米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2002年11月12日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや高値寄り付き、やや高値で引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| DEC 02 | 238 1/2-38 | 240 1/2 | 237 3/4 | 238 1/4 | +2 1/2 | 180181 | 8897- |
| MAR 03 | 243 1/4-42 1/2 | 244 3/4 | 242 | 242 3/4 | +2 1/4 | 174114 | 4812+ |
| MAY 03 | 246-45 3/4 | 246 1/2 | 244 | 244 3/4 | +1 1/2 | 52171 | 685+ |
| JUL 03 | 248 1/2-48 1/4 | 249 | 245 3/4 | 246 1/4 | +1/4 | 49393 | 477+ |
| SEP 03 | 245 1/4-45 | 245 1/2 | 243 | 243 | +1/2 | 12846 | 212+ |
| DEC 03 | 242 1/2 | 243 | 241 | 241 1/4 | +1/4 | 34271 | 1205+ |
| 507367 | 1508- |
大豆 --- やや高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| NOV 02 | 575 1/2 - 75 | 579 | 568 1/2 | 569 1/2 | - 4 1/2 | 3858 | 656- |
| JAN 03 | 569- 68 | 572 1/2 | 560 1/2 | 562 1/2 | - 5 3/4 | 84589 | 256- |
| MAR 03 | 562 1/2 | 567 | 556 | 557 1/2 | - 4 3/4 | 41740 | 309- |
| MAY 03 | 556 1/4 | 560 | 549 1/2 | 550 3/4 | - 5 3/4 | 34985 | 221- |
| JUL 03 | 554 1/2 - 54 | 557 | 546 | 547 3/4 | - 4 1/4 | 21023 | 268- |
| AUG 03 | 545 1/2 | 545 1/2 | 539 1/2 | 541 | - 4 | 2155 | 23+ |
| 200843 | 1802- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 16330 | -110 | DEC | 2228 | -38 | DEC | 374 1/2 | - 9 | 119.52 - 119.69 |
| JAN | 16420 | -120 | JAN | 2229 | -36 | MAR | 375 3/4 | - 9 1/4 | |
| MAR | 16480 | -100 | MAR | 2210 | -28 | MAY | 355 1/2 | - 5 | |
| MAY | 16360 | -100 | MAY | 2185 | -23 | JUL | 318 3/4 | - 2 1/2 |
| 本日の相場の動き |
(コーン) 農務省の生産高予想が事前予想内であったことや前半の小麦の急騰に支援されて確りの引け
朝方発表された11月の農務省の生産・需給発表で生産量が90.03億ブッシェルと発表され10月の89.70億ブッシェルより上方修正されたものの事前の予想平均である90.08億ブッシェルを若干ではあるが下回ったこと、更には期末在庫が848百万ブッシェルとなり依然として低レベルの在庫量となることなどから昨日付けた4ヶ月ぶりの安値から買戻しが入り確りに寄り付いた。となりの小麦市場でもエジプトが18万トンの米国産小麦を買い付けたとの報や農務省の需給報告で期末在庫が若干ながら前月比下方修正されたことなどからセッション前半に急騰したこともコーンには支援材料となっていた。
しかし、小麦市場では農務省が中国の小麦在庫を前回発表の19.33百万トンから一気に61.97百万トンに大幅な上方修正を加えたことから世界の小麦在庫が前回発表の131.18百万ブッシェルから172.46百万ブッシェルと空前の修正が加えられたことから小麦市場の急騰場面がストップすると今度は売りが集中して、小麦期近は本日の高値398-1/2セントから本日の安値374セントまで急落した。なんと1日で24セント近くの動きとなり、引けは本日の安値圏となった。
コーン市場も荒れ模様の小麦市場に影響を受け後半は売り優勢となり高値より本日の安値に近い値位置で引けた。本日発表された週間輸出検証高報告(11月07日まで)では23.1百万ブッシェルとなり事前の予想レンジである27〜32百万ブッシェル、また昨年同期38.63百万ブッシェルを大きく下回ったことも後半の売り材料となっていた。
(ダイズ) 農務省の予想範囲内の発表にファンドの手仕舞い売りが出て下げる
