(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年10月31日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄り付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 246 1/2 - 46 249 246 247 1/2 + 1 1/2 213305 2812-
MAR 03 250 3/4 - 50 1/2 253 1/4 249 3/4 252 + 2 147247 1139+
MAY 03 253 1/2 - 53 1/4 256 253 254 3/4 + 2 45260 1927+
JUL 03 255 - 54 1/4 257 3/4 254 1/4 256 + 1 1/2 44405 797+
SEP 03 250 251 1/2 249 1/2 249 1/2 + 3/4 10267 132+
DEC 03 244 3/4 247 244 1/2 245 1/2 + 3/4 28580 206+
  492864 1432+

 

 

 

大豆     --- ギャップをつけての高値寄り付き、高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 561 - 60 1/2 567 1/4 560 565 1/4 + 8 1/4 22871 6019-
JAN 03 563 - 62 1/4 568 3/4 562 566 1/2 + 8 1/4 84124 6297+
MAR 03 558 - 57 564 3/4 557 562 1/4 + 9 1/2 40064 170+
MAY 03 550 1/2 556 1/2 549 1/2 555 1/2 + 9 1/4 35073 516+
JUL 03 548 554 547 552 + 9 1/4 19714 908+
AUG 03 540 1/2 - 39 546 1/2 539 544 + 9 1689 59+
  214687 2097+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 16970 + 160 DEC 2184 +16 DEC 402 1/4 - 4 1/2 122.50 ~ 122.70
JAN 17060 +160 JAN 2184 +19 MAR 399 3/4 - 3 1/4
MAR 17060 +200 MAR 2176 +36 MAY 367  - 4
MAY 16850 +200 MAY 2159 +43 JUL 329 + 3 1/2

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 予想を上回る週間成約高にしっかりの寄り、引けとなる

朝方発表された農務省による10月24日現在の週間成約高報告で1,028,100トンと発表され、これが事前のトレーダー予想数字である550,000〜850,000トンを大幅に上回ったことが本日の高値のメインファクターとなった。市場では先週発表された517,000トンをベースとして今週も低い数字が発表されるのではとの声も聞かれたが実際の発表は先週比2倍程度の数字となった。この時期はコーンの成約が活発に行なわれる時期であるだけに今後数週間1百万トン以上の成約が可能かどうか見極める必要があるとの冷静な見方も一方では出ていた。また、12月限のテクニカルサポートとみられている245-3/4セントを割り込むことが出来なかったことからテクニカルな買いにも支えられた。また、昨日の市場での弱材料となった台湾による中国メイズ買い付けの噂については、台湾が12月末積みまでに限定して中国メイズの輸入禁止措置をとくのではと見られているが既に台湾は米国産コーンを潤沢に買い付けており期近での価格に与える負の影響は限られるとの見方もでていた。

 

(ダイズ) 予想を大きく上回る週間輸出成約高に期近中心に急騰する

寄り付き前に発表された週間輸出成約高報告で10月24日までの週で、中国向け成約44万トンを含め1,647,800トンと事前の予想を大きく上回る数字が発表されたことで、現在の価格レベルでは海外からの需要の減退は発生していないことが確認されたとしてファンド筋中心に買いが優勢となった。また、本日発表されている11月限に対するファーストデリバリー通知では1,084枚の通知がなされ事前の予想を大きく上回ったが前記輸出成約高の発表の陰に隠れ無視されたかたちとなった。農務省の11月の生産・需給報告が11月12日に行なわれるが、これを前にしてアイオワ州やイリノイ州の一部地域では予想を上回る収量の報告が聞かれているが、東部を中心としてその他の地域では予想を下回る報告がなされており、同月の発表では収量の下方修正となるとの見方も市場には強い。

 

本日、ファンド筋はコーン・ダイズ市場で各1,500枚枚・2,000枚買い越した。小麦市場ではイーブンとなった。ファンド筋は本日現在各市場でのネットロングポジションをそれぞれ50,872枚・44,830枚・22,300枚程度とした模様。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日はネブラスカ東部、カンザス北東部、アイオワ北西部などを中心に霙交じりの降雨を見た。その他、ミズーリ北部、アイオワ南部、ウイスコンシン南部、インディアナ北部・中部などでも軽い降雨を見ている。雨量としては全体で0.10-0.35インチまで、コーン・大豆産地の20%、小麦産地の15%をカバーするにとどまった。気温は平年比低い状態が続いており、最高気温は、ベルト北西部で20度半ば、デルタ地域南部で70度前半まで。最低気温は、10度以下から、高いところで50度前半となっている。

5大湖周辺地域で一部降雨が予想される以外、週末にかけては概ねドライとなる。来週前半はオハイオ川流域からデルタ地域にかけて広範囲にわたり0.10-1.0インチ(所によっては3インチまで)の降雨を見ることとなりそう。気温は平年並み〜低め推移変わらず。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月6日〜11月10日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B B
東部ベルト B B/N

