(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄り付き、まちまちの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  249 - 48 1/2  250 1/2  245 3/4  246  - 3  216117  2650- 
MAR 03  253 - 52 1/2  254 1/4  249 3/4  250  - 2 1/2  146108  2505+ 
MAY 03  256 - 55 1/2  257  252 1/2  252 3/4  - 2 1/4  43323  588+ 
JUL 03  256 1/2 - 56 1/4  258  254  254 1/2  - 1 1/2  43608  724+ 
SEP 03  251 1/2 - 50  251 3/4  248 3/4  248 3/4  + 0  10135  74+ 
DEC 03  245 1/2 - 44 1/2  245 1/2   243 1/2  244 3/4   + 3/4  28374  128- 
            491422  1145+ 

 

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、まちまちの引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
NOV 02  559 - 57 1/2  563 1/2  555 3/4  557  + 0  28905  11872- 
JAN 03  562 - 60  565 1/2  556 3/4  558 1/4  - 1  77841  9730+ 
MAR 03  559 - 58  560 1/2  551 3/4  552 3/4  - 3 3/4  39894  961+ 
MAY 03  551 1/2 - 51  552  545  546 1/4  - 3 1/2  34557  382- 
JUL 03  548 1/2 - 48  548 1/2  541  542 3/4  -? 3 3/4  18806  72- 
AUG 03  538 1/2  538 1/2  535  535  - 3  1630  101+ 
            212619  1451- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16810  -50  DEC  2168  -13  DEC  406 3/4  - 9  122.68 ~ 122.89 
JAN  16900  -10  JAN  2165  -8  MAR  403  - 8 1/2   
MAR  16860  -10  MAR  2140  -7  MAY  371  - 6   
MAY  16650  -50  MAY  2116  -7  JUL  325 1/2   + 2 1/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 台湾の中国コーンの買い付けの噂やセッション後半の大豆の下げに影響を受けマイナスサイドでの引け

期近12月限は堅調な現物価格や商業筋のブルスプレッド(期近買い・先物売り)に一旦は250-/2セントと250セントを超えたが続かず、逆にこのレベルが維持できないと見るとテクニカルな売りが入り徐々にマイナスサイドの価格レベルに押し戻された。本日は小麦市場が終始軟調な展開となり期近より10セント近い下げを記録したこと、更にはセッション前半は堅調な動きをみせていた大豆市場でも後半息切れして11月限を除き前日比マイナスサイドまで売られたことなども引けにかけてコーンの地合いを悪化させた材料となった。本日は台湾が中国メイズ12,000トンを買い付ける予定であるとのニュースが流れファンドの売り腰を強める材料となっていた。 

 

(ダイズ) 11月限はひと月ぶりの高値をつけるがデリバリーの話に後半売られ結局前日比変わらずでの引け 

昨日の地合いを引き継ぎ本日も堅調な寄りとなった。引き続き好調な大豆輸出に支えられ輸出港での現物価格、産地価格が堅調となっており期近11月限は約ひと月ぶりの高値である563-1/2セントをつけた。しかし、明日11月限に対してファーストデリバリー通知が開始するがその枚数が200〜700枚におよび、一部では800枚程度となるのではとの憶測も流れ期近11月限は徐々に売りが優勢となり下げ始め、引けにかけては月末を控えたポジション調整的な売りも入って結局11月限は前日比変わらずまで押し戻され、その他の限月は1〜3セントダウンとマイナスサイドの引けとなった。 

 

本日、ファンド筋はコーン・ダイズ・小麦で各3,500枚・1,500枚・1,500枚を売り越した。ファンド筋の各市場でのネットロングポジションをそれぞれ49,400枚・32,800枚・22,300枚程度となった模様。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日は東部と西部の一部で降雨となった。降雨量は0.10〜0.75インチ、コーン・大豆ベルトの60%、小麦ベルトの50%をカバーした。本日は西部で一部降雨・降雪、明日には止む見込み。週後半は気圧の谷が東部で降雨をもたらす。予想降雨量は0.10〜1.0インチ、カバー率コーン・大豆ベルトの55%、小麦ベルトの60%。収穫は今週あまり進まないが、来週はドライな天候が予想されており加速する。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月4日〜11月8日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  B  B 
東部ベルト  B  B/N 

収穫には好条件にて中立からやや弱材料視。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  今週後半に産地北部でも降雨 

昨日も引き続き産地西部で0.25〜1.0インチ、ところにより2.5インチ、カバー率50%の降雨が観測された。週後半は北部(主に北西部、ミナスジェライス州、マトグロッソ州)で降雨が見られよう。予想降雨量は0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチ、カバー率50%。乾燥した土壌は少し改善する。一方南部は週末までドライな天候で水分過多の状況もやや改善する。気温はほぼ平年並みで最高気温は北部で35℃、南部で24℃。 

 

