(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年7月29日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
SEP 02  236 - 33  236  230 1/4  231  - 12  148330  2548- 
DEC 02  242 - 41  244  239 1/2  240 1/4  - 12 1/2  244269  2706+ 
MAR 03  247 1/2 - 49 1/2  250  245 3/4  246 3/4  - 11 1/4  41416  66- 
MAY 03  255 - 54  255  250 1/4  251 1/4  - 10  9873  144+ 
JUL 03  258 1/2 - 58  258 1/2  253 1/2  254 1/4  - 9 3/4  16842  361+ 
SEP 03  249  249   246  246 1/2   - 5 1/4  2258  70- 
            481124  979+ 

 

 

 

大豆     --- 大幅安値寄り付き大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
AUG 02  532 - 36  541  532  534 3/4  - 16  19583  6297- 
SEP 02  514 1/2 - 14  525  514  519 1/2  - 13  27169  1957+ 
NOV 02  503 - 500  509  500  503  - 12 1/4  104344  4832- 
JAN 03  504 - 03  512  503  505 3/4  - 12 1/4  17433  23+ 
MAR 03  503  514  507  509  -? 9 34  15406  116+ 
MAY 03  507 1/2 - 07  513 1/2  508  510 1/4  -? 9 1/4  27399  142- 
            220218  9210- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  17120  -610  AUG  1919  -11  SEP  326 1/2  - 8 1/2  119.45 - 119.95 
SEP  16640  -540  SEP  1929  -15  DEC  336 1/4  - 7 3/4   
OCT  16070  -430  OCT  1940  -13  MAR  342 1/4  - 8   
DEC  15920  -440  DEC  1964  -17  MAY  334 1/2   - 5 1/2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

---コーン、大豆共に期近の天候に反応、大量のファンド売りにより下げる---

大豆   

期近の天候に反応して下げる。引け後に発表予定のクロッププログレスに対する改善期待も売りに拍車を掛けた。週末の雨は決して予想外のものではなかったし、中西部全域をカバーしたわけでもなかったが、本日を含めて75%という範囲は、ファンド勢に現在史上最大に近いロングを手放すきっかけを十分に与えた。それに拍車をかけたのが
@中国が輸出マーケットに復帰するのではという噂
A期近の弱さが他の限月にも影響したこと
などのネガティブな材料であった。引け際に多少商業筋の買いが入って値を上げたものの、ほぼ本日の安値圏、新穀で12.25セント安にて引けた。 

 

コーン   

週末に十分な雨が降ったことを確認してEUREXが下げたのを受けて、ギャップをつけて安値での寄り付き、しかも5日前につけたギャップを埋めた。コーンのフィールドで既に発生したイールドロスはもう取り返せないのだが受粉の最終段階にある畑で発生するかもしれなかったロスを抑えることができたとの見方から売りが入った。少なくとも週が空けて先週時点よりはマーケットのクロップコンディションに対する見方は良化している。また、ファンドが大量のロングを抱えている中、リクイデーションタイプの売りもかなり見られた。それに加えてアルゼンチンが輸出マーケットに対して積極的にオファーを出してきているという報告もファンド勢の売りに拍車をかけ、終わって見ると約12セントの大幅安。 

 

本日のファンドの動き、コーンは13,000コントラクトの買い越し、大豆は7,500コントラクトの売り越しであったと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ---各地で土壌水分回復、しかし南部では引き続き乾燥懸念---

週末は、アイオワ、北部ミズーリ、イリノイの中央部、東部ミシガンの各地域で降雨を見た。雨量は0.25-1.5、所により4.5インチ、範囲はベルトの65%に及んだ。雨雲は本日月曜日までベルトの東側に停滞するので、その範囲は、最終的にはベルトの75%に達する。最高気温は80度台半ばから100度台前半である。 

