米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらず寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  246 3/4 - 45 1/2  247  242 1/2  243 1/4  - 4 1/2  98569  17053- 
MAR 03  247 - 46 3/4  247 1/2  243 1/2  244 3/4  - 3  211998  4701+ 
MAY 03  249 - 48 3/4  249  245 1/4  246 3/4  - 2 3/4  60265  1425+ 
JUL 03  250 1/4 - 50  250 3/4  247 1/2  248 1/4  - 2 3/4  59756  375+ 
SEP 03  246  246 1/4  244  244 1/2  - 1 1/2  13727  129+ 
DEC 03  242 3/4 - 42 1/4  243 1/4   241  241 1/2   - 1  36199  28+ 
            485486  10387- 

 

 

 

大豆     --- やや安値の寄り付き、まちまちの引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JAN 03  569 1/2 - 68  573 3/4  567 1/2  572 1/4  + 1/2  85262  2726+ 
MAR 03  565 - 64 1/2  570  54  568 3/4  + 3/4  46648  134- 
MAY 03  556 1/2 - 56  561 1/2  556  559 3/4  - 1/4  38554  858+ 
JUL 03  553 - 52  557  552  555  + 1/4  23630  203+ 
AUG 03  546 3/4  548  545 1/2  545 1/2  - 1/2  2138  34+ 
SEP 03  529  529  529  529  + 2  267   
            210674  3736+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16770  + 0  DEC  2209  + 13  DEC  382 1/4  + 8 1/2  121.92 - 122.93 
JAN  16860  + 20  JAN  2211  + 10  MAR  383 1/2  + 7 1/2   
MAR  16850  + 60  MAR  2199  + 5  MAY  364  + 7   
MAY  16650  + 20  MAY  2164  - 4  JULY  320 1/4   + 1 3/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)??

12月限と3月限のスプレッドが先週末にイーブンとなったことから今週末の29日のファーストデリバリー通知では12月限に対するデリバリーが大量に行なわれるのではないかとの憶測に12月限がロング筋の整理売り大きく下げた。朝方発表された週間輸出検証高で11月21日までの週の数字が38.075百万ブッシェルとなり、その内ブラジル向けが291,000トン含まれていたことは大きく材料視されなかった。ブラジルは南部の養鶏用飼料需要として来年1月までに100万トンの緊急輸入の為、輸入税9.5%をゼロに引き下げており今後も追加の買い付けが予想されている。 

一方、中国より台湾向けに成約された本船の植物検査が完了して本日より荷役が開始していることが逆に弱材料としてとらえられていた。また、韓国が今週小麦、ダイズとともにコーンの入札を控えているが米国産コーンを買い付けする確率は低いとの話も流れ市場の圧迫材料となった。 

 

(ダイズ) 

ブラジル北部地区で週末に降雨があったことや、先週末までのダイズ作付け進捗が全ブラジルで66%進んでおり、平年や昨年比若干の遅れに止まっていることなどが嫌気されて寄り付きよりしばらくはマイナスサイドの取引が続いた。また、週間輸出検証高報告では32.68百万ブッシェルと報告されてこれが事前の予想である34〜40百万ブッシェルを下回ったことも前場の売りの材料となった。 

しかし、その後のブラジルの天候予想で北部は今週降雨は限定的で一方の南部は引き続き雨勝ちの天候となるとの報で買い戻しが入り始めて期近よりプラスサイドまで戻してそのまま引けた。 

 

この日、ファンド筋はコーン市場で2,000枚を売り越し、大豆市場では1,000枚程度買い越した模様。ファンド筋のネットロングは本日現在各、35,600枚、54,300枚程度となっている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週の降雨量は少なめ

週末は北東部で降雪・降雨となった。降雨量は0.25インチ以下、雪になった地域では1〜4インチの積雪があったが、カバー率は15%に留まった。今週は各地で散発的な降雨がある程度で降雨量は平年以下、一方気温も平年以下で冷え込む。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月30日〜12月04日)】  

*引け後の予報 

  気温  降水量 
西部ベルト  MB/B  B 
東部ベルト  MB/B  B/N 

基本的に中立材料視。コーン、大豆とも収穫はほぼ終了し米国中西部の天候はマイナーな材料。天候による影響があるとすればMB/Bという平年以下で推移している気温。家畜の消費量が落ち、やや弱材料視と捉えられる。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

ブラジル  今週広範囲に降雨 

週末は各地で降雨が見られた。最も雨量が多かったのは産地南部で0.25〜1.25インチ、ところにより3.0インチ、カバー率60%。今週も低気圧が活発になる日が続く。雨量が多いのは産地南部のリオグランデドスル州。その他マトグロッソドスル州、バイア州を除いては、適度な土壌水分を保つ。南部ではコーンから大豆への作付け変更が予想される。 

 

アルゼンチン  今週北東部で降雨 

週末は北部を中心に雷雨となった。雨量は0.25〜1.5インチ、ところにより3.0インチ、コーン・小麦産地の40%、大豆産地の65%をカバーした。今週は主に北東部で降雨の予報、0.10〜0.75インチ、ところにより2.0インチ、カバー率40%程度。一連の降雨で北部では小麦のロッジング被害が見られようが、今週の総雨量はそんなに多くはない。 

