米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  245 3/4 - 45 1/4  245 3/4  240 3/4  242  -2  159309  8140- 
MAR 03  246 1/2 - 46  246 1/2  242 3/4  243 3/4  -1 1/2  186534  1129+ 
MAY 03  249 - 48 1/2  249  245  245 3/4  -1 1/4  53882  251+ 
JUL 03  250 3/4 - 50 1/2  250 3/4  247 1/2  248  -3/4  51987  172+ 
SEP 03  245 1/2  245 1/2  243  243  -1  13400  178+ 
DEC 03  242 1/2 - 42 1/4  242 3/4   240 1/4  240 1/2   -1  35404  218- 
            505449  6487- 

 

 

 

大豆     --- まちまちの寄り付き、やや安値での引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JAN 03  571 - 70  571 1/2  561  563 1/4  -4  82781  169+ 
MAR 03  564 1/2 - 64  565  556  558  -3 3/4  44302  80+ 
MAY 03  556 1/2 - 56  556 1/2  547 1/2  549 1/2  -3 3/4  36682  676+ 
JUL 03  552 - 51 1/2  552  543  544  -5 1/4  22371  790+ 
AUG 03  540 1/2  540 1/2  535  535 1/2  -4 1/4  2149  80+ 
SEP 03  519  519  516 1/2  516 1/2  -3 1/2  263  4- 
            202145  1013+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16440  -120  DEC  2236  -9  DEC  389 3/4  -1 1/2  120.25 - 120.88 
JAN  16530  -100  JAN  2236  -9  MAR  386 1/2  -2   
MAR  16530  -80  MAR  2216  -13  MAY  360 1/2  -4   
MAY  16340  -30  MAY  2188  -9  JULY  317 1/4   -2 3/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 予想を上回る週間輸出成約高の発表にも週末を控えた利食いタイプの売りに小幅安となる

農務省より発表された11月07日までの週間輸出成約高が1,148,900トンと事前の予想レンジの80〜100万トンを上回ったことを好感するも、今週の農務省のレポート以降買いを増やしたファンド筋や地場筋の週末を前にした利食いタイプの売りに押され前日比マイナスサイドでの取引となった。また、台湾向けの50年ぶりの中国メイズの本船が来週同地に到着するとの報も弱材料となっていた。12月限は安値240-3/4セントまで下げた。 

 

(ダイズ) 週末を控えたポジション調整的な売りや南米の好天に売り先行となった 

農務省より中国向け22万トン、仕向け地不明で35万トンが朝方発表されたことが寄り付き直後好感されてプラスサイドの動きとなったが、同時に農務省の週間輸出成約高で796,200トンと発表され、数字自体は予想の範囲内ではあるものの過去4週間の平均値を約24%下回ったことが市場に失望を与え徐々に売りが優勢となった。その後も南米での天候が順調に推移してブラジルでは既に50%以上のダイズの作付けが完了しているとの情報も流れ、更に週末を控えたポジション調整的な売りに押されて期近から安値5〜6セントダウンを付けるに至った。 

 

この日、ファンド筋はコーン市場で4,000枚を売り越し、大豆市場でも3,000枚程度売り越した模様。ファンド筋のネットロングは本日現在各、31,500枚、38,200枚程度となっている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  本日はベルト東部で降雨

昨日は散発的な降雨があり、0.1〜0.5インチ、コーン・大豆ベルトの20%、小麦ベルトの40%をカバーした。本日はベルト東部で少量の降雨、週明けは西部で少量の降雨が予想される。コーン、大豆の収穫はやや遅れがちだが、既に終盤に差し掛かっており大きな影響はない。一方、デルタでも今週は収穫が遅れ気味だが来週は進展が期待できる。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月20日〜11月24日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  A  B 
東部ベルト  N  B/N 

中立からやや弱材料視される。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  今週一杯南部で降雨 

昨日は産地中部・南部で0.25〜1.0、ところにより2.5インチ、カバー率45%の降雨があった。これらの地域は先5日間程降雨が続く見込み。一連の降雨での総雨量は0.5〜2.0、ところにより4.0インチ、カバー率45%程度。北部ではまとまった降雨はないが、現在の土壌水分は適当。南部では引き続き水分過多にあり、作付けが進展しない。 

 

アルゼンチン  散発的な降雨がしばらく続く 

昨日は産地北部、東部で0.10〜0.75、ところにより2.0インチの降雨があり、コーン・小麦産地の30%、大豆産地の50%をカバーした。来週前半まで散発的な降雨が続く。コーン・大豆の作付けは遅れる。また、小麦の収穫も遅れており、一部作物への被害も報告されている。 

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想) 

ブラジル北部では平年並みの降雨、南部では引き続き平年以上。南部ベルトでの作付けの遅れはさらに継続しそう。北部では土壌水分は良好で、既に作付けされた作物の生長を期待できる。南部は水分過多にあり、今月末を目処にコーンから大豆への作付け変更を決定する必要がある。アルゼンチンでは平年並みから平年をやや上回る降雨となる。コーン・大豆の作付け作業、小麦の収穫作業ともに遅延気味。 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(11月7日の週)  (単位:千トン)  

