(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月18日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずで寄付き。期近からの安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  277 - 76 1/4  277  271 3/4  272 1/2  - 4  328163  5129- 
MAR 03  282 3/4 - 82 1/2  283  278 1/2  279 1/4  - 3 1/4  95263  4473+ 
MAY 03  285  285 3/4  281 1/2  282 1/4  - 3  23643  633+ 
JUL 03  284 - 83 3/4  285 1/2  281 1/4  281 3/4  - 1 1/2  27562  101- 
SEP 03  266 1/2  268  266  266  + 1/4  6363  114- 
DEC 03  254 3/4  255 3/4   254  254 1/4   - 1/4  21686  124+ 
            506145  112- 

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き。まちまちで引け ---

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
NOV 02  573 - 74  577  570 1/4  572  - 1  100578  573- 
JAN 03  576 - 576 3/4  580 1/2  573 1/2  576  + 0  26580  71+ 
MAR 03  578 - 77 1/2  581 1/2  575  577  - 1/4  24226  346+ 
MAY 03  576 - 75 1/2  579 3/4  573 1/4  575 1/4  - 1  31511  89- 
JUL 03  575  579 1/2  573 1/2  574 3/4  - 1  11544  182+ 
AUG 03  568 1/2  572  567  567 1/2  + 1/2  573  3+ 
            200614  236+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
NOV  18440  +140  OCT  1983  -22  OCT  413  + 7 3/4   
JAN  18460  +120  DEC  1987  -28  DEC  412 3/4  + 6 1/2   
MAR  18440  +110  JAN  2000  -25  JAN  392 1/2  + 9 1/2   
MAY  18380  +110  MAR  2012  -21  MAR  360 3/4   + 3 3/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  収穫を前にファンドの12月限から他限月への乗り換えにより12月限は大幅ダウン、引き続き新規の支援材料難

小麦、ダイズ市場が比較的堅調な動きを見せるなか、コーンはひとり軟調な展開に終始して、引け間際には一段のファンドの売りに圧迫されて期近12月限より値を崩した。収穫が進展するなかファンド筋は12月限のロングを手仕舞い、来年3月限などにロングを乗り換えるベア-スプレッドを大量に仕掛けた。レフコ、テンコが各3,000枚、2,000枚12月限のロングを売り、3月限を新規ロング建てた模様。更にはADMも12月限ロングを1,000枚売り3月限を買った。セッション半ばには値を戻す場面もあったが上記の12月限から先限月に乗り換える動きがクロージング前まで続き12月限は終始圧迫を受けた。本日のコーンの出来高は78,000枚程度で昨日の71,000枚を上回った。 

 

ダイズ  クール&ウェットの天候に支援されてセッション半ばまでは堅調な動きとなったが、後半売り戻され結局前日変わらずレベル  

中西部一帯でクール&ウェットの天候によりダイズの収穫が遅れるとの見方、小麦市場の堅調に支援されながらセッション半ばまでは前日比3セント〜4セントアップで推移した。ブラジルABIOVE(搾油協会)が2002/03CROPのダイズ生産予想を47〜48百万トンと予想して、この数字が市場の48百万トン〜50百万トンを下回る数字であったことも支援材料となった。また、需要サイドでは中国が12月20日の遺伝子組み替えダイズの輸入制限強化前に11月積みまでのダイズを集中的に行なうとの見方、またブラジルは旧穀ダイズを売り尽くしたとの見方なども支援材料視された。ファンド筋は現在保有しているネットロングの整理にはまだ早いと考えており、本日も若干量の売りにとどまった。 

 

本日、ファンド筋はコーン・ダイズで5,000枚、100枚の各売り越し、小麦で1,500枚の買い越しとなった模様。各ネットロングは89,900枚、46,000枚、24,600枚程度となった模様。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今後2日間は更に広範囲にわたりベルトに降雨がある

昨日は南部に降雨があり朝方まで中部にこの雨が広がった。降雨量は0.25〜1インチ(ところにより2インチ)を記録、ベルトの30%をカバーした。今後2日間にわたりベルトの広範囲に降雨が予想されており、今週の金曜日にこの降雨は東部ベルトで終了する。今週末には更に西部地域に新たな降雨が予想されている。週末までの降雨量は0.25〜1インチ、ところにより2.5インチを記録(中部地区中心)、ベルトの65%をカバーする見込み。一連の降雨により収穫が遅延する地域が出てこようが、作物に被害を与えることはない。 

 

(6〜10日後) 気温は平年を大きく下回る 

中西部での気温は平年を大きく下回り、ベルト北部の3分の1の地域で霜の可能性が出てこよう。西部ベルトでは降雨が続き収穫のペースをスローダウンさせるがこの雨による作物への被害はない。プレーンズでの降雨は冬小麦の発芽を促進させる。この地域では冬小麦の成長を阻害するまでの気温の低下は起こらない。 