農務省により発表された生産・需給報告では生産高が26.9億ブッシェルと前月の26.64億ブッシェルより上方修正となったものの事前の予想のレンジである30〜38.1億ブッシェルの範囲内且つ中間値となったことで新たに買い上がる材料とはならなかったことからオープニングこそプラスサイドとなったものの直にファンド筋の利食い売りが出て下げ始めマイナスサイドでの取引となった。その後も農務省のレポートでアルゼンチンが32.5百万トン、ブラジルで49百万トンと各150万トン、100万トンの生産高の上方修正が加えられたことで、両国あわせたダイズ生産高が米国の73.2百万トンを追い抜くこととなり米国産ダイズのシェア-の減少が市場にも意識されて一段の売りを誘った。セッション後半にかけては上記小麦市場での高値からの急落もプレッシャー材料となり、コーン市場と同様に本日の安値に近い引け値となった。
この日、ファンド筋はコーン市場でイーブン、大豆市場で約1,500枚の売り越しとした模様。ファンド筋のネットロングは本日現在各、32,200枚、43,500枚程度となっている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 今週木曜日には北部ベルト、東部ベルトで降雨がある
昨日はベルト全域でドライとなった。次の降雨の可能性は水曜日の夜より木曜日にかけて北部ベルト、東部ベルトにあり、雨量は0.1〜0.5インチ、カバー率は35%程度となろう。中西部ベルト全域でのコーン・ダイズの収穫の遅延は限定的となり、一方のデルタ地域でも収穫の進展が期待できる。小麦の生産地域での生育速度は低温の影響から遅く、モンタナ北部では今朝程発芽初期の小麦に低温による被害が一部出ている模様。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月17日〜11月21日)】
*引け後の予報
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N | N |
| 東部ベルト | N | B/N |
中立からやや弱材料視される。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
ブラジル 今週一週間はベルトで散発的な降雨
昨日はベルト北部で0.1〜0.75インチ、所により1.25インチの降雨が20%の地域にあった。北部地域は今後2日間散発的な降雨がありその後は南部地域に降雨をもたらす。一連の降雨量は0.25〜1.0インチ、所により2インチとなり、ベルトの60%の地域に降雨がある見込み。北部ベルトの大部分で乾燥状況は解消して既に作付けされたコーン・ダイズの生育初期段階には良好な降雨となろう。一方、南部では水分過多の状況が続いており引き続き作付け遅延が懸念されるところ。
アルゼンチン 今週後半より北部ベルトで降雨
昨日はベルト全域でドライな天候となった。次の降雨は木曜日・金曜日となり雨量は0.1〜0.75インチ、カバー率はコーンベルトで35%,小麦ベルトで50%となろう。北部ベルトでの降雨はコーン・ダイズの作付けを限定的ながら遅延させよう。
(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想)
ブラジル北東部で平年をやや下回る降雨、その他の地域で平年を上回る降雨が予想されている。ブラジル南部ベルトでの作付けの遅れは継続しそう。一方、北部ベルトでは平年を下回る降雨ではあるが土壌水分は保たれており既に作付けされた作物への影響は少ない。アルゼンチンでは平年をやや上回る降雨となり北部地域での作付け作業を遅延させる。
| 本日の発表等 |
| 1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT |
@ 米国産大豆 (単位:百万ブッシェル)
| 2001-2002 | 2002-2003 | |||
| OCT11 | NOV12 | OCT11 | NOV12 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 74.1 | 74.1 | 73.0 | 73.0 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 73.0 | 73.0 | 71.8 | 71.8 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 39.6 | 39.6 | 37.0 | 37.5 |
| 初期在庫 | 248 | 248 | 208 | 208 |
| 生産量 | 2,891 | 2,891 | 2,654 | 2,690 |
| 輸入 | 3 | 2 | 3 | 2 |
| ・供給合計 | 3,141 | 3,141 | 2,865 | 2,900 |
| 搾油用 | 1,700 | 1,700 | 1,675 | 1,660 |
| 輸出用 | 1,065 | 1,063 | 850 | 890 |
| 種子・飼料用 | 89 | 89 | 87 | 87 |
| その他 | 79 | 82 | 78 | 78 |
| ・需要合計 | 2,933 | 2,933 | 2,690 | 2,715 |
| 期末在庫 | 208 | 208 | 175 | 185 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 4.35 | 4.35 | 5.05-5.95 | 5.05-5.95 |
