(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、一旦上げるも最後は変わらずで引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 246 1/2 - 46 249 1/2 246 247 1/2 + 0 207638 5716-
MAR 03 251 1/4 - 51 253 1/4 250 3/4 251 1/4 - 3/4 151546 4294+
MAY 03 254 1/4 - 54 255 1/2 253 3/4 254 - 3/4 45608 348+
JUL 03 255 1/4 - 55 256 3/4 255 255 1/4 - 3/4 45020 615+
SEP 03 249 1/4  250 249 249 - 1/2 10075 192-
DEC 03 243 3/4 - 43 1/2 245 243 1/2 243 3/4 - 1 3/4 28571 9-
  1137 627-

 

 

 

大豆     --- ほぼ変わらず寄付き、やや高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 566 - 65 1/2 569 563 1/4 568 1/2 + 3 1/4 18432 4438-
JAN 03 567 1/2 - 66 570 565 568 3/4 + 2 1/4 87824 3697+
MAR 03 562 1/2 - 62 1/4 566 561 1/2 564 1/2 + 2 1/4 40511 447+
MAY 03 555 1/2 558 1/2 554 556 3/4 + 1 1/4 35601 528+
JUL 03 552 556 550 1/2 552 1/2 + 1/2 20582 868+
AUG 03 544 547 1/2 543 545 + 1 1801 112+
  215902 1213+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 17040 + 70 DEC 2191 + 7 DEC 413 1/2 + 11 1/4 121.82 - 122.22
JAN 17090 + 30 JAN 2194 + 10 MAR 409 1/2 + 9 3/4
MAR 17080 + 20 MAR 2187 + 11 MAY 373 1/2 + 6 1/2+ 2 3/4
MAY 16870 + 20 MAY 2170 + 11 JUL 331 3/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 小麦の急騰や堅調な現物価格から堅調な動きとなるも引けにかけ利食い売りに押され結局小幅安にて引ける

今週末はベルト全体でほぼ晴天となりコーンの収穫が終盤に向けて一気に進み、ハーベストプレッシャーも来週以降は限定的となるとの見方や小麦市場がこの日ブラジルの米国小麦輸入解禁の話で急騰したことにも支援されプラスサイドでの取引が続いた。昨日と同様に12月限は2453/4セントのサポートラインをトライするも昨日と同様に260セントで跳ね返された事も買い手に安心感を与えていた。しかし、セッション後半クローズ間際にはヘッジタイプの売りや引き続き11月の農務省の生産・需給報告でコーンの生産高が上方修正されるとの見方も支配して売りが旺盛となり今までの上げ分を帳消しとした。本日もコーン独自の材料にかけ、ショートレンジでの取引が続いた。

 

(ダイズ) ダイズ油の高騰や堅調な現物価格に支援されて確りの引けとなる

旱魃の影響からマレーシアのオイルパームのパーム油算出量が今後減少するとのオイルワールド誌の報告やカナダの菜種・ダイズの週間搾油高がそれぞれ40,883トン・43,125トンと大幅に減少していることなどから世界的な植物油需給のタイト化が必死との見方にこの日もダイズ油市場が堅調な動きをみせ、約定新高値をつけた(期近限月は4年ぶりの高値)事に支援されダイズ市場でも堅調に寄り付いた。その後も引き続き堅調な現物価格の動きにも支援されて11月限は569セントまで上伸した。市場が注目しているブラジル北部の天候では今週は同地区の75%に降雨があり各地で土壌水分が改善されていること、更に南部でのウエットな天候パターンが今後改善して今週末にはドライとなり作付けが一気に進むとの報もあったが大きく弱材料視されていなかった。

 

本日、ファンド筋はコーン・ダイズ・小麦市場で各500枚・1,500枚・1,500枚買い越した。ファンド筋は本日現在各市場でのネットロングポジションをそれぞれ54,300枚・42,500枚・22,600枚程度とした模様。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 週末はドライ、日曜日から来週前半にかけて南東部ベルトで降雨

昨日はベルトでの降雨は限定的となった。今後2日間はドライな天候が続く。日曜日にはベルト南東部で降雨が始まり来週の月曜日から火曜日にかけて降雨は停滞する。この降雨は0.1〜0.75インチ、コーン・ダイズベルトの40%をカバーする。今週末にかけて収穫は順調進展するが来週前半には東部を中心に再び停滞気味となろう。同時期において気温は平年を下回り小麦の発芽には悪影響をもたらす可能性がある。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月7日〜11月11日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト N B
東部ベルト N N/B

中立材料視されている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  北部ベルトで散発的な雨、東北部でも降雨

昨日は南東部州ミナス・ジェラエス州で降雨があった。雨量は0.1〜0.75インチ(所により1.5インチ)でコーン・ダイズベルトの25%をカバーした。南部ではこの日曜日に、中央部では来週月曜日に降雨が始まり北部州でも来週火曜日より降雨がみられる。降雨量は0.25〜1インチ、ベルトの65%をカバーする予定。(南部州では70%のカバー、北部州では60%のカバーとなる。)今週の北部州での降雨で同地区の75%の地域で土壌水分が改善して既に作付けされているコーン・ダイズの発芽には好影響を与える。降雨は更に来週の中盤まで期待できドライな地域の土壌水分を改善することとなろう。

