(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年9月17日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや安値寄り付き。中盤沈むも引け際に大きく戻してのやや安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| DEC 02 | 266 3/4 - 66 | 278 | 272 1/4 | 276 1/2 | -1 1/2 | 333,301 | 1,258- |
| MAR 03 | 282 - 82 1/2 | 284 | 278 3/4 | 282 1/2 | -1 1/4 | 90,790 | 2053+ |
| MAY 03 | 283 3/4 - 84 | 285 1/2 | 281 | 285 1/4 | - 1/4 | 23,010 | 815+ |
| JUL 03 | 282 1/4 - 82 | 284 | 279 3/4 | 283 1/4 | + 1/4 | 27,663 | 579+ |
| SEP 03 | 266 | 266 1/2 | 264 3/4 | 265 3/4 | - 1/4 | 6,477 | 300- |
| DEC 03 | 253 | 255 | 252 3/4 | 255 1/2 | + 1 1/4 | 21,562 | 506+ |
| 506,266 | 2,184+ |
大豆 --- やや安値寄り付き。中盤にかけ値を削るも終盤回復しほぼ変わらずでの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| NOV 02 | 570 1/2 - 69 1/2 | 573 1/2 | 566 1/2 | 573 | + 1/2 | 101,095 | 1211- |
| JAN 03 | 572 1/2 - 72 | 576 1/2 | 570 | 576 | - 1/4 | 26,509 | 334+ |
| MAR 03 | 575 - 74 | 577 1/2 | 571 1/2 | 577 1/4 | + 1 1/2 | 23,880 | 503+ |
| MAY 03 | 572 - 72 1/2 | 576 1/2 | 570 | 576 1/4 | + 2 3/4 | 31,600 | 225- |
| JUL 03 | 571 1/2 - 72 | 576 | 569 3/4 | 575 3/4 | + 2 1/4 | 11,362 | 163+ |
| AUG 03 | 567 | 567 | 565 | 567 | + 0 | 570 | 4+ |
| 200,322 | 450- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| NOV | 18300 | - 40 | OCT | 2005 | -3 | OCT | 405 1/4 | + 4 1/2 | |
| JAN | 18340 | + 0 | DEC | 2015 | -3 | DEC | 406 1/4 | + 2 3/4 | |
| MAR | 18330 | + 10 | JAN | 2025 | +0 | JAN | 383 | - 4 | |
| MAY | 18270 | + 10 | MAR | 2033 | -1 | MAR | 357 | - 7 |
| 本日の相場の動き |
コーン 新規の支援材料なくファンドの利食い、商業筋のヘッジ売りにより終始押されクローズ間際に若干戻すもマイナスサイドでの引け
昨日発表されたクロップコンディションでEXCELLENT+GOODが1ポイント改善したこと、収穫の進展が過去5年平均の8%を上回る9%のペースで進展していることが昨日の農務省の発表で確認されたこと、更には昨日の小麦の急な戻しに反応した値戻しが行き過ぎとの見方などが広がりオープニングより軟調に開始、その後セッション中盤にはファンドの更なる売りに値を下げ一時前日比5セント以上の下げを記録した。12月限では昨日の最安値272に近い272-1/2まで売り込まれたがこのレベルではサポートされ昨日と同様にクローズ間際には買い戻しも入り結局前日比変わらずから1セント半安で引けた。相場の動向を左右する新規の材料に欠け取引ボリュームは少ない1日であった。
ダイズ ファンド中心の売りに軟調に動くも、クローズ前には買い戻しも入り結局前日比変わらずでの引け
ダイズは昨日発表されたクロップコンディションの悪化は既に市場に織り込みされておりオープニングでは支援材料とはならず、結局昨日の上げは行き過ぎとの見方が支配して、新規の強材料にも乏しいなかセッション前半は終始売り優勢の軟調な展開が続いた。今週から来週にかけてのベルトでのウエットな天候がダイズの収穫を妨げるとの見方もあまり本日の相場には支援材料とはならなかった。また、南米ブラジルではダイズ北部ベルトでドライ気味の天候が続き、南部ベルトではウエットな天候が続いていることからそれぞれダイズの作付け前の天候としてはややサポーティブな材料ではあるがまだ時期尚早と取られこれも支援材料としてはとらえられなかった。市場では方向感なく、なぜ昨日上げ、今日セッション前半で下げたのかなど確たる要因が見出しにくい相場展開が続いている。本日のダイズの取引ボリュームは少なく比較的静かな1日であった。
