(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年8月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄り付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 265 - 66 3/4 267 3/4 264 266 - 4 3/4 91488 3466-
DEC 02 276 1/2 - 78 279 1/2 275 1/2 277 1/2 - 5 313061 1917+
MAR 03 283 - 83 1/2 285 1/2 281 1/2 283 1/4 - 4 3/4 57415 3673+
MAY 03 285 1/2 286 3/4 284 285 1/4 - 4 1/4 15125 232+
JUL 03 285 1/2 - 84 1/2 286 1/2 283 1/2 285 1/4 - 3 1/4 23898 923+
SEP 03 267 269 267 268 - 2 1/4 4803 377+
            528065 3823+

 

 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 572 - 71 574 566 569 -14 1/4 25636 1131-
NOV 02 551 - 49 554 546 1/2 549 3/4 - 13 3/4 103869 1574-
JAN 03 550 1/2 - 550 555 1/2 548 551 1/2 - 13 1/4 19737 174+
MAR 03 552 - 549 1/2 554 1/2 549 1/2 551 - 12 1/2 16914 410-
MAY 03 547 - 46 550 544 548 - 10  28515 138-
JUL 03 542 1/2 - 42 547 1/2 541 545 1/2 - 7 3/4 9032 528+
  207944 2424-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18050 -380 SEP 2090 -18 SEP 349 1/4 + 1 1/2 118.32 - 118.68
OCT 17420 -510 OCT 2089 -18 DEC 361 + 0
DEC 17260 -510 DEC 2091 -19 MAR 369 1/4 + 0
JAN 17220 -480 JAN 2085 -20 MAY 362 1/4 - 1 1/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

日曜よりの予想以上の集中豪雨に、週明けの相場も急落

日曜後半までの天候は総じてドライ傾向であった。しかし昨日夜半より産地各地において集中豪雨を浴びる事となる。イリノイ中部においては6-8インチといったニュースも流れ・・・今朝の市場のムードは一気にネガティブへ。

寄付きから、コーンは3−5セント、大豆は11-14セントと大幅にギャップをつけての安値スタート。コーン・大豆共にその寄付き直後に本日の安値を形成することとなるが、開始後1時間も経たぬうちに相場は盛り返し10時半ごろには本日の高値レベルまで回復する。(コーンで4セント、大豆で6-7セント)動きとしてはここまでは良かった。しかし、その後は一気に活気が薄れ一転超閑散な取引となる。コーン。12月限で本日の高値をつけた後は引けにかけて277.50-278.50と、僅か1セントの値幅、大豆についても、高値圏11月限で554をつけた後はダラダラと再び値を下げる展開。548-552というレンジ内の取引。両良品共に中盤以降は全く元気なくそのままでの引けを迎える事となった。

材料としては輸出検証高(大豆は中立・コーンはやや弱気な数字)の発表あり、又農務省により132,000トンのコーン輸出成約(噂では日本向け)のニュース、又韓国の50,000トン米国大豆や、151,000トンのオプショナル或いは中国産コーンの買付け報告。その他台湾の今週のコーンテンダー予定等、需要面でのニュースは出てはいたが、本日の場合は、日曜から本日にかけての豪雨にもっていかれた感がある。

 

本日のファンドの動きは、コーン、大豆共に4,500枚の売り越し。が同時に商業筋の買いも積極的に見られ、コーンで1500枚、大豆で2000枚の買い越しとなった模様。

 

プロファーマ−クロップツアー、いよいよスタート!

 

今年もいよいよ毎年恒例のプロファーマクロップツアーがスタートを切った。弊社よりも若手社員(トラビス貝沼)が東部地域のツアーへ参加しており今後詳細なレポートが入ってくると期待している。

先ほどの電話連絡で若干のニュースが取れたので下記する。

「本日はオハイオの中西部〜北西部にかけて16箇所のフィールドを約20マイル程の間隔をもって回った。昨日からの雨の影響もあり、土壌環境はサベイには不適。既に靴がドロドロの状態になっている・・・」

「コーンはとにかく悪い。実が入っていない。16箇所の畑のうち、イールド計算がゼロとなった畑も有る程。当班における本日のコーンのイールド調査結果は72となった。」 (注:因みに8月農務省発表ではオハイオのイールドは112。昨年実績は138、となっている)

「大豆。思った程より悪くなさそう。このところの降雨によりまだまだ茎は上に伸びる余地を残しているようで、イールド回復の期待もなくはない。」

などの、コメントが取れている。明日以降も引き続き情報を掲載していく予定です。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

特に日曜夜半より予想以上の降雨を受ける (⇒ 本日の急落相場の要因)

金曜より本日にかけての3日間、雨量は0.25-1.5インチ、ベルトの60%をカバーした。特に日曜夜半より今朝方にかけての予想以上の降雨により地域的には4-8インチもの集中豪雨を受ける地域も見れらている。1インチ以上の降雨の範囲は35%、2インチ以上の降雨範囲は20%とされる。最も降雨を見た地域としては、ミネソタ東部・ミズーリ北部と中東部・イリノイ中部・インディアナ北部となっている。

本日も降雨は続いており、イリノイ中央部〜南部、インディアナ、ミズーリ、オハイオと広がりを見せる。雨量にして0.25-0.75インチ、所によっては1.5インチまでが期待され、範囲としてはベルトの30%を覆うとされる。今後、ベルト西部では火曜午後より水曜にかけて。北部では水曜から土曜にかけての降雨予報となっており、ベルトの40%の範囲に0.5-2.0インチまで(多いところでは4インチまで)の雨量が期待されている。期待される地域としては、ミネソタ南部・サウスダコタ南東部・ネブラスカ北東部・アイオワ北部などとなっている。

