(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月7日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 256 1/2 - 57 1/2 261 3/4 256 1/2 260 +2 1/4 269341 893-
MAR 03 263 - 63 1/2 267 1/2 262 1/2 265 3/4 +2 109126 324+
MAY 03 265 3/4 270 1/2 265 3/4 269 1/4 +2 1/4 31146 296+
JUL 03 267 - 67 1/4 271 1/2 266 3/4 269 3/4 +2 1/2 33408 97+
SEP 03 255 1/2 258 3/4 255 1/4 258 +2 3/4 8258 80+
DEC 03 243 3/4 - 44 248 3/4 243 3/4 247 1/2 +3 26129 221+
            480984 139+

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、僅かに高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 537 1/2 - 38 1/2 543 3/4 535 539 3/4 +1/4 89489 59-
JAN 03 542 1/4 - 43 548 1/2 540 544 3/4 +3/4 31786 274+
MAR 03 545 - 45 1/2 550 1/2 542 3/4 546 3/4 +1/4 26361 330-
MAY 03 544 1/2 - 46 550 1/2 543 547 1/4 +1/2 31233 324+
JUL 03 545 551 543 1/2 547 +0 15092 100+
AUG 03 539 1/2 544 539 1/2 542 1/4 +3/4 980 16+
  202482 439+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 16780 +70 OCT 1941 -7 DEC 381 3/4 +5 1/2
DEC 17100 +60 DEC 1950 +3 MAR 385 3/4 +6 1/4
JAN 17200 +40 JAN 1955 +7 MAY 367 1/2 +4 1/2
MAR 17280 -10 MAR 1962 +6 JUL 341 3/4 +3 1/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・ダイズ)

先週金曜の引け際よりのフォロースルーもあり、寄付き事こそはやや安値での開始となった。ダイズは金曜引け後発表のコミットメントオブトレーダーズにおいてファンドのロングが予想以上であったことが寄り付きの安値への動きに寄与したとも言える。

しかし、その後は持ち直す。寄付き直後に本日の安値をつけたコーン12月限はすぐ様価格レベルを上げ、一気に先週金曜の高値をも更新。本日の中心レンジ261まで持ち上がる。10:30ごろその域に達すると殆ど値動きのない展開。そして結局引けまでその流れを継続し、各限月2セント前後値を上げての引けを迎える事となった。

ダイズもよりつき直後の下落が本日の安値。しかしその後は一気に値を回復し11月限も535をつけた後は本日の中心レンジ542-543へのレベルアップ。そのまま引け際まではこのレベルを挟んだ展開に終始する事となる。最後値を若干削って金曜日比わずかに高値で取引を終えた。

週間輸出検証の発表が午前中出たが、内容的にはほぼ中立材料とされた。

農家売りはコーン・ダイズともに例年比非常に限られた動きとなっており、特に国内市場においてはキャッシュ価格も堅調な展開となっている。

市場は売り手不足にやや値を上げて引けるも、取引自体は終日限られ、閑散市場となった。

本日、ファンド筋はコーンで約1000枚の買い越し、大豆で500枚の売り越しであったと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部  

週末、アイオワ北部、ミネソタ、ウイスコンシン、サウスダコタ、イリノイ、ミズーリ等を中心に降雨に見舞われた。雨量としては0.25-1.00インチ、所によっては1.75インチまで。コーン・ダイズ産地の60%をカバーしたと見られる。気温はベルト北西部などでは最高気温も40度台後半にまで下がる事となった。ベルト南東部、オハイオ川南部サイドにおいては80度を超える地域も見られた。北西部においては最低気温が20度後半にまで下がり、ミネソタや西部ウイスコンシン、アイオワ北部などでは一部霜が降りている。

今週、明日火曜にかけて引き続きサウスダコタ、ミネソタ、北部アイオワ、ウイスコンシンでは0.1-0.35インチの降雨が予想されている。その他オハイオ川周辺地域においても木曜〜金曜にかけてシャワーが予想される。気温は平年並み〜やや低め推移。最高気温は50度台〜70度前半。最低気温は30度台前半よりベルト南東部においては50度台後半が見込まれる。

広範囲ではないものの、先週よりの降雨はやや収穫のピッチを遅らせているようである。引き続きベルト北西部については雨勝ちなコンディションが継続すると見られ、深刻ではないものの若干のブレーキをかけることになりそうである。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月13日〜10月17日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト N/B N/A
東部ベルト A N/A

 降水量がやや多め。若干フレンドリーか。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  

週末、リオグランデドスル・サンタカタリナ・ゴイアスなどでは降雨に見舞われている。雨量にして0.1-1.0インチ、ダイズ・コーン・小麦産地の45%をカバーしている。最高気温は80度後半〜90度後半にまで上昇する事となった。今週も産地中央〜南部にかけて降雨は継続すると見られ、コーン産地の55%、ダイズ産地の60%がカバーされる見込み。

アルゼンチン  

今週も限られた降雨量が継続。雨が少ないという事でコーン・ヒマワリ等の作付は進む事となる。しかし、降雨は明らかに不足しており今後はより雨に対する期待感が増す事となる。特にブエノスアイレス西部や中央部がドライと言われていおり、今後の推移を見守りたい。

