(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月11日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、マチマチで引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 235 3/4 - 35 1/4 236 3/4 234 235 3/4 + 0 189078 4979-
MAR 03 240 1/4 - 39 3/4 241 1/2 238 3/4 240 1/2 - 1/4 169302 3177+
MAY 03 243 - 42 3/4 244 1/2 242 243 1/4 - 1/2 51486 543+
JUL 03 246 - 45 3/4 246 3/4 244 3/4 246 - 1/4 48916 172-
SEP 03 244 1/4 244 1/2 242 1/2 242 1/2 - 1 1/2 12634 980+
DEC 03 241 1/4 - 41 241 3/4 241 241 - 1/4 33066 1418+
  508875 1347+

 

 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 02 567-66 574 1/2 565 574 + 10 3/4 4514 1025-
JAN 03 561-60 569 559 568 1/4 + 9 3/4 84845 4265-
MAR 03 555-54 1/2 563 553 1/2 562 1/4 + 9 1/2 42049 335+
MAY 03 547 1/2 - 47 557 546 556 1/2 + 10 3/4 35206 152-
JUL 03 546 - 45 1/2 553 544 1/2 552 + 8 3/4 21291 373+
AUG 03 538 545 537 545 + 8 1/2 2132 18-
  202645 4577-
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 16440 + 90 DEC 2266 +70 DEC 383 1/2 + 1  119.67 - 120.64
JAN 16540 + 100 JAN 2265 +70 MAR 385 + 1/2
MAR 16580 + 100 MAR 2238 +59 MAY 360 1/2 + 3 1/2
MAY 16460 + 160 MAY 2208 +58 JUL 321 1/4 + 1 3/4

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 農務省の発表前にポジション整理的な動きに終始

コーン市場は明日発表される11月の農務省の生産・需給報告を前にしてポジション調整的な動きに結局先週末比変わらずのレベルにてクローズした。確たる輸出市場での強材料のない中、台湾が今週水曜日にコーン30,000トンのテンダーを予定しているが、同国が約50年ぶりに中国よりコーンを輸入開始しているとのニュースがあり、今週その第一船が中国より台湾に到着するとの報が台湾のトレーダー筋より流れ寄り付き直後の取引にプレッシャーを与えてマイナスサイドの取引が続いた。ダイズ市場が期近を中心として急速に値戻ししたことに多少の心理的サポートを受けてマイナスサイドからプラスサイドへと回復する場面もあったが全般的には売り気の強い一日となった。明日の農務省の発表を前にしたトレーダー筋の事前予想では、コーンの生産は89.09百万ブッシェル〜90.94百万ブッシェル、平均は90.15百万ブッシェルとなっており、何れも10月の農務省の生産予想数字である89.70百万ブッシェルを上回っている。

 

(ダイズ) 中国の米国産ダイズ買い付けの報やブラジル南部州での週末の降雨に急騰

コーン市場とは異なり中国がダイズ市場での強材料となっている。中国が先週米国産ダイズを一杯あるいは2杯の船を買い付けたとの報がダイズ市場に朝方より流れたこと、また11月限に対するデリバリー73枚のうち71枚を実需であるADM社が引き受けたこと、更には先週金曜日に市場で弱材料として嫌気されたブラジルの天候で週末に予想を上回る降雨が水分過多の状況が続いているブラジル南部州で確認され、これが更なるダイズ作付けの遅延につながるとの見方などの強材料を集め、明日の農務省の需給報告を前にしながらもファンド筋の買いが積極的に入って期近中心に急騰を演じた。明日の農務省の発表を前にしたトレーダーの事前生産予想平均は26.90百万ブッシェルとなっており10月の農務省の発表数値である26.54百万ブッシェルを上回るものとなっている。しかし、世界的にタイトな植物油需給を背景としたダイズ需要が活発化しておりダイズ市場をサポートしつづけている。

 

ファンド筋はコーン市場で約1,000枚売り越し、大豆市場で約3,300枚買い越した模様。ファンド筋のネットロングは本日現在各、32,200枚、45,000枚程度となっている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末は東部中心に雨、今週末には再び東部まばらな雨予想

