(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 大幅安で寄り付き、そのままの引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 271 - 71 1/2 271 1/2 266 266 1/2 - 7 3/4 854 1298-
DEC 02 279 - 80 280 276 276 1/4 - 7 340044 1269-
MAR 03 286 - 85 286 281 3/4 282 1/4 - 6 3/4 84612 1707+
MAY 03 288 - 87 1/2 288 284 284 1/4 - 6 3/4 21866 714+
JUL 03 284 - 83 1/2 285 281 1/2 282 - 6 26728 154-
SEP 03 267 1/2 - 67 267 1/2 264 264 1/2 - 4 1/2 6742 62+
            508095 445-

 

 

 

大豆     --- 大幅安で寄り付き、引け前に再たび急落しての引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 02 574 574 563 563 1/2 - 14 1/2 1391 1151-
NOV 02 573 - 74 574 563 565 1/4 - 13 103203 1015-
JAN 03 575 1/2 - 75 576 566 1/2 568 1/2 - 12 25939 458+
MAR 03 576 - 76 1/2 576 1/2 567 1/2 570 - 10 3/4 23306 652+
MAY 03 572 - 73 573 1/4 565 1/2 567 3/4 -  9 3/4 31897 255+
JUL 03 572 1/2 - 72 573 1/2 565 1/2 567 - 10 11184 210+
  202229 637-
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18350 -280 SEP 2009 -27 SEP 395 - 14 120.15 - 121.94
OCT 18070 -480 OCT 2009 -29 DEC 392 3/4 - 13 1/4
DEC 17990 -500 DEC 2018 -30 MAR 397 1/2 - 13 1/4
JAN 17940 -500 JAN 2026 -28 MAY 385 - 6

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  昨日に続くファンドのロング整理から再度急落、小麦・大豆市場の急落にも影響された

昨日は農務省の需給発表で市場が予想したより生産量の下方修正幅が小さかったことを嫌気して急落となったが本日もその流れを引継ぎ、オープニングよりマイナスサイドの取引となり、終日ファンドの売りに押され軟調な展開となり、結局引けは本日の安値圏となった。

市場はファンドによるオーバーボート(買い過剰)の状態が強く意識されており、新規のファンダメンタル面の強い材料がないなかファンドのポジション整理売りに本日も押された。EUが約15年ぶりに51,850トンのコーンに対する輸出許可を与えたとのニュースが流れ、市場の雰囲気をいっそう悪化させた。また、本日もシカゴ穀物市場全アイテムがマイナスサイド(殆んどが大きく下げた)ており週末を控えたポジション整理的な売りが穀物市場全体に支配して終始ネガティブな一日であった。

 

ダイズ 新規の支援材料なく昨日に続き急落、他市場(小麦・コーンなど)の急落にも反応 

昨日に続きファンドのロング整理により終始マイナスサイドでの取引が続き、セッション後半には更に週末を控えたポジション整理的な売りに押され結局コーンと同様に本日の安値圏でのクローズとなった。相場を支える新規の需要面の強い材料がない中、大豆の収穫が一部では開始しており、期近のキャッシュ市場で大豆価格が前日比3セントダウンをつけ、ハーベストプレッシャーを市場に印象つけたこと、更にはファンドのロングがいまだ40,000枚を超える高レベルにあることなどが嫌気されて本日の地合いをいっそう悪化させた。

収穫が今後始まる南米ブラジルでは北部地域では旱魃気味の天候が続いているものの、大豆の産地は中西部地域であること、また作付けはこれから開始することから大きな強い材料とはならなかった。

 

(ファンドはコーン・大豆・小麦で各2500枚・3000枚・3400枚売り越した模様。各ネットロングは99300枚・42300枚・24490枚程度と推定されている。)

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末にかけて東部地区に降雨は広がるが作柄に与えるインパクトは限定的

本朝までネブラスカ州に0.25〜0.75インチの降雨があり、カバー率は15%となった。この降雨は明日以降2日間にわたり東部に移動する。ベルトの60%に降雨があり、雨量は0.25インチ〜1インチ、ところにより2インチを記録するであろう。この東部での降雨は既に殆んどのコーン・大豆が完熟している今では大きな好影響をもたらさない。同期間において霜が降りる可能性は少ない。

 

(6〜10日後)

中西部一帯で気温は平年並みから平年を上回る。降雨は北西部ベルト地域に予想されるが同地区のコーン・大豆の完熟を妨げるものとはならない。プレーンズでは冬小麦の作付けが初期段階にあるが、同地区でも降雨が見られ既に作付けされた小麦の発芽を促進する、しかし、一方では作付けがスローとなろう。同期間において北部プレーンズでも降雨があるが春小麦の収穫はその殆んどが既に終了しているはずで問題はない。

