(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年8月1日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 高値寄り付き、やや高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| SEP 02 | 254 - 52 1/2 | 255 3/4 | 245 | 249 1/4 | + 2? | 147000 | 2958+ |
| DEC 02 | 262 - 61 1/2 | 263 1/2 | 254 | 258 3/4 | + 2 1/4 | 244547 | 5398+ |
| MAR 03 | 266 3/4 - 67 | 270 | 259 | 263 1/4 | + 1 1/2 | 42341 | 777+ |
| MAY 03 | 269 3/4 - 69 1/2 | 272 1/2 | 263 | 267 | + 1 | 10725 | 293+ |
| JUL 03 | 270 1/2 - 71 1/2 | 273 1/2 | 267 | 269 | + 3/4 | 17420 | 717+ |
| SEP 03 | 259 | 259 | 254 | 255 | - 1/2 | 3295 | 654+ |
| 483924 | 11603+ |
大豆 --- 高値寄り付きやや高値引け ---
| ?? | OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG |
| AUG 02 | 578 | 587 | 558 | 568 1/2 | + 1? | 7162 | 3383- |
| SEP 02 | 546 - 65 | 575 1/2 | 550 | 558 3/4 | + 4 3/4 | 26753 | 534+ |
| NOV 02 | 546 1/2 - 45 | 556 1/2 | 532 | 541 1/2 | + 5 | 100306 | 133+ |
| JAN 03 | 545 1/2 - 45 | 555 1/2 | 532 | 541 | + 3 | 17604 | 291+ |
| MAR 03 | 546 - 44 | 553 | 530 | 541 1/4 | + 3 3/4 | 14696 | 142- |
| MAY 03 | 540 1/2 | 548 | 527 | 536 1/2 | + 1 3/4 | 27911 | 378+ |
| 203580 | 1930- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 18290 | +? 60 | AUG | 2031 | +10 | SEP | 334 3/4 | + 3/4 | 119.85 - 119.96 |
| SEP | 17860 | + 220 | SEP | 2036 | +12 | DEC | 345 1/4 | + 1 1/4 | |
| OCT | 17170 | + 220 | OCT | 2045 | +14 | MAR | 352 3/4 | + 2 3/4 | |
| DEC | 16900 | + 230 | DEC | 2063 | +17 | MAY | 344 | + 3 1/4 |
| 本日の相場の動き |
---変わらぬ強気な予報に強含み、その後予報の変化に敏感に感応し下げる---
大豆 : 昨日のフォロースルー、ナイトセッションの上げに同調して高値での寄り付き。そのまま徐々に値を上げていき、7/22に付けた上値を試しに行く展開。一時は11月限で20セントアップまで上げるも結局上値を抜くことはできず、逆に昼過ぎには来週の天候に関して何人かの予報家が弱気な発表を出したのと、明日のスパークスの発表に関しても弱気な内容になるという噂のもと売り込まれて値を戻す。
コーン : 昨日のフォロースルーにより高値での寄り付き。台湾が昨夜56,000トンのUS産コーンを買い付けたという報告と強い大豆のマーケットにサポートされ、徐々に値を上げ、8.5セントアップにて約定新安値をつける。しかしその後、午後になって何人かの予報家が中期の天気予報に関して弱気な発表を出すと、昨日、今日と買い過ぎ感を持っていたトレーダーは敏感に反応し、一転して売り注文が相次ぎ値を下げだす。明日のスパークスの発表が弱気なものになるのではとの噂もより売りを加速させた。農家売りが活発であったことも本日のマーケットに対してネガティブに作用した。
本日のファンドの動きは、コーンは3,500コントラクトの買い越し、大豆で3,000コントラクトの売り越しであったと見られる。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 ---昨日とあまり変わらず、しばらくHOT&DRY予報---
