(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月3日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 265 1/2 - 64 1/2 266 3/4 262 1/2 265 3/4 +6 1/4 12762 7321-
DEC 02 274 - 73 275 1/2 271 1/2 274 1/4 +6 1/4 329441 2101+
MAR 03 279 1/2 - 79 281 1/2 277 1/4 280 1/4 +6 1/2 72902 1233+
MAY 03 281 1/2 - 81  283 1/2 280 1/4 282 1/2 +5 1/2 17558 196+
JUL 03 280 - 80 1/2 281 1/2 279  280 3/4 +4 3/4 23954 334+
SEP 03 252 3/4 - 52 265 263 264 3/4 +4 1/4 5453 12+
            485670 3100-

 

 

 

大豆     --- しっかりに寄り付き、本日の高値圏での引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 566 566 556 559 3/4 +3/4 10244 77-
NOV 02 553 - 52 554 545 1/2 549 1/2 +4 3/4 99565 282+
JAN 03 553 1/2 - 53 555 547 551 +5 22718 489+
MAR 03 554 1/2 - 54 555 548 551 1/2 +4 1/4 19514 1016+
MAY 03 551 1/2 - 53 553 546 550 +5 29166 81+
JUL 03 551 - 50 552 546 549 1/2 +6 1/2 9867 77+
  195410 1921+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18200 +40 SEP 2044 -20 SEP 367 +4 3/4 117.09 - 117.29
OCT 17450 +140 OCT 2041 -24 DEC 374 1/4 +4 1/4
DEC 17220 +200 DEC 2045 -27 MAR 379 3/4 +2 1/4
JAN 17160 +210 JAN 2045 -27 MAY 371 1/2 +3 3/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン・大豆  小麦市場の急騰に支持されコーンは高値圏での引け、ダイズも堅調を維持

シカゴ小麦市場が先週末からの北部プレーンでの降雨により春小麦の収穫が更に遅れるとの懸念を材料として期近より上伸して過去5年間の約定新高値を記録した。コーン市場はこの小麦の堅調に刺激され、また先週末発表されたコミットメントオブトレーダズで予想を下回るファンド筋のネットロングとなりファンドの月末にかけてのロング整理が一巡したとの考えが強材料視されたこと、更には9月限に対するデリバリー通知が60枚と限定的となったことなどが好感されて終始堅調に動いた。また、クローズ直前にはローカルズのショートカバーも入り本日の高値圏で引けた。

ダイズはコーン同様に小麦市場の高騰を好感して堅調な動きが続いた。先週末からの降雨が北部ベルトに限定されたこと、今週から来週にかけての降雨が南部や西部地区に限られしかも降雨量も限定的との見方に支持されて堅調に動いたがその後引け後に発表されるクロップコンディションで改善数値が出されるのではとの見方が流れファンドの利食い売りを誘い結局本日の高値より5セント近く押し戻されそのまま引けた。ダイズ油市場が本日は商業筋の売りに軟調となったこともダイズ市場の伸びを抑える原因となった。

ファンド筋はコーン・ダイズで各1000枚の売り越し、ネットロングを78000枚、29000枚とした模様。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ---来週にかけて平年を上回る気温は作物の完熟を促進させるのに有益---

先週末からこの4日間で北部ベルト地帯を中心に降雨がみられた。降雨量は0.25〜1.25インチ、ところにより3.25インチ程度の降雨量がウィスコンシンを中心とした地域に20%のカバーを伴った。今週は南部、西部地域に限り0.1〜0.75インチ、カバー25%の降雨が予想されている。気温は平年を上回り、最高気温は70度後半〜90度半ばとなろう。この来週にかけて平年を上回る気温は作物の完熟を促進するのに有益。東部のダイズについては鞘入れの最終時期にあり、引き続く同地区での旱魃傾向による被害は限定的となろう。

(6-10日後)

気温は平年を上回りコーン・ダイズの完熟を促進させる。降雨は限定的でこのことによる作物に対する悪影響はない。更にこの期間の早霜の懸念はない。北部プレーン地帯は雨勝ちの天候が続き小麦の収穫を遅延させる可能性がある。

(11-15日後)

気温は平年並みから平年以上となる。降雨はこの時期限定的となる。この天候パターンは作物の成長、完熟を促進するのに役立つ。早霜の可能性は同時期においては非常に低い。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月9日〜9月13日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト 発表待ち 発表待ち
東部ベルト 発表待ち 発表待ち

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

(中国の天候)

現在までの48時間でコーン・ダイズの北部産地の約半分の地域で気温が下がり、北極からの冷たい空気が南方に流れた。昨日、本日の現地早朝の気温は概して40〜50度(摂氏5〜14度)、一部地域では30度台半ばを記録した。気温の下降は見られたものの早霜をもたらす程度ではなかった。


 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  8月29日の週 8月22日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 971.0 738.0 1,023.2 46.054.6 47,394.3
大豆 102.1 343.6 190.4 29,273.1 27,473.9
小麦 595.8 666.3 633.4 6,292.4 6,207.2

コーンはやや強気な発表内容となっている。 

 

2) USDA発表週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

春小麦収穫 今週 先週 昨年同期 平均
  66 54 87 80

 

≪大豆主要7州の着鞘進捗状況≫

  9/1現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 100 99 98 100
イリノイ 98 93 99 97
ミネソタ 99 99 99 99
インディアナ 95 85 100 99
ネブラスカ 100 99 100 99
オハイオ 96 89 100 100
ミズーリ 92 84 90 92
18州平均 97 93 97 97

 