日曜後半よりの激しい降雨により、これまでドライとされてきた地域でのストレス軽減が報告されてきている。未だにその恩恵を受けていないとされる地域としては、ウイスコンシン中央部・南西部、イリノイ南東部などで、ベルと全体の15%ほどの地域とされる。この15%の地域にも今週末にかけては前線の通過が期待されていることもあり、更なる降雨があると思われる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月24日〜8月28日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B B/N
東部ベルト B B

中立的な内容と受け止められている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  8月15日の週 8月8日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 942.4 842.1 1,237.1 44,341.5 45,129.2
大豆 259.8 198.6 222.2 28,797.0 27,040.4
小麦 607.5 496.5 687.2 4,962.4 5,080.7

コーンの数字にはやや失望。 

 

3) USDA発表週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

冬小麦収穫 今週 先週 昨年同期 平均
  96 94 98 97

 

春小麦収穫 今週 先週 昨年同期 平均
  41 28 50 47

 

≪大豆主要7州の開花進捗状況≫

  8/18現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 100 100 99 100
イリノイ 96 95 99 98
ミネソタ 99 98 99 99
インディアナ 95 87 100 99
ネブラスカ 100 98 99 100
オハイオ 95 89 100 99
ミズーリ 93 83 88 92
18州平均 97 94 97 97

 

≪大豆着鞘進捗率≫

  8/18現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 92 79 73 85
イリノイ 71 49 86 80
ミネソタ 81 57 62 75
インディアナ 52 35 83 72
ネブラスカ 79 59 67 72
オハイオ 51 27 79 75
ミズーリ 48 32 48 55
18州平均 71 53 72 72


≪コーン主要7州のシルキング状況≫

  8/18現在 先週 昨年同期 平均
イリノイ 99 95 100 99
インディアナ 95 87 100 97
アイオワ 99 97 96 99
ミネソタ 98 97 98 99
ウィスコンシン 89 77 84 93
ネブラスカ 99 93 99 99
オハイオ 90 76 97 97
18州平均 96 91 97 97

 

《コーン主要7州のドウステージ》

  8/11現在 先週 昨年同期 平均
イリノイ 78 60 88 79
インディアナ 56 35 91 79
アイオワ 66 42 54 55
ミネソタ 56 29 38 47
ウィスコンシン 45 25 16 43
ネブラスカ 82 64 82 77
オハイオ 49 25 69 65
18州平均 67 48 69 67

 

《コーン主要7州デントステージ》

  8/18現在 先週 昨年同期 平均
イリノイ 30 16 53 38
インディアナ 16 9 47 31
アイオワ 25 8 20 18
ミネソタ 10 1 6 13
ウィスコンシン 7 3 0 7
ネブラスカ 41 18 38 27
オハイオ 8 1 20 18
18州平均 28 15 33 27

 

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 4 (4) 10 (10) 25 (27) 44 (42) 17 (17)
イリノイ 10 (10) 16 (18) 35 (40) 34 (29) 5 (3)
ネブラスカ 24 (24) 17 (17) 29 (25) 26 (29) 4 (5)
ミネソタ 2 (3) 7 (8) 24 (22) 51 (48) 16 (19)
インディアナ 16 (16) 22 (22) 35 (34) 25 (26) 2 (2)
オハイオ 29 (27) 30 (30) 28 (30) 12 (12) 1 (1)
ウイスコンシン 5 (8) 13 (14) 31 (30) 38 (36) 13 (12)
主要18州平均 13 (13) 17 (18) 30 (30) 32 (31) 8 (8)
18州平均(昨年) 4 (4) 11 (10) 31 (29) 43 (45) 11 (12)

今週の発表では「良い・非常に良い」が1ポイント改善。特にイリノイで7ポイントは大きい。

 

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3 (3) 9 (11) 27 (28) 45 (44) 16 (14)
イリノイ 8 (8) 14 (16) 34 (39) 37 (34) 7 (3)
ミネソタ 2 (3) 6 (7) 25 (22) 50 (51) 17 (17)
インディアナ 10 (11) 18 (20) 38 (36) 31 (31) 3 (2)
ネブラスカ 27 (28) 28 (27) 31 (30) 13 (14) 1 (1)
オハイオ 23 (20) 31 (31) 32 (34) 13 (14) 1 (1)
ミズーリ 19 (19) 27 (27) 34 (35) 17 (16) 3 (3)
主要18州平均 9 (9) 16 (17) 31 (32) 35 (35) 9 (7)
18州平均(昨年) 4 (4) 11 (11) 33 (31) 42 (43) 10 (11)

「良い・非常に良い」の合計は2ポイント改善。アイオワで3ポイント、イリノイで7ポイントだが、インディアナ・オハイオについては殆ど変化なし。

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

コーン・大豆共に予想していた下限の域まで本日下げを見た。市場のムードからしてもう少しの調整期間は予想されるが、今回の下げでこの夏の天井を見た、と判断するべからず。寧ろ現レベル以下は絶好の拾い場だと位置付けたい。繰り返しになるが、8月の農務省発表後につけたギャップは埋まる事はない。コーン12月限の272前後、大豆11月限の(ここまできたこともあり)540辺りが下値の限界と位置付けたい。(A)

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)