米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2002年12月10日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
DEC 02  233 1/4 - 33  234 3/4  232 1/4  234 1/2  + 2 1/2  7689  1529- 
MAR 03  237 1/4 - 37  239  236 1/2  238 1/4  + 1 1/2  255062  420+ 
MAY 03  240 1/4 - 40  241 1/2  239 1/4  240 1/2  + 1  65295  50+ 
JUL 03  242 1/4 - 42  244  242  243  + 1  66039  170+ 
SEP 03  240 3/4 - 40 1/2  242  240 1/4  240 3/4  + 3/4  15002  180+ 
DEC 03  238 1/2  239 1/2   238 1/4  238 1/2  + 1/4  43827  146+ 
            458381  539- 

 

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、まちまちの引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JAN 03  561 1/2 - 60  564 1/2  557 1/2  564  + 2  72157  2327- 
MAR 03  559 - 58  561 1/2  555  560 1/2  + 1 1/2  52100  338+ 
MAY 03  550  553  546  552 1/4  + 1 1/2  41962  707+ 
JUL 03  547  549 1/2  543 1/4  548 1/4  + 1/2  27538  488+ 
AUG 03  539 - 38 1/2  540  536 1/2  539 1/2  - 1/2  2512  264+ 
SEP 03  521  521  520 1/2  520 1/2  - 1/2  326  1- 
            213808  332- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16190  +20  DEC  2180  +7  DEC  339 1/2  - 8 1/2  123.24 - 123.64 
JAN  16270  +0  JAN  2181  +7  MAR  349 1/2  - 8   
MAR  16370  +70  MAR  2182  +10  MAY  339 1/4  - 5 1/2   
MAY  16320  +90  MAY  2151  +11  JULY  308 3/4   - 2 3/4   

 

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) "ややブリッシュ〜ニュートラル"のUSDA需給報告をそのまま受けた展開

今朝発表のUSDA需給報告を素直に受けた展開となり、やや高値(3月限で237-1/4〜237)で寄り付いた直後、本日の最高値239を付け、その後はプラスサイドでの小幅ながら確りの取引となった。発表では、輸出需要は25百万ブッシェルの下方修正となったがこれは市場では既に折り込み済み、一方でFSI需要が30百万ブッシェル上方修正され期末在庫が5百万ブッシェルの下方修正になったことが強材料として捉えられた。また、本日の12月限201枚のデリバリー通知に対しての商業筋による買いが、期近を支える要因にもなった。本日の出来高は約30,300枚。大きなセラーは現れず、需給報告発表当日としては静かな市場となった。 

 

(ダイズ) チョッピーな展開の後まちまちでの引け 

USDA需給報告で予想通り輸出需要が上方修正、その結果期末在庫が下方修正されたものの、10百万ブッシェルの修正に留まったことが一部の市場参加者を落胆させ、寄り付き直後の下落(1月限で557-1/2)を見せることとなった。しかし、本日はそれが底値。その後は558〜564-1/2の値幅の大きい中での方向性のない展開となった。本日の出来高は約50,300枚と見られ、コーン市場と異なり動きの大きい市場となった。 

 

本日ファンド筋はコーン市場で500枚を買い越し、ダイズ市場で500枚を買い越した模様。ファンド筋の本日現在のネットはコーンでロング200枚、ダイズでロング53,000枚程度となった。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  気温は平年以上、降水量は平年並み〜平年以下 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月15日〜12月19日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  A/MA  N 
東部ベルト  A/MA  B/N 

気温が高いため家畜の消費量減退の可能性ありやや弱材料視。 

 

ブラジル  本日は南部で降雨の可能性 

昨日も北部では降雨が続き、0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチ、カバー率25%となった。北部では引き続き降雨が続き、本日から木曜日にかけては南部でも降雨となる可能性がある。予想降雨量は0.25〜1.5インチ、ところによっては3.5インチ、カバー率85%の大雨となる。北部での降雨は土壌に再度適度な水分をもたらす。南部での降雨は作付けの妨げになるが、降雨量は比較的少なく遅れは限定的。 

