンの変化とやっとの雨に、市場参加者の手口もその分だけ(特に大豆へは)反応する結果となった。 

【来週の展望として】 

来週後半よりいよいよ8月に突入する。「天候推移」 この材料は無論、毎日の相場の行方を作用する大きな材料となってくる。それに加え、来週以降はいよいよ各社・各機関の作柄実地調査に関するニュース等もマーケットに飛び込んでくるはずだ。これまでの「ホット&ドライ」一辺倒のニュースにその不安感から相場が吹く、或いは戻す・・・といった動きから、8月の農務省発表を前にした作柄に関するより具体的な情報が新たに入ってくることになる。 

相場の流れとしては、調整期間はもう暫く続くと見ている。 

コーンについては、イールド減に対する警戒感がより大きい。市場では135.8という7月の農務省発表数値から5-10ブッシェルは8月の段階で下がると見られているが、未だ具体的なニュースとしては市場へ出てきてはいない。これらが実際に入り出すまで、天候次第ではありながらも、現値位置を基本的な中心レンジとした動きを予想している。大豆で今週見られたような派手なセットバックは期待できず、従い250(12月限)を若干割る事があっても245までのギャップを埋めるまでは出来ず。現値位置から下値は抑える方針で臨みたいところ。 

大豆は、予想を上回るセットバックに驚いているが、ここで相場が終わる事はない。只、これまで描いてきた推定チャートの形は修正する必要があると感じている。来週も引き続きセットバックが続く可能性はある。もう10−15セント下も覚悟する必要はあり。(但し5ドル割れは頭にないが)。 その後はコーンが特にそうであるように8月12日に農務省発表へ向けて、次第に相場は盛り返す事となる。大豆のイールドは今後改善する余地を残している事は事実。今後の天候推移次第ではその程度も予想以上となるかも知れない。しかし、8月の農務省発表で.39.7という数値は下方修正必至であり、旧穀のタイト感+新穀生産量の減少は、間違いなく新穀の期末在庫数値にインパクトを与える事となる。7月の時点でさえ8%そこそこの在庫率は、この8月6%台に落ちる事も大いにあり得る。あくまでも仮定にしか過ぎないが、セットバックがもう少し続くとしても、中長期的指標としての大きなファンダメンタルズ(この期末在庫)は極めて強い材料であることを念頭に置いた上で、今後の上昇相場に備えたいところ。 

まだ相場は終わっておらず、今後再び6ドルへ向かう事となる。 (A) 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)