米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 僅かに安値寄り付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 247 - 46 1/2 249 246 246 1/2 -1 1/2 127471 9585-
MAR 03 248 - 47 1/2 249 1/4 246 1/2 246 3/4 -1 3/4 203063 5273+
MAY 03 249 1/2 - 49 1/4 250 3/4 248 248 1/2 -1 1/2 57964 1598+
JUL 03 250 1/4 - 50 252 1/2 249 1/2 250 -1 1/4 57724 1527+
SEP 03 245 3/4 - 45 1/2 247 245 245 -1 13496 37+
DEC 03 242 - 41 1/2 243 241 1/2 242 -1/2 35911 -73
  500588 1224-

 

 

 

大豆     --- やや安値の寄り付き、安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 573 -72 576 568 1/2 569 1/2 -6 1/4 84214 372+
MAR 03 569 572 1/4 565 1/4 565 3/4 -6 46761 511+
MAY 03 562 - 61 564 556 1/2 557 1/2 -5 1/2 37739 568+
JUL 03 556 - 55 559 552 552 1/2 -5 3/4 22948 457+
AUG 03 549 549 543 1/2 543 1/2 -6 1/2 2150 7-
SEP 03 525 1/2 525 1/2 525 1/2 -3 1/2 267
  207497 1853+
MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 16690 -70 DEC 2192 -42 DEC 374 1/4 -1/4 122.26 - 122.84
JAN 16790 -60 JAN 2194 -39 MAR 374 1/2 +1
MAR 16790 -70 MAR 2184 -37 MAY 355 1/4 +1 3/4
MAY 16680 -30 MAY 2157 -36 JULY 316 3/4 +2

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  輸出成約高は予想をやや下回る。期待感があっただけにややネガティブに作用

寄付き前の週間輸出成約。百万トンの大台をクリアできなかったことは、期待感があっただけにややネガティブに作用する事となった。寄り付きはやや安値で寄付き、本日の安値をつけた。その後序盤のうちに持ち直し、3セント程回復して本日の高値(12月限:249)をつけるに至るが、そこでターゲットとされた250を達成できなかった事が逆にネガティブに作用しその後中盤は値を下げる展開となる。終盤再び本日の高値狙いに値を上げるも力不足。終盤は力なく値を崩し、結局前日比1セント強値を削っての引けとなった。 強弱方向感のないチョッピーな動きとなたが、250(1月限)を達成できなかったことはテクニカルにも最終的には売りを誘う結果となった。

豪州の45,000トンの米国産コーン買付けは本日の成約内容から確認されるが、一方で英国産飼料用小麦50,000トン、更には100,000トンの追加の見込みなどのニュースは市場へネガティブに作用した。

(ダイズ) 輸出成約、範囲内も結果はSELL THE FACT

寄付き前の輸出成約については、予想の範囲内、1.169百万トンと好調な数字が確認されたがそこまで。寄り付きに強材料としての作用はなかった。3セント程安値での寄り付きをむかえると序盤は高値を目指すも1月限576まで。昨日の高値そして、大きなレジスタンスとされる580というレベルが「高いハードル」だと認識されると市場は一転売り優勢。ファンドのロング手仕舞いが集中する事となり、そのまま先日比6セント程の安値引けとなった。

 

この日、ファンド筋はコーン市場で1000枚を買い越し、大豆市場では2000枚程度売り越した模様。ファンド筋のネットロングは本日現在各、39,600枚、45,600枚程度となっている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末にかけてほぼドライ天候予報

昨日はミシガンで降雨が観測されたが雨量は少なく0.1インチに止まった。本日から明日にかけては北東部ベルトで0.1〜0.5インチ程度の降雨が25%の地域で予想されている。来週は南部ベルトを中心に40%の地域で降雨が予想されるが雨量は限られ今週末にかけてのドライ天候によりコーン・ダイズの収穫は進捗するだろう。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月26日〜11月30日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト B B
東部ベルト B N

大きく材料視されない内容。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  今週末は北部ベルトに降雨が広がる

