(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月20日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き。安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 263 1/4 - 65 265 3/4 260 260 3/4 - 6 321708 4066-
MAR 03 272 - 72 1/2 272 1/2 267 268 - 5 3/4 99184 713+
MAY 03 274 1/2 - 75 276 271 1/4 271 1/2 - 6 26003 815+
JUL 03 276 - 75 276 1/2 271 271 1/4 - 6 1/4 31275 902+
SEP 03 263 1/2 - 64 264 258 1/2 259 - 5 6516 139+
DEC 03 253 254 249 249 - 5 1/2 21967 304+
            510163 1145-

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き。マチマチで引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 564 - 63 570 560 3/4 564 1/2 + 1/2 99142 2067-
JAN 03 566 1/2 - 67 573 564 1/2 567 1/2 + 0 28486 669+
MAR 03 567 1/2 - 68 573 565 1/2 568 1/4 - 1 24247 738-
MAY 03 566 571 564 566 1/4 - 1 1/2 30500 1062-
JUL 03 565 - 66 570 563 1/2 565 1/2 - 2 12274 448+
AUG 03 562 562 559 559 - 2 1/2 605 33+
  201335 2529-
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
NOV 18030 -180 OCT 1982 +17 OCT 400 + 4 1/2 1.22 - 1.23
JAN 18000 -210 DEC 1984 +12 DEC 398 + 1/2
MAR 18000 -210 JAN 1995 +11 JAN 379 + 2 1/2
MAY 17950 -210 MAR 2005 +8 MAR 351 3/4 + 1 1/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  収穫を前にしたファンドの売りが更に加速、4日続きの下げを記録

本日もコーンピットの雰囲気は変わらずギャップをつけての安値オープニングとなり、その後も相場を支援する強材料もなくファンドのロング手仕舞いの売りに一方的に下げ続けた。目先のサポートレベルとみられていた12月限265-3/4も本日の最高値となっただけであっさりとブレークされ逆にストップロス的な売りに一段と下げ足を早め、しばらくも見合いながらも12月限は260セントの本日の最安値をつけた、その後このレベルから若干の小戻しはあったものの引けにかけて再び売り戻され本日も最安値圏での引けとなった。市場ではイリノイ州、アイオワ州などで開始しているコーンの収穫で予想以上の収量が記録されているとの話が引き続き出ていること、現物市場で若干ながらハーベストプレッシャーにより価格が下げていることなどが弱材料視されていた。

 

ダイズ  期近はまちまちに引け、先物は若干安での引け

カリブ海に発達しているハリケーンが中西部に降雨をもたらしダイズの収穫を妨げるとの予想や、収穫初期段階ではあるがダイズの収量は一部の地域で予想を下回っているとの報、更には月曜日のクロップコンディションではダイズのコンディションに大幅な改善はないとの見方がなどが支援材料となり期近中心に相場を支援した。しかし、コーン市場が引き続きファンドのロング調整による売りが終始絶えずダイズピットの雰囲気にも影響を与えたことや、南米ダイズの作付け前の天候、土壌水分に関して大きな問題は発生していないことなどが弱材料とされ期先限月はプレッシャーを受け若干安で引けた。

 

ファンドはコーン市場で昨日に続き13,000枚を売り越し、ダイズ・小麦で各1,000枚・4,000枚を買い越した。各商品のネットロングは65,000枚、48,000枚、25,500枚と推定されている。

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  本日もベルト東部に降雨。週明け早々には西部に新たに降雨。

昨日は中部から東部にかけて0.25〜1.5インチ、所により2.0インチ、カバー率ベルトの40%の降雨があった。ぐずついた天候は本日も東部で見られる。0.25〜1.0インチ、ところにより1.5インチ、カバー率35%の見込み。ベルト西部では週明け早々に0.1〜0.75インチ、カバー率35%の降雨が予想される。降雨により収穫は遅れるが、作物に被害は無い。

(6〜10日後) 気温・降雨量とも平年を下回る。

中西部の気温は平年を下回る。北西部3分の1の地域に限り、霜の可能性あり。中西部では作物は既に完熟してきているため降雨による被害は考えられず、雨量も少ないため収穫はある程度進捗するであろう。一方、プレーンズは相変わらず乾燥しており、冬小麦の作付けが進む。但し、カンザスでは作付けのために少し降雨が必要。

(11日〜15日後) 気温は平年をやや下回る。

中西部の気温は平年をやや下回り、降雨はベルトの北西部に限られる。収穫は進捗していく模様。一方、プレーンズでの降雨は引き続き限られ、カンザスに限ってはやはり雨が欲しいところ。ベルト南東部、デルタ地方では比較的降雨が見込まれる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月26日〜9月30日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B N
東部ベルト B N

コーンは既にほぼ完熟しており、降雨による影響は収穫が遅れるくらい。大きな強材料とはならない。

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

(アルゼンチン)  週末は全般的にドライ、小麦は引き続きコンディション良好。

昨日はブエノス・アイレス中東部、ラ・パンパ東部、サンタ・フェで、0.25〜1.5インチ、カバー率65%の降雨が見られた。最高気温は16〜25℃、最低気温は0〜7℃で推移した。週明け火曜日までは全般的にドライ、気温は平年をやや下回り、最高気温18〜23℃、最低気温1〜11℃で推移する見込み。適度な降雨で小麦のコンディションは良好、コーン・ひまわりにとっても作付け前の土壌水分は良好。

