(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月9日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 278 1/2 285 1/2 277 1/2 278 3/4 + 5 3/4 5500 1644-
DEC 02 289 - 88 296 288 289 1/4 + 6 335499 1093+
MAR 03 294 - 95 301 1/2 294 295 + 6 78829 840+
MAY 03 295 1/2 - 95 301 290 1/4 295 3/4 + 5 1/4 19241 810+
JUL 03 292 - 291 1/2 297 270 292 3/4 + 5 1/2 24564 305+
SEP 03 270 1/2 - 70 275 256 273 + 4 1/4 5906 92+
            493738 1814+

 

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、やや高値引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 569 580 569 573 1/2 + 8 1/2 5980 1086-
NOV 02 565 - 66 580 565 571 + 11 101181 1499-
JAN 03 569 - 68 1/2 583 568 1/2 574 1/4 + 11 23549 430+
MAR 03 570 584 570 574 3/4 + 10 1/2 20336 312+
MAY 03 567 1/2 - 68 578 567 1/2 573 3/4 + 10 1/2 30335 360+
JUL 03 570 1/2 - 69 578 1/2 567 1/2 573 1/4 + 10 1/4 10069 10-
  196109 1172-
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18560 + 280 SEP 2047 + 7 SEP 415 +11 1/2
OCT 18210 + 380 OCT 2050 + 9 DEC 422 + 12
DEC 18140 + 360 DEC 2060 + 10 MAR 430 1/4 + 11 3/4
JAN 18080 + 340 JAN 2067 + 12 MAY 406 + 9 1/2

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  急騰。引けにかけ値を削るも約定高値を更新

特に午前中は、8月の農務省発表後を思わせる程の活気を帯びた相場となった。 寄り付きは6セント前後のギャップをつけて始まり、ピークは10時過ぎ。ファンドの集中的な買いが殺到した事で一気に約定高値(12月限296)を付けるに至る。しかしその直後には行き過ぎ感が認識されたか、すぐさま相場はほぼ寄付き後のレベルまで値位置を落とす事となった。その後はほぼ横這い。12月限で290レベルを中心に小刻みに上下動を繰り返しながらそのまま引けを迎える事となった。

さて、材料。

小麦の急騰。やはりこれが一番の要因となる。小麦は本日ギャップをつけての高値で寄り付いた後、中心限月である12月限は一時(前日比)30セント(リミットアップ)まで値を上げる事となった。本日特に新規材料が入り込んだわけではないが、これまでのファンダメンタルズの蓄積に対し、ファンド買いに拍車がかかった格好になっている。週末の天候についても、収穫中の春小麦・作付の冬小麦、どちらについても結果が強材料となったことも大きな要因となっている。
輸出需要について。農務省より120,000トンの米国コーン、メキシコ向け成約のアナウンス。或いは韓国KFAによる(中国産)コーンの買付け(⇒先週金曜)
そして天候。殆ど主産地において降雨の見られなかった先週、そして週末。週末の平年比かなり高めの気温推移。これら材料がどのくらい現在のコーンに影響するかは議論のあるところであるが、心理的にこのホット&ドライはコーンのテストウエイト喪失・・といった方向に作用する事となった。本日の確かな強材料になったことは間違いない。

その他、金曜発表のコミットメントオブトレーダーズ、本日の輸出検証、共に数値的には弱いものとなるも、本日は上記相場が全てを支配する事となった。

ダイズ 急騰。11月限は僅かに約定高値更新

大豆も動きはコーンと酷似。5-6セントのギャップを付けて始まった相場は序盤の勢いに一気に11月限は580へ到達。8月中旬に付けて以降遠ざかっていた高値579.50を僅かに更新する約定高値となった。しかしその後は行き過ぎ感から急騰と同様のペースで値を削り、(寄付きレベルまでは下げなかったものの)11月限で570前半(570〜575の範囲)が取引の中心となった。ほぼ横這い相場が引けまで継続し、前日比11セント高値にて本日の取引を終了する事となった。

−コーン同様、小麦の急騰にコーン・大豆ともに終日フォローする格好となった。
−輸出需要については、中国向け新穀大豆112,000トンの成約が報告された。
−着鞘の最終段階にある大豆にとっては、週末のホット&ドライ(特にベルト中東部)はコーン以上に市場をナーバスにする材料となったはず。本日の急騰相場における一つの大きな材料となっている。

 

本日のファンドの買い越し、小麦は7000枚、コーン5500枚、大豆3,500枚と見られている。一方商業筋の売り越しは各商品ともに3000枚程度とされる。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

週末、中西部全般的にホット&ドライ

週末は平年を大きく上回るレベルの高温となる。特にイリノイ中南部−インディアナ中南部−オハイオにかけてのラインにおいては最高気温は90度半ばまで上がる事となった。 平年であれば、ベルト北部で70度前半、ベルト南部でも80度前半というのが最高気温のレベルであることからして、いかに気温が上昇したかがわかる。各地で軒並み15-20度も高い形となったわけである。

今週の天候について。今後も週末にかけてドライ傾向は継続すると見られる。0.5インチ以上の降雨範囲はベルトの15-20%に限られる。中心はサウスダコタ・ミネソタなどのベルト北西部のみ。その他の地域では引き続きドライとなる。 気温については週後半に下がることとなるが、それまで水曜辺りまでは依然として平年以上の高温が地域を覆うことになりそう。