アルゼンチン 週末に降雨が戻る 

昨日は0.10〜0.30インチ、カバー率10%に満たない降雨があったのみで概ねドライ。今週は引き続きドライな天候が予想される。土曜日から降雨が戻る見込み。土壌水分は全般的に適切からやや多め。サンタフェは水分過多で11月にはドライな期間が必要。 

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%) 

 

     10/30        前週    
肥育用ブロイラー卵投入数     97  98 
肥育用ブロイラー雛鶏投入数  94  95 

引き続き前年比マイナスでやや弱材料視。 

 

2) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

明日の寄り付き前に週間輸出成約高が発表される。予想レンジは以下の通り。 

                         (単位:1,000トン) 

     予想レンジ         前週      
コーン       550-850  517.1 
大豆  1,000-1,250  1,207.7 
大豆粕  75-150  103.1 
大豆油  7-12  9.0 
小麦  300-400  804.5 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 相場を上げる支援材料が見当たらない

ダイズの堅調な輸出成約・検証高に比してコーン輸出は低迷している。先週は予想に反して517千トンとこの時期においては少ない数字となった。明日週間輸出成約高が発表されるがトレーダー筋の期待する80〜100万トンを大きく下回るようであれば期近を中心に一段の下げがあってもおかしくない。本日も台湾が中国メイズ12,000トンを買い付け予定との情報も取引所に流れ相場を下に押し下げた。中国メイズ価格が米国産に対して同地域で優位にあることは間違いなく今後もコーン市場の圧迫材料となろう。更に来週は11月となり農務省の生産・需給発表が焦点となってこよう。アイオワ東部、西部、ミネソタ州などで収穫が進むにつれて予想以上あるいは過去最高の収量となっているとの農家・カントリーエレベーターなどの報告も聞こえてきている。8月から9月のレポートで収量が上方修正された場合は11月でも更に上方修正される確率は過去のデータより高く、市場では11月の農務省のレポートでもコーンの生産量が上方修正されるのではとの話がそろそろ出始めている。コーン市場においてはしばらくサポート材料は見当たらず軟調な展開が続くものと予想する。12月限での230セントトライの可能性は残されている。 (H) 

 

(ダイズ) 

【過去2ヶ月の相場】 

9月中旬にかけ小麦の急騰に追随したダイズは11月限で591(9月11日)をつけるも、農務省9月の発表後はSELL THE FACTに拍車がかかり同限月は約1ヶ月後522まで下落(10月9日)。今年8月上旬のレベルまで値を下げる事となった。このレベルを大きな底とし、その後は10月の農務省発表にてファンダメンタルズを再確認し、再度相場は上昇局面、10月中旬の底値を境にこの夏の高値まで、現在ちょうど半値を回復したという流れになっている。本日の時点でファンドのロングは約47000枚。 

【今週の動き】 

本日11月限でつけた560台は9月末以来約一ヶ月ぶりの高値となっているが、本日の高値で一先ず達成感のある相場は短期的にはやや修正への動きを予想する。11月・1月限ともに540台までの戻しを期待。 

【今後の見方】 

トレンドラインは上向きも短期的には1月限550を挟んだ展開を予想。その後徐々にレベルアップを図り5ドル570-580といった線を目指す事になる。 

先ずファンダメンタルズは圧倒的に強材料が多い。特に、世界的な油糧種子の生産量修正に伴うダイズへの需要シフト。特に大豆油市場には最もタイト感が漂う。米国大豆の在庫率は現時点で6.5%。今後の米国大豆への需要増を仮定するならば、期末在庫が現在の175百万ブッシェルから更に大きく削られる可能性はかなり大きいと考えるべき。今後の需要動向次第では4−5%までへの下落も想定しておきたい。又この流れは03/04年度クロップへも影響を及ぼすと思われ、向こう2年は米国大豆需給の引き締まりが予想される。 

南米という大きな材料はある。20年前の82/83年、米国大豆生産は世界全体の64%のシェアを占めていた。が、この02/03年度、その地位は約40%にまで下落している。対照的に南米は当時の21%から現在では45%にまでそのシェアを拡大してきており、今年度で初めて南米合計が米国の数字を抜くといった計算になっている。この生産量拡大は確実に世界の大豆需給バランスに影響を与えてきているが、今後数ヶ月の展開を考えたとき、南米の今後の材料は強材料視されやすい立場にある点、抑えておきたい。南米に何かあった場合、米国の6.5%の在庫率はあっという間に消化されてしまうことになる。この供給サイドでの南米、そして大幅な減産が確実な油糧種子事情から発生する両国産大豆への需要サイドの動きが、今後の相場動向に大きく作用してくると思われる。 

今月上旬につけた520台というレベルはハーベストロー。これを下回る展開は無いと見る。このレベルを始点に中長期的には緩やかな右肩上がりのラインを形成する。(A) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)