 

(ブラジル)  小麦ベルト北部にも降雨拡大、収穫遅延の懸念

昨日はリオ・グランデ・ド・スル州、サンタ・カタリナ州、パラマ州南部、マト・グロッソ・ド・スル州東部で、0.25〜1.0インチ、ところにより2.0インチ、カバー率小麦・コーン地域の30%の降雨が見られた。最高気温は17〜30℃、最低気温は7〜20℃で推移した。降雨は週末にかけてコーン地域の中部、北東部へ移動。週明けには小麦地域北部にも降雨が戻る。予想降雨量は0.25〜1.5インチ、所により2.0インチ、気温はほぼ平年並みで最高気温17〜30℃、最低気温7〜20℃の見込み。しばらく続く雨でセカンドクロップ・コーン及び小麦の収穫は遅延するが、ファーストクロップ・コーン及び大豆にとっては作付け前の土壌水分は良好。


 

本日の発表等
1) コミットメント オブ トレーダーズ (SEP17現在)  (単位:枚)

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  48,651 ロング  46,200 ロング  43,676
大豆粕 ロング  22,209 ロング  22,700 ロング  19,779
大豆油 ロング  23,088 ロング  25,200 ロング  17,481
コーン ロング   96,008   ロング  94,900 ロング  75,838
小麦 ロング  32,023 ロング  23,100 ロング  37,901

コーン・大豆ともに事前予想より若干ロングが多く、ややネガティブに捉えられている。小麦は予想より大きくロングを伸ばしておりネガティブに捉えられる。

 

2) 農務省発表 週間ローンデータ (SEP17現在)  (単位:百万ブッシェル)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 144.1 -24.4 0.3 0.0 1,250.3 24.4
2002クロップ 10.7 5.5 0.0 0.0 0.0 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 15.7 -2.6 0.5 0.1 295.6 2.5
2002クロップ 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)  

生産量8,849百万ブッシェル、収量125.4ブッシェル/エーカー、期末在庫率7.5%、95年振りの生産量減少などファンダメンタルズの数字は何一つ変わったわけではない。市場ではイリノイ、アイオワでの初期の収量をもって予想以上の収量、更にはスパークスなどの収量上方修正(非公式のコメント)、ハーベストプレッシャーなどの要因により9月12日の発表を契機としてここまで大きく下げてきた。何れの材料もけして最終的に確認されたわけではない。収量に付いてもまだ収穫初期段階であり今後収量の悪化が予想される東部などの収穫が進展してくる。また、ハーベストプレッシャーは現実には現れておらず、農家の売腰は逆に弱いくらいである。

しかし、上記のファンダメンタルズの材料をよそに価格はファンドの大量のロング手仕舞いを背景に、各サポートラインをいとも簡単にブレークしてきた。このこと自体は厳粛に受け止めなければならない。今回のファンドの大量売りによりテクニカル面での弱さを露呈して、チャート面では今後しばらく下値を確認する作業にかかるものと考える。ファンドのロング整理の進展を見ながら、12月限ベースで250〜255セントの下値は頭に入れて対応する必要がある。

12月限での300ドル相場はまだあきらめたわけではないが、そこに到達するにはファンダメンタルズでの強い材料の”確認”作業が必要となろう。それは、10月の農務省の需給発表で再度収量の下方修正、期末在庫率の減少が確認される必要がある。本日の下げで確認できたことは、それまでにクリアーするチャートポイント(昨日までのサポートラインがレジスタンスラインとなった。)が多くなったこと。今後は一本調子の上げは難しいしばらくは上げても戻り売りパターンを予想する。 (H)

 

 

(ダイズ)

【今週の相場回顧】

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先週の農務省9月発表需給報告における市場予想通りのイールド改善内容に、それまで(主に小麦の動きに煽られた)買い上げられた相場は「sell " THE FACT」、今週は一転調整局面を迎えることとなった。月曜には96日以来の560割れ(11月限)、557をつけるに至ったがこの560を割れた場面では強烈な買戻しが入る事となり、このレベルへの相場の意識が窺われた。今週の高値は水曜につけた577。アップダウンはあったものの、基本的に560-580レンジ内の取引となった。

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【来週の展開は】

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来週に買い場を探りたい"

来週も基本的には今週の流れを引き継ぐのではないかと考えている。中心レンジは変わらず560-580とおき、来週には再度11月限の560割れをトライする場面を期待している。この550台については、迷わず抑える姿勢で臨む。来週が終了すれば、四半期在庫発表。そして10月。次なる農務省の発表へ市場の意識は移ることとなり、再び(ファンダメンタルズを意識した)相場は現在の調整局面より腰を起こし始める。そういった意味でも、買い進めたい場合は来週の相場動向により神経を払い、旨く指値を絡ませたい。"  

相場の中長期的なトレンドは未だ右肩上がり。そして6ドル相場期待。これが現在の見方の基本にある。その中での現在の調整局面に、買い場を探しているものである。(a)

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【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)