【 北部プレーンズ地域 】

春小麦収穫中のノースダコタ・モンタナ地域においては週末も雨に悩まされる事となった。が、今週は火曜から週末にかけて雨は上がり、収穫作業も再開、ペースアップするものと期待されている。

【 プレーンズ冬小麦地域 】

サウスダコタ以南のグレートプレーンズ冬小麦作付地域については今週恵みの雨が期待される。カンザス西部、コロラド東部、ネブラスカ西部、テキサス・オクラホマなどの各産地では約50%、0.4-2.0インチの雨の予報が出ている。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月15日〜9月19日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト N N
東部ベルト N N

ほぼニュートラル。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 


 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  9月9日の週 8月29日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 798.7 987.3 870.3 545.0 684.6
大豆 130.9 124.5 173.4 113.7 124.0
小麦 484.0 621.6 616.0 6,782.1 6,823.3

コーン・大豆共に期待以下の数値にてやや失望。 

 

2) USDA発表週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

春小麦収穫 今週 先週 昨年同期 平均
  75 66 95 88

一方冬小麦の作付は、9%の進捗となっている。(前年同期7%)

 

≪大豆主要7州の着鞘進捗状況≫

  9/1現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 100 99 98 100
イリノイ 98 93 99 97
ミネソタ 99 99 99 99
インディアナ 95 85 100 99
ネブラスカ 100 99 100 99
オハイオ 96 89 100 100
ミズーリ 92 84 90 92
18州平均 97 93 97 97

 

≪大豆落葉進捗率≫

  9/8現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 20 3 4 12
イリノイ 9 3 25 17
ミネソタ 22 4 14 16
インディアナ 18 11 35 34
ネブラスカ 19 7 11 14
オハイオ 18 6 29 28
ミズーリ 10 5 8 13
18州平均 19 7 20 20


≪コーン主要7州のドウステージ状況≫

  9/8現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 99 96 90 96
イリノイ 98 95 99 97
ネブラスカ 100 97 99 98
ミネソタ 98 96 98 98
インディアナ 94 86 100 98
オハイオ 92 84 95 96
ウィスコンシン 86 80 71 85
18州平均 97 93 95 96

 

《コーン主要7州のデントステージ》

  9/8現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 88 74 74 82
イリノイ 80 66 92 84
ネブラスカ 89 77 89 85
ミネソタ 80 57 66 78
インディアナ 64 43 96 83
オハイオ 52 34 71 66
ウィスコンシン 56 39 19 51
18州平均 78 63 79 79

 

《コーン主要7州成熟》

  9/8現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 35 14 21 33
イリノイ 24 14 48 34
ネブラスカ 32 13 24 21
ミネソタ 9 1 6 12
インディアナ 20 6 42 33
オハイオ 7 2 10 12
ウィスコンシン 8 0 0 9
18州平均 29 16 31 30

 

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3 (3) 8 (8) 23 (24) 46 (45) 20 (20)
イリノイ 13 (11) 18 (16) 33 (34) 32 (34) 4 (5)
ネブラスカ 25 (25) 15 (16) 27 (29) 28 (25) 5 (5)
ミネソタ 2 (2) 6 (6) 25 (23) 49 (55) 18 (14)
インディアナ 18 (19) 24 (22) 30 (29) 26 (28) 2 (2)
オハイオ 27 (24) 32 (30) 29 (32) 11 (13) 1 (1)
ウイスコンシン 5 (5) 12 (10) 23 (25) 42 (43) 18 (17)
主要18州平均 14 (13) 17 (17) 28 (29) 32 (33) 9 (8)
18州平均(昨年) 4 (5) 11 (11) 31 (31) 42 (42) 12 (11)

「良い・非常に良い」は先週比変わらず。「悪い・非常に悪い」が先週比1ポイント悪化。市場へは中立からややネガティブ。

 

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3 (3) 7 (7) 25 (25) 48 (47) 17 (18)
イリノイ 12 (9) 16 (12) 33 (33) 35 (39) 4 (7)
ミネソタ 2 (2) 6 (6) 24 (23) 51 (54) 17 (15)
インディアナ 13 (11) 20 (19) 35 (32) 29 (34) 3 (4)
ネブラスカ 26 (20) 26 (24) 28 (31) 18 (21) 2 (4)
オハイオ 21 (19) 30 (29) 36 (35) 12 (16) 1 (1)
ミズーリ 20 (19) 29 (24) 31 (33) 18 (21) 2 (3)
主要18州平均 10 (9) 16 (15) 29 (30) 36 (37) 9 (9)
18州平均(昨年) 4 (4) 12 (12) 31 (32) 43 (42) 10 (10)

「良い・非常に良い」1ポイントダウン。「悪い・非常に悪い」は、2ポイントダウン。市場はもう少し悪い数値を予想していただけに、明日のやや弱い材料となる。

 

 

本日のトーメンの意見

 

発表を前に調整局面期待

本日の相場。確かに週末は暑かった。しかしやはり本日の小麦。大豆・コーン共に独自材料としてこのような上げを生む材料は見当たらず、偏に本日の小麦にフォローせざるを得なかったものと見る。先週末の予想とは大きく逆の動きを見ることとはなったが、相場へは12日の発表を前に、明日あさってと調整局面を期待したい。約定高値は更新したものの、本日つけたギャップは十分に埋めることができるレベル。ここは本日の反動を待つ事としたい。(A)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)