(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年8月5日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄り付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
SEP 02  248 - 46 1/2  254 1/2  245 1/2  253 1/2  + 3/4  149499  226- 
DEC 02  257 - 56  264 3/4  255  263 3/4  + 3/4  260398  7570+ 
MAR 03  260 1/2 - 60  269  260  268  + 1  45028  1505+ 
MAY 03  264 1/2 - 64  271 3/4  264  270 3/4  + 3/4  11375  227+ 
JUL 03  266 1/2 - 66  272 3/4  265 1/2  272  + 1/4  17596  382+ 
SEP 03  253  256 1/2   253  256 1/2   - 1  3438  77+ 
            506473  9678+ 

 

 

 

大豆     --- 大幅安値寄り付き、安値引け ---

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
AUG 02  544  562  542 1/2  559 1/4  - 2  4938  976- 
SEP 02  536 - 35  553 1/2  535  549  - 6  26412  437- 
NOV 02  524 - 21  538 1/2  521  535  - 6 1/4  102646  1974- 
JAN 03  525 - 22  539  522  535 3/4  - 6 1/4  17764  175- 
MAR 03  526 - 24  539  524  534 1/2  - 5  14897  46+ 
MAY 03  520 - 19  535  519  534 1/4  - 3 1/2  27696  72- 
            128390  2680- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  18230  +50  AUG  1991  -39  SEP  338  + 1  118.86 - 119.67 
SEP  17730  -10  SEP  1995  -39  DEC  349 1/4  + 1 3/4   
OCT  17040  -90  OCT  2005  -38  MAR  355 1/4  + 1 1/2   
DEC  16850  -110  DEC  2026  -41  MAY  347 1/2   + 2 1/2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

---天候を材料に前半売られるも、ストップロスタイプのオーダーにより値を戻す---

コーン : 寄り付きはナイト・セッションの流れを受けて週末に実際に降った雨と中期の天気予報で気温がやや低くなったことを材料に売りが先行、さらに朝発表された輸出検証高もやや弱気な発表であったため安値にて取引される。しかし262セント(12月限)あたりにストップロスの買いオーダーが集中して入っており、セッションの途中からはファンド・商業筋共に買い手に回る場面が見られ、徐々に値を戻した。天気予報そのものは本日一日を通してさほど変わっていないのだが、週が明けてよりCOOLになった天候は、もはやコーンの収量に対してあまり影響を与えないのではという考え方が徐々に浸透していったこともマーケットに対してネガティブに働いた。引けてみると結局ナイトセッションで下げた分を完全に取り戻して金曜の引け値とほぼ同値にて取引を終了することとなる。また、午後発表されたクロップコンディションに関して、「良い・非常に良い」の数字が多少増えるのではという予想は、マーケットの上値を抑えることとなった。 

大豆 : 寄り付き時はコーンと同じく現在と今週の天候を材料に売られ、大幅安値での取引。大豆のマーケットはコーンのそれに比べて先の天候に対する考えがよりナーバスであったため、一日を通してファンド筋は売り手であった。昼前に商業筋の買いが活発になり値を戻すがその動きは限られたものであり、本日の高値圏とはいえ前日比安値のまま引けた。午後発表のクロップコンディションに関しては「変わらずかやや改善」という予想が大勢を占め、そのことは本日のマーケットに対してネガティブに働いた。 

本日のファンドの動きは、コーンは1,000コントラクトの買い越し、大豆で1,500コントラクトの売り越しであったと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

---中・長期予報がややCOOLに。
現在の雨により西部ではクロップの状態が安定。東部で乾燥懸念あるものの限定的---

週末は主にベルトの北西部1/4の地域で降雨を見た。雨量は0.25-1.25インチで、範囲はベルトの45%に及んだ。最高気温は北西部では低く、70度台。また南部では100度台前半にまで上がった。西部では今日、明日も雨が続き、その量は0.25-1.25インチ、ベルトの40%程度の範囲に及ぶ。土曜からの雨を合計するとベルトの約55%の地域で降雨を見ることとなる。次回雨が降るのは今週末で、雨量は0.25-1.25インチ、範囲はベルトの40%程度である。また最高気温は70度から90度。 

(6-10日後)
気温は平年並み。北部と東部1/3の地域にては平年並みの降雨を見るが、南部・西部においては降雨は平年以下。 

(11-15日後)
気温は大抵の地域において平年並みで、降雨は平年以下。 

(crop impact)
現在の天候パターンではベルト西部の多くの地域にて相当な量の降雨を見ることになる。しかし中央部・南部インディアナとオハイオ、中央部・南東部イリノイ、中央部・西部ミズーリの各地域では今週降雨を見ず、いくらかのストレスを受けることとなる。これらの地域を合わせるとベルトの1/3に相当するのだが、暑さはそう厳しくならないのでイールドのロスは限られる。 


