米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年12月6日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらず寄り付き、マチマチの引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 02 232 1/2 - 31 1/2 234 1/4 231 1/2 233 1/4 - 3/4 16232 1960-
MAR 03 236 1/2 - 36 1/4 238 1/4 235 237 1/4 + 1 1/4 253140 3491-
MAY 03 239 240 3/4 237 1/2 239 3/4 + 1 1/2 65824 4009+
JUL 03 241 1/2 - 40 3/4 243 1/4 240 1/4 242 + 1 1/4 64876 240+
SEP 03 240 241 239 1/2 240 + 0 14528 652+
DEC 03 239 1/4 - 39 240 238 238 1/4 - 3/4 43156 46-
  463201 2076+

 

 

 

大豆     --- 高値寄り付き、終盤下げてやや高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 565 3/4 - 64 1/2 567 1/2 560 3/4 563 1/4 + 1 1/4 77767 2583-
MAR 03 562 - 61 1/2 563 1/2 557 3/4 560 1/2 + 1 3/4 50004 670+
MAY 03 553 1/2 - 53 555 1/2 549 3/4 551 3/4 + 1 40311 534+
JUL 03 550 - 49 1/2 552 1/2 546 548 3/4 + 1 1/2 26598 1303+
AUG 03 542 - 40 1/2 543 537 539 + 1 1/2 2210 3+
SEP 03 524 526 521 1/2 521 1/2 + 0 306 5+
  214789 789+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 16260 - 40 DEC 2201 - 2 DEC 349 1/4 + 2 1/4 123.62 - 124.93
JAN 16360 - 70 JAN 2201 + 0 MAR 357 3/4 + 4 3/4
MAR 16410 - 30 MAR 2196 - 3 MAY 344 1/4 + 4 3/4
MAY 16320 + 0 MAY 2156 - 5 JULY 309 1/2 + 3

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)   昨日までのファンドの売りも途絶えまちまちの引け

昨日ファンド筋は10,000枚を売り越したとみられているが本日はファンドの売りも途絶えて大きなブレークとはならなかった。期近はカーギル社を中心として709枚のデリバリー通知がなされたが、目立った商業筋のストッパーはなく失望売りに231-1/2セントまで下げた。一方、3月限も一旦は235セントまで下げるもその後持ち直しプラスサイドでの引けとなった。ブラジルが中国メイズを100万トン買い付ける交渉が現在進んでいるとの見方が流れている。ブラジルサイドでは中国メイズの安全性の確認に入っており、これが確認されれば中国向けブラジル大豆との交換取引となるとの見方が強い。

 

(ダイズ) ブラジル・アルゼンチンでの天候の好転が圧迫要因に

昨日の急落を受けて買い戻し先行となり、1月限は567-1/2セント、3月限は563-1/2セントの本日の高値をつけた。相変わらず農家売りが少なく現物価格が堅調に推移していることも期近の支援材料となっていた。一方の期先はブラジル南部やアルゼンチン全域で今週末よりドライ気味な天候パターンに移行して今まで水分過剰で停滞していた同地区での作付け作業が一気に進むとの見方や、ブラジル北部ではやはり天候パターンの変化から今後順調に降雨がみられるとの予想が更なる上値への展開の重しとなっていた。

 

本日ファンド筋はコーン市場で約200枚を買い越し、ダイズ市場でも500枚を買い越した模様。ファンド筋の本日現在のネットはコーンでショート300枚、ダイズでロング52,700枚程度となった。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  気温は平年以上、降水量は平年並み

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月11日〜12月15日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A N
東部ベルト A N/A

 

ブラジル  週末は北部ベルトに降雨がある

昨日は西部、南部ベルトで0.25〜1.25インチの降雨が40%の地域にあった。この降雨は週末にかけて北部ベルトの半分の地域に降雨をもたらす。降雨量は0.25〜1.5インチ、ところにより3インチを記録するだろう。南部州での作付けは昨日からの降雨により停滞しているが来週前半には晴天となり作付けが進むだろう。一方の北部ベルトでは週末にかけての降雨により水分は潤沢に保たれて良好なコンディションとなる。

 

アルゼンチン  来週はドライ天候となり作付けが大幅に進捗する

昨日はコーンベルトで20%、ダイズベルトで30%の地域に0.25〜1.0インチの降雨があった。本日この降雨は収束して、今週末から来週前半にかけてはこの地域でドライとなろう。来週はドライな天候が予想されるため、コーン・ダイズの作付けが一気に進捗するだろう。

 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日予想) 

ブラジル南部、アルゼンチン全域で降雨は平年を下回る。この天候により同地区のコーン・ダイズの作付けは大幅に進展し、また小麦の収穫も進捗するだろう。また、ブラジル北部では平年並みから平年を上回る降雨が予想されており、既に作付けされているクロップの生育には良好な天候条件となる。

 

南アフリカ  週末から来週にかけても再び降雨のチャンス

昨日はベルトの25%の地域で0.25〜0.75インチ、ところにより1.5インチの降雨が観測された。向こう2日は降雨量は限定的となるが日曜日から来週の火曜日にかけて50%の地域で0.25〜1.0インチ、ところによっては2.0インチの降雨となろう。現在まで3日間に渡り降雨があり、コーンベルトの約半分の地域で水分不足は和らいでいる。また、来週にかけての降雨により一層ドライコンディションは改善される可能性が高い。