昨日はベルト全体を通してほとんど降雨を見ず、最高気温は80度台後半から100度台前半であった。本日(木曜日)は中西部北端にて多少の雨を見るが、雨量は0.10-0.50インチで、範囲はベルトの15%程度。この雨雲は週末にかけてベルトの北部1/3の地域に降雨をもたらす。雨量は0.25-1.0で、所により2.0インチ。範囲はベルトの35%程度。最高気温は80度台後半から100度台前半。来週まで続く暑さによりベルトの約半分の地域でクロップはストレスを受け始める。
(6-10日後)
気温は平年よりかなり高目。雨量は北部1/4の地域では平年並みだが他の地域では平年以下。暑さにより乾燥気味の地域においてクロップはストレスを受け、ベルトの約半分の地域においてイールドの低下を招く。
(11-15日後)
中西部の大抵の地域において気温は平年以上となる。また北半分の地域においては平年並みの降雨となる。
(crop impact)
ここ一週間降雨を見なかった地域においてクロップはストレスを受けている。北部・中部ネブラスカ、南東部サウスダコタ、東部ウィスコンシンの中央部、西部ミシガンの中央部、南部インディアナ、南部イリノイ、南部・中部ミズーリの各地域がそれに当たる。これは、ベルトの1/4以上の地域において受粉の後期にあるコーンと着鞘期の大豆の畑がイールドをロスする環境にあることを意味する。これ以外の地域では現在クロップの状態は安定しているが、来週を通じてベルトの2/3の地域でHOT&DRYの天候になるのでベルトの南部と東部でも注意が必要である。
インド
昨日は落花生の地域の15%、大豆の地域の40%に範囲において降雨を見た。更に続く雨により、大豆の地域は状態が安定するが、落花生に関しては引き続き乾燥気味の状態が続く。
中国
満州付近で降雨を見たが、華北平原では水分が不足気味である。しかし中国全体で見てクロップがストレスを受けやすい状態にあるのはその10%程度である。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月6日〜8月10日)】
*引け後の予報
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A | B/N |
| 東部ベルト | A | B |
明日の寄り付き時に多少強気な材料とされる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告(7月25日の週) (単位:千トン) |
【寄り付き前の発表】
| 週間成約高 | 輸出成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 688.9 | 174.2 | 47,777.8 | 48,178.6 | 5,025.7 | 1,528.1 |
| 大豆 | 114.2 |
378.5 | 30,030.6 | 27,965.7 | 1,763.9 | 1,824.0 |
| 小麦 | 288.4 | 0.0 | 6,445.9 | 6,737.9 | 3,248.8 | 0.0 |
| 大豆粕 | 34.0 | 14.3 | 6,527.4 | 6,374.3 | 543.0 | 359.0 |
| 大豆油 | 5.5 | 0.0 | 787.6 | 320.6 | 43.0 | 12.2 |
コーン、大豆共に弱気な発表内容。
| 2) 週間輸出高 (7月25日の週) (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA通年予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 1,065.6 | 1,087.2 | 42,752.1 | 41,067.3 | 48,900 |
| 大豆 | 329.2 | 352.1 | 28,266.7 | 26,066.6 | 28,440 |
| 小麦 | 395.6 | 454.8 | 3,197.1 | 2,864.3 | 24,490 |
| 大豆粕 | 64.0 | 139.3 | 5,984.4 | 5,612.5 | 7,030 |
| 大豆油 | 9.5 | 29.1 | 744.6 | 307.0 | 1,040 |
*本日、あるコミッションハウスが独自に行ったクロップサーベイツアーの報告が入ったので下記掲載いたします。
(ミシガン)
主な産地である南部の地域においては、ここ最近降った雨と灌漑設備が整っているため概してコンディションは良いと言える。例外は南東部にあるLenawee(Toledoの北西30-40マイル)近辺で、ここは去年ミシガンで最も生産量の多かった町である。この地では先週の雨は遅すぎた。極度の乾燥状態のためにクロップは受粉後半もしくは終了段階にも関わらず高さが腰から頭ぐらいの高さである。クロップはシルキングの後半からブリスターの初期段階にあり、ミルクステージに至っている畑は見当たらなかった。したがって受粉が成功したかどうかはっきりと言うことはできないが、おそらく上述の南東部を除いては順調であると思われる。大豆に関しては膝丈(22インチ)程度がほとんどであり、ある灌漑設備の整った畑では30インチに達しているところもあった。現在開花の後期から着鞘の初期段階にある。成長の遅さと成熟度の低さ故、もし8月の天候が良好でなければイールドの低下を招くと予想される。
