(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年9月27日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付やや安値での引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 260 1/4 - 61 261 257 1/2 258 3/4 -1 3/4 296574 2431-
MAR 03 268 1/4 - 68 268 1/4 264 3/4 266 -1 3/4 107076 362+
MAY 03 271 1/2 - 71 3/4 271 3/4 268 3/4 270 1/4 -1 3/4 28621 248+
JUL 03 272 1/2 272 1/2 269 3/4 271 -1 1/2 32984 74+
SEP 03 258 1/2 258 1/2 256 3/4 258 +1/4 7262 41+
DEC 03 247 1/2 - 47 3/4 248 3/4 246 1/4 247 3/4 +0 23514 70+
            499568 1643-

 

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、安値での引け ---

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 565 1/2 - 66 568 559 1/2 560 1/4 -5 1/4 98232 476-
JAN 03 568 1/2 - 69 1/2 571 563 1/2 564 -4 1/2 29769 86+
MAR 03 570 1/2 - 71 572 1/2 565 1/2 566 -4 1/4 25516 7-
MAY 03 568 1/2 570 1/2 563 1/2 564 1/4 -4 1/4 30906 646+
JUL 03 568 - 68 1/2 570 1/2 563 1/2 564 1/4 -4 13961 77+
AUG 03 560 560 558 558 -2 850
  205829 253+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 17540 -200 OCT 1997 -15 DEC 402 1/2 +1/4
DEC 17690 -140 DEC 2009 -17 MAR 404 +3
JAN 17700 -180 JAN 2017 -13 MAY 382 +0
MAR 17710 -180 MAR 2023 -16 JUL 353 1/2 +1

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

月曜の発表を控え、本日も動きは鈍く

強い低気圧イシドールが、デルタ地域から更にはイリノイ最南部、インディアナ南部、オハイオ南部などへも降雨をもたらすとされ、寄付き前には支援材料となった。

従い、コーン・大豆共に寄り付きこそ何とか持ちこたえる形なったが、その後が全く続かなかった。(大豆・コーン共に寄付き直後が本日の高値となる。) 来週月曜の農務省発表前ということもあるが、収穫がスタートばかりの状況下、いまだ入ってくる情報(イールドに関する報告等)にバラツキが多く市場参加者も方向感を掴めないままの状態である点も影響していると思われる。手の出しようのない現在の状況下、自ずと手口は控えられ、限られたポジション整理の動きにダラダラとねを削る事となった。又、特にベルト西部においては週末も順調に収穫が進む事が期待されており、そのこともネガティブなトーンを市場に提供したと言える。一度下がった相場は、コーン12月限で258台を中心とした小刻みなアップダウン、大豆11月限は561-562が中心レンジとなり、ほぼそのままの形で安値引けとなった。

 

本日のファンドの動き。コーンは1000枚の売り越し、大豆は1500枚の売り越しであったと見られている。

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ベルト地域の大雨はオハイオ川流域に限られた

昨日はベルト西部は概ね晴れ、降雨があっても小雨がぱらつく程度だった。一方、米国東部はデルタ地域を抜けてきた熱帯低気圧イシドールに大雨をもたらされた。しかしながら、雨量が多かったのはオハイオバレーより東側で、コーンベルトでの大雨はインディアナ、オハイオのオハイオ川流域に限られた。ベルト東部の降雨量は0.25〜1.75インチ、ところにより3.0インチ、30%をカバー。週末の天気は良く収穫は進捗する。雨が戻るのは週明けから週半ばにかけて。

(6〜10日後)  気温、降雨量ともに平年よりやや高め

中西部で今週順調に進捗してきた収穫は、この期間の降雨によりやや遅れる可能性ある。

(熱帯低気圧 リリー の動向)

イシドールが過ぎ去った後、今度はリリーが同じルートを辿ってくることが予想される。現在はカリブ海中部にあり勢力は強くないが、この後徐々に勢力を強めながら来週早々にメキシコ湾へ移動する見込み。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月3日〜10月7日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B A
東部ベルト N/A A

収穫がやや遅れるがおおきな弱材料とはならない。

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  週明け早々南部で降雨

週末までは概ね晴天が続き、週明け早々に降雨が見られる。予想降雨量は0.25〜1.25インチ、カバー率45%。この雨により土壌水分は作付けに適正なレベルを超えることなるが、まだ時間的猶予は十分ある。

 

 

本日の発表等
1) コミットメント オブ トレーダーズ (SEP.24現在)  (単位:枚)

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  49,981 ロング  46,100 ロング  44,421
大豆粕 ロング  21,256 ロング  23,700 ロング  18,297
大豆油 ロング  19,618 ロング  18,800 ロング  14,774
コーン ロング   78,203  ロング  51,500 ロング  56,291
小麦 ロング  30,810 ロング  23,000 ロング  36,032

特にコーンは事前予想より大きくロングを伸ばしておりネガティブに捉えられる。

 

2) 農務省発表 週間ローンデータ (SEP.24現在)  (単位:百万ブッシェル)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 122.7 -21.4 0.4 0.1 1,271.6 21.3
2002クロップ 15.7 5.0 0.0 0.0 0.0 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 13.7 -2.0 0.5 0.0 297.6 2.0
2002クロップ 0.3 0.2 0.0 0.0 0.0 0.0

 

3) USDA 四半期 ホッグ & ピッグ 報告

 

