米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年11月29日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 242 1/4 - 42 243 1/4 240 240 1/4 - 1/2 38594 17467-
MAR 03 245 - 44 3/4 245 1/4 241 1/4 241 1/2 - 2 3/4 246552 11162+
MAY 03 246 1/4 - 46 246 1/4 243 243 1/4 - 2 1/4 64188 955+
JUL 03 248 1/4 - 48 248 1/4 244 3/4 245 - 2 62525 933+
SEP 03 243 - 3/4 244 1/2 242 1/2 242 3/4 - 1/2 13989 2+
DEC 03 241 1/4 - 41 241 1/2 240 240 1/4 - 1/2 38034 391+
            468918 4014-

 

大豆     --- やや高値寄り付き、やや高値引け ---

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 581 - 80 577 1/4 577 1/4 578 3/4 + 1 1/2 88142 2071+
MAR 03 576 3/4 - 76 1/2 573 573 574 + 1 1/4 47615 419+
MAY 03 565 - 64 1/2 563 563 564 1/4 + 2 39731 218+
JUL 03 559 1/2 558 558 558 1/4 + 1 1/2 24227 429+
AUG 03 551 548 548 548 1/2 + 1 1/2 2083 73+
SEP 03 532 532 532 532 + 2 3/4 290 0
            217355 3335+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 16610 -100 DEC 2282 +18 DEC 373 -7 1/2 122.43 - 122.68
JAN 16740 -100 JAN 2277 +10 MAR 379 3/4 -4  
MAR 16690 -120 MAR 2265 +12 MAY 360 1/2 -3 1/4  
MAY 16540 -30 MAY 2225 +19 JUL 321 1/2 -2 1/4  
                   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

12月限に対するファーストデリバリー通知が行なわれADMが一社で300枚のデリバリー通知となり数量は予想外に少ないととらえられたが、商業筋のストッパーはなくまばらなコミッションハウスに限られたことが終盤の期近への売り材料となった。また、週間輸出成約高は116.6百万トンとなり事前予想の80〜100万トンを越える数字となりセッション前半は好感されたものの、ブラジルやオースト向けコーン、ソルガムが含まれていなかったことが多少嫌気された。またこの日は11月月末でもありファンドのポジション整理が大量に入り後半のプレッシャーとなった。

(ダイズ)

農務省の週間輸出成約高が998,600トンとなり支援材料となるなか、オーバーナイトで中国が米国産ダイズ11万トン、台湾が56,000トン買い付けしたほか韓国がブラジルダイズ10万トン買い付けなどのニュースが流れ確りとした展開となった。その後もブラジルパラナ州マリンガ地区でダイズ15万ヘクタールのうち15%程度で菌性の病気が発生しているなどの話もながれ材料視されていた。

 

本日ファンド筋はコーン市場で約6,500枚の売り越し、ダイズ市場で1,500枚の買い越しとした模様。ファンド筋の本日現在のネットロングはコーンで27,600枚、ダイズで59,300枚程度となった。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ベルト北東部で降雪

昨日までの2日間はミシガン州周辺での1〜3インチの降雪に限定された。週明けまでは北東部で少し降雪が見られる程度で概ねドライ。気温は低めで小麦の生長を鈍らせるが、生長阻害は限定的。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月4日〜12月8日)】 

*引け後の予報

  気温 降水量
西部ベルト N B
東部ベルト B B

基本的に中立材料視。コーン、大豆とも収穫はほぼ終了し米国中西部の天候はマイナーな材料。天候による影響を考えるとすれば平年以下で推移している気温。家畜の消費量が落ち、やや弱材料視と捉えられる。

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

ブラジル  週明けまで南部で降雨

昨日までの2日間は産地南部、西部で0.25〜1.5インチ、ところにより2.5インチ、カバー率50%の雷雨となった。南部では引き続き週明けまで雨予報。予想降雨量は0.5〜2.0インチ、ところにより3.5インチ、カバー率は60%に達する。南部でのウェットな天候はコーンから大豆への作付け変更を余儀なくさせる。他の産地ではややドライ気味のバイア州、マトグロッソドスル州西部を除いて概ね良好なコンディション。