(11日〜15日後)

気温は平年並みとなろう。霜の可能性はベルトの北端部に限られよう。降雨は平年を下回り初期段階であるコーン・大豆の収穫を妨げることはない。プレーンズではドライ天候となり冬小麦の作付けを促進させるだろう。北部プレーンズでは春小麦の収穫が完了する。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月19日〜9月23日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト  A/N  N/A
東部ベルト  A  A/N

中立材料。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

(アルゼンチン) コーン・ひまわりの作付け前の土壌水分は今のところ問題なし

昨日はブエノスアイレス北部で降雨がみられた。雨量は0.1〜1インチを記録、カバー率は15%程度となった。気温は最高気温が17〜20度、最低気温は2〜9度となった。今後は日曜日遅くにベルト北東部に降雨が始まり来週月曜日から火曜日にかけてベルト中部に降雨は移動する。降雨量は0.1〜0.5インチ、カバー率は25%を予想。土壌水分は概して潤沢にあり小麦の生育を促進するのに役立つ。小麦の作柄は現在まで良好。コーン、サンフラワーの作付け前の土壌水分は現在まで問題ない。

(ブラジル) コーン・大豆ベルトで収穫を前にした土壌水分は今のところ問題なし

昨日はリオグランデドスル州、サンタカタリーナ州南部に0.25〜1.25インチ(ところにより2.5インチ)の降雨がコーンベルトでカバー率15%、小麦ベルトで30%を伴いみられた。気温は最高気温が22〜33度、最低気温が12〜18度となっている。今後の天候は降雨は北部小麦ベルトに日曜日以降に始まり来週の月曜日、火曜日にかけて中部から南部に移動して小麦ベルトの80%、コーンベルトの50%の地域に、0.25〜1.5インチの降雨をもたらす。週末以降北部小麦ベルト中心に降雨がみられるが、このことにより小麦、コーン(セカンドクロップ)の収穫を遅らせることとなろう。コーン・大豆ベルト地域の作付け前の土壌水分は潤沢にあり現在まで問題はなし。


 

本日の発表等
1) コミットメント オブ トレーダーズ (SEP10現在)

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  39,890 ロング  37,900 ロング  34,844
大豆粕 ロング  22,069 ロング  23,600 ロング  18,726
大豆油 ロング  31,859 ロング  29,100 ロング  26,679
コーン ロング 100,417 ロング  97,300 ロング  74,823
小麦 ロング  29,892 ロング  44,200 ロング  35,394

コーン・大豆ともに事前予想より若干ロングが多く、ややネガティブに捉えられている。小麦が予想より大きくロングを減らしており注目されるところ。

 

2) 農務省発表 週間ローンデータ (SEP10現在)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 168.5 -44.1 0.3 0.0 1,225.9 44.1
2002クロップ 5.2 2.5 0.0 0.0 0.0 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 18.3 -4.8 0.4 0.2 293.1 4.6
2002クロップ 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

予想範囲内にて中立材料とされる。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・ダイズ)

レイバーデー(9月2日)明け以降に急上昇した相場も農務省の発表を契機として一転調整局面に入った。振り返ってみれば小麦の急騰に刺激されコーン12月限で8月30日に付けた安値265-3/4から9月9日の高値296セントまで実に5日間のセッションで30セント強の上げを記録した。同じくダイズも8月末には11月限で539-1/4から9月11日の591セントまで7日間のセッションで50セント以上急騰した。

先週は本来あるべき調整局面が小麦の急騰にかき消され逆にファンド筋はコーン・ダイズでネットロングを膨張させてしまった。そのとがめが農務省の発表をきっかけとして急落をもって現れているのが今の姿。8月末時点でのファンドのネットロングはコーン・ダイズそれぞれ79000枚・30000枚であった。これに対して本日現在のファンドのネットロングは各99300枚・42300枚とまだ多い。

農務省発表後の新たな市場を左右する材料のない中ファンドのロング整理はしばらく続くものとみる。コーン12月限は8月30日以来初めて引け値が10日移動平均地値を下回ったことから来週月曜日の市場もテクニカルな売りが入ってくるだろう。来週前半はコーン・ダイズともにどこまでファンドがネットロングを減らしてくるのか注目して対応したい。

コーン12月限で270セント、ダイズ12月限で550セント近くの相場が実現すれば確実にプライシング、買いを進めて行く。コーン12月限、ダイズ11月限の下値リスクは各265セント、540セントと置く。 (H)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)