 

アルゼンチン  今週降雨は少ない 

昨日は産地の北端部と南端部で0.10〜0.50インチ、カバー率トータル20%程度の降雨となった。本日は北部で少量の降雨、明日以降は再度北部と南部での降雨となろう。産地の55%までカバーすると見込まれるが、降雨量は少なく0.25〜1.0インチ程度。今週の降雨量は概して少なめで作付け作業は進捗が期待できる。土壌水分が不足している地域はコルドバ州南部とラパンパ州北部に限定される。 

(ブラジル・アルゼンチン向こう6〜10日降雨予報)  

ブラジルでは低気圧の活動が活発的になる。アルゼンチンでは西部ではやや少なめ、その他の地域では平年並み。アルゼンチンでの作付け作業はスローテンポながらも進捗する。 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT 

 

@ 米国産大豆  (単位:百万ブッシェル) 

  2001-2002  2002-2003 
  NOV 12  DEC 10  NOV 12  DEC 10 
作付面積(百万エーカー)  74.1  74.1  73.0  73.0 
収穫面積(百万エーカー)  73.0  73.0  71.8  71.8 
単収(ブッシェル/エーカー)  39.6  39.6  37.5  37.5 
         
初期在庫  248  248  208  208 
生産量  2,891  2,891  2,690  2,690 
輸入  2  2  2  2 
・供給合計  3,141  3,141  2,900  2,900 
搾油用  1,700  1,700  1,660  1,660 
輸出用  1,063  1,063  890  900 
種子・飼料用  89  89  87  87 
その他  82  82  78  78 
・需要合計  2,933  2,933  2,715  2,725 
期末在庫  208  208  185  175 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.35  4.38  4.95-5.85  5.05-5.85 

 

A 米国産コーン  (単位:百万ブッシェル) 

  2001-2002  2002-2003 
  NOV 12  DEC 10  NOV 12  DEC 10 
作付面積(百万エーカー)  75.8  75.8  78.8  78.8 
収穫面積(百万エーカー)  68.8  68.8  70.5  70.5 
単収(ブッシェル/エーカー)  138.2  138.2  127.6  127.6 
         
初期在庫  1,899  1,899  1,599  1,599 
生産量  9,507  9,507  9,003  9,003 
輸入  10  10  15  15 
・供給合計  11,416  11,416  10,618  10,618 
飼料用その他  5,874  5,874  5,675  5,675 
食用・種子用・工業用  2,054  2,054  2,170  2,200 
輸出用  1,889  1,889  1,925  1,900 
・需要合計  9,817  9,817  9,770  9,775 
期末在庫  1,599  1,599  848  843 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.97  1.97  2.20-2.60  2.20-2.60 

 

B 世界の02/03・01/02年度各商品生産量予想  (単位:百万トン) 

【 大豆 】 

  12月農務省  02/03クロップ  11月農務省   02/03クロップ  12月農務省  01/02クロップ  11月農務省  01/02クロップ 
大豆-世界合計  188.80  188.80  184.30  184.30 
ブラジル大豆  49.00  49.00  43.50  43.50 
アルゼンチン大豆  32.50  32.50  30.00  29.50 
中国大豆  16.40  16.40  15.41  15.41 

【 コーン 】 

コーン-世界合計  591.15  589.74  596.97  596.17 
アルゼンチンコーン  13.50  13.00  14.40  14.40 
南アフリカコーン  9.50  9.50  9.10  9.10 
EU-15 コーン  39.20  39.30  38.81  38.81 
中国コーン  125.00  125.00  114.09  114.09 

【 小麦 】 

小麦-世界合計  568.72  569.34  579.47  578.72 
アルゼンチン小麦  13.50  14.00  15.50  15.50 
オーストラリア小麦  10.50  11.00  24.00  24.00 
カナダ小麦  15.70  15.50  20.57  20.57 
中国小麦  92.00  92.00  93.87  93.87 

 

C 主要各国輸出予想 (単位 : 百万トン) 

