(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月3日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  254 3/4 - 55 1/2  255 1/2  252 1/4  254 1/2  - 2 1/2  272232  2065- 
MAR 03  261 - 61 3/4  262  259  260 3/4  - 2 1/2  108742  272+ 
MAY 03  263 3/4 - 63 1/2  265  262 1/4  264  - 2  30758  104+ 
JUL 03  265 - 64 3/4  265 1/2  263 1/4  264 1/4  - 2  33534  233- 
SEP 03  253  253 3/4  251 1/2  251 1/2  - 2 1/4  8117  105+ 
DEC 03  241 - 42  243 3/4   241  242 3/4   - 1/2  25661  167- 
            482623  1994- 

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、まちまちの引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
NOV 02  534 - 35 1/2  541  532 1/4  538  + 1/2  92665  24+ 
JAN 03  538 -39 1/2  545  536 1/2  542 3/4  + 1 1/4  30903  574- 
MAR 03  542 - 42 1/2  547 1/2  539  545 1/4  + 1  26387  716- 
MAY 03  541 1/2  548  539 1/2  545 1/4  + 0  30488  545- 
JUL 03  542 - 41 1/2  547  540  545 1/4  + 1/4  14842  368+ 
AUG 03  538  538 1/2  536  538 1/2  - 1/2  941  2+ 
            203409  1395- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  16670  -20  OCT  1949  +3  DEC  374 3/4  - 8 3/4  122.56 - 123.03 
DEC  16920  -40  DEC  1951  +1  MAR  378 3/4  - 9   
JAN  17020  -40  JAN  1955  +0  MAY  362  - 7 1/2   
MAR  17120  -50  MAR  1961  -4  JUL  337 3/4   - 4 1/2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 昨日に続く小麦市場の下落にプレッシャーをうけ終始マイナスサイドの取引

寄り付き前に発表された9月26日までの週間輸出成約高が955千トンと予想を若干上回ったものの材料視されず逆に軟調な展開の小麦市場からのプレッシャーを受けマイナスサイドで寄り付いた。来週の農務省の10月の需給発表で収量、生産高が大幅に上方修正されるとの見方が市場で優勢となっており9月に予想された生産高8849百万ブッシェルに対して9000百万ブッシェルを超える生産予想となるとの見方が支配しておりファンド中心の売りが継続した。現在収穫されているコーンの収量報告も地域によりまちまちではあるが収量の良い地域は予想を更に上回る数値となり悪い地域の収量減をカバーして余りあると噂されている。 

現在西海岸で港湾労働者のストライキによるコーン輸出に与える影響は少ないこと、更にガルフに上陸(1999年ぶりのハリケーンの米国上陸)したハリケーンリリーのコーン作物に与える直接的な影響はないことなど市場の支援材料とはならなかった。尚、明日の寄り付き前にスパークスが収量、生産高予想を発表する予定。 

 

(ダイズ) 売り過剰感から引けにかけて戻し結局まちまちに引ける 

9月26日までの週間輸出成約高が予想を下回る268千トンと発表されたことや中国が米国産ダイズ112千トンをキャンセルしたとの報にプレッシャーを受け一時11月限は532-1/4まで下げたがさすがにこのレベルでは売り過剰感が出て買い戻しが入り値をジリジリと戻し始めた。現在ガルフ地区に上陸したハリケーンリリーはデルタ地区のダイズに被害を与える可能性があると指摘されていること、更には明日金曜日まで中西部で雨勝ちの天候が続きダイズの収穫を停滞させることなどが値戻しの段階で強材料としてとらえられた。コーンと同様に明日寄り付き前にスパークスがダイズの収量、生産高予想を発表して明日の寄り付き以降の価格に影響を与える。 

 

本日、ファンド筋はコーン・小麦市場で各2000枚、5000枚の売り越し、ダイズ市場で500枚の買い越しとなった。コーン・ダイズ・小麦市場でのファンド筋のネットロングは今日現在で60700枚、36480枚、12100枚となった模様。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ベルトでは週末まで広範囲にわたり降雨 

ベルト西部では昨日から0.25〜2.0インチ、カバー率30%の降雨があり、最高気温で20℃前後という平年並みの気温にまで下がった。この雨は東部にも拡がり今週一杯続く模様。予想雨量は0.25〜3.0インチ、カバー率75%。天気が回復する週明けまで収穫は中断する。 

(6〜10日後)  この期間は概ねドライ 

ベルトの予想降雨量は西部で平年並み、東部は平年以下。プレーンズでは冬小麦にとってもう少し雨が欲しいところではあるが、ある程度の降雨量は見込まれ否定的ではない。デルタ地域はこの時期ドライになり収穫が再開できる。 

