(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、そのまま上昇し高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  248 - 47  254 1/2  247  254  + 8 1/2  252885  4741- 
MAR 03  254 - 54 1/2  262 1/4  254  261 1/2  + 8 3/4  122406  3502+ 
MAY 03  259 - 58 3/4  265 1/2  258 3/4  265  + 8  37695  2011+ 
JUL 03  260 1/2 - 60  266 1/2  260  266 1/4  + 7 3/4  37317  241+ 
SEP 03  253  256  252 1/2  256  + 6 1/2  9446  22- 
DEC 03  243 3/4 - 43 1/2  251   243 1/2  250 3/4   + 8 1/4  27915  93- 
            491289  887+ 

 

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、そのまま上昇し高値引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
NOV 02  536 - 35  549  535  547 3/4  + 15 1/4  75022  143- 
JAN 03  542 - 40  552 1/2  540  551 3/4  + 14 1/2  40474  168- 
MAR 03  543 - 42  554 3/4  542  553  + 14  29514  90+ 
MAY 03  541 1/2 - 42  553  541 1/2  553  + 14  33371  544+ 
JUL 03  542 - 41 1/2  554  541 1/2  552 1/4  + 13 1/4  16991  386+ 
AUG 03  539 - 38 1/2  546  538 1/2  546  + 12 1/2  1093  9+ 
            206181  1081+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  17180  + 410  OCT  1996  + 52  DEC  393 1/4  + 30  124.53 - 124.94 
DEC  17250  + 380  DEC  2002  + 51  MAR  398  + 30   
JAN  17370  + 390  JAN  2005  + 48  MAY  383  + 27 3/4   
MAR  17290  + 380  MAR  2007  + 48  JUL  343   +11 1/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 小麦の急騰に支援されて予想外の急騰

小麦市場でエジプトが42万トン(30万トンSoft Red Wheat, 12万トンWhite Wheat)を買い付けるとの予想外の報に期近12月、3月限が30セントのリミットアップをつけ終始熱気とともに急騰を演じたことからコーン市場でもこの動きにサポートされてジリジリと値を上げていった。市場では短期的にファンドの売り過剰感が支配していること、また昨日引けレベルから本日の上昇局面でも現物のヘッジ売りが見られないことなども市場の支援材料となり買い安心感から値を伸ばしていった。一方、コーンの収穫は進展しており天候も収穫にとって申し分ないことなどコーン自体の材料にかける1日であり、小麦の相場急騰に全て引っ張られ高値圏でのクローズとなった。 

 

(ダイズ) 小麦、コーン市場の急騰に支援され急騰、南米ブラジルの天候も支援材料となる 

コーン市場と同様に小麦がエジプトによる大量買付けの報にリミットアップの急騰となったことに支援されて各限月は15セント近くの急騰となった。小麦以外の材料としては現在ダイズの作付けが進展しているブラジル南部で多雨、また南東部・中部地区でホット&ドライ気味の天候となっていることも強材料視された。コーン市場と同様に短期的にはファンドのロング整理も一巡したことや、ハーベストローに乗り遅れないようにとの不安心理からファンドの新たな買いを小麦市場の急騰が誘発した格好となった。市場ではヨーロッパ系のダイズ搾油業者の買い付けが遅れており、長らくハーベストローを待っていたことから買い付けに入ったのではとの憶測も流れていた。本日は米国株式市場が各急騰しており、そのムードも買いサイドに安心感を与えていた。 

本日、ファンド筋はコーン、ダイズ、小麦市場で各5,000枚、5,000枚、4,000枚を買い越し、各ネットロングポジションを20,000枚、51,000枚、42,200枚程度とした模様。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  予報変わらず、ベルトでは今週概ねドライ 

ベルトでは昨日は降雨は見られなかった。降雨の予報は明日水曜日の遅くから木曜日にかけて。予想降雨量は0.10〜0.35インチ、ベルトの40%をカバーする見込み。それ以外は概ねドライ。従い、今週はかなり収穫が進捗する。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月21日〜10月25日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  B  B/N 
東部ベルト  MB/B  B/N 

気温は下がるが収穫は進む。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  南部はウェット、北部はドライ 