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想) 

ブラジル北部では平年並みの降雨、南部では平年を上回る降雨となろう。南部での降雨は引き続き同地区でのコーン・ダイズの作付けの進捗の障害となろう。北部地域での水分は十分に保たれており既に作付けされた作物の作柄は良好となろう。アルゼンチンでは北部、東部に降雨が戻るが、作付遅延は大きくならない。 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) USDA発表 週間輸出検証高 (単位:千トン) 

 

  11月22日の週  11月15日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  967.2  725.3  894.6  8,195.7  10,462.7 
ダイズ  889.4  1,093.8  1,109.3  8,012.7  8,556.2 
小麦  366.1  521.5  659.9  11,913.9  13,415.4 

コーンは予想範囲を超え強材料視、逆に大豆は予想範囲を下回り弱材料視された。 

 

【引け後の発表】 

2)  USDA発表  週間クロップ進捗報告  (単位:%) 

≪冬小麦作付け≫ 

              今週      先週     昨年同期     平均   
主要18州平均    96  94  98  97 

≪冬小麦発芽≫ 

      今週      先週     昨年同期     平均   
主要18州平均    91  89  93  90 

≪冬小麦クロップコンディション≫   ( )内は前週 

  非常に悪い    悪い      普通      良い    非常に良い 
主要18州平均    2 (2)  6 (5)  31 (31)  50 (50)  11 (12) 

 

≪大豆収穫≫ ・・・7大生産州と主要18州平均 

  11/24現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  100  100  100  100 
イリノイ  99  99  99  99 
ミネソタ  99  99  99  99 
インディアナ  99  98  100  100 
ネブラスカ  99  98  100  99 
オハイオ  99  96  100  100 
ミズーリ  96  91  98  98 
18州平均  97  94  99  98 

予想範囲内で中立材料視。 

≪コーン主要7州収穫≫ ・・・7大生産州と主要18州平均 

  11/24現在  先週  昨年同期  平均 
アイオワ  99  96  99  99 
イリノイ  99  98  99  99 
ネブラスカ  95  88  100  98 
ミネソタ  97  93  99  99 
インディアナ  98  96  98  98 
オハイオ  96  91  98  94 
ウィスコンシン  88  78  97  95 
18州平均  97  93  99  98 

予想範囲内で中立材料視。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

THANKS GIVING DAY (11月28日)の休日後に控えた12月限に対するファーストデリバリー通知を前にした12月限のロング整理が先行した1日となった。本日発表された週間輸出検証高は予想のレンジを越え、しかも市場で噂されていたブラジル向けコーンの緊急輸出100万トンの一部と見られる同国向けの検証が291,000トン確認されたにも関わらず、市場では無視された格好となった。週間検証高は38.1百万ブッシェルとなり現在までの累積検証高は322.6百万ブッシェルと昨年同期の411.9百万ブッシェルを89.3百万ブッシェル下回っている。米国農務省は2002/03年の輸出を昨年比36百万ブッシェル増加させて1,925百万ブッシェルとしており、これを実現するには今後平均して35.1百万ブッシェルの週間検証高が必要となっている。中国メイズ輸出のアジア市場での攻勢がこの実現に影を落としているのが、現状のコーン先物市場の低迷の背後にある。今週後半のホリデーを前にしたファンドのロング整理売りが続こうが、期近はブラジル、オーストラリアなどの特需や輸出港の現物価格が大きく下がらない限り240セントを大きく下回る下げは考えにくい。3月限以降は南米ブラジル・アルゼンチンコーンの作付け状況次第だが、アルゼンチンは既に75%程度の進捗を見ており、ブラジル南部でのダイズへの転作との綱引きとなろう。3月限は今週は238セント〜242セントレンジでのプライシングを進めていきたい。 (H)  

 

(ダイズ)  

週を開けた本日の動き。インサイドデーとはなったが、終盤までの安値取引レンジから、引け際に値を回復しており、まだ先週からの流れを断ち切ってないようにも映る。韓国・台湾よりの合わせ約170,000トンの米国産への買付け意向や、中国が過去2週間で10杯以上の玉を手当した、或いはこの1-3月積みで既に26杯の米国産ダイズの確保をしているなどといった需要面を刺激する材料は本日も市場にインプットされている。「一段の下げ」を見るまでにはもう少し時間がかかると思われる。 

南米よりは、作付進捗も概ね順調、又各社情報機関もブラジル・アルゼンチンの生産量予想をこれら流れに乗って「上方修正」の傾向にある。年末くらいまでにこれら弱材料は市場に出尽くすこととなるだろう。年明け以降の南米の材料についてはより強材料視されやすい環境が今の内に整っているように受け止めている。勿論、中長期的なトレンドラインは現レベルからもう少し調整を見た後より再び来春に向けて上昇を開始すると見ており、その先には6ドル相場も十分想定している。しかし、短期的にはこの上昇トレンドラインをつくるためにも目先の調整を期待。1月限の550台〜540台はまだまだ可能性ありと見る。(A) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)