米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年1月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- マチマチ寄り付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 235 1/4 - 34 3/4 238 3/4 234 3/4 237 + 1 1/4 234837 1240-
MAY 03 239 1/2 - 39 1/4 242 1/4 239 1/4 240 3/4 + 1 67027 73+
JUL 03 242 1/2 - 43 245 1/2 242 1/2 244 1/2 + 1 1/2 69174 42+
SEP 03 241 1/2 242 3/4 241 1/2 242 1/4 + 1 17091 8-
DEC 03 240 1/4 - 40 242 1/4 240 241 3/4 + 1 44107 640+
MAR 04 247 247 3/4 247 247 1/2 + 1 3460 29+
  438041 439-

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、終盤急騰し大きく高値での引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 570 - 69 1/2 586 569 584 1/2 + 15 15708 2624-
MAR 03 566 1/2 - 67 1/2 582 565 581 + 16 82178 204-
MAY 03 561 - 60 1/2 576 559 575 + 16 1/4 46495 103-
JUL 03 555 1/2 - 55 568 554 1/2 567 1/2 + 14 31915 289+
AUG 03 547 1/2 558 547 1/2 558 + 13 3300 3+
SEP 03 538 1/2  + 9 598
  201351 2576-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 17100 +370 JAN 2130 + 6 MAR 328 3/4 + 3 3/4 118.86 - 120.26
MAR 17200 +460 MAR 2146 + 13 MAY 324 + 6 1/2
MAY 17080 +430 MAY 2138 + 12 JULY 306 1/2 + 5
JUL 16880 +360 JUL 2132 + 13 SEP 310 + 4

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 安値234.75(3月限)にも追随なく。下げ切らずしかし上げきらず

寄付き直後3月限は235を僅かにブレーク、234.75をつけた。しかし売りが続かずと見るやその反動ですぐさま相場はレベルアップし、本日の取引レンジの中心を237.25-238まで釣り上げる。このレンジが本日セッションの殆ど占めたといってよい。特に材料らしきもののインプットに欠け、小麦・大豆のプラスサイドの動きに押される形でのやや高値トレードとなった。大豆で中国からのニュースが引き続き飛び込んできている状況とは対照的に、コーンに至っては本日もこの手の需要サイドでの賑やかな材料に欠けた。このところの頭を抑える一要因となっている。

本日中国より低関税輸入割当が発表されコーンは6.325百万トンとされた。

(ダイズ) 終盤にファンド買い集中、1ヶ月振りの高値もつける

昨日終盤の上げ基調をそのまま引き継ぐ形で寄り付きからやや高値でのスタート。序盤に昨日の中心レンジ562-564(3月限)から568-570まで取引レベルを上げることになる。その後終盤にかけては更に高値、570-572へ動き、引け際にファンド買いが集中して一気にそこから10セント幅急騰しての高値引け・・(寄り付きが本日の安値)と特に本日は終盤の急騰が印象的なセッションとなった。高値は12月頭以来1ヶ月振り、引け値ベースでは9月以来3ヶ月振りの高値ということになる。

1月限受渡し通知は、大豆464枚(ADMが326枚STOP)、大豆油は652枚(ADMが534枚STOP)と、確り。その他、中国が再び米国産大豆買付けに動いているとの噂も出る。国内キャッシュ価格は本日各地で堅調に推移することになった。セッション中、アルゼンチンが輸出税を課す噂に食指が米国産へシフト・・という連想から高値推移と手伝ったが、引け後にこの内容は原料大豆に適用されるものではないとの情報が流れ明日の寄り付きの弱材料となる見込み。

材料の割りに高値を見た形となったが、特にテクニカルに12月初旬につけたギャップを埋めた事は終盤の急騰に拍車をかける結果となった。

本日ファンド筋はコーン市場で1,000枚を売り越し、ダイズ市場は11,000枚買い越したと見られている。各ファンド筋のネットポジションはコーンが約5,400枚のネットショート、大豆は63,900枚のネットロング(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月07日〜1月11日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N B
東部ベルト B B/N

 

