(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月29日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  246 1/2 - 45 3/4  250 1/4  245 3/4  249  + 1 1/2  218752  3736- 
MAR 03  250 1/4 - 50  253 1/2  249 3/4  252 1/2  + 1 1/2  143613  1874+ 
MAY 03  253 1/4 - 53  256  252 1/2  255  + 1  42735  1529+ 
JUL 03  254 1/2 - 54  257 1/2  254  256  + 1  42884  665+ 
SEP 03  249 3/4 - 49 1/2  250 1/2  248 1/4  248 3/4  + 0  10061  48+ 
DEC 03  243 3/4 - 43 1/2  245 1/4   243 1/4  244   + 3/4  28502  269+ 
            490272  651+ 

 

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、急騰して高値での引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
NOV 02  547 1/2 - 47  558  545 1/2  557  + 11 1/2  40797  7951- 
JAN 03  548 - 47 1/2  560  546 1/2  559 1/4  + 13  68077  3685+ 
MAR 03  546 - 45 1/2  557  544 1/4  556 1/2  + 12  38933  1062+ 
MAY 03  543  550  541  549 3/4  + 8  34939  122- 
JUL 03  541 - 40 1/2  547  538 3/4  546 1/2  + 8 1/4  18878  223+ 
AUG 03  534  538 1/2  532  538  + 6  1529  9+ 
            10528  316+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16860  +150  DEC  2181  + 94  DEC  415 3/4  + 1/4  122.43 ~ 123.41 
JAN  16910  +120  JAN  2173  + 88?  MAR  411 1/2  + 2   
MAR  16870  +100  MAR  2147  + 71  MAY  377  + 1 1/2   
MAY  16700  +80  MAY  2123  + 58  JUL  323 1/4   - 1 3/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 堅調な現物価格や大豆の急騰に支援されてプラスサイドの引けとなる

農務省発表の週間輸出成約や検証高が予想を下回るペースに関わらず、少ない農家売りを背景として産地や輸出港での現物価格が堅調となっていることや下げ場面では商業筋のプライシングタイプの買いや期近買い・期先売りのスプレッド取引などに期近中心に堅調な動きとなった。また大豆市場がこの日大豆油の高騰に支援され昨日の10セント以上の下げを取り戻したことも心理的に支援材料となっていた。本日、小麦市場は予想されていたエジプトの小麦の買い付けが米国産ではなくフランス産を36万トン買い付けたことから急落となり、セッション前半はコーン市場の圧迫材料となったが後半にかけてはコーン独自の材料や大豆の急騰に支援されてプラスサイドで引けた。 

 

(ダイズ) 世界的なカノーラ供給の減少を背景に大豆油が急騰して大豆も連れ高となる  

オーストラリア政府が同国の菜種生産を前回発表の99万トンから72万トンに下方修正(前年生産高は160.5万トン)する発表を行なった。カナダやフランスなど菜種の主要生産国でも既に減産が伝えられておりこの発表が世界的に大豆油の代替使用が増加することを連想させた。また、インドではモンスーンがこの夏不安定となり油糧種子の作柄を悪化させた事から国内の植物油供給量はこの冬場に約25%程度減少すると発表されており同国のパーム油、大豆油輸入が増加することも市場では注目されている。一方、米国産大豆油に対する需要もメキシコやパキスタンからコンスタントに入っていること、またブラジルがイラン向けに2万トンの大豆油の成約を行なったことなどがこの日伝えられ大豆油市場が期近は1セント近くの急騰となった。大豆市場はこの大豆油市場の高騰を受けるとともに今後大豆油需要が活発化して大豆需要が増加するとの連想に期近3限月は昨日の下げを取り戻し10セント以上の急騰となった。また、昨日発表された農務省の収穫進捗率で84%となり米国の大豆収穫は実質的に終了して農家売り圧力はなくなるとの見方も市場の支援材料となっていた。 

 

