米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年1月3日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- マチマチ寄り付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 235 1/2 - 35 1/4 236 1/2 234 3/4 236 - 1 238802 3965+
MAY 03 239 1/4 - 39 240 1/4 238 3/4 239 3/4 - 1 67651 624+
JUL 03 243 - 42 3/4 244 242 1/2 243 1/4 - 1 1/4 70019 845+
SEP 03 241 1/2 242 241 241 1/4 - 1 17106 15+
DEC 03 240 1/2 - 40 1/4 241 1/4 240 240 3/4 - 1 44914 807+
MAR 04 246 3/4 247 246 1/4 246 1/4 - 1 1/4 3450 10-
  444288 6427+

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、殆ど値動きなくやや安値での引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 580 1/2 - 80 583 579 1/2 582 1/4 - 2 1/4 13029 2679-
MAR 03 577 - 76 579 575 1/2 577 3/4 - 3 1/4 90771 8593+
MAY 03 569 1/2 - 69 572 568 1/2 571 - 4 46168 327-
JUL 03 564 1/2 - 64 568 564 566 1/2 - 1 31272 643-
AUG 03 556 - 55 1/2 559 555 1/2 559 + 1 3317 17+
SEP 03 538 540 537 1/2 537 1/2 - 1 598
  205722 4371+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 17150 + 50 JAN 2106 -24 MAR 330 1/2 + 1 3/4 119.76 - 119.93
MAR 17230 + 30 MAR 2119 -27 MAY 325 1/2 + 1 1/2
MAY 17080 + 0 MAY 2115 -23 JULY 311 3/4 + 5 1/4
JUL 16930 + 50 JUL 2111 -21 SEP 315 + 5

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) ギャップをつけ2セント程安値での寄り。引けやや値を上げるも寄り付きのギャップは埋まらず

寄り付きから2セント近くギャップをつけての安値寄りつきとなった。取引レベルは昨年最終日のレベルへ戻ることに。寄り付きで234.75(3月限)にタッチしたのが本日の安値。その後はじりじりと値を上げる事になるが、取引の中心レンジは235.25-236。基本的には値動きに乏しいセッションとなった。終盤本日寄りつき時につけたギャップを埋めにかかるも、高値は236.50とまり。埋める事出来ずに前日比概ね1セント下値で取引を終了している。

- 本日は寄付き前に週間輸出成約の発表を見た。394,600トン。事前予想レンジを大きく下回り本日の安値地合の基礎を提供する事になった。
- 寄付き前、スパークスの発表も出た。生産量予想は9,077百万ブッシェル。12月の農務省数値から微増となり、材料的には中立からややネガティブに捉えられた。

(ダイズ) インサイドデー。セッション中値動きは殆どなし。

昨日引け際の急騰に対する行き過ぎ感が本日の寄付き。しかしその後は殆ど値動きのない静かなセッションとなった。寄付きで本日の安値を見た後、値幅は577-579(3月限)と極めて限られた動き。この流れは終盤も変わることなくそのまま引けをむかえた。

- 輸出成約高は251,800トン。事前予想からするとそのレベルの1/2とも1/3とも取れる小さな数字に留まり、これは弱材料となった。
- スパークスの数字は2,719百万ブッシェル。12月農務省数値からすればコーン同様微増となった。
- 昨日セッション終了後に否定されたアルゼンチン政府の輸出税、今後どうするかの政府協議は来週に行なわれることとなっている。
- 本日は中国の買付けに関するニュースはマーケットへは入って来ず。

本日ファンド筋はコーン市場で2,000枚を売り越し、ダイズ市場は4,000枚買い越したと見られている。各ファンド筋のネットポジションはコーンが約7,400枚のネットショート、大豆は68,000枚のネットロング(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月08日〜1月12日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N B
東部ベルト B B

中西部西部・東部ともに降雨量は平年を下回る。西部ベルトはこの冬水分不足となっており今後注目されるところ。

 

ブラジル  引き続き降雨は活発となる

昨日は北部ベルト中心に0.25〜1.0インチ、ところにより2.5インチの降雨がベルトの50%をカバーした。今後5日間ベルト全域に渡り降雨の活動は活発となり,0.25〜1.5インチ、ところにより3.0インチ程度の降雨がベルトの80%の地域に予想されている。降雨の中心は北部ベルトとなり同地区での土壌水分は潤沢に保たれ作柄は順調に推移するであろう。コーン・ダイズの作柄はドライ気味であったベルト中央部に降雨があり全域で良好となっている。