インド : 降雨は増える傾向にあるが、まだまだ水分の不足は続く。 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月10日〜8月14日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  N  A 
東部ベルト  N  A/N 

明日の寄り付き時には弱材料となる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  7月25日の週  7月18日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  931.3  882.2  1,105.7  42,659.5  42,539.0 
大豆  373.4  391.8  303.8  28,252.3  26,484.1 
小麦  472.5  435.0  676.3  3,831.7  3,982.5 

 

 

   

2) USDA発表週間クロップコンディション報告 

【引け後の発表】 (主要18州平均) 

冬小麦収穫  今週  先週  昨年同期  平均 
  91  88  92  91 

 

春小麦収穫  今週  先週  昨年同期  平均 
  15    8  12 

 

≪大豆主要7州の開花進捗状況≫ 

  8/4現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  98  93  87  95 
イリノイ  88  75  94  92 
ミネソタ  96  91  90  95 
インディアナ  78  58  97  90 
ネブラスカ  95  88  89  91 
オハイオ  81  65  91  92 
ミズーリ  75  53  70  76 
18州平均  88  76  88  88 

 

≪大豆着鞘進捗率≫ 

  8/4現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  79  55  51  69 
イリノイ  49  25  69  60 
ミネソタ  57  38  34  50 
インディアナ  35  16  67  54 
ネブラスカ  59  40  46  48 
オハイオ  27  13  61  56 
ミズーリ  32  21  39  39 
18州平均  53  34  54  54 


≪コーン主要7州のシルキング状況≫ 

  8/4現在  先週  昨年同期  平均 
イリノイ  95  86  98  97 
インディアナ  87  66  100  93 
アイオワ  97  86  87  93 
ミネソタ  97  92  90  96 
ウィスコンシン  77  43  63  81 
ネブラスカ  93  79  93  94 
オハイオ  76  49  91  87 
18州平均  91  77  90  91 

 

《コーン主要7州のドウステージ》 

  8/4現在  先週  昨年同期  平均 
イリノイ  41  20  53  44 
インディアナ  18  7  47  37 
アイオワ  23  7  11  14 
ミネソタ  5  0  1  5 
ウィスコンシン  11  0  3  15 
ネブラスカ  46  23  36  26 
オハイオ  12  1  27  26 
18州平均  31  15  33  29 

 

《コーン主要7州デントステージ》 

  8/4現在  先週  昨年同期  平均 
イリノイ  8    12  10 
インディアナ  0    10  6 
アイオワ  2    0  0 
ミネソタ  0    0  0 
ウィスコンシン  0    0  0 
12      0  2 
オハイオ  0    3  2 
18州平均  8    8  6 

 

 

《クロップコンディション》  (単位 : %) 

【コーン】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い   悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  4 (3)  10 (9)  23 (23)  48 (50)  15 (15) 
イリノイ  10 (8)  16 (15)  36 (40)  33 (33)  5 (4) 
ネブラスカ  23 (18)  16 (17)  31 (31)  26 (28)  4 (6) 
ミネソタ  5 (3)  11 (12)  26 (25)  44 (49)  14 (11) 
インディアナ  13 (10)  20 (22)  36 (37)  28 (28)  3 (3) 
オハイオ  19 (22)  30 (30).  34 (32)  15 (15)  2 (1) 
ウイスコンシン  5 (5)  14 (16)  31 (29)  35 (37)  15 (13) 
主要18州平均  12 (10)  17 (17)  30 (31)  33 (35)  8 (7) 
18州平均(昨年)  3 (2)  9 (8)  28 (26)  45 (49)  15 (15) 

予想より強気な発表内容。全体としては「良い・非常に良い」の数値は1ポイント悪化、「悪い・非常に悪い」の数字も2ポイント悪化している。州別で見るとネブラスカ・ウィスコンシンにおいて特に悪化している。 

 

 