ブラジル  降雨は引き続き活発に

過去2日間に渡り北部ベルト中心に降雨が観測された。降雨量は0.25〜1.0インチ、ところにより3.0インチを記録し、50%の地域に降雨をもたらした。今週後半にかけては南部で降雨が活発になり、同地区中心に0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチの降雨が70%の地域で観測されるだろう。一連の降雨の活動により土壌水分は十分となり、引き続き作柄は安定する。今週、唯一ドライな地域と言われていたベルト中央部にも降雨があり、コーン・ダイズともに全国的に作柄は良好となっている。

 

アルゼンチン 今後2日間でベルトに前線が通過

過去2日間で0.1〜0.75インチの降雨がベルトのコーンベルトの15%の地域に、ダイズベルトの10%の地域に観測された。本日から明日にかけてもベルトでは0.25〜1.0インチ、ところにより2.5インチの降雨がベルトの55%の地域に予想されている。コーン・ダイズともに水分補給は申し分なく作柄は良好となっている。

 

南アフリカ  引き続き降雨は限定的となる 

過去2日間の降雨は0.1〜0.75インチと限定的、しかも地域はベルトの5%をカバーしたに過ぎない。今週末にかけても前線の活動は限られ、降雨量は0.1〜0.75インチ、範囲は20%程度となろう。12月の降雨は平年並みから平年を上回り、コーンの土壌水分は潤沢となり来週にかけてドライ天候となった場合でも大きな問題はない。作付けが早いコーンについては今月後半より受粉期を迎え、水分の補給が必要な時期となる。

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)

 

    1/2      前週   
肥育用ブロイラー卵導入数    97 96
肥育用ブロイラー雛鶏導入数 98 97

ほぼ中立。

 

2) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ      

(単位 : 千トン)

  明日の予想 先週の発表数字
小麦 200-400 350.5
コーン 500-800 678.1
大豆 450-900 1,124.5
大豆粕 100-150 153.8
大豆油 5-10 23.1

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

新年最初の取引となった。3月限は目先のサポートラインとして考えられていた235セントを瞬間割り込み234-3/4セントをつけたが、そこでは強力にサポートされてその後このレベルより4セント高までつけた。ダイズ市場の急騰や小麦市場の急騰に後押しされた格好となったが、コーン自身の強材料は出現したわけではない。ファンド筋の年末にかけての急なショートポジションメイクに短期的にはテクニカルな戻し場面は考えられるが、年末にも述べたようにファンダメンタルズでの強材料が見当たらない。意見は変わらず1月10日の農務省の発表を前にして高値は限られ、3月限では230セントまでの下げは覚悟したい。(H)

 

(ダイズ) 新たな動きには歓迎、中期トレンドやや鮮明に

新年早々、大豆は派手なスタートを切ることとなった。本日の上げの要因としては、中国の引き続く買付けへの動き・アルゼンチンの輸出税適用(これはセッション後訂正)等・・やや確りのムードがが形成された後、セッション終盤に12月頭につけたギャップを埋めるに至った事が一番。高値としては1ヶ月振りも、引け値ベースでは9月以来3ヶ月振り、というもの注目に値する。

本日の動きを受け、先ず今後の安値の期待レンジを10セント程引き上げたい。これまでの見方としては3月限:550の攻防を依然として期待していたが、このレベルをそのまま10セント上げて、560と置きたい。(ということは12月中旬で安値は付けた、ということになる)。急激な上げに対してはそれなりの反動があるのは理であるが、本日テクニカルにも1ヶ月前にギャップを埋めしかも高値引けを維持できた相場に対しては、それなりの評価を与えるべきかと考える。農務省の10日の発表を目前に控え、明日以降短期的な戻しは大いに期待できるが、中期トレンドラインを考えた場合、一つの判断が出来たという意味においてはそれなりに収穫のある一日となった。

来週金曜の発表を前にして、短期的には570前後までの戻りは十分期待出来るレベル。中期トレンドは着実に底上げを続けるが、その中で本日のような上げに対しては調整を繰り返す事となる。

いずれにしても、このような新たな動きは歓迎で、今後とも活発な取引を期待したい。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)