内容にほぼ変化なし。中立材料。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  今週後半に産地北部でも降雨、しかし北部はまだドライ

ミナスジェライス、ゴイアス、サンパウロ北西部、マットグロッソ西部では0.1-0.75インチまでの降雨を見た。大豆・コーン産地の25%をカバーしている。これらの降雨は北部コーン・大豆産地の35%、南部産地の15%を覆うこととなっている。気温は平年並み〜やや高め(北部)、やや低め(南部)。

散発的な降雨は金曜にかけても、北部ミナスジェライス、ゴイアス、マトグロッソなどで見られる。その後日曜には南部産地へ降雨は移動。中央部産地では来週月曜になる見込み。雨量にして0.25-1.0インチ(所によっては2.5インチまで)、コーン・大豆産地の55%を覆うことになる。

一部降雨がついてはいるが、依然として産地北部の状態はドライ。今月のベルト北部地域の降水量は35%しかなく、11月上旬に更なるまとまった降雨が必要とされている。対照的にベルト南部においては降雨過多。主産地の一つリオグランデドスル州においては今月10-15インチの降水量を見ることとなっている。これら地域にとってはドライ継続が当然のことながら望ましい。

 

アルゼンチン 週末にかけ降雨

昨日産地ベルトは概ねドライ。気温は平年並み〜やや低め推移。金曜夜半より土曜日にかけてブエノスアイレス・コルドバ、サンタフェ南部などにて0.1-0.75インチまでの降雨を見る見込み。気温は来週にかけて平年並み〜やや低め推移となるが、来週頭が最も下がると見られる。

コーン・大豆共に一部降雨により若干の作付遅れは予想されるものの現在の所問題なし。気温のやや低め推移も継続しているがこの点においてもまだ問題視される域には達していない。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(10月24日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,028.1 0.0 12,247.9 13,697.4 6,972.6 176.0
大豆 1,647.8 0.0 11,445.0 11,986.0 8,357.2 77.0
小麦 434.3 0.0 14,119.2 13,955.1 4,758.2 15.0
大豆粕 218.5 0.0 1,887.7 2,298.4 1,630.2 89.6
大豆油 9.1 0.0 173.2 127.2 147.3 0.0

コーン・大豆(特に大豆)ともに予想を大きく上回り寄付き前の強材料となった。昨年同期比で見ると、コーンの成約進捗は89.4%、大豆の進捗は95.5%となっている。

大豆は中国向けに442,800トンが確認されている。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(10月24日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 639.6 823.1 5,275.3 6,909.4 50,800
大豆 1,073.1 787.3 3,087.8 3,495.2 23,130
小麦 615.4 629.2 9,361.0 9,706.9 25,860
大豆粕 68.2 75.4 257.5 530.0 5,990
大豆油 5.6 9.6 25.9 44.2 1,090

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 11月の農務省の発表や中国の供給余力を睨んだ展開、一本調子の上昇相場は考えにくい

何とか輸出成約高も平年並みの数字を確保して12月限は目先のサポートラインと見られている245-3/4セントを死守した。しかし、今後もこのペースで輸出成約が継続するかは今後数週間の数値を見極める必要がある。一方、今後11月の農務省の生産高・需給発表が控えており西部ベルトの予想を上回る収量報告を背景として上方修正の話がそろそろ市場に出ている。明日はFCSTONEの発表があり市場は注目している。また、本日ICG (International Grain Council)より発表された世界の粗粒穀物生産予想では920万トンの上方修正がなされ879百万トンとされ、更には期末在庫も同様に132百万トンと上方修正されている。このなかで注目したいのは中国のコーン生産が5百万トン上方修正されて130百万トンとされていること。コーン市場で注目されている台湾の中国メイズ買い付けなどの動きも合わせて今後米国産コーン輸出の重しとなりうる材料と考える。次の農務省の世界の需給予想にも注目したい。

目先は12月限で250セント、1月限で255セントをうかがう展開だが一本調子の上昇は確たるファンダメンタルズでの強材料がない中考えにくい。逆に今後11月の農務省の生産高・期末在庫や中国メイズの生産上方修正などが意識されてくれば売り圧力が一段と増すことが懸念される。ファンド筋の現在のネットロング約51,000枚は現在考えられる需給の材料からけして少ない数量ではなく、上記材料が出揃えば一段とロング整理が加速するとみている。 (H)

 

(ダイズ)

短期的には上げても1月限570まで。現レベルから上は売りから入りたいところ。

週間輸出成約がシーズンハイをつけたこともあり活況な相場となったが、この盛り上がりがそのまま続くとも思えない。新たな新規材料を伴なわなければ、この勢いで上げても570までと見る。その後は一旦修正を見るだろう。ファンダメンタルズからして6ドル相場は十分に射程内ではあるが、そのまで行くには、現在のファンドポジション、或いは商業筋の買い気がついて来れておらず、なんとなくバランスが悪い。もう少々の上げを見たところで一旦の修正、というのが目先の見方となる。買いは待ち。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)