(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年8月9日

 

本日の相場

とうもろこし  -- わずかに安値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 246 1/4 - 46 250 1/2 245 250 1/4 + 4 122982 5906-
DEC 02 257 1/4 - 58 262 256 261 1/2 + 4 1/4 278905 360+
MAR 03 262 1/2 - 62 3/4 267 261 1/4 266 1/4 + 4 1/4 46472 281+
MAY 03 265 1/4 - 65 269 264 268 3/4 + 4 1/4 11913 365+
JUL 03 266 3/4 - 67 271 265 3/4 270 1/2 + 3 3/4 18016 46-
SEP 03 255 257 1/2 254 1/2 256 + 2 1/2 3515 16+
            500164 5364-

 

 

 

大豆     --- マチマチの寄り付き、特に旧穀限月の高値値引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 02 558 - 59 568 558 568 + 10 1/4 2364 299-
SEP 02 546 1/2 556 546 554 3/4 + 9 1/4 28331 1079+
NOV 02 522 - 23 529 520 1/2 525 1/4 + 2 1/2 100265 190-
JAN 03 523 1/2 - 24 529 1/2 522 1/4 526 1/4 + 2 3/4 18692 415+
MAR 03 524 - 24 1/2 529 522 525 1/2 + 1 15324 178+
MAY 03 523 527 523 524 3/4 + 1/2 27279 56-
  202202 1184+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 18400 +350 AUG 1988 -12 SEP 344 1/2 + 6
SEP 17750 +260 SEP 1991 -8 DEC 356 + 6
OCT 16800 +190 OCT 1995 -10 MAR 362 3/4 + 6 3/4
DEC 16590 +200 DEC 2003 -17 MAY 355 + 7

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

月曜の発表を意識した動きか

大豆はマチマチでの寄付き。序盤は然したる材料もなく動きに乏しかったが、特に期近2本(旧穀)についてはキャッシュ価格の戻しが大きく定期相場にも影響する事となった。本日のCIF価格も5-7セント上げることとなっている。中国が今後も引き続き買い手である事、作付け遅れのベルト東部中心に収穫遅れから9月一杯は玉の手当てが困難である、といったことも話題に上り高値形成の要因となった。この辺りは月曜の農務省発表が意識された部分も大きいと思われる。その他基本的に週末から来週半ばにかけて降雨が見込まれているものの、その程度については各予報家の意見に統一性が見られなかった事も中盤以降の上昇相場へ影響したものと言える。寄付きを本日の安値に、終盤かけて値を上げ最後は若干戻しての引けとなった。

コーン。寄り付きが本日の安値、そのまま一本調子に値を上げ、そのまま高値引けとなった。
台湾による20,000トン買付けや韓国の月曜日の105,000トンテンダー見込み等も材料となった。が、大豆同様週末から来週半ばにかけての天候予報にバラツキがある点が強材料視された部分が大きい。基本的には前線の通過に伴いベルト西部中心に降雨を見る、となっているものの一部予報家によってそれらの降雨を否定する向きも見られた事が、週末を前にしての取り組みにより敏感に表れた、ということになる。その他特に材料が入ったわけではなかったが、やはり(イールド・生産量の大幅減が期待される)農務省の発表を月曜に控え、それを意識した値動きにであったと言えよう。

 

本日のファンドの動きは、コーンは2000コントラクトの買い越し、大豆で3,000コントラクトの買い越しであったと見られる。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

天候パターンに変化なく、8月中旬まで比較的安定推移

昨日も殆どの産地でドライ、最高気温は70度台後半〜80度後半までとなった。降雨のあった地域はサウスダコタ北東部、ミネソタ中部、ネブラスカ中部、0.25-0.75インチの雨量がベルトの10%以下にとどまっている。気温もベルト西部ではやや上がったものの、中央部・東部では平年以下のレベルにとどまった。

明日から土曜にかけては総じてドライパターンが継続するが、週末より来週半ばにかけては2つの前線がベルトを通過する事となる。この期間、ベルトの35%までの範囲で0.5インチ以上の降雨を見ることとなる。この降雨の中心はミシシッピ−川の西側。従い、ベルト西部では45-50%のカバー、ベルト東部では15-20%の範囲に限られる、ということになる。ベルト東部では来週半ばまでのこの降雨期待を逃すと大豆の生育には痛い、と言われる。

気温については8月中旬にかけて大きなヒートの懸念は今のところされていない。来週一杯にかけては総じて最高気温70度後半から80度後半、8月中旬の気温レベルとしてはやや低めの推移、という事が出来る。

(クロップインパクト)

