(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年8月27日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
SEP 02  262 1/4 - 63  263  260 1/2  261 1/4  - 2  55546  10088- 
DEC 02  273 1/2 - 74  274 1/4  271 3/4  272 1/4  - 2 1/2  319921  1258+ 
MAR 03  280 - 79 1/2  280 1/4  278  278 1/4  - 2 1/4  66668  661+ 
MAY 03  281 3/4 - 81 1/4  282 1/4  280 1/4  280 1/2  - 1 3/4  15611  13+ 
JUL 03  281 1/4  281 1/4  279 1/2  279 3/4  - 2  23422  26- 
SEP 03  265 - 64  265   262 1/2  262 1/2   - 1 1/2  5077  79+ 
            508732  8090- 

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、高値引け ---

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
SEP 02  553 1/2  563 1/2  553 1/4  562 3/4  + 9  12880  2636- 
NOV 02  537 1/2 - 39 1/2  545 3/4  536 1/2  544 1/2  + 5 1/2  98426  724+ 
JAN 03  541 1/2 - 42  546 1/2  539 1/2  545 1/2  + 3 1/2  21536  553+ 
MAR 03  542 - 43  546 1/2  539 1/2  544 1/2  + 1 3/4  17343  55- 
MAY 03  541  544  538 1/2  542 1/2  + 1/2  28376  26+ 
JUL 03  541  543 1/2  537 1/2  541  + 1  8976  133- 
            191578  1523- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  17870  +250  SEP  2077  -14  SEP  352 1/2  - 1  118.03 - 118.62 
OCT  17230  +220  OCT  2075  -15  DEC  364 1/2  - 3/4   
DEC  17070  +160  DEC  2076  -18  MAR  372  - 1/4   
JAN  17040  +150  JAN  2072  -16  MAY  363   - 2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン・大豆

コーンは狭いレンジ内で軟調な動きに終始しそのままクローズ、大豆は期近中心に買い戻しが入り堅調のままクローズした。コーン・大豆で好対照の動きとなった。 

コーンは昨日発表されたクロップコンディションでGOOD/EXCELLENTが2ポイント改善されたことが予想の範囲内ではるがファンドのロング手仕舞い売りを誘い軟調に寄り付き,その後も商いボリューム少ないなかファンド筋中心にまばらな売りがでて終始マイナスサイドの動きとなった。相場を方向付ける決定的な材料に乏しくファンド・商業筋ともにポジション調整的な売り買いが続いた。 

大豆は農家売りがこのところ細ってきており産地のベーシスが堅調に動いていること。更には昨日のクロップコンディションの発表で市場で予想されていた程にはコンディションが改善されていないとの見方などに安値場面では確実に買いが入り堅調な動きとなった。現在、ブラジルで続いているトラック組合のストライキが14州に広がり約70%のトラックの動きがとまっておりサンパウロ州やリオ州などでは24時間以内に食料や燃料不足が発生するなどの報に大豆・大豆製品の輸出も一時的にストップするとの見方が広がり期近9月限はいっそう上伸した。この期近の動きに新穀限月も期近11月より買われてそこ固い動きとなった。 

ファンドはコーンで約3000枚の売り越し、大豆で2000枚の買い越しとなった模様。各ネットロングは101000枚、36000枚となっている。一方、商業筋はコーンで1500枚の買い越し、大豆で600枚の売り越しとなった。各、ネットポジションは103000枚、56300枚のショートと推計されている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日の予報とそう変わらず。クロップコンディションは安定に向かう。 

昨日は気温はそう高くなかったが大抵の地域で雨を見ない一日となった。今週一杯はベルトの北西部1/4の地域に降雨が限定されるが、週末には東部1/3の地域も降雨を見る。雨量は合計で0.25-1.0、所により2.0インチで、範囲はベルトの45%程度。気温は平年並みで最高気温は70度台後半から80度程度。 

水分が不足気味の地域はベルトの10%程度に限られ、それは主にベルトの東部1/4の地域である。ベルトの西半分の大豆の畑に関しては適度な水分を保持できるので、pod-fillingを終えるにあたりとても良いコンディションだと言える。 

(6-10日後)
平年より高目の気温と少な目の降雨が予想されるが、これは成熟期を迎えるコーン・大豆にとっては好条件となる。今のところ霜害の心配はなさそうだ。 

(11-15日後)
平年より高目の気温と平年並みの降雨が予想され、これはクロップの成熟を助けることになる。この期間に関しても霜害の心配は無さそうだ。 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月31日〜9月4日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  A  N 
東部ベルト  A  N/A 