A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)
| 2001-2002 | 2002-2003 | |||
| OCT11 | NOV12 | OCT11 | NOV12 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 75.8 | 75.8 | 78.8 | 78.8 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 68.8 | 68.8 | 70.5 | 70.5 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 138.2 | 138.2 | 127.2 | 127.6 |
| 初期在庫 | 1,899 | 1,899 | 1,599 | 1,599 |
| 生産量 | 9,507 | 9,507 | 8,970 | 9,003 |
| 輸入 | 10 | 10 | 15 | 15 |
| ・供給合計 | 11,416 | 11,416 | 10,584 | 10,618 |
| 飼料用その他 | 5,862 | 5,874 | 5,650 | 5,675 |
| 食用・種子用・工業用 | 2,054 | 2,054 | 2,170 | 2,170 |
| 輸出用 | 1,900 | 1,889 | 2,000 | 1,925 |
| ・需要合計 | 9,817 | 9,817 | 9,820 | 9,770 |
| 期末在庫 | 1,599 | 1,599 | 764 | 848 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 1.97 | 1.97 | 2.30-2.70 | 2.20-2.60 |
B 世界の02/03・01/02年度各商品生産量予想 (単位:百万トン)
【 大豆 】
| 11月農務省 02/03クロップ | 10月農務省 02/03クロップ | 11月農務省 01/02クロップ | 10月農務省 01/02クロップ | |
| 大豆-世界合計 | 188.80 | 184.49 | 184.30 | 183.78 |
| ブラジル大豆 | 49.00 | 48.00 | 43.50 | 43.50 |
| アルゼンチン大豆 | 32.50 | 31.00 | 30.00 | 29.50 |
| 中国大豆 | 16.40 | 15.60 | 15.41 | 15.41 |
【 コーン 】
| コーン-世界合計 | 589.74 | 590.00 | 596.17 | 595.97 |
| アルゼンチンコーン | 13.00 | 12.50 | 14.40 | 14.40 |
| 南アフリカコーン | 9.50 | 9.50 | 9.10 | 9.10 |
| EU-15 コーン | 39.30 | 39.30 | 38.81 | 38.81 |
| 中国コーン | 125.00 | 125.00 | 114.09 | 114.09 |
【 小麦 】
| 小麦-世界合計 | 569.34 | 569.77 | 578.72 | 578.64 |
| アルゼンチン小麦 | 14.00 | 14.00 | 15.50 | 15.50 |
| オーストラリア小麦 | 11.00 | 13.00 | 24.00 | 24.00 |
| カナダ小麦 | 15.50 | 15.50 | 20.57 | 20.57 |
| 中国小麦 | 92.00 | 92.00 | 93.87 | 93.87 |
C 主要各国輸出予想 (単位 : 百万トン)
【 大豆 】
| 11月農務省02/03 | 10月農務省02/03 | 11月農務省01/02 | 10月農務省01/02 | |
| ブラジル | 20.90 | 21.20 | 15.00 | 15.00 |
| アルゼンチン | 9.70 | 10.00 | 6.00 | 6.30 |
【 コーン 】
| 中国 | 10.00 | 9.50 |
| アルゼンチン | 8.10 | 7.60 |
| 南アフリカ | 1.60 | 1.80 |
| 2)11月農務省需給報告 サマリー |
大豆
発表前予想レンジは生産量2.639-2.751(平均2.690)十億ブッシェルであった事から、本日の生産量数値となった26.89691億はちょうど平均レベル、予想通りの発表内容となった。先月比約1%のアップとなった。イールドは37.0から37.5へ0.5ポイント改善。主因としては、イリノイ(41)・アイオワ(46)が据え置き、ミズーリ(33)、ミネソタ(45)、サウスダコタ(30)が1ポイント改善。そして、ポイントは状況が悪いとされるインディアナが1ポイント改善して(41)、オハイオは(32)で据え置き、ネブラスカ(38)でも1ポイント改善。このあたりが今回のイールドアップに大きく影響したと見られている。
需要サイド。25百万ブッシェル上げて2715百万へ。しかし、南米産との競合等により昨年比で見れば218百万ブッシェルレベルは低い。輸出は40百万増やされ890百万へ。国内搾油は15百万ブッシェルカットされ1660百万へ減らされている。結果、期末在庫は先月比10百万増加し、185百万ブッシェル。昨年との対比では18百万ブッシェル下のレベルとなっている。期末在庫率は先月の6.5%から0.3%アップの6.8%となった。