 

 

 

 

本日の発表等
1) コミットメント オブ トレーダーズ  (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  57,737 ロング  57,300 ロング  51,359
大豆粕 ロング  2,780  ショート  1,200 ショート   1,189
大豆油 ロング  42,839 ロング  34,800 ロング  34,418
コーン ロング   10,515 ショート  1,600 ショート   8,438
小麦 ロング  7,825 ロング  3,800 ロング  11,094

大豆は予想範囲内。しかしコーンは大方の予想がショートサイドとなっていたことから、本日の発表内容はややネガティブに受け止められている。

 

2) USDA 週間ローンデータ (DEC03現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 18.4 -5.4 0.5 0.0 1,375.8 5.4
2002クロップ 482.5 169.2 0.0 0.0 3.2 2.0

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 2.0 -0.7 1.2 0.1 308.6 0.6
2002クロップ 230.8 40.9 0.0 0.0 3.3 1.9

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 12月の農務省需給発表で中国メイズ輸出が上方修正されるかどうか

週末を控えてかあるいは昨日のファンド筋の怒涛の売りが一巡したのか本日は比較的静かなトレードとなった。その中でもブラジルの中国メイズ輸入の話が信憑性を増してきている。ブラジルは現在中国メイズの品質チェック(遺伝子組み替えを含め)をしている段階と伝えられており、結果次第では100万トンの中国産メイズを買い付ける可能性が出てきている。また、これがブラジルが中国向けに輸出している大豆とのスワップ契約となると噂されている。

中国メイズの輸出拡大はシカゴコーン市場の圧迫材料として段々と意味を増してきている。来週10日に発表される農務省の需給発表でも中国メイズ輸出量は12百万トンへと上方修正される可能性が高い。一方、米国の輸出は前回までの1925百万ブッシェルから1850百万ブッシェルへと下方修正されるとの見方も出てきている。同じく米国の需給発表では養鶏飼料需要の落ち込みなどから、飼料用需要が25〜50百万ブッシェル下方修正され、その同じ数量分がエタノール用消費増により食品・種子・工業用途で上方修正されて均衡を保つとの見方となっている。アナリストによりまちまちではあるものの、上記の米国輸出需要の下方修正が農務省により実行されれば期末在庫は前回発表の843百万トンから900万ブッシェル以上となり、相場には短期的な圧迫材料となろう。

相場の動きとしては、意見は変わらず、短期的には売り過剰感からテクニカルな戻し場面に入ると考えるが本格的なアップトレンドへの転換にはまだ日柄がいると考えている。市場は上記中国メイズの輸出動向と米国コーンの輸出の進捗に注目しているが目先の弱材料を織り込みつつあり仮に来週の農務省の発表で中国メイズの輸出上方修正、米国コーン輸出の下方修正が実現されて売り込まれればそこは目先の底値と考えたい。短期的には3月限ベースでは230セントまでの下値リスクを考えて現在の240セント割れでのプライシングを確りとってゆく方針変わらず。 (H)

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】 今週は中期トレンドの転換週

今週は見応えのある相場つきとなった。 前週まで鬼門とされた580(1月限)をブレークして一気に587.50と9月の高値に迫るかと思われるも、その日(月曜)一日の動きが象徴するように相場は力尽きる事となった。9月の高値まで叶わなかったと判断された相場の下げ足は速い。月曜の引け値から本日の引け値まで15セント、高値から昨日の安値のレンジは30セントと、1週間の動きとしてはかなり大きな週になったと言える。又今週の動きの特徴として、10月上旬につけた530レベルから2ヶ月近くかけて維持してきた(上昇)トレンドが、ここで途切れたことが挙げられる。これは相場のトレンドを見る上でもかなり大きな変化であった、ということが出来る。

【来週以降の見方】   まだまだ調整途上

◎ 予想中心レンジ : 来週 560−570 ・ 再来週 550−560

先ずはファンダメンタルズ。来週火曜には農務省の需給報告。先週までの相場の中心材料とされた中国を中心とした積極的な米国大豆買付けという動きは確実に米国輸出数量へ影響を与える事となる。結果期末在庫は先月の185百万ブッシェルから更に20-30百万ブッシェル下方修正されるという声も出ている。来年後半へかけてという見方で考えれば無論これはしっかりとした支援材料ということになる。

それに対する市場心理。確かに下方修正については、基本的には上げたい相場にとって支援材料視されやすいようにも映る。只、目先の動きに与える影響としてはどうか?11月中の短期的な上昇相場へこれら需要要因は織り込まれ、価格としても反映してきたことを考えると、来週の数字に対する市場の見方はほぼ共通しているということが言えよう。そういう意味でも、来週の発表数値が今後のトレンドを決定つけるような類の動きを形成するということは先ずないと考える。

来週の値動き。現在の値位置(1月限563)から一気に550を目指す展開は困難。550台を覗きながらも560を挟んだ動きを予想する。或いは570台への戻しも十分考えられる。しかし、仮に570台へ復帰してもそのまま上昇トレンドを形成することはない。この560−570を中心レンジとしてしばらく動いた後、来週以降更なる下値をトライする展開が年末にかけてやってくると見ている。まだまだ長期上昇トレンドに突入するには時間を要する。(A)

 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)