【 大豆 】 

  12月農務省02/03  11月農務省02/03  12月農務省01/02  11月農務省01/02 
ブラジル  20.90  20.90  15.00  15.00 
アルゼンチン  9.70  9.70  6.01  6.00 

【 コーン 】 

中国        10.00          10.00            8.61      
アルゼンチン    8.60  8.10  9.68 
南アフリカ  1.60  1.60  1.28 

 

2)12月農務省需給報告 要旨 

大豆、コーンとも事前予想範囲で前月と比較して大きな変化は見られなかった。 

大豆 

米国産の生産量は変わらず。需要サイドは、唯一輸出向けが10百万ブッシェル上方修正され900百万ブッシェル。結果として、期末在庫は10百万ブッシェル減の175百万ブッシェル。 

一方、他国の数字についても生産量、輸出量ともに主要生産国であるブラジル、アルゼンチン、中国を初めとしてすべて変更なし。 

 

コーン 

需要サイドは、輸出向けが25百万ブッシェル下方修正され1,900百万ブッシェル。一方で、米国国内FSI需要(特にエタノール生産向け)が30百万ブッシェル上方修正され2,200百万ブッシェル。結果、期末在庫は5百万ブッシェル減の843百万ブッシェル。いずれも予想範囲内の数値に収まった。 

各国の数字を見ると生産量は、アルゼンチン産の生産量が0.5百万トン上方修正され13.50百万トン。その他カナダ、旧ソ連各国はやや上方修正。EUは0.1百万トンの下方修正。ブラジル、注目されていた中国は据え置きでそれぞれ35.0百万トン、125.0百万トン。結果として世界全体では1.41百万トン増の591.15百万トンとなった。輸出量は、アルゼンチンでは生産量の増加分がそのまま反映し0.5百万トン増の8.60百万トン。その他は特に変更なく、中国、南アも変わらずのそれぞれ10.0百万トン、1.6百万トン。 

 

 

【引け後の発表】 

1) USDA発表 受渡可能在庫数量 (単位:百万ブッシェル)    

 

    12月10日       前週    
コーン      13.5  11.3 
大豆  7.3  7.5 

前週と大きく変わらず中立材料視。 

 

2) ブリッシュコンセンサス  (単位:%) 

 

  12/10/02  12/3/02  11/26/02  11/19/02  11/12/02 
大豆  67  65  70  70  65 
大豆油  51  51  55  55  54 
大豆粕  53  59  60  60  54 
コーン  33  34  39  40  33 
小麦  41  47  58  58  52 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

本日発表された農務省の需給報告はマイナーチェンジに止まった。米国のコーン輸出を25百万ブッシェル下方修正したかわりに国内のエタノール需要を30百万ブッシェル上方修正してバランスをとった。一方注目していた中国の生産量は125百万トンで据え置き、しかも輸出量も10百万トンと据え置いた。期待はずれの発表となった。シナリオは中国メイズ12百万トン、米国コーン輸出80百万ブッシェル減で3月限が230セント近くまで売られそこで弱材料の出尽くしとなることだったがそうとはならなかった。本日はテクニカルな戻し場面で本格的な上昇局面とは考えていない。今回の発表でまだ中国メイズ輸出増の話がもやもやとした形で残ってしまった。3月限は再び230セントを目指してジリジリと下げて行く、余ほどの予想外の強材料が出てこない限りにおいて相場の地合いは今回の農務省の発表で悪化したと考える。プライシングは3月限ベースで230セントまでの下値を指していきたい。 (H) 

(ダイズ)  

発表の内容・市場の反応共に概ね予想通り(展開に大きな変化なし)となった。米国の輸出数字は今回10百万ブッシェルの修正に留まったが、今後時間をかけて更に上方に修正されていくと見られる。中・長期的な支持要因として今後もジワジワと相場を支える事となる。 目先の動きについては意見変わらず。今週の現レンジから来週は更なるレベルダウンをトライ、年内を目処に相場は更なる調整を行なう事となる。(A) 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)