(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけてのやや安値寄り付き、わずかに安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 256 - 56 1/2 257 3/4 255 1/2 256 - 1 1/2 265791 3330-
MAR 03 262 - 62 1/4 264 261 1/4 262 1/2 - 3/4 112084 1148+
MAY 03 265 1/2 - 66 268 265 1/2 266 3/4 - 1/2 32585 309+
JUL 03 267 1/4 - 67 269 1/4 266 1/2 268 + 0 35043 855+
SEP 03 256 3/4 257 1/2 256 3/4 257 - 1/4 8761 199+
DEC 03 247 3/4 - 47 1/2 248 1/4 246 1/2 247 - 2 1/4 26443 28+
            484312 767-

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、終盤大きく下げ安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 533 - 33 1/2 534 522 523 1/2 - 11 3/4 85210 3875-
JAN 03 538 - 38 1/2 539 528 529 - 11 35129 1286+
MAR 03 540 1/4 - 40 1/2 541 1/2 530 1/2 531 3/4 - 11 27139 312+
MAY 03 541 541 532 533 - 10 31820 569+
JUL 03 541 1/2 - 41 541 1/2 530 1/2 532 -10 3/4 15148 62+
AUG 03 534 535 527 527 - 11 1025 1-
  203254 1454-
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 16180 -550 OCT 1919 -21 DEC 372 1/4 - 9 1/2 123.24-124.17
DEC 16480 -510 DEC 1926 -21 MAR 377 - 9 1/4
JAN 16630 -430 JAN 1936 -19 MAY 361 1/2 -7 1/2
MAR 16730 -390 MAR 1944 -19 JUL 337 1/2 -6

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 中盤持ちこたえるも、最後はダイズ・小麦につられて本日安値圏での引けとなる

本日もギャップをつけての安値寄り付きとなった。特に目新しい材料がインプットされるわけでもない。昨日終盤ダレた相場よりのフォロースルー。ムードをそのまま本日の市場へも引きずっているかのような動きとなった。

寄付きで一旦本日の安値をつけた後、市場はやや盛り返し昨日の引け値近くでの値動き(12月限257台)となった。セッション中は材料難に喘ぎ、引き続き順調な進捗を見せる収穫、金曜に控えた農務省発表、等が活発な市場への参加を遮った。特にコーン市場は本日も閑散な状態で、終盤ダイズ・小麦がファンド売りに下げる中でも僅かに下値に触れる程度で本日の取引を終了している。

農家売りは本日も閑散。中国が02-03年度のコーン輸出数量の目標を10百万トンに設定しているといった噂が本日市場に流れた。若干ネガティブに捉えられる事となった。

(ダイズ) 最後はストップ・ロスにヒット。ファンドの売り集中に相場は大きく沈んだ

昨日のフォロースルーからダイズも安値寄り付き。ダイズの場合は寄り付きが本日の高値となる。序盤で一気に値を削り11月限で530をブレークするに至ったがその後は何とか持ち直し、終盤までは531-532という非常に狭いレンジでの取引に終始する事となった。しかし、ここで本日は終われなかった。きっかけは小麦市場での終盤のファンド売り。メキシコが輸入する米国小麦からKARNAL BUNT FUNGUSという、黒穂病菌が発見された事で「今後メキシコは米国小麦の輸入を行なわない」と発表された事は終盤の小麦相場の下落に大きく繋がった。直接的な関係があるわけではないが、テクニカルな面でもギリギリ(11月限530)のところまで既に来てしまっていたダイズ市場にとっては、このファンド売りの連鎖がとうとう大きなストップ・ロスにヒットしてしまった、そのような終盤の下落劇となった。

 

本日のファンドの動き、コーンは2000枚の売り越し、ダイズは10000枚の売り越し。結果コーンのロングは約61,000枚、ダイズのロングは31,000枚まで整理されたと見られる。

