(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年8月14日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
SEP 02  268 1/2 - 67 3/4  276  267 3/4  273  + 5 1/4  107258  5087- 
DEC 02  281 - 79 1/2  287 1/2  279 1/2  284 3/4  + 5 1/4  297936  6348+ 
MAR 03  287 - 85 1/2  291 1/2  285  289  + 5  48914  1090+ 
MAY 03  285 3/4 - 86  292  285 3/4  289 3/4  + 5  12650  314+ 
JUL 03  286 - 85 3/4  291  285 3/4  288 3/4  + 4 1/4  21062  1036+ 
SEP 03  270 - 68  271   268  269   + 2 1/2  3966  81+ 
            513025  4859+ 

 

 

 

大豆     --- 高値寄り付き高値引け ---

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
AUG 02  598  607  598  602  + 8 3/4  476  691- 
SEP 02  591 1/2 - 90 1/2  599  590 1/2  594  + 9  29824  142- 
NOV 02  568 - 70  576 1/2  567  571 3/4  + 9 3/4  102813  598- 
JAN 03  569 1/2 - 69  576 1/2  567 1/2  570 1/4  + 8  19245  578+ 
MAR 03  567 - 66  573  565 1/2  569 1/4  + 8  16287  25+ 
MAY 03  559 - 60  565  558  561 1/2  + 6 3/4  27646  550+ 
            207403  357+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  19450  +20  AUG  2089  +32  SEP  357  + 1/4  116.37 - 116.73 
SEP  19100  +370  SEP  2089  +27  DEC  369  - 1   
OCT  18370  +390  OCT  2093  +26  MAR  376 3/4  + 1/4   
DEC  18210  +450  DEC  2104  +26  MAY  369   + 2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

発表後のフォロースルーを引きずる

本日は多少のセットバックを予想する者もかなり見られたのだが、結局月曜の発表以来3日続けての上げとなった。供給量に見合うように需要が調整されるべく値を上げていく相場展開が続いている。 

コーンに関してはクロップは未だ収穫されていないのだがトレーダーはもはや天候には目を向けておらず、来月の需給報告に目を向けだしている感がある。寄り付きこそ1セント程度の上げであったのだがファンド・商業筋共に買い意欲が旺盛で、売り手に欠ける場面も見られ、次第に値を上げる。引け値は各限月約5セントアップ。 

大豆に関しては需給報告以来の新穀期末在庫のタイト感に加え、昨日の雨が東部にて思ったよりすくなかったことが材料視されてギャップをつけての高値寄り付き。契約新高値を更新したことはより一層ファンドの買いを誘い、今日一日高値での取引が続く。引け値は11月限で9.75セントアップの571.75。 

本日のファンドの動きは、コーンは2,500コントラクトの買い越し、大豆で2,000コントラクトの買い越しであったと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

東部を中心にベルトの約1/3の地域にてやや水分が不足。 

昨日はベルトの南西部と北東部の端にて降雨を見た。雨量は0.25-1.25、所により2.5インチで、範囲はベルトの25%程度。この雨は東部にて本日も降り続き、明日にはなくなる。雨量は0.25-1.0インチで範囲はベルトの15%程度。週末にはより広い地域にまとまった雨が降りそうである。予想される雨量は0.25-0.75インチで範囲はベルトの30%程度。気温はこの週末、ほんの少しだけ平年より高くなりそうである。 

乾燥によるストレスは引き続きベルトの1/3の地域にて発生しそうであり、それは主に東部にて見られることになる。コーンは 

(6-10日後)
気温は平年より高目。東部地域においては平年並みの降雨が見られるので大豆が受けるストレスを軽減することになる。しかしそれはこの期間の後半のことになりそうだ。 

(11-15日後)
この時期、気温は中西部全体を通じてほぼ平年並みとなる。雨量は南東部にて平年並みとなる以外は全体的に平年より少なめとなりそうだ。気温はほぼ平年並み。 