他国の状況としては、今回南米の生産量を上げている。ブラジルを48⇒49へ、アルゼンチンを31⇒32.50百万トンへ上方修正。又中国の生産量は15.6⇒16.40百万トンへ同様にアップとなっている。中国の輸入数字は先月同様14百万トンを維持している。
大豆油の持ち越し在庫は、最新のセンサスレポートを反映させ、2360百万ポンドへ。生産量は国内搾油数字の減少を受けて170百万ポンド削り18760百万ポンドへ。国内需要は先月より5000万ポンド、昨年比では440百万ポンド増加し17400百万とした。この関係で期末在庫は先月の1630百万から1485百万ポンドへ減少する見込み。昨年の2360百万からすれば875百万ポンドの減少と言う事になる。大豆油需給の内容は強い数字として認識される。
大豆粕。生産量は国内搾油の減少を受け、3947万ショートトン、先月の3988.5、昨年の4034.6万トン比較それぞれ減少する形となっている。国内消費は3350万トンと据え置かれたが、それでも昨年の3312万からはアップとなっている。これらから、輸出数量は微減が見込まれる。農務省の大豆粕輸出見込みは620万トン、先月比40万トン下方修正されており、昨年比較127万トン低いレベルとなっている。南米との競合の影響は避けることが出来ず、大豆油・粕共に影響を受ける事となろう。
コーン
発表前予想レンジとしては生産量8.909-9.094(平均9.008)十億ブッシェルであった事から、本日の生産量数値、
90.03364億はほぼ予想の平均レベルとなった。先月の発表内容からは3300万ブッシェルの上方修正、イールドも先月の127.2ブッシェルから127.6へ、0.4ポイント上げる形となった。生産量は2001クロップから5%減産、イールドも昨年比、10.6ブッシェルのダウンとなっている。現数値でいけば、1995年以来の(少ない)生産量という事になる。主産地であるアイオワ、ミネソタ、ネブラスカにおいては今月頭の降雨により収穫も遅延していたが、本日の数値を見る限りイールドは先月比上方に修正されている。一方オハイオ州では先月の104から96へ大きくイールドが削られる形。遅蒔きで大きく夏の旱魃の影響を受けた作物の収穫後の実態が明らかにされた形となった。
需要サイド。飼料用その他を25百万ブッシェル上方修正。輸出は75百万ブッシェル下方修正されて1925百万へ。これらの修正は予想範囲内の修正であると考えられる。只、輸出については、現時点で83百万ブッシェルのダウン。更には中国での輸出動向やウクライナ・ロシア・中国・インドなどによる飼料用小麦輸出動向なども考慮すれば、今回の数字が楽観的過ぎるという指摘も一部では聞かれる。結果、米国期末在庫は先月の764百万から848百万ブッシェルへ84百万ブッシェル上方修正され、期末在庫率も先月の7.78%から8.68%と0.9%増加する事となった。
各国数字について。中国は輸出を先月から50万トンアップさせ1000万トンへ。アルゼンチンでは生産量が先月から50万トン上方修正され13百万トンへ。メキシコは輸入見込みを先月から50万トンアップさせ6.5百万トンへ修正している。カナダは輸入見込みを4.5百万トンと先月比据え置き、韓国も同様に8.5百万トンと据え置いている。
| 3)USDA週間輸出検証高 (単位:千トン) |
| 11月7日の週 | 10月31日の週 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 587.1 | 632.8 | 981.2 | 6,475.0 | 8,912.1 |
| 大豆 | 1,229.4 | 1,198.1 | 960.4 | 5,971.6 | 6,444.7 |
| 小麦 | 418.3 | 517.2 | 717.4 | 10,969.0 | 12,303.8 |
コーンの数字は予想レンジ以下の数字にとどまり失望。大豆は先週に引き続き好調な数字となった。
| 4) USDA発表 週間クロップ進捗報告(単位:%) |
《冬小麦作付け》
| 今週 | 先週 | 昨年同期 | 平均 | |
| 主要18州平均 | 92 | 90 | 96 | 93 |
《冬小麦発芽》
| 今週 | 先週 | 昨年同期 | 平均 | |
| 主要18州平均 | 85 | 80 | 86 | 83 |
《大豆収穫進捗》 ・・・7大生産州と主要18州平均
| 11月10日 | 先週 | 昨年同期 | 平均 | |
| アイオワ | 99 | 98 | 98 | 99 |
| イリノイ | 97 | 96 | 97 | 98 |
| ミネソタ | 97 | 91 | 99 | 99 |
| インディアナ | 96 | 93 | 94 | 98 |
| ネブラスカ | 92 | 89 | 100 | 98 |
| オハイオ | 95 | 92 | 96 | 97 |
| ミズーリ | 87 | 79 | 90 | 92 |
| 18州平均値 | 91 | 87 | 95 | 96 |
《コーン収穫進捗》 ・・・7大生産州と主要18州平均
| 11月10日 | 先週 | 昨年同期 | 平均 | |
