(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 259 1/4 - 59 3/4 259 3/4 253 3/4 254 1/4 - 6 1/2 310390 11318-
MAR 03 266 3/4 - 66 266 3/4 261 261 1/2 - 6 1/2 102549 3365+
MAY 03 270 1/4 - 70 1/2 270 1/2 265 1/4 265 1/2 - 6 27133 1131+
JUL 03 269 3/4 - 70 270 3/4 265 1/2 266 - 5 1/4 32411 1136+
SEP 03 259 259 255 1/2 255 3/4 - 3 1/4 6761 245+
DEC 03 249 - 248 1/2 249 1/2 245 1/4 245 1/2 - 3 1/2 22590 623+
            505334 4828-

 

 

 

大豆     --- 安値寄り付き安値引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 560 1/2 - 61 1/2 561 1/2 552 1/2 553 1/4 - 11 1/4 100595 1483+
JAN 03 564 - 63 1/2 564 1/2 556 557 - 10 1/2 28586 100+
MAR 03 565 - 65 1/2 565 1/2 557 1/4 558 1/4 - 10 25248 1011+
MAY 03 563 - 63 1/2 567 1/2 556 557 1/4 - 9 30862 352+
JUL 03 563 563 1/2 556 557 1/4 - 8 14 12597 323+
AUG 03 555 1/2 555 1/2 552 552 - 7 582 23-
  204636 3330+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
NOV 17730 -300 OCT 1960 -22 OCT 389 1/2 -10 1/2 1.23-1.24
JAN 17730 -270 DEC 1965 -19 DEC 388 3/4 - 9 1/4
MAR 17740 -260 JAN 1976 -19 JAN 373 1/4 - 5 3/4
MAY 17710 -240 MAR 1986 -19 MAR 345 1/2 - 6 1/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン  再びファンドの売り浴びせに市場も続落

再びのファンド売りである。先週よりのフォロースルーもあり、寄り付きからギャップをつけての安値寄り付き。12月限は開始直後こそ259を挟んだ展開となるが、10時ごろよりは中心レンジは257。この256〜258という幅での取引が本日の大半の時間を占める事となる。しかしそのままは引けず、終盤になり更なるファンド売りに一気に相場は本日の安値圏(253-3/4をつける)へ。そのままの安値引けとなった。

何と言ってもファンドの引き続いての売り浴びせ。この売りが売りを呼ぶ形が本日も展開されたことになる。事実先週のファンド売りは、月曜から、1900枚−2500枚−5000枚-13,000枚-13,000枚。そして本日は11,000枚。6日間で46,000枚強の数値だとされる。この拍車のかかった勢いに相場も過去5日間で20セントを越す大きな急落を演じる事となった。以下主な材料としては、

− 週末の天候も特にベルト西部の収穫には適当な按配となり、ネガティブに作用した。
− 中国が8月のコーン輸出数字を発表したが、それが1.7百万トンと発表された。1月〜8月で6.21百万トン。これは市場へネガティブな材料となった。
− 終盤まで持ち直しかけていた市場ではあったが小麦が終盤沈んだことでコーンも追随する形となった。
− 本日セッション中発表の週間輸出検証高は市場の予想範囲以下の数字にてネガティブな材料となった。

などであるが、ファンドの大きな勢いに押された感が非常に強い。

 

ダイズ  ギャップオープン。コーン同様の展開での安値引け。

大豆もコーン同様にギャップをつけての安値寄り付き。11月限561前後でのスタートとなった。動きとしては10時半頃まではダラダラとそのレベルを削り続け、556−558レベルまで下落。その後は昼前まで概ねそのレンジ内取引に終始する。が、結局終盤は小麦・コーンと同様一気に値を下げ本日の安値圏に沈み(最安値は552.50)そのままでの安値引けを迎えることとなった。

材料としては、上記コーン欄同様、先週来の拍車のかかったファンドの売り浴びせ。これに尽きると思われる。本日の材料としては、週間輸出検証高の期待以下の数値。或いは、週末の比較的雨の少ない天候結果から収穫の促進といった発想等・・。 引き続く続落にテクニカルにも20日移動平均線を割り込み50日平均ラインへあと5セントほどにまで迫る事となった。

 

ファンドはコーン市場で11,000枚を売り越し(過去3日で37,000枚の大量売り)、ダイズ・小麦で各3,000〜3,500枚を売り越したと見られている。

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

週末はベルト東部(インディアナ・オハイオ)の一部で降雨を見た以外は概ね晴れとなった。ベルト東部での雨、0.25-1.25インチで35%の範囲に及んだ。今週はベルト西部中心に35%の範囲に0.1-0.5インチ程の降雨が見込まれている。 又気温は週末低いところ(特にベルト北東部)では30度台、高いところでも50度後半まで下げる事となった。今週の気温はベルト西部において平年以下、ベルト東部はほぼ平年並みとなる見込み。今週最も冷え込むのは金曜から土曜にかけてと見られる。

ハリケーン「Isidore」の影響 ・・・ 現在ガルフにはハリケーンが存在する。今後の動きについてはまだ正確な状況はわからぬが、もし上陸して北上するような形となれば、中西部ベルトの南東部あたりに所によっては2インチまでの降雨をもたらす可能性もある。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月29日〜10月2日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B B
東部ベルト B N