 

アルゼンチン  週末は雷雨

昨日までの2日間は0.1〜0.5インチ、カバー率10%以下の限定的な降雨となった。週末は特に北部、東部で雷雨となろう。予想降雨量は0.25〜1.0インチ、ところにより1.5インチ、カバー率50%。コーン、大豆の作付け、小麦の収穫はやや遅れる。

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想)

ブラジルの天候は一昨日時点の予想と変わらず。この期間も北部では平年並みの降雨、南部では平年を上回る降雨。南部での降雨は引き続き同地区でのコーン・ダイズの作付けの進捗の障害となる。北部地域での水分は十分に保たれており既に作付けされた作物の作柄は良好。アルゼンチンでは北部で平年並み〜平年以上、南部では平年並み〜平年以下の降水量となろう。。

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(11月22日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,165.9 88.5 16,583.1 16,734.3 8,308.3 264.5
大豆 968.6 0.0 15,171.4 16,636.9 7,602.6 77.0
小麦 327.7 0.0 15,674.4 15,5550.3 4,632.6 15.0
大豆粕 210.6 50.5 2,637.4 2,836.7 4,632.6 15.0
大豆油 11.3 0.0 224.0 164.0 146.8 0.0

コーンは事前予想範囲を上回り強材料視、大豆は予想範囲内で中立材料視された。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(11月22日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 976.9 805.0 8,274.8 10,131.3 48,900
大豆 908.9 1,059.5 7,568.8 8,028.6 24,220
小麦 506.6 466.6 1,1041.8 11,680.3 25,860
大豆粕 136.9 102.3 668.1 1029.0 5,630
大豆油 23.5 4.9 77.2 92.9 1,040

 

【引け後の発表】

3) USDA 週間ローンデータ (Nov.26現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 21.5 -2.3 0.5 0.0 1,372.7 2.3
2002クロップ 417.7 104.4 0.0 0.0 1.8 0.6

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 2.3 -0.4 1.1 0.0 308.4 0.4
2002クロップ 216.2 26.3 0.0 0.0 2.5 1.1

コーン、大豆共にこの時期としてはローンに組み込まれた数量が多く、中立からやや強材料視。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) デリバリー通知は300枚

本日のファーストデリバリー通知量は300枚と予想より少ない枚数となりセッション全般は好感されたが目立った商系のストッパーもなく後半にはジリ安の展開となった。一方の輸出成約高も数字自体は116万トン台となり予想を上回ったが期近以降をサポートする材料とはならなかった。逆に月末のファンドの手仕舞い売りが優勢となり後半3月以降はジリ安の展開となった。ファンドはこの日約6,500枚の売り越しとしたことは注目され、目先の強材料がない中、このフォロースルーが来週以降も予想される。意見は変わらず3月限で来週は237〜239セントへの下落の可能性がある。(H)

(ダイズ) 

【今週の動き】 今週は予想に反し高値を再度トライする展開へ

今週の展開はどちらかというと予想の逆をいく事となった。先週の570を挟んだ攻防(1月限)から、10−20セント下を目指す展開予想が逆に過去2営業日は今月頭につけた高値をテスト、そしてそれをブレークする形となった。本日も引け値は578-3/4と580を下回るも、高値は581-1/2まで見ている。 

【来週の展望】 

現在のファンドポジション、又これまでのファンダメンタルズ(特に輸出需要関連)のマーケットへのインプットのされ方からして、再度下値をトライするという見方は維持したいが、今週予想に反し上値を狙いに入り、1月限が580をブレークした点は注意。先ずは来週頭の動きを確認したい。それ次第では目先もう一段上を目指す可能性(590に向けて)も出てきたといえる。

今後の中長期的な見通しとしては、一旦20−30セントレベルの調整を見た後、春先に向けては本格的な上昇相場を予想。昨日触れた需要面での中国の動向、そして年明け以降は特に南米の天候推移。更に春先には(作付減が予想される)米国大豆の2003年産に焦点は移ってゆく事ととなる。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)