 

本日の発表等

 

1)USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン)

 

  10月3日の週 9月26日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 486.6 490.7 866.9 3,060.4 4,884.5
ダイズ 247.0 187.2 266.8 909.9 1,150.1
小麦 467.4 354.1 564.0 8,641.7 9,177.2

ダイズはほぼ中立、コーンは予想の下限に近いこともありややネガティブに受け止められた。 

 

3) USDA発表 週間クロップコンディション報告

【引け後の発表】 (主要18州平均)

冬小麦作付け   今週       先週       昨年同期    平均      
  64 50 68 57

 

≪大豆落葉進捗率≫

  10/6現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 98 93 80 95
イリノイ 92 80 96 93
ミネソタ 99 98 98 99
インディアナ 92 82 97 98
ネブラスカ 95 86 96 98
オハイオ 97 89 97 95
ミズーリ 77 66 71 83
18州平均 91 83 89 91

 

≪大豆収穫進捗率≫

  10/6現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 26 16 30 52
イリノイ 35 13 49 46
ミネソタ 33 25 48 65
インディアナ 30 10 40 44
ネブラスカ 33 16 34 42
オハイオ 33 14 39 42
ミズーリ 27 14 18 28
18州平均 31 17 37 44

 

《コーン主要7州成熟》

  10/6現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 99 95 92 98
イリノイ 95 86 97 96
ネブラスカ 92 84 89 94
ミネソタ 95 86 86 95
インディアナ 85 74 93 95
オハイオ 71 51 73 75
ウィスコンシン 81 51 48 74
18州平均 92 83 88 92

 

《コーン主要7州収穫》

  10/6現在 先週 昨年同期 平均
アイオワ 13 10 8 23
イリノイ 35 20 45 40
ネブラスカ 24 17 17 30
ミネソタ 9 4 5 18
インディアナ 21 14 30 27
オハイオ 15 7 11 15
ウィスコンシン 8 2 5 13
18州平均 28 20 27 32

コーン・ダイズともに生育・収穫進捗率は予想の範囲内にて中立材料。

 

《クロップコンディション》  (単位 : %)

【コーン】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1 (2) 9 (9) 20 (20) 47 (47) 23 (22)
イリノイ 11 (11) 19 (19) 34 (34) 31 (31) 5 (5)
ネブラスカ 23 (25) 15 (16) 28 (25) 26 (27) 8 (7)
ミネソタ 1 (1) 6 (6) 21 (24) 55 (52) 17 (17)
インディアナ 18 (19) 24 (23) 31 (31) 25 (24) 2 (3)
オハイオ 28 (28) 31 (32) 29 (29) 11 (10) 1 (1)
ウイスコンシン 3 (2) 9 (12) 23 (22) 46 (47) 19 (17)
主要18州平均 12 (13) 17 (17) 27 (27)  34 (34) 10 (9)
18州平均(昨年) 3 (4) 9 (9) 30 (30) 44 (44) 14 (13)

「良い・非常に良い」は先週から1ポイント改善して44ポイント。予想範囲内でほぼ中立材料。

 

【大豆】 括弧内は先週

7大生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2 (2) 8 (9) 24 (25) 48 (47) 18 (17)
イリノイ 10 (10) 16 (16) 34 (34) 35 (35) 5 (5)
ミネソタ 1 (1) 6 (6) 21 (23) 56 (54) 16 (16)
インディアナ 14 (14) 19 (20) 35 (35) 29 (28) 3 (3)
ネブラスカ 25 (25) 25 (27) 27 (25) 20 (20) 3 (3)
オハイオ 23 (23) 29 (30) 36 (35) 11 (11) 1 (1)
ミズーリ 17 (19) 25 (30) 37 (33) 18 (16) 3 (2)
主要18州平均 9 (10) 16 (17) 30 (30) 36 (34) 9 (9)
18州平均(昨年) 4 (4) 11 (11) 31 (30) 43 (44) 11 (11)

「良い・非常に良い」は先週から2ポイント改善して45ポイント。ほぼ中立も、ややネガティブか。

 

 

本日のトーメンの意見

 

先週の展開をハーベストローと見なせるか

先週の動きは市場の予想を十分に越えたものになったと言える。

ダイズは11月限560前後の展開から一気にそのレベルを20セント以上、コーン12月限についても260の攻防より7月末以来の250。そして各社予想屋の10月農務省発表予想もその中に織り込まれる形となった。

今週いよいよ10月の農務省発表を迎える。ここまで調整を続けてきた相場がこの発表を受けてどう反応するかは興味深いところである。今週になって、『10月のこの時期、市場は普通ハーベストローをつけることが多い。先週の動きでその安値は見たのではないか』 と判断する向きも複数出てきている。これら市場のムードを作る材料も価格形成には不可欠な要因である。業界を超えた沈滞ムードにここまで値を削ってきた相場であるが、先週の安値をハーベストローと見なす事が出来るかどうか。 意見としては『ローは見た』、となる。従い現レベル(コーン12月限の250台、ダイズ11月限の530台)について、方針は”拾い”となる。が、ここまでの下げを見た後だけにやや姿勢は慎重。農務省発表までは差しながらも控えめ、様子見姿勢といったところか。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)