  USDA発表数値 事前予想平均 事前予想幅
9月1日時点飼養頭数 101 101.7 100.4-103.0
導入頭数 98 98.8 97.8-100.6
マーケティング頭数 101 102.0 100.7-104.5

内容は予想通りにて、ニュートラル。

 

4) センサス月間搾油報告

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド)

  8月 (2002年) 7月 (2002年) 8月 (2001年)
搾油量 3,917,020 3,894,872 4,003,660
粕生産量 2,881,800 2,862,823 2,980,579
粕在庫 214,921 168,446 236,374
皮生産量 224,854 222,591 222,495
皮在庫 33,736 33,913 37,649
粕・皮在庫 248,657 202,359 274,023
油生産量 1,474,755 1,461,192 1,506,521
油工場・倉庫在庫計 2,499,381 2,529,672 2,870,153
工場在庫 1,391,132 1,961,998 1,681,564

予想の範囲内にてニュートラル

 

5)  四半期在庫報告(9/1現在在庫) 事前予想 (単位:十億ブッシェル)   

 

  予想平均     予想範囲     6/1/02時点   9/1/01時点  
コーン       1.632 1.614-1.667 3.594 1.899
大豆 0.190 0.176-0.202 0.648 0.248
小麦 1.759 0.176-1.800 0.772 2.156

 

6) 2002年米国産小麦生産量 事前予想 (単位:十億ブッシェル)   

 

  予想平均    予想範囲    8月時点    2001年実績 
米国産小麦合計   1.668 1.636-1.686 1.686 1.958
冬小麦 1.152 1.120-1.160 1.159 1.361
デュラム小麦 0.078 0.074-0.080 0.080 0.084
春小麦・他 0.434 0.415-0.448 0.448 0.513

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

【これまでの動き】 ファンド売りに拍車がかかった相場は止まる事が出来ず40セントの急落

12月限は9月9日に高値296を付けて以降、ほぼ一方的に相場のレベルを削ってきた。主に小麦の動きに煽られて高値に至ったことは記憶に新しいが、その後の調整場面においては、完全にファンドの売りが売りを呼ぶパターンに呑み込まれ、ストップロスをブレーク・・結果的には今週月曜に253.75を見るまでに、この約20営業日の間に42セントの幅を作ることとなった。その後、ようやく大掛かりなファンドの動きに終止符をつけた相場は今週、先週までが嘘のような狭いレンジ内の取引に留まる事となった。

【来週の展開】   今週に引き続きまだ手探り状態の動きが中心

まだ、そう大きく一定の方向(上昇局面)へ動き出す相場展開は想定できない。理由としては、


− ここまでの下落が市場予想を大幅に上回るレベルとなり、260までそのレベルを落としてしまった事。この事で3ドル相場が目の前だと積極的であった市場のムードを一気に消沈させてしまったことは大きい。これから相場を建て直すにも、又一からのスタートといった感が強い。参加者をその気にさせるには、次なる大きなファンダメンタルズインプットへの期待感が沸いてこなければならない。しかしそれにはまだ暫く時間がかかると思われる。
− 収穫がスタートしていること。このハーベストプレッシャーは現在でも確実に相場に織り込まれていると考えるが、今年の場合の所謂「不作期待」にそぐう現場からの情報が未だ乏しい事は、市場参加者の動きを鈍らせている。その方向性を少しでも持たせるには、もう少しの時間が必要となろう。同時に現在入ってくる農家筋よりの情報にも(当然のことながら)一貫性がない。市場の期待は「低いイールドに関する報告」減作になることをわかってはいながらも、インパクトのある報告が出てこないうちはどうにも動けない。今週の相場月がその辺りをよく表していると言える。

一方で、来週は、農務省の四半期在庫報告が予定されている。又、来週辺りから、農務省の(注目すべき)10月の需給報告を前にした各分析家の予想数値なども顔を出す事となる。手探り状態の相場つきを来週も予想はしているが、これらの発表数値を徐々に消化することで、相場の方向はゆっくりとではあるが、上を向き始めるのではなかろうか。いずれにしても、ここから20セント上がる相場は想定できても、20セント下がる相場は想定できない。 250台は抑えるに足るレベルでないかと考える。 (A)

 

(ダイズ)

【今週の相場回顧】

コーン同様、主に小麦に煽られた後の調整局面を受ける事で、一旦は11月限590を達成した相場も修正を余儀なくされた。40セント近くその居所を下方に修正している。 その調整期間の後の今週の動き。月曜の安値からは若干値位置を回復してはいるが、市場のムードはまだまだ、である。550前半のレベルはしっかりとサポートされることにはなったが、手ごたえのようなものは未だ感じ得ない。

【来週の展望】

相場つきについては、今週の動きから大きくその形を変えるパターンはまだ想定していない。ただ、農務省需給報告の発表を前に、各社が数値を出し始めることになる為、多少それらを意識した形にはなると思われる。従い、レンジ内アップダウンの中において11月限の550台拾う姿勢は変わらない。来週以降の展開については値位置を再び、570-580へ持ってくる可能性が高いと考えているので、相場が動き出す前、即ち来週の安値は拾っていきたいところ。 6ドル相場??まだまだ可能性はある。

農務省の在庫報告が発表される。市場の予想は既にそうなっている為、仮に明日(予想通りに)過去3ヶ月の非常に大きな消費量が確認されても、大きなインパクトにはならないと見られる。しかし、大きなファンダメンタルズには違いない。今後の中長期相場の方向付けをする一つのファクターとしてしっかりと捉える必要がある。(A)

 

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)