| アイオワ | 89 | 76 | 91 | 95 |
| イリノイ | 95 | 91 | 95 | 96 |
| ネブラスカ | 75 | 64 | 92 | 91 |
| ミネソタ | 86 | 71 | 94 | 96 |
| インディアナ | 90 | 78 | 80 | 89 |
| オハイオ | 85 | 75 | 76 | 79 |
| ウイスコンシン | 58 | 49 | 70 | 79 |
| 18州平均値 | 86 | 77 | 90 | 92 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン) 中国の動向がポイントとなる
本日発表された農務省の発表は米国コーンの収量、生産量、需要、期末在庫を含めて大きな驚きとはならなかった。生産量90.03億ブッシェルは市場が予想した平均レベルに近い数値となった。一部のアナリストの中には期末在庫が849百万ブッシェルとなり10億ブッシェルを下回るレベルでは250セント割れは短期間であり現在のレベルがハーベストローとの見方も出ているがはたしてそうだろうか。米国コーンの需給で輸出を前回発表より75百万ブッシェル下方修正されている。この数字だけを見ればほぼ予想された範囲。しかし、現在のダルな輸出の進行具合からこの数字が達成されるかは疑問である。昨年度の輸出は1,889百万ブッシェルであり昨年ベースとしても今後、今回の発表より36百万ブッシェルの更なる下方修正の可能性がある。更に中国メイズの生産高を125百万トンとして前回数値を据え置いた。中国メイズの輸出を前回の950万トンから1000万トンに微調整されるに止まっている。市場の見方は生産量130百万トン、輸出は12百万トンとなっておりこれも今後上方修正の余地はある。もう一つ中国の需給で大事な点は、期首在庫を前月の62.77百万トンから今回は66.65百万トンと4百万トン近くも上方修正されている点。同様に期末在庫も52.37百万トンから57.75百万トンと5百万トンもの増加となっている。今回の農務省の中国小麦の需給バランスでは2002年の期末在庫を前回の19.3百万トンから一気に61.9百万トンへと42百万トン以上もの修正が加えられた点。コーン市場でも同様のことが起こらないとは限らない。何れにしても世界のコーン期末在庫は10月のレポートの91.48百万トンから今回の98.53百万トンへとなんと7百万トンもの上方修正がなされている。この背景には米国の期末在庫2百万トン増、中国の期末在庫増5百万トン増があるわけだが、米国の今後の輸出不振による期末在庫の積み上げ、中国の供給過多による世界市場における輸出の積み上げなどが今後表面化することが懸念される。今回のレポートを見て単純に強気になるわけには行かない。12月限はまだハーベストローを付けるに至らず、短期的には230セントまでの下げを予想する。 (H)
(ダイズ) 当面は下値狙いの相場つき継続
今回の数字は事前予想内に収まることとなった。悪いとされたベルト東部、或いは収穫前降雨に悩まされたデルタ地域の数字が予想以上のレベルを保った事が、全体としてのイールド改善そして生産量上方修正に貢献した主要因ということになった。しかし、通常のパターンでいけば収穫期のハーベストプレッシャーという時期を過ぎ、市場はより需要サイドの数字を意識してくるタイミングでもある。先月比上方修正とはなったが、昨年比7%の減産に期末在庫は185百万ブッシェル。期末在庫率は6.8%と需給バランスとしては依然としてタイトな状況に変わりはない。南米・中国では生産予想数値が改善された事で世界の大豆在庫は3.6百万トンの改善を見ているが、世界的な油糧種子の減産による大豆への需要シフト、或いは中国の積極的なこれまでの買付け実績等を見ても、今後大豆へ対する注文は間違いなく増加してくるものと思われる。米国大豆の期末在庫は今後時間をかけて現在のレベルから更に数値を落とし、1億ブッシェル近くにまで削られる可能性も全く否定できない。これらを考慮すれば、市場が上を目指すべきだという見方に異を唱えるものはないであろう。が、現在の相場はその動きをさせにくくしているように見えてならない。相場は10月上旬に1月限530をつけた後、この1ヶ月ほぼ一本調子で上昇を続けてきた。先週の高値579.50でほぼ50セントのレベルアップ。その結果、ファンドは油と並んで相変わらずロングポジションが40000枚を超えている。この1ヶ月に亘る動きが現在の上げづらい市場環境を作ってきているのである。 本日の寄付き直後の動きから、その後の急落。ファンダメンタルズ発表後のこの大きな動きに現在の相場を垣間見る事が出来る。
《今後の展開について》
先週11月5日につけた1月限579.50を頭に今後暫くは下値狙いの相場展開になる、という見方は変えずに今後に臨みたい。現在の大豆油・大豆市場はいい値位置まで上げきっており、大豆は既にその調整が始まっていると見ている。1月限540台まですんなりといくとは思わぬが、ターゲットと位置付ける。今後12月にかけてアップダウンを繰り返しながらもダラダラと値を削る展開となる。 上段の(強い)ファンダメンタルズを相場が反映し始めるまでは今暫く「時間」が必要となってくる。(A)
【ご注意】
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)