中立か、やや弱気な内容となっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)USDA LOAN DATA 

*金曜日発表に変更 

2)  受渡し可能玉   

コーン(単位:1,000ブッシェル) 

  8/23  先週  前年度 
CHICAGO AREA  4,532  4,254  5,252 
SENECA  1,037  955  599 
CHELLECOTHE  2,619  2,708  1,560 
PEKIN  876  919  1,475 

大豆(単位:1,000ブッシェル) 

  8/23  先週  前年度 
CHICAGO AREA  462  416  248 
SENECA  294  195  242 
CHILLECOTHE  848  975  969 
PEKIN  30  29  0 
GRAFTON  374  450  666 
ST.LOUIS AREA  189  167  307 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

 ここ数日マーケットは目立った新規の材料に欠け、狭いレンジ内での動きが続いているが、96年以来の歴史的な期末在庫率の低さを考えると、今年中には何らかのきっかけによってもう一段の上げを見、3ドルを目指す展開が訪れると予想している。この4年間18〜25%の範囲で推移してきた在庫率がここにきて8%を切ったのである。この程度の上げ幅で相場が終わるとは考えにくい。
 生産量に関して大幅な上方修正があれば話は変わってくる。しかし先週農家と共にオハイオ、インディアナ、イリノイ、アイオワ、ミネソタと見てきた限り、アイオワ辺りではかなり状態が良く現在USDAが発表しているイールドより改善される可能性があるものの、オハイオなど東部ベルトの状態の悪さの方が注目に値すると見た。隔週のクロップコンディションレポートでは少しずつ改善傾向にあるものの、最終イールドは今発表されている数字より更に低下するのではないかと見ている。 

短期的には12月限270割れを狙っていくのが良いが、あまり粘らず来月の需給報告前までにはある程度プライシングを進めておくべきと考える。 (K) 

(ダイズ) 

昨日発表された大豆のクロップコンディションの改善(予想の範囲内あるいは予想を下回る改善)で目先の天候改善は大豆相場にプレッシャーを与えるインパクトとしては今後減少して行くものとみる。代わりに来週月曜日のレイバーデイ後は9月以降の早霜(今のところその心配はないが。)や南米の作付け前の天候、大豆の需給バランスに焦点が移行してくる。 

本日も期近中心に予想外の堅調な動きとなったがその発端は中西部で農家売りがパタッとやんでいること、更には南米でのトラックストライキ(大豆・大豆製品の輸出が停滞。)などの天候以外の要因によるところが多い。また、南米大豆の新穀の売りペースが8月23日現在で32%進捗しており過去5年平均の12%に比べて売りペースが速いことなどが好感されだしている。また、米国農務省の発表にあるブラジル大豆生産予想48百万トンを疑問視する見方もあり、今後は南米の天候動向に眼が離せない。 

ブラジル大豆は今や米国、アルゼンチンを上回る単位面積当たりの収量を達成している。ヘクタール当たりの収量は今や2.7トン(41bu/acre)となっており米国やアルゼンチン2.6トン(39.4bu/ acre)を引き離している。 

ブラジル農家に聞いてみるとこの様な収量を達成できている要因としてよく下記の理由が挙げられる。  

天候がここ数年順調に推移してきており生産拡大の著しいブラジル中西部(マトグロッソ、ゴイア?? ス、マトグロッソドスル州)で殆んど大豆の収量を左右する天候異変が発生していないこと、また種子への投資、 土壌改良剤・農薬の多投 、技術指導の充実などである。 

マトグロッソ州のある大型農家(経営組織)の話では80年代前半での収量は2.4トン/ヘクタールであったものが昨年では3.5トンと脅威的な伸びを示していると言う。同州ではMT Foundationと言う営農指導基金を組織して農家に営農指導、栽培指導を積極的に行なっている。同州の大豆収量平均は3.022トン/ヘクタール(45.81bu/acre)となっており過去10年間で収量は50%も伸びたと言う。米国農家のように政府による保護もないブラジル農家にとって如何に単位当たりの収量を上げるかが死活問題であり、その厳しさが今の同国の大豆生産を支えていると言える。 

今後の大豆相場を左右する同地の新穀大豆生産が農務省の予想とおり48百万トンを達成できるのかどうか、天候・農家の資金調達力などの要因から今後詳しく見ていきたい。(H) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)