大豆については、今後8月下旬にかけての天候推移はそのイールドを決定付ける最も重要なステージとなってくる。8月に入ってからもベルト東部については特に雨が少ないが、この状況でどこまでイールドを維持できるか・・大豆は「8月クロップ」とはいえ、今年のようにこれまでのストレスの蓄積を抱えているケースにおいてはそのリカバリーを疑問視する声も多い。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月14日〜8月18日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B A/N
東部ベルト B/N A/N

殆ど変化なし。ヒートの兆候は依然として見られず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等

 

1) コミットメント・オブ・トレーダーズ

 

(単位 : コントラクト)

  オプションなし ⇔ 事前予想 オプション込み
大豆 ロング 42,532 ロング 43,400 ロング 38,981
大豆粕 ロング 19,902 ロング 25,800 ロング 18,253
大豆油 ロング 32,592 ロング 40,100 ロング 26,887
コーン ロング 98,944 ロング 101,600 ロング 73,574
小麦 ロング 37,709 ロング 39,600 ロング 39,443

コーン・ダイズ共にロングの量はやや不足。中立からやや支援材料か。

 

 

 2) 農務省発表事前予想 

 

注目される来週月曜の発表を前に本日各社の数値予想平均が発表された。

(生産量) 予想平均 予想レンジ 7月農務省 01/02農務省
コーン 9.079 8.616-9.300 9.790 9.507
大豆 2.711 2.634-2.779 2.860 2.891

(単位:10億ブッシェル)

 

(期末在庫) 02/03予想レンジ 7月農務省 01/02予想レンジ 7月農務省
コーン 0.650-0.982 1.466 1.600-1.650 1.621
大豆 0.070-0.174 0.230 0.190-0.200 0.210
小麦 0.480-0.500 0.520 0.772 0.772

(単位:10億ブッシェル)

 

本日のトーメンの意見

 

今週は、天候が落ち着きを取り戻した事、ファンドロング(特にコーン)がここまで積まれてきた中来週月曜に農務省の発表を控えることからきた調整売りなどが主因となり、月曜から値を下げる展開、ダイズ11月限では520、コーン12月限では255レベルを意識した動きとなった。先週までの展開から一転して今週の上下どちらにも動きの取りづらい展開、来週月曜の発表が意識されている証拠であろう。

いよいよ来週頭には発表となる。今年の場合これまでも繰り返し述べてきたように、降雨に悩まされ作付けが遅れたところから始まり、今度は引き続くホット&ドライ。例年にないクロップレーティングの低さ・・・大きなハンディを背負ったクロップを見てきているだけに、実地調査を踏まえた今回の農務省発表は間違いなく市場のより強い関心事となる。

【発表後の方針】 発表後、相場は次なるステップアップへ

−コーン12月限 : 250を底値に相場はもう一段のレベルアップ、先ずの目標は280。

−ダイズ11月限 : 現レベル以下をトライしても、その後は再び上値を目指す。6ドルを視野。

コーン・ダイズ共に当然強い数字に対する期待感は強く、それらはこれまでも相場に織り込まれてきたもの、とも言える。従い、予想レンジの下を行く数字が出た場合には相場は下がることとなろう。しかし、特に今年は8月頭の実地調査で把握されている数字に対する信憑性は「より薄い」と考えるべきで、9月そして10月の発表に至るまで数字に対する市場の警戒感は解けることが出来ないと考える。ファンドのロングが積み上がってきていることもあり、上記の場合には一瞬下値に勢いがつくことも考えられる。しかし、そのケースにおいては拾える対応を準備しておきたい。 コーン12月限の250、ダイズ11月限の510近辺は当面の下値の限界だと見ており、そのレベルを取り逃さぬよう心掛けたい。

これまで低迷を続けてきた各市場。コーン12月限は6月後半まで215-230のレンジ。その後作付け遅れに端を発し一気に相場のレベルは230-250へと上がった。そして現在の値位置は更にランクアップし250-265。今春までの底値レンジからはこの2ヶ月で2段の底上げを見せている。普段であればここで終わっても良いところであるが、今年の場合は必ずもうワンステップ、即ち270-300にかけての攻防が見られるものと予想している。

ダイズについては6月までの4ドル半ば〜後半が中心レンジであった相場から、7月以降は明らかに5ドルを底値とした動きにステージを変えてきた。この5ドルをベースに考えるならば、この1ヶ月半で560まで値をつけちょうど現在の値位置は半値戻しの位置に値する。 発表後の展開としては「極めてタイトな」期末在庫を主要なファンダメンタルズとし、この先更なるレベルアップを図る展開が予想される。発表後は再び上を目指し、560をブレークした後は、6ドルの壁に挑む事となる。(A)

 

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)