次に中西部で降雨を見るのは今週水曜から木曜にかけてで、雨量は0.25-0.75、所により1.5インチ、範囲はベルトの25%程度。 

(6-10日後)
気温は平年以上。雨量はベルトの北部と東部では平年並み、またベルトの南西部半分では平年以下である。 

(11-15日後)
気温は平年より高目で、ベルトの半分の地域では平年並みの雨が降る。南西部から北東部にかけては平年以下の雨量が予想される。また、南西部1/4の地域においてはHOT&DRYの天候が予想され、大豆にストレスを与えることになるだろう。 

(crop impact)
週末の雨により、ベルトの大抵の地域では水分の不足が解消された。クロップにとって恵みの雨となった訳だが、ことコーンに関して言うと、これまでの少雨によってロスしたイールドを取り戻すことはできないだろう。現在引き続き乾燥気味の地域は北東部・南部インディアナ、南西部ミシガン、北東部・南部イリノイ、中央部・南部ミズーリ、北西部アイオワ、南東部サウスダコタ、北部・中央部ネブラスカの各地域である。本日月曜日の雨はイリノイ、インディアナ、ミシガン、南部ミズーリのそれぞれ乾燥気味の地域に降雨をもたらす。また、今週後半の雨はベルト北部で乾燥気味の地域にとって恵みの雨となる。これにより、大抵の地域でクロップコンディションは改善される。今週クロップがストレスを受けそうな地域はベルト全体の10-15%に過ぎない。しかし南西部においては明日以降HOT&DRYのパターンが8月最初まで続く。 

 

インド 

引き続きモンスーンが弱まっているため乾燥状態が続く。インド政府によると1987以来の状況であるという。インドは年間の雨量のうち80%をモンスーンに頼っており、現時点で12の州が旱魃に直面しているという。 

 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月3日〜8月7日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  A  A 
東部ベルト  N/A  N/B 

ニュートラル。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  7月25日の週  7月18日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  858.9  887.8  1,118.8  41,705.0  41,433.3 
大豆  373.7  265.2  240.7  27,860.8  26,180.3 
小麦  396.9  396.9  332.5  3,314.8  3,306.2 

内容はコーンが弱気、大豆は強気であった。 

 

   

2) USDA発表週間クロップコンディション報告 

【引け後の発表】 (主要18州平均) 

冬小麦収穫  今週  先週  昨年同期  平均 
  88  86  87  87 

 

春小麦発芽  今週  先週  昨年同期  平均 
  97  92  98  97 

 

マイロ発芽率(11州)  今週  先週  昨年同期  平均 
  49  35  53  47 

 

≪大豆主要7州の開花進捗状況≫ 

  7/28現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  93  86  74  88 
イリノイ  75  54  89  83 
ミネソタ  91  73  74  85 
インディアナ  58  37  92  82 
ネブラスカ  88  72  76  80 
オハイオ  65  43  84  83 
ミズーリ  53  40  53  63 
18州平均  76  59  76  77 

 

≪大豆着鞘進捗率≫ 

  7/28現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  55  27  30  48 
イリノイ  25  11  51  38 
ミネソタ  38  13  12  26 
インディアナ  16  9  47  35 
ネブラスカ  40  16  23  25 
オハイオ  13  5  35  32 
ミズーリ  21  11  26  25 
18州平均  34  16  35  34 


≪コーン主要7州のシルキング状況≫ 

  7/28現在  先週  昨年同期  平均 
イリノイ  86  59  94  88 
インディアナ  66  28  97  81 
アイオワ  86  62  67  80 
ミネソタ  92  61  64  82 
ウィスコンシン  43  11  39  56 
ネブラスカ  79  63  81  82 
オハイオ  49  20  75  68 
18州平均  77  51  76  78 

 

《コーン主要7州のドウステージ》 

  7/28現在  先週  昨年同期  平均 
イリノイ  20  9  36  27 
インディアナ  7  2  24  19 
アイオワ  7  1  2  4 
ミネソタ  0  0  0  1 
ウィスコンシン  0  0  0  6 
ネブラスカ  23  8  15  10 
オハイオ  1  0  14  11 
18州平均  15  7  19  16 