 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,148.9  0.0  14,483.6  15,403.8  7,986.4  176.0 
大豆  796.2  0.0  13,003.9  14,231.5  7,403.4  77.0 
小麦  319.1  0.0  14,723.7  14,694.7  4,655.2  15.0 
大豆粕  88.1  93.0  2,204.6  2,539.2  1,775.8  182.8 
大豆油  1.6  0.0  201.1  155.3  152.3  0.0 

コーンは予想を超え強材料、大豆は予想範囲ではあるが下限でやや弱材料と捉えられた。 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(11月7日の週)   (単位:千トン)  

 

  輸出高  輸出高累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  791.7  430.1  6,497.2  8,565.8  48,900 
大豆  1,235.8  1,293.1  5,600.5  5,845.8  24,220 
小麦  364.0  346.6  10,068.5  10,652.8  25,860 
大豆粕  119.3  52.0  428.8  734.3  5,630 
大豆油  13.9  8.9  48.8  83.7  1,040 

 

【引け後の発表】  

3) コミットメント オブ トレーダーズ (Nov.5現在) (単位:枚)  

 

  オプションなし   ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング  44,163  ロング  43,500  ロング  36,641 
大豆粕  ショート    275   ショート  1,700   ショート   6,859 
大豆油  ロング  41,105  ロング  45,200  ロング  37,716 
コーン  ロング   30,571  ロング  32,200  ロング    3,650 
小麦  ロング  18,159  ロング  13,100  ロング  21,806 

コーン、大豆とも予想範囲内と考えられる。 

 

4) USDA 週間ローンデータ (Nov.12現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  26.9  -7.6  0.5  0.0  1,367.3  7.6 
2002クロップ  209.3  78.8  0.0  0.0  0.7  0.4 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  3.2  -0.7  1.1  0.1  307.5  0.6 
2002クロップ  160.4  41.2  0.0  0.0  0.7  0.4 

コーンは予想範囲内で中立材料、大豆は予想より高くやや強材料視される。 

 

5) USDA発表 キャトル・オン・フィード報告 NOV.1現在 (単位:%)    

 

  農務省発表  事前予想平均  事前予想幅 
11月1日飼養頭数  93.6  93.0  90.7-95.0 
10月中導入頭数  88.4  93.9  86.4-102.0 
10月中マーケティング  104.4  105.1  102.0-106.7 

10月中導入頭数が予想範囲の下限でやや弱材料視。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

【今週の相場回顧】 

今週の動きは、これまでの右肩下がりの相場展開に一先ず「待った」をかけることとなった。10月半ばの12月限255というレベルから今週月曜に235割れをつけるまで、一方的に20セント値を落としてきただけに、月曜の安値を見た後の翌日の農務省発表後、3日で8セント上げた動きは、明らかに一つの転機となっている。 

【来週以降の展開】 

一先ずの安値は月曜に見た(安値:234)といってよい。来週の展開としては短期的な巻き返しも考えられる。現在の値位置、12月限で240-245を中心に高値は250辺りまで。しかし現在の要素だけではその後の上昇相場はまだ想定できない。そういう意味では今週月曜の安値を大底とは置く事も出来ない。一先ずは来週の動きを見守るしかないが、現在の見方としては本格的な上昇相場を見ることが出来ぬ相場は、来週あたり小山を形成した後、再び下落、再度235を目指す展開。 

【今後の輸出動向】 

ポストハーベスト。今後は益々需要面への市場の注目が集まる。下記要因は今後の米国需給バランスを占う一つのキーとなる。 

輸出のペースは現段階で昨年同期比2百万トン遅れている。一方、中国・ブラジルは積極的な輸出を展開している。 特に中国の輸出政策については、マーケットの焦点が需要サイドにより傾くと見られる今後、より注目を集め価格への影響力も増してくると思われる。同国は9月、サウジアラビアへの船積みを果たしており、又エジプト向けにも複数杯の成約をされたとされる。通常のお得意様である韓国や東南アジアに加えて中東〜アフリカが同国の次なる輸出市場へなってゆく可能性も出ている。価格競争力を武器にした同国のこの輸出市場戦略についても今後のファンダメンタルズ動向を占う大きな要素となってくると思われ、注意が必要である。 (A) 

 

(ダイズ)  

【今週の相場】 

農務省発表という大きな材料はインプットされた。内容は市場の予想通り。翌日下げた事からそのまま一気に下がるやに見られたが、何とか持ちこたえることとなった。1月限560-570というレンジを維持したまま今週の取引を終えている。 

【来週以降の展開】 

11月5日につけた579.50が目先の高値である、という見方は変えず、来週以降も下値を期待したい。只、今週の発表後の動きに見られたように、560以下には今のところ強い意識があり、すんなりとは下げてはくれそうにない。引き続き来週の動きを見守りながらの対応としたい。下値目標は引き続き540台。これは変わらずに今後に臨む。(A) 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)