本日,ファンドはコーンで2,500枚程度の売り越し、ダイズで700枚程度の買い越しとなった模様。小麦では500枚の売り越し。ファンドのネットロングはコーン・ダイズ・小麦で各95,000枚、46,200枚、23,000枚程度と推測されている。小麦のネットロングは着実に減少していることが注目される。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 今週後半にかけてベルトで広範囲の降雨がある。
昨日はベルト全体でドライな天候となった。本日、降雨は南部より始まり今後二日間にわたりベルト中部から東部に移動する。この降雨によるカバー率は70%程度となり,0.25〜1.25インチ(ベルト中部ではところにより2.5インチ)の降雨量を記録するだろう。この降雨による作物への影響は限られる。霜については依然として北西部ベルトで可能性は残されているが、既に完熟期を迎えている同地域の作物に与える影響は限定的となろう。
(6〜10日後) 気温は平年以下、霜の懸念はあるが被害は限られよう
気温は平年以下となる。同時期後半には霜の懸念があるが既に完熟期を迎えているコーン・ダイズに対する被害は限られよう。降雨量は限定的で収穫の大きな妨げとはならない。
(11日〜15日後)
気温は平年並みから平年を下回ろう。降雨もみられるものの収穫の妨げになる程度ではない。プレーンズでも降雨があり冬小麦の作付けが若干ではあるが遅延する可能性がある。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月23日〜9月27日)】
*引け後の予報
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | B | A |
| 東部ベルト | B/N | A |
クール&ウエットな天候が収穫を遅延させるとの見方からサポーティブな予想。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
(アルゼンチン) コーン・ひまわりの作付け前の土壌水分は引き続き問題なし
ブエノスアイレス南西部やラパンパで0.1〜0.25インチ、カバー率10%程度の降雨が昨日あった。気温は最高20〜25度、最低で9〜17度を記録した。水曜日までに北東部ベルトにて降雨のチャンスがあり、0.1〜0.75インチ程度の降雨がカバ-率30%を伴い通過する。気温は平年並みから平年を若干下回るレベルで推移する。コーン・ひまわりの作付け前の土壌水分は現在まで問題なし。
(ブラジル) 降雨量は小麦ベルトで潤沢となり、小麦の収穫遅延の懸念がでている
リオグランデ・ド・スル州北部、サンタカタリナ州西部、パラナ州西部、サンパウロ州、マトグロッソ・ド・スル州、ゴイアス州南部で降雨があった。降雨量は0.25〜1.25インチを記録、小麦ベルトの60%、コーンベルトの30%をカバーした。気温は最高が22〜33度、最低が14〜18度となった。降雨は今後水曜日にかけて南部から中部に移動して同地区の小麦ベルトに水分をもたらす。更に、木曜日には南部の小麦ベルトで新たな降雨が始まり、金曜日から土曜日にかけて中部から北部ベルトに移動する。一連の降雨量は0.25〜1.5インチ(ところにより2インチ)、小麦ベルトの90%、コーンベルトの55%をカバーする。気温は最高が23〜30度、最低が12〜20度となろう。
降雨は毎週のように南部小麦ベルトを通過している。今週も上記のように小麦ベルトに前線が次々と通過していく。水分過剰により小麦の収穫やコーンの収穫(セカンドクロップ)に支障が出始めている。また、中南部ベルト地域ではロッジングなどの問題も懸念されている。メインクロップのコーン・ダイズの作付け前の土壌水分は潤沢にあり問題は現在のところない。
| 本日の発表等 |
| 1)ブリッシュコンセンサス (単位 %) |
| 9/17/02 | 9/10/02 | 9/3/02 | 8/27/02 | 8/20/02 | |
| 大豆 | 81 | 90 | 77 | 75 | 70 |
| 大豆油 | 38 | 43 | 41 | 44 | 44 |
| 大豆粕 | 77 | 79 | 67 | 67 | 64 |
| コーン | 62 | 71 | 63 | 62 | 62 |
| 小麦 | 83 | 92 | 79 | 73 | 67 |
農務省発表後の調整局面続いており数値も低下。範囲内の数字にて中立視。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