ほぼ中立材料視。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

(ブラジル)  

週末コーン・大豆の産地においては降雨に恵まれた。0.25-1.25インチ、産地の約60%の範囲を覆うこととなった。今週前半はベルトの北東部にて0.25-1.5インチ(約20%の範囲)が予想されている。 これらの降雨は特に北部産地の土壌水分を改選させている。南部産地はどちらかというと現在ウエット。しかし、現段階では作付を前にして材料視されるようなレベルにはなっていない。

 

 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  9月19日の週 9月12日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 732.5 803.8 1,312.1 2,083.1 3,183.1
ダイズ 146.7 197.6 212.2 464.8 572.3
小麦 477.9 431.1 575.6 7,734.5 7,920.4

コーン・大豆共に事前の予想より低い数字となり、ややネガティブに受け止められた。 

 

2) USDA発表週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

春小麦収穫 今週 先週 昨年同期 平均
  95 90 100 97

一方冬小麦の作付は、31%の進捗となっている。(前年同期30%)

 

≪大豆落葉進捗率≫

  9/22現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 77 50 29 62
イリノイ 51 28 68 64
ミネソタ 82 54 66 77
インディアナ 63 39 77 80
ネブラスカ 68 44 53 68
オハイオ 72 46 77 74
ミズーリ 43 27 30 47
18州平均 65 42 57 65


 

《コーン主要7州のデントステージ》

  9/22現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 99 97 90 96
イリノイ 97 92 99 98
ネブラスカ 98 94 98 98
ミネソタ 98 94 94 97
インディアナ 92 83 100 97
オハイオ 86 74 91 93
ウィスコンシン 88 74 58 82
18州平均 96 90 94 95

 

《コーン主要7州成熟》

  9/22現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 80 59 54 77
イリノイ 66 44 84 73
ネブラスカ 70 49 65 67
ミネソタ 53 22 27 56
インディアナ 53 33 77 70
オハイオ 35 25 37 41
ウィスコンシン 29 15 19 40
18州平均 65 45 61 66

 

《コーン主要7州収穫》

  9/22現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 6 4 3 7
イリノイ 9 4 16 15
ネブラスカ 10 7 6 10
ミネソタ 1 0 0 3
インディアナ 8 4 12 11
オハイオ 4 1 3 4
ウィスコンシン 0 0 0 2
18州平均 13 9 13 14

コーン・ダイズともに生育・収穫進捗率は予想の範囲内にて中立材料。

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2 (3) 9 (9) 22 (22) 46 (45) 21 (21)
イリノイ 11 (12) 19 (18) 34 (31) 31 (33) 5 (6)
ネブラスカ 24 (24) 15 (15) 28 (28) 26 (27) 7 (6)
ミネソタ 2 (2) 7 (6) 21 (21) 53 (54) 17 (17)
インディアナ 18 (20) 24 (25) 30 (29) 26 (24) 2 (2)
オハイオ 29 (28) 30 (31) 28 (29) 12 (11) 1 (1)
ウイスコンシン 4  (4) 11 (11) 25 (21) 45 (44) 15 (20)
主要18州平均 13 (14) 17 (17) 28 (27)  33 (33) 9 (9)
18州平均(昨年) 4 (4) 10 (10) 30 (30) 43 (44) 13 (12)

「良い・非常に良い」は先週の42ポイントから変わらず。時期的に既に市場にインパクトを与えるタイミングでもなく中立材料。

 

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2 (3) 9 (10) 26 (25) 47 (46) 16 (16)
イリノイ 10 (12) 16 (14) 34 (31) 35 (37) 5 (6)
ミネソタ 2 (2) 6 (6) 22 (21) 55 (54) 15 (17)
インディアナ 14 (15) 23 (23) 32 (32) 28 (27) 3 (3)
ネブラスカ 22 (25) 26 (27) 29 (27) 19 (18) 4 (3)
オハイオ 25 (25) 30 (33) 33 (32) 11 (9) 1 (1)
ミズーリ 22 (21) 28 (28) 32 (30) 16 (18) 2 (3)
主要18州平均 10 (11) 16 (17) 30 (28) 36 (35) 8 (9)
18州平均(昨年) 4 (4) 12 (11) 31 (30) 42 (44) 11 (11)

「良い・非常に良い」先週の44ポイントから変化なし。中立材料。

 

 

本日のトーメンの意見

 

ファンドの手仕舞いも、もう数セッションで終了です。

大豆は期待通り11月限550台への調整を見ることとなった。ここまでの下落を目の当たりにすれば欲が出てくるものでは有るが、当初の目標値としていたレベルを達成した事から素直に現レベルを押さえにかかりたい。

コーンは予想を上回るファンド売りの集中。売りが売りを呼ぶ事で歯止めがかからない状態となっている。このようなテクニカルな動きについていくことは時として辛い物があるが、もうそろそろ、であろう。もう数セッション我慢すればファンドの大掛かりな手仕舞い作業も終了し、再び回復路線を辿る事となる。従い、この「もう数セッション」での更なる下落場面を抑えるべく、12月限での限レベル以下〜250割れといったあたりまでを、「前向きに」指して行く事としたい。

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)