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部  

昨日の雨。ミズーリ南東部、イリノイ南部、インディアナ南西部、ネブラスカ北部、アイオワ北部、ウイスコンシン中央部・南部等。雨量にして0.15インチ以下。範囲は10%にも満たない。即ち殆どのエリアでは雨を見ず、収穫も引き続き順調に進んでいるということになる。気温については、南西部では平年以上まで上がったものの、その他の地域においては平年並み〜やや低め推移となった。最高気温、サウスダコタ、ミネソタでは50度半ばまで。アイオワ、ミズーリでは70度半ばまでとなっている。最低気温は低いところでは20度半ばまで低下している。

今後木曜にかけてベルト中南西部(オハイオ川周辺中心)に0.10-0.50インチまでの降雨が予想されている。その後金曜〜土曜にかけてはベルト北部や西部において0.10-0.75インチまで。ベルトの45%をカバーすると見られる。気温はベルト西部で平年以下、東部では平年比やや高め推移。週末日曜から来週月曜にかけて冷え込みが予想されている。

状況に大きな変化は無い為、ベルト北部や西部の一部を除いては概ね収穫作業も順調に進んでいる模様。今後6-10日後にややウエットなパターンになると予想されており、その際には一部地域で収穫の停滞が懸念されるが、現時点では限られたものになりそう。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月15日〜10月19日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B A

来週、雨がちな予報となっておりややサポーティブか。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  

リオグランデドスル、サンタカタリナ南部・西部、パラナ南西部などで昨日降雨が見られた。雨量は0.25-1.5インチ。木曜にかけては南部産地中心、金・土にかけては中央部中心に引き続き雨を見ることになる。このように中南部でのウェットは小麦の一部に悪影響を与えている一方、北部産地地域においては降雨不足からドライ傾向が報告されている。

南部がウエット、北部がドライ。これが現在の大まかな状況という事になる。

アルゼンチン  

同国の産地では引き続きドライ傾向継続。今週も土曜まで降雨は期待できそうにない。北部・北東部の一部地域では日曜に0.25-1.25インチまでの降雨をみる見込みになっているが、コーン・小麦産地の30%、ヒマワリ産地の15%のみのカバー率にとどまる。このドライ傾向はコーン・ヒマワリの作付を進行させるが、同時に特にブエノスアイレス西部地域などでは土壌水分不足に繋がっており、今後のことを考慮すればまとまった降雨が欲しいところ。

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約発表前の予想レンジ

明日寄り付き前には週間輸出成約高が発表される。予想レンジは以下の通り。

  予想レンジ
コーン 550-850
大豆 300-500
大豆粕 50-100
大豆油 5-10
小麦 400-600

(単位 : 1,000トン)

 

 

本日のトーメンの意見

 

ダイズの本日の下げは大きかった。ストップロスにヒットし取引終了直前のところでの大きなファンド売り。現在の値位置は8月上旬以来の水準にまで達している。11月限、この520というラインを割ればテクニカルにも一気に500を目指す展開も考えられる。現在の市場のムードを考慮すればより下値への準備をしておく必要があろう。只、市場が待ち望むのは先ずは金曜の発表。このファンダメンタルズと動きを確認することで、現在の市場心理を改めて確認したいところ。

コーンは大人しい。今後すぐさま上昇カーブを形成するチャートには見えない。やはりダイズ・小麦市場の動きが現在依然として下値展開を見せている道中だけにコーンのみが元気に上昇できる市場環境でもない。12月限250というラインへはより強力なサポートを感じているが、このレベルを再度トライする展開も想定したい。ダイズ同様金曜の発表を待ち、現在の市場心理を改めて探りたい、というのが心境である。 (A)

 

【 農務省10月発表市場予想 】

生産量 市場平均 予想レンジ 農務省9月 農務省01/02
コーン 8.897 8.843-8.960 8.849 9.507
ダイズ 2.676 2.625-2.720 2.656 2.891

 

期末在庫 市場平均 予想レンジ 農務省9月 農務省01/02
コーン 0.748 0.715-0.846 0.729 1.599
ダイズ 0.179 0.150-0.217 0.160 0.195
小麦 0.375 0.327-0.439 0.407 0.772

(全て単位は、10億ブッシェル)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)