(ハリケーン リリー の動向) 

今朝ルイジアナ西部に上陸。勢力は弱まっているものの、未だ強い風を伴い、昨日の降雨量は2.0〜4.0インチ、ところによっては6.0〜8.0インチ。収穫前の大豆、小麦にはさらなる被害の恐れがある。降雨は明日まで残る見込み。 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月9日〜10月13日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  B/N 
東部ベルト  N  B 

収穫が進みやや弱材料。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  週末の降雨は少なめ 

昨日はリオグランドスール南部、ミナスジェライス南東部、マトグロッソドスール中部で0.10〜1.0インチ、小麦・大豆ベルトの5%、コーンベルトの10%のカバー率の降雨が観測された。最高/最低気温は南部で27℃/16℃、北部では33℃/20℃。土曜日までは降雨量は少なめで、気温は平年並みかやや高め。週明けまではセカンドクロップ・コーンの収穫、ファーストクロップ・コーン、大豆の作付けとも改善していく。 

アルゼンチン  土曜日までは晴天が続く 

昨日はブエノスアイレスで0.10〜0.75インチ、カバー率30%の降雨が観測された。最高気温は18〜28℃、最低気温は5〜12℃で推移した。この降雨は小麦の生長、コーン、ひまわりの作付けには好都合だが、全体的にはさらに土壌水分が必要。 

 

 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(9月26日の週)  (単位:千トン) 

【寄り付き前の発表】 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  954.6  0.0  9,387.4  10,798.3  6,851.7  176.0 
大豆  267.8  77.0  7,512.7  7,627.6  6,853.5  77.0 
小麦  460.2  0.0  12,072.2  11,491.4  4,524.0  15.0 
大豆粕  37.9  -27.9  6,995.9  6,812.0  236.6  1,184.3 
大豆油  2.3  16.6  845.6  327.1  42.8  85.1 

コーンは予想レンジを上回ったがさほど強材料視されなかった。  
 

2) 週間輸出船積高 (9月26日の週)   単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  455.3  804.3  2,535.7  3,780.2  50,800 
大豆  215.5  108.9  659.2  731.4  23,130 
小麦  216.2  501.4  7,548.2  7,575.4  25,860 
大豆粕  92.0  94.3  6,759.3  6,446.1  6,940 
大豆油  4.1  14.5  802.8  320.0  1,130 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

9月の農務省の需給報告を契機としてコーン価格は下げ続けているが、その背景にはコーンの収量が大幅に改善されるとの見方が継続して存在する。下落のトリガーを引いた要因となったのはスパークス社が非公式ながらコーン収量は2〜4ブッシェル農務省の発表数値より改善するだろうとの噂が9月中旬に流されたこと。明日の寄り付き前にそのスパークス社より公式の予想数値が出る。この数値をまずは注目したい。また、ファンドのロング整理(本日現在でまだ6万枚以上のネットロングを抱えている。)が急なのは上記のサプライサイドのプレッシャー要因だけでなく、農務省は米国産コーンの輸出を過大評価しているとの見方、更には株式安、世界不況、デフレーションの連想(CRB INDEXも下げている。)から需要サイドのサポート要因が見出せないことにある。中東での混乱とともにこの不安材料は今後の商品相場の動向を占う要因の一つとして見逃せない。 

コーン12月は本日の最安値252-1/4をつけたが、まだこのレベルから本格的な上昇は期待できない。テクニカルな反発場面はあるものの260セントの壁は厚いと考え、しばらくは戻り売り的な動きが続こう。12月限で240セントまでのオーバーシュートは頭に入れて対応したい。 (H) 

 

(ダイズ) 

ダイズも9月後半より軟調な展開が続いている。米国ダイズの収量増・生産増予想、南米産ダイズの増産のサプライサイドの要因に加え、今後の経済環境からの予想される世界的な需要低迷が相場に憂鬱感を与えている。本日ダイズ11月限は532-1/4の安値をつけている。予想した最安値圏の530セント近くまで一気に近付いている。今後、ダイズ相場が反転して再度上昇トレンドに変わるためには南米での天候異変による供給量の大幅な減産予想、中国などからの予想外の大量買付け、米国産ダイズの減産などが必要。現状ではブラジル・アルゼンチンダイズの作付け期における気候異変はない。ファンド筋のネットロングもけして急激な減少とはなっておらず11月限ベースでの540セント近辺での買い・プライシングは見送り、再度530セントレベルに下げたタイミングを見て徐々に買いを仕掛けて行きたい。 (H) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)