米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄り付き、やや高値での引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  244 1/4 - 44  248 1/4  243 1/2  247 1/2  + 3 3/4  148811  7126- 
MAR 03  244 3/4 - 44 1/2  247 1/4  244  246 1/2  + 2  192634  6488+ 
MAY 03  246 3/4 - 46  248 1/2  246  248  + 1 3/4  55663  750+ 
JUL 03  249 1/4 - 49  250  248  248 3/4  + 0  13569  1409+ 
SEP 03  244 1/2  244 1/2  243 1/4  243 3/4  + 1/2  35979   
DEC 03  241 1/2  242   240 1/4  241 1/2   + 1/2  3009  243+ 
            507051  1751+ 

 

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、高値引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JAN 03  569 - 67 1/2  575  566 1/2  573 3/4  + 7 1/4  81336  705- 
MAR 03  563 - 62 1/2  569 3/4  561 1/2  569  + 8  46866  992+ 
MAY 03  553 1/2 - 52 1/2  559  552  558 1/4  + 6 3/4  36822  152- 
JUL 03  548 - 47 3/4  554  546 1/2  552 1/2  + 6  22452  118+ 
AUG 03  540  543 3/4  539  543 3/4  + 5 3/4  2190  40+ 
SEP 03  525  525  524 3/4  525  + 8  266   
            203299  411+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16700  +90  DEC  2242  +36  DEC  385  + 2 3/4  121.23 - 122.23 
JAN  16770  +90  JAN  2241  +35  MAR  380 1/2  + 1 3/4   
MAR  16760  +60  MAR  2231  +35  MAY  358  + 2 1/2   
MAY  16590  +90  MAY  2198  +31  JULY  316 3/4   + 3 1/2   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)?? 堅調な現物価格やブラジルのコーン輸入の話に期近3限月はしっかりに引ける

本日も米国ガルフの現物価格が堅調となった事や引き続きデリバリー通知前のショート筋の手仕舞い買いにより12月限は終始しっかりの動きとなった。また、ブラジルがメルコスール以外の国からのコーン輸入に課している輸入税9.5%をゼロとするようにブラジル政府がアルゼンチンやパラグアイなどの同盟国に働きかけ、100万トンの非遺伝子組み替えコーンを来年1月までに輸入するとの話が流れ、これに対応できるのは米国産コーンしかないとの連想から期近限月には更に積極的な買いが入った。 

 

(ダイズ) 中国の追加ダイズ買い付けの話や堅調な現物価格の動きに支援されてジリ高の展開 

中国が既に1月〜3月積みに欠けて10〜15杯程度の米国産ダイズを買い付け終了しているが追加で来年初旬積みで最低10杯の米国産ダイズを買いつける必要があるとの中国サイドからの情報や中国がGMOダイズ輸入に関して新たに安全証明書を発行して12月20日以降もGMOダイズ輸入を継続できるようになるとの情報など中国関連の報道に寄り付きより買いが優勢となりしっかりの展開となった。その後も堅調な輸出港での現物価格などを背景としてジリ高の展開となりそのまま引けた。 

 

この日、ファンド筋はコーン市場で3,000枚を買い越し、大豆市場でも6,000枚程度買い越した模様。ファンド筋のネットロングは本日現在各、36,000枚、45,700枚程度となっている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週は降雨は少ない

昨日はベルト東部での散発的な降雨に留まった。降雨量は0.25インチ以下、カバー率は30%程度。明日までこの状況が続く見込み。それ以外の地域ではまとまった降雨はなく、収穫の遅れは大きくはならない。一方、デルタでも今週はドライな天候が続き収穫は進展する。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月22日〜11月26日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  MB/B  B 
東部ベルト  MB/B  B/N 

中立からやや弱材料視される。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  南部では今週も降雨が多い 