(オハイオ)
オハイオは北西部の一部地域のみ調査した。経路はミシガンの北西部から入り、東に進んでToledo-Findlay-Limaという経路で周った。Fulton地区とWood地区にて集中的に観測を行った。上記ミシガンの南東部で見られたような乾燥状態はここオハイオ北西部でも見られたが、クロップの高さ、状態共に良好な畑もまた見られた。本日見た中で最も水分が不足している地域はFostoriaからFindlayにかけての地域であった。この地区では最近多少の降雨はあったかもしれないが、畑には大きくひびが入り、クロップは大きなストレスを受けている状態が見て取れた。今回観測したオハイオの北西部では肩から頭ぐらいの高さのクロップが一般的で、受粉は完了していた。たまに非常に成長の遅れている畑に出くわした。高さは均一ではなく、受粉が始まりさえしていない。このほうな畑では今後一ヶ月の天候がよっぽど良くなければ完全にクロップが死んでしまうだろう。大豆は膝丈かそれ以下の高さであった。大抵開花の後半であり、中には着鞘の初期のものもあった。
(明日西部オハイオとインディアナのレポートが発表される予定)
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
先週末から今週前半にかけてのあの大雨はなんだったのか!?と思わせるほど晴天・高温の天気が今週火曜日より続いている。今日も外にでるとふらっとするような暑さ。昨日のシカゴ周辺で摂氏36度、今日は35度程度となっている。家の芝生も水分不足にその大半が枯れてきた。日本も暑いようだがシカゴ周辺も熱気を再び取り戻しつつある。その熱気を象徴するような昨日、今日の相場展開。コーンも週初めには急落したが一気にロスを取り戻し本日コーン12月限は約定新高値の265-1/2をつけるに至った。6-10days予想でも気温がMuch Above Normal, 降雨がBelow Normalのホット&ドライ天候パターンとなっている。ファンドが出動しないわけがない。本日のファンドの買い越しは3500枚とみられ昨日と合わせ約11500枚増加、総ファンドのロングは92300枚となっている。本日セッション中に今まで高値で推移していたところ一機にマイナスサイドまで売られた場面があった。これは弱気な天候予想が出ると市場で噂が走った為、しかしこの動きは市場がいかに天候予想に敏感、更に言えば弱気なパターンに敏感となっていることを象徴しているものでそれだけファンド筋もロングを仕込みながらも高値警戒レベルに近づいてきている事を意識しだしていると言えるのではないか。相場は実際の作柄の悪化、収量の下方修正を先取りし、織り込みながら推移している。現在の作柄では収量は恐らく127〜128bu/acreを市場は徐々に織り込みしつつあるのではないか。そうとなれば当初の目標である270〜275センントの高値レベルでは一つの達成ポイントとして一旦はロングを手仕舞いしておきたいところ。ファンド筋のロングは歴史的にみてけして大きい数字とはい得ないが、大豆が一時よりそのロングポジションを減らしており、大豆からコーンへのファンドロングが移行してきているのは明らか。繰り返しになるが上値のターゲットは12月限で270〜275レベルとして近々そのレベルでは一旦はロングを手仕舞いしたい。その後このレベルより上昇相場となる場合は新たなとてつもない強材料が出てきた場合に限られ、そこでもう一度新たなロングを仕掛けてもまだ遅くはない。(H)
(ダイズ)
カレンダーも気づけば8月に変わった。あっという間の7月。6月下旬により火がついた天候相場、その余りにも大きな乱高下に目を回しているうちに、暦は早や8月である。
今週月曜のクロップコンディション報告において、着鞘の進捗度としては、比較的早い西部地域のアイオワで55%(平年48%)、ミネソタ38%(同26%)。その他主産地においてはイリノイが25%(同38%)、インディアナ16%(同35%)、オハイオ13%(同32%)などとなっていた。ホット&ドライが言われる来週には、大方アイオワでは80%、イリノイでも50%の着鞘が達成されると見られる。ダイズにとっては今後の天候がよりイールドに直接的な影響を与えることとなる。これまでも十分に天候材料は相場に織り込まれてきてはいるものの、例年以上に「大きなハンディを背負ったダイズ」にとって、この8月はもう一つの大きなヤマを作る月になることは間違いない。
これまでの動きを見てもお分かりのとおり、現在の相場は平気で10セント以上のギャップをつけるような乱高下を繰り返している。目先の天候が注目されているだけにその動きはは見づらいが、セットバックを見るにしても動き自体は大きなものになることを想定し、それなりの注文を入れることが肝要。
このまま先日つけた560(11月限)をブレークし6ドルを目指すとは思えず、一旦のセットバックを描いているところではあるが、相場のトレンドは勿論上。上述の通り、今年の8月相場はは6ドルを付けるという大仕事が残っている。(A)
【ご注意】
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)