(crop impact)
現在降っている雨によりベルトの多くの地域にて引き続き水分不足が解消されつつあるのだが、その地域は狭まりつつある。結果として、南東部ミシガン、オハイオ全域、中央部イリノイ、北部・東部インディアナ、西側の中央部と北東部ミズーリ、東側の中央部ネブラスカ、アイオワ南東部の一部の各地域では今後とも水分の不足が懸念される。本日これらの地域のうちオハイオとインディアナにて降雨を見るのだが、範囲が狭く完全に乾燥懸念を払拭するわけではない。加えて、木曜から日曜にかけてこれら乾燥気味の地域に降る雨はその量・範囲ともに限られる。週末にかけて、ベルトの約30%にあたる地域の大豆は乾燥によるストレスを受ける。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月19日〜8月23日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  A/N 
東部ベルト  A  A 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
ブリッシュコンセンサス (単位 %)

 

  8/13/02  8/6/02  7/30/02  7/23/02  7/16/02 
大豆  83  74  73  86  88 
大豆油  49  46  44  48  50 
大豆粕  75  68  64  71  74 
コーン  71  61  54  57  52 
小麦  80  71  61  68  70 

やや弱気な材料とされた。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の上げは要注意。 

ファンド、商業筋ともに買い越し、ファンドは総ネットロングを115,000枚程度とした。8月の農務省の需給バランスから12月限で310セント程度の相場が実現するとの考えには変わりはないがこのまま一本調子で到着するとは思えない。ファンドのロングも一本調子に増加してきており少々買い疲れ気味か。本日のクロージング前の動きをみているとファンドも利食いのタイミングをそろそろうかがいかけているように感じた。12月限で260セント〜310セントレンジと考えれば本日のクローズはその中間地点。ファンドもそろそろ既に安値で仕込んだロングの利食いを開始してもおかしくない。 

先週金曜日より4日続きの連騰、この4日間で12月限で28セント上昇した。商業筋の買いオーダーも下値ではきっちりと入っており新たな弱い材料が出てこない限りにおいては大きなブレイクはないと考えるが、週末にかけてファンドの利食いタイプの売りにより小規模なセットバックを予想する。12月限で275セントレベルまでの下げが実現すれば下値のリスクを265セントと置き再びロングを仕込みたい。本日のクロージングレベルでの買いはしばらく様子を見たい。このレベルでのショートはしない。(H) 

 

(ダイズ) 

底値は550(11月限)に、6ドルを目指す展開 

7月は500を底値に560までのヤマを形成。その後農務省の発表前2週間で底を520レベルへ上げ、発表内容を確認する事で一気に相場は550を下値に本日も576.50まで付けるに至った。今後の展開については見方に変化無く6ドル相場を目指すと見ている。下値のサポートは550におき、これを下回る展開は暫く期待できないと思ったほうが良い。発表日につけた20セント以上の大きなギャップには当日発表の強いファンダメンタルズがしっかりと含まれており、今後それら内容を覆すような展開が起きない限り、埋められるギャップではない。従い、現値位置からの下値リスクを20セントと設定し、今後のオペレーションを心掛ける。 

さて、月曜に発表された農務省発表数値。ご存知の通り平均イールドは「36.5」ブッシェルとなった。昨年の最終イールドからは3.1ブッシェルの減少。主要生産州の内訳は以下の通り。 

※ 表中の「G&E」は、毎週月曜発表のクロップコンディションの「GOOD/EXCELLENT」の合計値 

主要生産州  2001最終単収  農務省8月(2002年)  8/12/02 「G&E」  8/14/01 「G&E」  2001最終「G&E」 
           
アイオワ  44  45  58 (65)  51  49 
イリノイ  45  40  37 (40)  59  58 
ミネソタ  37  40  68 (61)  49  52 
インディアナ  49  41  33 (38)  75  67 
オハイオ  41  36  15 (18)  58  53 
ミズーリ  38  33  19 (21)  46  42 
ネブラスカ  45.5  36  15 (15)  53  43 
           
平均  39.6  36.5  42 (43)  54  54 

農務省のクロップコンディションは勿論イールドを表すものではないが参考値まで。ベルト北西部(アイオワ・ミネソタ)以外がいかに今年劣った内容になっているかが良くわかる。今後2週間の天候が・・と市場で叫ばれてはいるが、どこまで数値を回復できるのかは全くのクエスチョンマークである。仮にイールドが改善される事で総供給量が増加する事があっても、今回の発表で調整された需要サイドの数字(搾油で▲35百万、輸出で▲135百万ブッシェルの下方修正がなされたが)が再度調整される事になると思われ、結局5%台の期末在庫率についての大きな上方修正期待はとても持てる気にはなれない。(A) 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)