昨日少量の降雨が見られたが、やはり南部に限られ降雨量は0.10〜0.50インチ、カバー率は産地の10%以下。今週南部では引き続きウェットな状況が続き、総雨量は0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチ、カバー率はコーン産地の45%、大豆産地の60%程度と見られる。これにより南部ではまだ暫くの間作付けが遅れる。一方、北部では降雨が限られており、作付け後のクロップにとって土壌水分の不足が深刻になってきた。先10日間はまだドライな天候が続く。 

 

アルゼンチン  昨日も産地に広範囲な降雨 

昨日は0.25〜1.5インチ、ところにより3.0インチ、産地の85%をカバーする広範囲な降雨が観測された。北部では本日もぐずついた天候が続く。ここ一連の降雨により土壌水分は良好な状態にあり、コーンの発芽、小麦の出穂には適切。まだコーンの作付けが終わっていない地域でも、今週後半は作付けが見込める。 

 

本日の発表等

1) USDA 週間輸出検証高 (単位:千トン) 

 

  10月10日の週  10月3日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  728.3  495.2  774.0  3,797.3  5,658.5 
ダイズ  487.4  270.7  595.9  1,421.0  1,746.0 
小麦  135.9  467.4  669.3  8,779.9  9,846.6 

コーンは予想を下回り弱材料、大豆は予想範囲の上限でやや強材料視。 

 

2)  USDA発表 週間クロップコンディション報告 

【引け後の発表】 (主要18州平均) 

冬小麦作付け    今週        先週        昨年同期     平均       
  74  64  79  70 

 

≪大豆落葉進捗率≫ 

  10/13現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  99  98  94  99 
イリノイ  99  92  99  98 
ミネソタ  99  99  99  99 
インディアナ  97  92  100  100 
ネブラスカ  98  95  99  100 
オハイオ  99  97  100  99 
ミズーリ  90  77  85  93 
18州平均  96  91  96  96 

 

≪大豆収穫進捗率≫ 

  10/13現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  63  26  53  75 
イリノイ  65  35  63  66 
ミネソタ  48  33  75  85 
インディアナ  58  30  53  65 
ネブラスカ  54  33  60  67 
オハイオ  59  33  64  64 
ミズーリ  48  27  28  44 
18州平均  53  31  55  63 

予想範囲内で中立材料視。 

《コーン主要7州成熟》 

  10/13現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  100  99  97  99 
イリノイ  98  95  100  98 
ネブラスカ  97  92  95  98 
ミネソタ  97  95  95  98 
インディアナ  92  85  98  98 
オハイオ  87  71  89  89 
ウィスコンシン  89  81  67  87 
18州平均  96  92  95  96 

 

《コーン主要7州収穫》 

  10/13現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  21  13  13  38 
イリノイ  50  35  54  54 
ネブラスカ  30  24  27  43 
ミネソタ  17  9  12  37 
インディアナ  31  21  37  39 
オハイオ  22  15  17  24 
ウィスコンシン  14  8  9  21 
18州平均  37  28  35  45 

期待していたほど進捗しておらず、今後のハーベストプレッシャーという点で弱材料視される。 

《クロップコンディション》   

本日は発表されておりません。 

 

3) 受渡可能在庫 (単位:百万ブッシェル)    

 

  1月7日      前週      
コーン      7.7  7.0 
大豆  5.7  1.9 
小麦  25.3  25.4 

コーン、大豆とも中立からやや弱材料視。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・ダイズ) 

先週からのファンド筋のロング整理より短期的に市場では売り過剰感が支配していた。そこに小麦市場でのエジプトの大量買付けの話が舞い込み小麦市場が急騰してコーン・ダイズ市場もこれにフォローした格好。冷静に考えればコーン・ダイズ市場ともに独自の強い材料はない。しいて言えばブラジル南東部や中西部地区でのホット&ドライ気味の天候。関心は南米の作付け時期の天候に移行しつつあることは事実、しかし材料的には天候による作物の障害を言うにはまだまだ時期尚早である。 

市場ではコーン・ダイズともにハーベストローを既につけたのではとの議論があるが、今回の上げは短期的なあや戻し場面とみる。ファンド筋のネットロングはコーン、ダイズ各51000枚、42000枚残されており大幅に整理されたとは言えない。本日の商品市場の上げは株式市場の急騰や商品指数の上昇にも支援された格好となったが今後の他市場の動向次第では、商品市場でも短期的な戻し場面が終了した後に再びハーベストローを探る展開となろう。コーン12月で230セント、ダイズ11月限で520セントをハーベストローと考える。 (H) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)