本日もファンドの売りに前日最安値の272セント(12月限)近くまで売り込まれた。薄商いのなか目新しいファンダメンタルズでの強材料にも乏しく少量のファンドの手仕舞い売り、商業筋のヘッジ売りに値を下げてしまう市場環境が先週末より続いている。ファンドは本日も約2500枚売り越したが、ネットロングはまだ95,000枚程度と高レベルにある。収穫の開始とともにまばらな農家売りや、初期の収穫で予想外に収量がよかったなどの噂にファンドの高レベルのネットロングが揺さぶられて、不安心理から売り先行となっている。目先は収穫期を前にこのような動きがしばらくは続くものと予想し、本格的な上げはもう少しネットロングを減らしてからと見る。
昨日の繰り返しとなるが、コーン価格については短期的には一本調子の上げはなく、しばらくは272セント〜285セント程度のレンジで神経質にアップ&ダウンするのではないかと考える。中期・長期的にはコーンのアップトレンドはまだ終焉していないと考える。12月限で300〜310セントの相場が実現すると考える。その時期は先週も述べたようにもう一度タイトな需給バランスが再評価され、農務省が実際のイアーの中身まで調査して収量の計算をはじく10月の農務省の発表前後と考える。この頃には南米アルゼンチン、ブラジルのコーンの作付け状況も見えてくるはず。南米コーンに関してはアルゼンチン、ブラジル両国ともに現在まで作付けに関して問題となるような天候パターンとはなっていない。しいてあげるとすれば、ブラジル南部州のコーン生産ベルト(リオグランデ・ド・スル州、サンタカタリナ州、パラナ州)などではウエットな天候が続いており作付けが遅れる可能性が出てきていること。プライシング方針は先週末と変わらず、今のレベルから272セントまでは確実に取って行きたい。
コーン12月限で272セント、265-3/4セントを割り込むことは今の需給関係、市場要因では考えにくい。割り込むときは予想外の需給面での弱い材料が出たときに限られる。 (H)
(ダイズ)
「SELL THE FACT」 の後
先週の農務省発表でファンダメンタルズを確認した後、相場は予想通りセットバックを迎えた。発表までの5日間で30セント程度の急騰を見せており、発表前日には約定新高値を実現(11月限591)することとなる。大豆イールドも市場の予想通りやや上方修正・・・。大きな一服感を伴う現在の調整局面となっている。
さて、次なる相場の盛り上がりは10月の発表を意識し始める頃。即ち、少なくとも(今週を含め)向こう2週間(9月中)は引き続き調整局面と見る。先週申し述べた11月限の目標550台は昨日見た。しかしこの550台は今後も再度見る可能性は高い。最下点は550と見ている。高値は580まで。現在の局面において、このレベルまで上がれば頭は抑えられることとなろう。昨日見られたように560割れへの相場の意識は今は非常に強い。しかし、過去3日間の値位置を中心とした動きが続けば近いうちに550台は再度見られるとみている。その辺りを意識したオペレーションを心掛けたい。
今は上がっても焦るタイミングではない。すぐに戻しは期待できる。じっくりと550台に的を絞りたいところ。
10月に入れば、市場は再びファンダメンタルズを意識し始める。そして、「大豆のイールド減」という期待感をもとに再び6ドル相場を目指す展開となる。現在は言わばそれまでのエネルギー蓄積期間。じっくりと調整を行なった後、再び相場は積極的な上昇局面をむかえることとなろう。
『大豆のイールド』
来月の発表の鍵は各州におけるイールド数値となろう。
この9月農務省は、主要州、アイオワ:45⇒46、ミネソタ:40⇒43と上方修正した。良好な中西部北西部地域の数値を改善した事に関しては、全く妥当な線だと受け止めている。しかし、対して、イリノイ:40⇒41、インディアナ:41⇒41、オハイオ:36⇒33。この辺りは次の10月、要注意となる。
先週後半よりインディアナそしてオハイオの調査を行なってきたが、8月末頃の状況から更に悪くなっている。その要因は全くの降雨不足と、平年比高い気温推移。通常は70-80cmまでの丈が期待できるプラントが、わずか30cm前後でYELLOWINGに入り、鞘も乾燥化へむかっている。
(この写真は同じプラント) ・・・ 畑は違うが、同じ幅にて作付けされている同品種の比較
又、最後の天候推移に強い願いを込めて一生懸命生長したプラント最上段の鞘についても、9月に入ってのほぼ雨の無い日の継続・日照り・・・その願いも空しく鞘中の豆の出来も不完全のままその生長を終えている。一つの鞘に、二つまでは何とか実を入れることが出来ても、3つ目の豆が小さいまま生長がとまる、といったケースも多数見られ、この現象は今年の中西部東部のイールドを占うキーポイントとなるだろうし、今後これら結果が数値に表れてくる事となる。
現地農家の複数コメントとして、『イールドは15〜35。40取れるフィールドはほんの一握りだろう』との由。
鞘数のカウントに頼ってきた農務省も10月、11月と実際の量(かさ)を知る事となる。その時に、特に上記インディアナ・オハイオなどの数値がどのように出てくるか。 今後の6ドル相場を予想する身としては、これらの数値の下方修正を受け、再び平均イールドも低下。(今月の発表数値の37.0から今後は確実に数値を下げる)という基本的見方が土台にある。 (A)
【ご注意】
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)