先週末は東部ベルト中心に0.1〜1.0インチ、所により2.25インチの降雨がカバー率35%をともなった。今週末には再び東部ベルトに降雨の可能性があるが雨量は少なく、0.1〜0.5インチ、カバー率30%程度となる。今週は降雨のない西部ベルトで引き続き収穫が活発となり、また東部地域でも週末にこそ降雨の可能性があるもののそれまでは収穫が進展しよう。デルタ地域ではやっと雨勝ちの天候が終わり収穫作業が進展しよう。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月16日〜11月20日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト N B

中立材料視される。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  北部地域で降雨、しかし南部地域でもまとまった降雨

先週末より0.5〜1.5インチ、所により3インチの降雨が南部ベルトの70%の地域であった。本日より3日程度は北部ベルトにまばらな降雨があり、その後は再び南部で0.25〜1.0インチ、所により2.5インチの降雨がベルトの65%をカバーする予定。先週末からの一連の降雨によって中部ベルトの乾燥していた地区では土壌水分が改善されコーン・ダイズの発芽を促進しよう。一方、南部ベルトではこの降雨により再び水分過剰となり、コーン・ダイズの作付けは遅延する。

アルゼンチン  週末はベルト南部が豪雨に見舞われる、小麦の作柄に被害

南部ベルトを中心に週末は雷を伴った豪雨に見舞われた。降雨量は0.5〜2.0インチ、所により5.0インチの降雨を記録した。カバー率は75%となった模様。今後3日程度はベルト全域でドライ気味の天候が続くが、木曜日にベルトの北部、金曜日にはベルトの南部で降雨が始まり、カバー率45%をともない、0.1〜0.75インチの降雨となる見込み。コーン・ダイズの作付け進捗は週末の豪雨があったものの、ベルト北部地域では降雨が限られたことから全般的には大きな遅れとはなっていない。南部ベルト地帯の小麦には週末の豪雨により作柄に被害が一部でている模様。

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想)

ブラジル北部で平年を若干下回る降雨、南部で平年を若干上回る降雨が予想されており南部での作付けの遅延が懸念される。北部ベルトでは平年を下回る降雨にも、現在の所土壌水分は蓄えられており大きな問題はない。アルゼンチンは平年を若干上回る降雨が予想されて、これも作付けをスローダウンさせることとなる。

 

本日の発表等

 

本日ベテランスデーの為、政府系発表は全て明日に延期された。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) まずは明日の農務省の発表を見たい。弱材料が出揃えばそろそろ買い場(プライシング)探しとなる。

本日のコーン市場はダイズとは好対照となった。ダイズ市場では中国のダイズ買い付けの話に急騰を演じたのに対して、コーン市場では逆に台湾向けの商いや予想される農務省による中国メイズの生産・輸出上方修正などが市場にプレッシャーを与えつづけている。何れにしても、今後の相場の展開を予想するにはまず明日の農務省の発表を確認したい。12月限は予想のとおり230セント前半まで下げてきた。明日の発表で90億ブッシェルをどれくらい上回る生産量が確認されるのか、輸出がどれくらい下方修正されるのか(市場では25〜50百万ブッシェル減が見込まれている。)、中国メイズの生産高が130百万トン、輸出が12百万トンレベルとなるのかなどを中心に確認したい。もし上記の弱材料が全て出揃い、ファンドのロングが明日一斉に整理されれば12月限において一時的に220セント台のレベル(本日のクローズより7〜8セント下値。)までの下げが実現しようが、もし米国コーンの在庫率が10億ブッシェルを上回ることがない限りにおいて12月限ベースの220セント台は中・長期的にみて買い場面と考える。何れにしてもDecision-Makingは明日の発表次第となる。 (H)

 

 

(ダイズ) 発表前の微調整

金曜の下落と後を受けた本日の動き。中国・ヨーロッパ方面よりの買付けの話やインドの油糧種子減産についての発表(大豆は5.4百万トンから4.8百万トンへ、棉実は5.14百万から4.85百万トンへ等‥)も本日の相場のサポート材料となった模様。只、セッション終了直前に一気に5セント近く急騰して引けた形を見ても、本日の動きは発表を意識した動きと言ってよい。発表前の値位置として本日の引け値はテクニカルにも発表後どちらにも動きやすいレベルとなっている。

明日の発表と市場の反応を見た上で今後を占いたい。(A)

 

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)