≪大豆落葉進捗率≫

  9/1現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 3 0 1 3
イリノイ 3 1 7 5
ミネソタ 4 0 2 4
インディアナ 11 4 18 16
ネブラスカ 7 3 5 6
オハイオ 6 0 12 12
ミズーリ 5 2 4 4
18州平均 7 3 10 9


≪コーン主要7州のドウステージ状況≫

  9/1現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 96 83 84 90
イリノイ 95 90 99 94
ネブラスカ 97 91 97 95
ミネソタ 96 72 86 92
インディアナ 86 75 100 97
オハイオ 84 73 90 91
ウィスコンシン 80 68 58 74
18州平均 93 82 90 91

 

《コーン主要7州のデントステージ》

  9/1現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 74 46 58 67
イリノイ 66 47 84 73
ネブラスカ 77 59 74 67
ミネソタ 57 27 42 56
インディアナ 43 27 90 71
オハイオ 34 19 50 48
ウィスコンシン 39 22 9 32
18州平均 63 44 65 65

 

《コーン主要7州成熟》

  9/1現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 14 3 11 15
イリノイ 14 7 26 18
ネブラスカ 13 8 12 8
ミネソタ 1 0 3 4
インディアナ 6 1 22 16
オハイオ 2 0 5 6
ウィスコンシン 0 0 0 3
18州平均 16 9 19 17

 

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3 (3) 8 (8) 24 (25) 45 (44) 20 (20)
イリノイ 11 (11) 16 (14) 34 (35) 34 (35) 5 (5)
ネブラスカ 25 (25) 16 (15) 29 (29) 25 (25) 5 (6)
ミネソタ 2 (2) 6 (6) 23 (25) 55 (47) 14 (20)
インディアナ 19 (16) 22 (22) 29 (33) 28 (27) 2 (2)
オハイオ 24 (26) 30 (32) 32 (29) 13 (12) 1 (1)
ウイスコンシン 5 (5) 10 (9) 25 (25) 43 (43) 17 (18)
主要18州平均 13 (13) 17 (16) 29 (29) 33 (33) 8 (9)
18州平均(昨年) 5 (4) 11 (11) 31 (30) 42 (43) 11 (12)

「良い・非常に良い」が1ポイント悪化。中立からややサポーティブ視。

 

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3 (3) 7 (7) 25 (26) 47 (46) 18 (18)
イリノイ 9 (7) 12 (12) 33 (32) 39 (41) 7 (8)
ミネソタ 2 (2) 6 (5) 23 (26) 54 (49) 15 (18)
インディアナ 11 (11) 19 (18) 32 (33) 34 (35) 4 (3)
ネブラスカ 20 (23) 24 (28) 31 (29) 21 (17) 4 (3)
オハイオ 19 (20) 29 (30) 35 (34) 16 (15) 1 (1)
ミズーリ 19 (18) 24 (25) 33 (34) 21 (20) 3 (3)
主要18州平均 9 (9) 15 (15) 30 (30) 37 (37) 9 (9)
18州平均(昨年) 4 (4) 12 (12) 32 (32) 42 (42) 10 (10)

「良い・非常に良い」の合計については、先週と変化なし。中立からややサポーティブな内容。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

8月末までのファンドのロング整理も一巡して,本日からは9月の農務省の需給発表を睨んだ神経質な展開を予想する。本日は意外にもファンドは売り手に廻っており一方の商業筋もイーブンの取引。商いボリュームの少ないなか地場筋のショートカバーに後半にかけ上伸した格好となった。また、コーン独自の材料に乏しく、8月12日の農務省の強気の需給発表後つけた高値を一気に抜き去るにはその材料に欠ける。9月の需給発表を前に一進一退の動きが続くが徐々に下値を切り上げて行く方向か。本日もクロップコンディションが先週比下方修正されており明日の寄り付きには強材料、しかし本格的なファンドの再買い出動がない限り急騰は考えにくい。

目先、12月限で265セントの底値は確認した。このレベルからの売りはしばらく控え、再度265〜270セントの下げが再び実現すれば追加プライシング、新規買いを仕掛ける。短期的に285セントの高値をみればそこは一旦は売り場となり、追加のプライシングは控えたい。中長期的には300〜310セントを予想する。(H)

 

(大豆)

引き続き、徐々に取引レンジも底上げを図る

先週の動き。先々週末のほぼ予想通り。先週の取引レンジは11月限で540を中心とした狭いレンジ内取引に限られた。

さて、12日の農務省の発表を控え、今週より各社による予想数値が市場に提供される事となる。(スパークスも今週金曜に発表すると言われる)。ポイントとしては、8月の農務省発表イールド(36.5)からどのくらいの改善数値が出てくるか、ということになるが、現実的な線で考えれば最大でも1プッシェルまでの改善ということにとどまると思われる。

今週以降の動き。上記のイールド改善期待は過去2週間の調整期間においてある程度織り込まれ済み、と捉えており、今後の(ある程度改善されるであろう)各社の修正数値も徐々に市場に認識される。従い、農務省の発表時には既に市場は(ある程度改善された)イールド数値を受け入れる準備は十分出来ており、より下値への反応は鈍くなる。寧ろ、8月時点以上にファンダメンタルズに焦点があたることとなり、タイトな新年度在庫が再認識される、そして現レベルから再び5ドル後半〜6ドルに向かうしっかりとした展開を踏む事になると想定している。

来週発表に向け派手な動きは期待できずも、市場は徐々に取引レンジの引き上げにかかる。11月限の540台前半〜530台にかけては積極的に抑えることをお勧めする。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)