 

アルゼンチン 週末は雨模様

昨日はドライで穏やかな気温となった。本日もこの天候が継続する。降雨はこの土曜日あるいは日曜日に始まり、0.1〜0.75インチ、ベルトの60%の地域をカバーしよう。土壌水分は引き続き十分に蓄えられており、作柄に与える悪影響はない。

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想)

ブラジル・アルゼンチンともに降雨量は平年並みから平年を若干下回るレベルとなろう。気温に関しては南部ブラジルでは平年を下回るレベル、その他の地域では平年並みから平年を若干上回るレベルで推移する。乾燥が続いていた北部ブラジルでは散発的な降雨のより土壌水分の改善が見られているが、地域によっては降雨は限定的で乾燥が続く地域も残されている。南部ブラジルでは晴天の日が続き作付けが急速に進展するだろう。

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (Oct.22現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  40,463 ロング  44,300 ロング  30,270
大豆粕 ロング   8,674 ロング   12,400 ロング   2,855
大豆油 ロング  35,234 ロング  36,300 ロング  30,698
コーン ロング   55,775 ロング  52,900 ロング  22,590
小麦 ロング  22,644 ロング  23,800 ロング  24,778

大豆のロングはやや少な目の数字となったが、予想範囲内と考えられる。

 

2) USDA 週間ローンデータ (Oct.29現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 47.4 -7.8 0.5 0.1 1,346.8 7.7
2002クロップ 100.2 32.1 0.0 0.0 0.2 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 4.8 -0.7 1.0 0.1 306.0 0.6
2002クロップ 89.7 41.8 0.0 0.0 0.2 0.1

予想範囲内にて中立視。

 

3) FC STONE 社の予想数値発表

本日引け後に同社の生産量予想数値が発表された。(単位:百万ブッシェル)

  今回の数値 10月時点 10月の農務省
コーン 9,013 8,923 8,970
ダイズ 2,721 2,720 2,654

コーンでは今回イールドを127.8ブッシェルへ、ダイズは37.9ブッシェルへと上方修正している。
月曜日の寄付きへはややネガティブな材料とされそうだ。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 11月の農務省の発表や中国の供給余力を睨んだ展開、一本調子の上昇相場は考えにくい

昨日と意見変わらず。目先は12月限で250セント、1月限で255セントをうかがう展開だが一本調子の上昇は確たるファンダメンタルズでの強材料がない中考えにくい。逆に今後11月の農務省の生産高・期末在庫や中国メイズの生産上方修正などが意識されてくれば売り圧力が一段と増すことが懸念される。コーン市場は小麦市場・ダイズ市場の動きに支援されて何とか現在のレベルを維持しており独自の強いファクターは見当たらない。

本日引け後のFC Stone社コーン生産予想は9,013百万ブッシェルとなり同社の10月の予想数値8,923百万ブッシェル、また10月の農務省の予想数値8,970百万ブッシェルを何れも上回る数字となった。また本日コミットメントオブトレーダーズで発表されたファンド筋のネットロングは予想より多く本日現在でまだ約54,000枚程度のネットロングとなっておりなかなか減少していない。今後、ファンダメンタルズでの弱材料が出てくればファンド筋のロング整理が急となり一段の下げも予想できる。目先のサポートラインは12月限で240〜245セントと考える。 (H)

 

(ダイズ)

【 今週の相場回顧 】

今週は月曜の大幅安値から開始し、翌火曜の急回復、そして木曜の再上昇。この3日の動きが中心となった。いずれも今後を占う上では引き続きキーポイントとなる材料が市場を動かした事となる。

(月曜日) : 11セントの下落でスタート。 気になるブラジルの天候。産地の半分に恵みの雨を見たことがファンドの売りを誘い大きく値を崩す事となった。
(火曜日) : 13セントのアップ。 豪州菜種の減産情報と共に、各国における活発な油取引。世界的な油糧種子減産傾向に大豆油への需要シフト・・。これらの材料も確実に今後の相場の方向を決めていく大きな材料となる。
(木曜日) : 8セントアップ。週間輸出成約高での大きな数字確認。上記油糧種子減産傾向は確実に米国産大豆への需要シフトを促す。中国或いはヨーロッパよりの買付けも活発化しており市場を買いに走らせている。

これらの材料(南米の天候・世界油糧種子減産に伴う大豆への需要シフト)は今後確実に市場を揺さぶる2大材料、今後引き続き出てくるであろうこの手の情報に対しどのように市場が反応してゆきか、注視していきたいところ。

【 来週の相場展望 】 来週は調整局面を予想。1月限550-555あたりが狙い。

需要面でも以前に比べ材料が出始めている点は事実。又、南米という事で言えば、天候相場。従い、突発的な(特に上への)動きには注意したいところ。ではあるが、今週頭の安値から一貫して20セント以上上げきっている。来週頭に仮に一旦上げるとしても、その後は短期的な調整局面をむかえると見ている。 材料的には強いものばかりが散らつくのは事実であるが、来週このまま上げ続ける相場は想定し難い。1月限550-555あたりまでは十分可能性あり。買い焦る必要な全くない。(A)

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)