 

アルゼンチン 本日で雨はやみ次の降雨は来週中盤以降

昨日の降雨量は0.1〜0.75インチとまばらで地域もベルトの30%に止まった。この雨は本日まで続き雨量は0.1〜1.0インチ、コーンベルトの20%、ダイズベルトの30%の地域をカバーするだろう。次の降雨のチャンスは来週中盤となり、0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチ程度の降雨となろう。降雨の範囲はコーンベルトの50%、ダイズベルトの70%となろう。一連の降雨により土壌水分は引き続き十分となっており作柄も安定している。

 

南アフリカ  来週には降雨

昨日はドライ天候となった。今週末にかけても降雨は限定的となる。次の降雨の可能性はベルトの南部地域で来週初めとなろう。降雨量は0.1〜1.0インチ、ベルトの40%の地域をカバーするだろう。来週の降雨により土壌水分は補給されて作柄は問題ない。早い段階で作付けされたコーンについては今月末にかけて受粉期を迎えるが、今後の天候がキーポイントとなる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(12月26日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 394.6 0.0 19,598.2 21,172.1 6,561.4 264.5
大豆 251.8 0.0 19,608.3 20,203.8 8,261.7 77.0
小麦 -21.7 0.0 16,600.8 17,709.6 3,783.1 15.0
大豆粕 94.4 0.0 3,203.0 3,706.1 1,790.1 236.7
大豆油 10.3 0.0 283.8 268.5 167.2 0.0

ホリデー期間ではあったものの、それにしても小さな数字はコーン・大豆ともにネガティブに捉えられた。。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(12月26日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 468.4 1,124.2 13,036.8 13,825.0 48,260
大豆 739.0 617.6 11,346.6 12,383.1 24,490
小麦 337.8 217.1 12,817.7 14,238.1 25,860
大豆粕 149.4 234.9 1,412.9 1,689.4 5,630
大豆油 5.9 12.4 116.6 144.1 1,040

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 1月10日の農務省発表前後がトレンドのターニングポイントか

農務省により発表された週間輸出成約高が395千トンと事前予想レンジの600〜900千トンを大きく下回ったこと、またスパークス社が来週10日に控えた農務省1月の需給・生産発表を前にした最終生産予想で、90.77億ブッシェルと農務省12月の発表数字(90.03億ブッシェル)を大きく上回ったことなどが弱材料視された。しかし、意外にも大きなブレークとはならなかった。3月限は昨日と同値の234-3/4セントでしっかりサポートされた。

来週10日(金曜日)発表の農務省の1月の発表を前にしてファンダメンタルズでの強材料難からもう一段の下げを予想するが(3月限で230セントレベル)、発表後は市場の関心時が来クロップに向けての米国中西部の天候やコーンの作付け意向面積などに移行するものと考える。現在の所大きな強材料はないものの、現在の中西部西部ベルトでの水分不足が今後クローズアップされてくる可能性は大きい。また、ファンド筋のネットショートは既に7,000枚を越えており、今後輸出不振や南米・南アの好天等の従来型の弱材料により更に売り込まれ、ファンド筋のネットショートが大量に形成されれば、中・長期的には相場上昇へのエネルギーが蓄積され、強材料にも市場は反応しやすくなる。昨年9月10日頃より始まった下降トレンドが来週の農務省発表時で既に4ヶ月となる。既に市場は中国のコーン輸出12百万トン、米国輸出の下方修正を織り込み完了しつつあり、来週がその最終局面と考える。 (H) 

 

(ダイズ) 

【年明けの相場】

大発会となった昨日の動き。一ヶ月振りの高値に3ヶ月振りの安値引け。何より12月頭のギャップを埋めた上での高値引けは何とも印象深い一日となった。昨年末まで期待していた3月限で550の攻防という期待は昨日の動きを見たことで10セントほど上方修正することとした。

【来週の展開】 発表前の調整期待

農務省発表を金曜に控え、短期的な調整場面を迎えると見る。3月限は560レベルまでの下値も十分レンジ内。来週頭から逆へ行く動きがあっても、現在の70,000枚近いロングを抱えたファンドに発表前の意識がないはずがない。その後の反動は必ず訪れる。買い物は焦らずに進めたい。発表でタイトなファンダメンタルズを確認した後は、(これまでは順調な)南米の天候或いは春先の米国作付動向などの強材料を探し求めながら相場はじっくりと春先に向けて居所を上げていく展開となる。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)