(11日〜15日後) 

気温は平年並から平年を下回るレベルで推移、降雨量は平年並みから平年を上回る。この天候パターンはコーン・ダイズの収穫を遅延させることとなる。プレーンズでの降雨は既に植え付けされた冬小麦の成長を促進させる。冬小麦の作付け進捗には大きな阻害要因とはならない。 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月24日〜9月28日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト   B   B/N 
東部ベルト   B   B 

気温は引き続き平年を下回るが、降雨量は両ベルトで平年を下回ることから収穫の進展が期待され双方相殺されて中立視。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

(アルゼンチン) ベルト中南部で降雨、小麦はコンディション良好 

昨日はブエノスアイレス、ラパンパに0.25〜1インチ、カバー率20%程度の降雨があった。気温は最高が20〜25度、最低が7〜17度で推移した。北東部から南東部にかけて本日から明日にかけて0.1〜0.75インチ、ベルトの30%をカバーする降雨が予想されている。気温は平年並みから平年を下回る。水分が潤沢に蓄えられており、小麦の生育は順調に推移。コーン・ひまわりの作付け前の土壌水分は潤沢にあり現在まで問題なし。 

 

(ブラジル)  降雨過多により小麦の収穫遅延が懸念されだした 

リオグランデ・ド・スル州、サンタカタリナ州、パラナ州中部、サンパウロ州中北部で0.25〜1.5インチの降雨(ところにより2インチ)が小麦ベルトでカバー率50%、コーンベルトでカバー率30%をともないみられた。気温は最高22〜33度、最低14〜18度で推移した。降雨はベルト中部から南部にかけて木曜から金曜日にかけてあり、更に土曜日から日曜日にはこの降雨はベルトの北部に移動する。降雨量は0.25〜1.5インチ、小麦ベルトの90%、コーンベルトの55%をカバーする。気温は平年をやや下回るレベルで推移する。今週末にかけて更に上記の降雨が続くことから小麦の収穫は更に遅延し、セカンドクロップのコーンの収穫も遅延するだろう。また、中南部ベルト地域ではロッジングの問題が更に深刻となろう。作付け前のコーン・ダイズの土壌水分については現在まで問題なし。 


 

 

本日の発表等
1) ブラジル植物油工業会(ABIOVE)よりの発表

本日同協会より新穀ブラジル大豆(02/03産)についての初めての見通しが発表された。 

生産量見通しは47-48百万トン。(昨年は41.8百万トン)。
又同協会によると作付面積は約9%伸び17.1百万ヘクタールとなる。
生産量の計算根拠としてのイールドは2,749-2,807キログラム/ヘクタール。前年度は2,662キログラム。 

又、同年度の搾油処理は27.5-28百万トン(大豆ベース)となり、過去最高の見通し。 

 

2) 週間輸出成約発表前の予想レンジ 

明日寄り付き前には週間輸出成約高が発表される。予想レンジは以下の通り。 

  予想レンジ 
コーン  700-900 
大豆  400-600 
大豆粕  60-100 
大豆油  5-10 
小麦  500-800 

(単位 : 1,000トン) 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日も収穫を前にして新規の支援材料なく、しかも薄商いのなかファンドの期近12月限のロング整理、先限月への乗り換えが大量に出て期近中心に圧迫を受けた。12月限は272セントを割り込み最安値は271-3/4を付けた。本日の市場の特徴は小麦、ダイズがセッション中に急騰する場面があったにも関わらずコーンのみが始めて別の動きを取り終始ファンドのロング整理に軟調となったこと。コミッションハウス担当者なども強気から弱気に変わったものもちらほら出始めた。ファンドのロングの大半は8月の農務省の需給発表前に仕掛けられたものと考えられ、現在の値位置でも利食いができ、しばらくは12月限中心にファンドはロングの利食いをしてくることが考えられるが、8月の月末にかけてポジション調整から急落して付けた最安値である265-3/4(12月限)が万が一ブレークされるようなことがあれば、その時点で現在では予想できない大きな突発的な圧迫材料が出てきたときに限られ、現在の需給要因ではこの実現性は低いと考える。現在のコーンの下げは9月12日の需給発表前までに小麦の急騰に影響されて理由なく買いついたファンドのポジション調整局面が続いているものと考える。プライシング、オペレーション方針は前日と変えず。 (H) 

 

 

(ダイズ) 

暫くの中心レンジは 「560-580」。 

今後は9月末にかけて暫くレンジ内取引を予想。11月限580を超えれば頭は抑えられ、560を割れば買戻しが入るといった形でこの20セント幅を中心とした上下動となる。 

感ずるところ、今の”地合”ではそれ以上の展開はちょっと困難。6ドル相場を前に、暫くは足踏みが続く事となる。(A) 

 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)