昨日は南部ベルト中心に0.25〜1.0インチ、所により2.0インチの降雨がコーン・ダイズベルトの30%の地域にあった。本日もこの雨は南部地域に停滞して週末にかけて北部に前線は移動する。この週末の降雨は0.25〜1.0インチ、所により2インチを記録してベルトの70%の地域に降雨をもたらすこととなろう。北西部地区は水分が不足しているが今週末にも降雨がない場合は発育初期の作柄に悪影響を与えることとなる。南部ベルトは今週末は晴天が期待できるがコーンの作付け遅延により一部ダイズへの転作が進もう。

 

アルゼンチン  来週月曜日までドライ天候となる

昨日の降雨は北端部に限られ、雨量は0.25〜1.0インチ、カバー率はコーン・小麦の10%、ダイズベルトの15%となった。今週末はベルト全体でドライ天候となり次の降雨の可能性は来週月曜日ないしは火曜日となろう。来週の降雨量は0.25〜1.0インチ、所により2インチとなりベルトの65%の地域に降雨をもたらす。今週末まではコーン・ダイズともに作付けの進展が期待できるが、来週からの降雨のよりコーンの作付け遅延が懸念されるところ。

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想)

ブラジル北部は平年並みの降雨、南部は平年並みから平年を上回る降雨が予想されている。南部での平年を上回る降雨によりコーン・ダイズの作付けは引き続きスローとなろう。北部で既に作付けされている作物は引き続き水分が十分に保たれて作柄は安定しよう。一方、アルゼンチンでは平年並みから平年を上回る降雨となり、コーン・ダイズの作付けはスローとなろう。

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(11月14日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 938.0 0.0 15,421.5 16,085.1 8,119.3 176.0
大豆 1,169.1 0.0 14,172.9 15,636.3 7,513.0 77.0
小麦 623.0 0.0 15,346.7 15,176.7 4,811.6 15.0
大豆粕 222.2 0.7 2,426.8 2,692.4 1,895.7 183.4
大豆油 11.6 0.0 212.7 157.5 159.0 0.0

コーンは予想の百万トン台に届かなかった事がややネガティブに捉えられた。大豆は大台は維持したものの、昨日の情報では1.5百万近い予想も一部出ていた事もあり、内容はややネガティブに捉えられたといって良い。

大豆は337,300トンの中国向け成約が確認されている。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(11月14日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 805.0 791.7 7,302.2 9,260.9 48,900
大豆 1,059.5 1,235.8 6,659.9 6,732.2 24,220
小麦 466.6 364.0 10,535.1 11,139.3 25,860
大豆粕 102.3 119.3 531.1 887.3 5,630
大豆油 4.9 13.9 53.7 86.8 1,040

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)  目先は期近の輸出需要に上げ下げか

本日発表された週間輸出成約高938千トンは予想以下の数字。期近より失望売りとなったが大きな下げとはならなかった。この数字のなかにはオーストラリアの7年ぶりの米国コーン買い付け45千トンが含まれている。更にオーストラリアは米国ソルガム25万トンの輸入を正式に許可している。加え、ブラジルの来年1月までの非遺伝子組み替えコーンの緊急輸入(関税下げの要求。)の可能性もありまだまだ期近限月は余談を許さない。一方、台湾が中国コーンを50年ぶりに買い付けしたことはまだ市場での圧迫材料となっており、当面は期近限月が上記強弱の材料により上げ下げの動きとなろうが、現在の潤沢ではない輸出港でのパイプラインを考えると12月限は思わぬ上方への波乱があるかも知れない。12月限と3月限・5月限との価格スプレッドは今後も縮小方向と考えている。 (H)

 

(ダイズ) 1月限580、高いハードル

昨日までの勢いからして本日の数字に対する市場の反応が結果このような形になるとは考えなかった。予想通りの好調な数字、中国向けの確認もされ、このレジスタンスをトライするに足りるかと思いきや、予想以上に市場の見切りは早かった。この580が高いハードルである、と市場に強く認識された事自体が何よりも弱材料となる。来週の米国はホリデーウイークとなる。月末に向け、ダラダラと値を削る展開が想定しやすくなった。「買い」は依然として待ち、で臨む。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)