 

《クロップコンディション》  (単位 : %) 

【コーン】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い   悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  3 (5)  9 (10)  23 (26)  50 (45)  15 (14) 
イリノイ  8 (7)  15 (17)  40 (41)  33 (32)  4 (3) 
ネブラスカ  18 (17)  17 (17)  31 (35)  28 (25)  6 (6) 
ミネソタ  3 (4)  12 (10)  25 (27)  49 (47)  11 (12) 
インディアナ  10 (9)  22 (18)  37 (37)  28 (32)  3 (4) 
オハイオ  22 (15)  30 (26)  32 (38)  15 (20)  1 (1) 
ウイスコンシン  5 (5)  16 (11)  29 (31)  37 (42)  13 (11) 
主要18州平均  10 (9)  17 (16)  31 (33)  35 (35)  7 (7) 
18州平均(昨年)  2 (3)  8 (9)  26 (29)  49 (45)  15 (14) 

全体では「非常に良い・良い」の数値は変化なし。地域別で見るとコロラド、インディアナ、カンザス、ケンタッキー、ミズーリ、オハイオ、テネシー、テキサス、ウィスコンシンにて悪化、逆にイリノイ、アイオワ、ミシガン、ノースダコタ、サウスダコタにて改善している。 

予想の範囲内にて明日の寄り付き時にはニュートラル。 

 

【大豆】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  3 (4)  8 (9)  22 (27)  51 (46)  16 (14) 
イリノイ  7 (6)  13 (16)  40 (43)  36 (32)  4 (3) 
ミネソタ  3 (3)  9 (9)  28 (29)  49 (48)  11 (11) 
インディアナ  8 (7)  19 (17)  38 (37)  31 (35)  4 (4) 
ネブラスカ  21 (18)  31 (31)  31 (35)  16 (14)  1 (2) 
オハイオ  16 (11)  28 (24)  37 (41)  17 (22)  2 (2) 
ミズーリ  10 (8)  22 (18)  42 (43)  23 (27)  3 (4) 
主要18州平均  7 (7)  15 (15)  33 (35)  38 (36)  7 (7) 
18州平均(昨年)  2 (3)  8 (9)  30 (33)  48 (45)  12 (10) 

全体としては「良い・非常に良い」の数値は2ポイント改善。また地域別で見るとイリノイ、アイオワ、ケンタッキー、ルイジアナ、ミシガン、ミシシッピ、ノースダコタ、サウスダコタでは改善したが反対にインディアナ、カンザス、ミズーリ、ネブラスカ、オハイオ、テネシーでは悪化した。 

予想の範囲内にて、明日のオープニング時には余りインパクトを与えない内容。 

 

本日のトーメンの意見

 

週末の中西部への降雨、予想の範囲内とはいえ実際「久方ぶりに」降雨らしき降雨を見ることとなった市場は、迷うことなく更なる売り浴びせを行なう事となる。その勢いに、先週の予想は月曜にして脆くも崩れる事となった。

今週の動き。コーン(12月限)でいう240、やや弱い材料とされる本日引け後の作柄報告もあり、240割れを再度トライする動きとなろう。暫くは本日ギャップを付けた下値レンジでの動きとなり、今後市場へ入ってくると思われる各社の作柄報告等のニュースに再び本日形成したギャップを埋めにかかる展開となる。今後2週間の内に再び12月限でいう250-260という先週の取引レンジをトライすると見る。 

大豆(11月限)については本日一気に500を付けるに至った。今後の展開、6月末につけたギャップを埋めにかかるが500を割れたところでは大きな抵抗が予想される。500ドル以下のレベルについては拾う方針で臨みたい。コーンと同様今後2週間内に再び5ドル半ばを目指す展開を予想。(A) 

 

 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)