【大豆】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  3 (3)  8 (8)  24 (22)  50 (51)  15 (16) 
イリノイ  8 (7)  15 (13)  37 (40)  35 (36)  5 (4) 
ミネソタ  4 (3)  9 (9)  26 (28)  48 (49)  13 (11) 
インディアナ  8 (8)  17 (19)  37 (38)  34 (31)  4 (4) 
ネブラスカ  27 (21)  28 (31)  30 (31)  14 (16)  1 (1) 
オハイオ  13 (16)  29 (28)  40 (37)  16 (17)  2 (2) 
ミズーリ  15 (10)  26 (22)  38 (42)  18 (23)  3 (3) 
主要18州平均  9 (7)  16 (15)  32 (33)  35 (38)  8 (7) 
18州平均(昨年)  3 (2)  9 (8)  31 (30)  45 (48)  12 (12) 

全体としては「良い・非常に良い」の数値は2ポイント悪化、「悪い・非常に悪い」の数値も3ポイント悪化している。州別に見るとミズーリ・ネブラスカにて特に悪化している。明日の寄り付き時には強気な材料とされる。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

来週(12日)に発表される農務省の生産予想・需給報告を前に各コミッションハウス、アナリストより生産予想が出され始めている。現在まで出されている主な予想は下記の通り。 

SPARKS?? 8.7972billion (125bu/acre)???? 

DOANES?? 8.97billion? (125bu/acre) 

F.C.Stone? 9.03billion? (125.3bu/acre) 

Prudential? 9.255billion (129.3bu/acre) 

Fimat??????? 9.112billion (126.9bu/acre) 

SB??????????? 8.868billion (123bu/acre) 

何れも前回の農務省の生産発表数字である9.790billion (135.8bu/acre)を大幅に下回る数字。更に上記SBでは7月29日に発表されているクロップレーティングから過去13年間の最終収量の実績から判断すると本年度の最終収量はトレンドイールドである139.3から16.3bu下回る123buとなることを予想しており、これをベースに生産量は8.868billion,期末在庫は503million, carry over/usage ratioは5%と推計している。この在庫率をベースとした価格予想は新穀で330〜340としている。また、価格の上昇による需要のレーショニングを加味した場合でも在庫率は8%程度となりこの場合でも価格は290レベルまで上昇する可能性があると結論つけている。 

市場はコーンの収量の”下方”修正を織り込みながら推移している。来週の農務省の発表では大きな収量の下方修正、生産量の下方修正はないとみられている。しかし、市場は上記の収量、生産量を徐々に織り込んできている。本日もファンドは1000枚追加でネットロングを増やした。現在推定で101000枚程度と言われている。市場最高の14万枚に徐々に近づいてきている。問題はファンドがいつのタイミングで利食いをかけてくるのか?農務省の発表を見てからかあるいは今週後半にかけてなのか。明日、明後日は本日のフォロースルーから高値場面があるのではと考える。リズムとしては週末にかけてファンドは利食いをかけて相場は安い場面があるのではと考える。予定とおり今週前半に270〜275(12月限)が実現すればロングの人は利食い、ショートの人は様子見、週末にかけて相場が沈んだタイミングでは新たなロングの仕込み、ショートの手仕舞いで農務省の発表に備えたい。市場は収量の悪化を先取りして進んでいるし時間軸をかなり意識した展開となってきている。農務省が収量をたとえ据え置いてもその時にはあまり相場が落ち込む場面はないのではないか、従って来週の農務省の発表が弱い数字であった場合でも買いチャンスはその時に訪れず、そのチャンスは今週末にしかこないように本日考えた。これは先週の意見と異なる点。(H)????? 

 

(ダイズ) 

8月の農務省発表の基礎となる作柄調査。初めて実地調査をした上での数字がその対象となる。只、本日発表された着鞘進捗でも主要州平均は53%にとどまり、結局この段階におけるイールド算定のベースとなるデータについては(作柄調査は行なうも)当該州における過去の数値傾向等を参考にせざるを得ないと言われる。今年はこれまでのクロップコンディションが極めて悪いだけに、市場のそれに対する注目度は頗る高いのは事実であるが、この8月の数値に偏りすぎるべきではない。「8月クロップ」である大豆が、この当月の天候をベースに9月にどのような形に姿を変えるのかは想像できるものではないが、敢えて今年のケースとして意見するのであれば、これまでハンディを背負ってきているクロップが被るロスはそれなりのものになる、という事である。そういう意味でも市場は9月になるまで相場のレベルを下手に下げる事は出来ない。又同時に期末在庫のレベルは既にかなり厳しい数値を意識するところまで来ており、このファンダメンタルズも今後相場の底を一定の高さに維持するはずである。 

今年の場合、このレベルで相場が終わるとは到底思えず、新穀11月限は今月もう一つのヤマを形成しにかかるという見方は変わらず。現在の5ドル前半の相場は拾う方針継続。(A) 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)