昨日も中部から南部にかけて降雨で、0.5〜1.5インチ、ところにより3.0インチ、コーン・大豆産地の55%、小麦産地の75%をカバーした。中南部では明日まで降雨が続き、その後北部にも広がって行く。予想降雨量は0.5〜2.0インチ、ところにより4.0インチ、カバー率は75%に達する。北部では適度な土壌水分を保ち、南部では水分過多の状態が続く。 

 

アルゼンチン  本日・明日と降雨 

昨日の降雨は0.1〜0.5インチ、カバー率10%と限定的であった。本日・明日は0.25〜1.0インチ、カバー率50%程度の降雨が予想される。コーン、大豆の作付けは遅れるが作付面積に影響するには至らない。 

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想) 

変わらずの予報。ブラジル北部では平年並みの降雨、中部・南部では平年以上。南部ベルトでの作付けの遅れは継続。北部では適度な土壌水分。アルゼンチンでは全般的に平年並みの降雨。コーン・大豆の作付け作業、小麦の収穫作業ともにやや遅れがち。 

 

本日の発表等

【引け後の発表】 

1) USDA発表 受渡可能在庫数量 (単位:百万ブッシェル)    

 

    11月19日       前週    
コーン      11.3  10.8 
大豆  8.7  8.3 

予想範囲内で中立材料視。 

 

2) ブリッシュコンセンサス  (単位:%) 

 

  11/19/02  11/12/02  11/5/02  10/29/02  10/22/02 
大豆  70  65  70  65  60 
大豆油  55  54  53  50  39 
大豆粕  60  54  64  61  62 
コーン  40  33  36  41  44 
小麦  58  52  69  78  71 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 期近12月限の動きは要注意

期近12月限は予想通り堅調な動きとなった。輸出港での現物価格がなかなか下がらない。特に期近現物は売り手市場の様相となってきた。その背景には輸出向け玉のパイプラインがなかなか潤沢とならい事実がある。本日はこれに加えブラジルのコーンの緊急輸入の話が再びクローズアップされた。メルコスール加盟国であるブラジルは域内(アルゼンチン・パラグアイなど)からのコーン輸入に関しては輸入関税ゼロの協約を結んでいるが他国からの輸入には関税9.5%が課せられる。これをブラジルが来年1月までの輸入玉100万トンに関して撤廃を同盟国に申請するとの話。昨日発表されたブラジルCONABの統計では01/02のコーン生産は35.2百万トン(セカンドクロップ6.1百万トンを含む。)となっており国内のコーン需要量35〜36百万トン(内飼料用は31〜32百万トン)を十分に満たすことは出来ない。02/03クロップでは同CONABの予想では37百万トンとなって増産体制ではあるが新穀(ファーストクロップ)が出回り始めるのは来年2月以降となる。アルゼンチン・パラグアイからのコーンについても供給余力はなく上記関税ゼロ申請の話は米国産コーン、しかもブラジルは政府が遺伝子組み替え作物の生産・流通を認めていないため、米国産非遺伝子組み替えコーン100万トンの緊急輸入と読み替えることが出来る(あるいは中国産)。ブラジル南部州のサンタカタリーナ、リオグランデドスル、パラナ各州では養鶏業が年率10%程度伸びており、上記輸入の現実性は高いと考える。12月限はショート筋の買戻しや上記の突発性の輸出需要から思わぬ急騰場面も予想でき現価格レベルでの早めのプライシング終了をおすすめする。 (H) 

 

(ダイズ)  

−ブラジル北部の不安定な天候推移
−中国が1−3月で米国大豆を更に10杯程必要としているとの情報
−中国産大豆のプレミアムが米国産比上昇している事 

材料難傾向となっていた市場であったが本日は上記材料に煽られファンドも6000枚の買い越し。期近も7セント強の上昇で573.75と、9営業日ぶりに引け値が570を越える事となった。今週の週間輸出成約でも百万トン以上の数字が期待されており、この手の需要サイドの指示材料が継続するようだと「目先」買われやすい市場ムードは継続するだろう。しかし、依然として580を抜く展開でははく、その前に550〜540台への調整が待ち構えるという見方は継続する。(A) 

 

 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)