本日、ファンド筋はコーン・ダイズ・小麦で各0枚・3,300枚・1,500枚を買い越した。ファンド筋の各市場でのネットロングポジションをそれぞれ52,900枚・44,330枚・23,800枚程度とした模様。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  先週末にまとまった降雨

昨日は南西部でコーン・大豆ベルトの35%、小麦ベルトの50%をカバーする降雨が見られた。この雨は本日東部へ移動、明日には止む見込み。西部では別の低気圧が近づいており、明日から木曜日にかけて降雨・降雪を降らす。週後半は冷え込み、シカゴでも雪予報となっている。テレビの天気予報ではこの後いつ"インディアン・サマー"が訪れるかが話題に上っている。先週から続いているウェット気味の天候で収穫作業はやや遅れているが、今週末からはドライに戻り再開が期待できる。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月3日〜11月7日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  B  B 
東部ベルト  MB/B  B/N 

収穫には好条件にて中立からやや弱材料視。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  今週後半に産地北部でも降雨 

昨日は引き続き産地西部で0.25〜1.25インチ、カバー率35%の降雨が観測された。南部、西部では今週降雨が多く、総雨量0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチ、65%をカバーすると見られる。水分過多の状況が続く。一方、北部では週後半に降雨が予想されている。 

 

アルゼンチン 週末までドライ 

昨日は産地北部で0.10〜0.75インチ、ところにより1.25インチ、大豆産地の50%、コーン・小麦産地の25%をカバーする降雨が観測された。この後今週はドライな天候となる模様。南部でのドライ天候は土壌水分を減少させてコーンやヒマワリの作付けには好都合。北部での降雨はドライな地域と言われる北西部地区の土壌水分を高め、作物の発芽を促進させるに役立つ。 

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】 

1) USDA発表 受渡可能在庫数量 (単位:百万ブッシェル)    

 

   10月25日      前週    
コーン         9.7      8.8 
大豆     7.8      7.7 
小麦     25.2      25.5 

予想範囲内で中立材料視。 

 

2) ブリッシュコンセンサス  (単位:%) 

 

  10/29/02  10/22/02  10/15/02  10/8/02  10/1/02 
大豆  65  60  60  57  60 
大豆油  50  39  37  34  36 
大豆粕  61  62  65  62  64 
コーン  41  44  46  49  47 
小麦  78  71  64  66  73 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・ダイズ) 世界的な菜種減産に大豆油需要の見直しが注目され大豆は急騰、コーンは引き続き新規材料なくまばらな動き

本日のメインの材料は菜種の世界的な減産。カナダ、フランスなどでの減産は既に伝えられているが本日はオーストラリアABAREより前回発表の生産予想である99万トンから更に下方修正となる72万トンと発表された。昨年度の生産高が160万トンであることから大幅減産となる。インドでもこの冬場に植物油の供給量が大幅減(25%)となるとのニュースが流れ今後の大豆油需給の世界的な引き締まりが注目されている。更に欧州の大豆搾油業者の大豆の手当て遅れが指摘されている。この10日間で約30隻の大豆を買い付けたと言われているが、現在の欧州向けの未船積み約残が約82万トンで昨年同期の239万トン比較約157万トンの買い遅れとなっている。今後も欧州からの期近大豆の買い付けが集中して入ることが考えられ大豆期近は確りとした動きとなろう。大豆市場については南米ブラジル・アルゼンチンの天候推移と堅調な輸出需要を睨んだ展開となる。 

一方、コーン市場では本日も大きな材料なく大豆市場・小麦市場の動きに翻弄された。前半はエジプトが米国ではなくフランスより小麦36万トンを買い付けたニュースから小麦市場が急落となり軟調な展開であったが、後半は大豆の急騰に支援され何とかプラスサイドで引けた。コーンは軟調な輸出需要から急反発はないと考えるが、自身の材料難から小麦市場・大豆市場の動きに引き続き影響を受けそう。価格レベルについては昨日の意見変えず。 (H) 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)