米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年1月6日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、ほぼ変わらずの引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 236 3/4 - 36 1/4 237 1/4 234 3/4 235 3/4 - 1/4 236109 2693-
MAY 03 240 1/4 - 40  240 3/4 238 3/4  239 3/4 + 0 67808 157+
JUL 03 243 1/2 - 43 1/4 244 1/4 242 1/2  243 1/4 + 0 71293 1274+
SEP 03 242 242 1/2 241 1/2 241 1/2 + 1/4 17252 146+
DEC 03 241 1/4 - 41 241 3/4 241 241 1/2 + 3/4 45470 566+
MAR 04 247 247 1/4 246 3/4 246 3/4 + 1/2 3521 71+
  443785 503-

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、中盤上げるも引け際大きく値を崩して引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 582 1/2 590 581 1/2 582 - 1/4 11601 1428-
MAR 03 578 - 77 585 576 1/2 577 - 3/4 95885 5114+
MAY 03 570 1/2 - 70 578 1/2 570 570 3/4 - 1/4 46389 221+
JUL 03 566 - 65 1/2 574 565 1/2 566 1/2 + 0 31695 423+
AUG 03 559 565 559 559 + 0 3330 13+
SEP 03 541 - 40 1/2 545 539 540 + 2 1/2 571 27-
  210411 4689+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 17200 + 50 JAN 2083 -23 MAR 331 1/2 + 1 118.59 - 119.08
MAR 17290 + 60 MAR 2095 -24 MAY 324 1/2 - 1
MAY 17100 + 20 MAY 2097 -18 JULY 311 3/4 + 0
JUL 16920 - 10 JUL 2094 -17 SEP 315 1/2 + 1/2

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 序盤で高値・安値をつけ、その後は値動きなくそのままの引け

寄り付きは先週末の引けから僅かにギャップをつけて高値で寄り付いた。この寄付きの高値で先週金曜につけたギャップは綺麗に埋まる事になった。しかしその後高値は続かず3月限は237.25から一気に2セント半下げて序盤で本日の安値を付けることになる。やや戻した後は引けまで235.50-236.00を中心とした小幅な動きに留まり、そのまま引けを迎えている。

輸出検証高は予想の上限レベルとはなったが、輸出需要関係については引き続き材料に乏しい事からインパクトに欠けるものとなった。 アルゼンチンではコーン作付は98.2%の終了、コンディションも良好とのニュースも本日市場へは報告されている。 しかし、農務省の発表を控え、且つ独自材料に欠けるコーン市場についてはどちらにも動きずらく値動きも限られることになった。

(ダイズ) 中国の対ブラジル向け輸入許可の有無を巡り大きなアップダウンを見せた

本日のセッションは10時半頃までは小じっかり、3月限580前後での取引で推移していた。しかしその後から大きな波が訪れる。

− 中国が更に3-4杯の米国大豆買付けに動いているという噂
− 中国がアルゼンチン産に対してのGMO貨物については輸入許可を出したものの、ブラジル産貨物についてはそれを否定したというニュース

アルゼンチンより先に市場に出回るブラジル産大豆の許可が下りないということが、米国産大豆へのより長い需要に繋がると見られ相場はセッション中盤から更に5セント程値を上げる事となった。そのまま583-585レベルで取引されながら終盤まできたが、その後ブラジル政府当局より、同国大豆の中国向け輸出は順調に進む旨コメントが伝えられると、今度はファンドも一気に売り手に回ることになる。結局終盤の高値から引け際の短時間に6-7セント値を削り、本日の安値をつけたところで引けを迎える、といった派手な展開となった。

その他材料としては、南米産地の天候、週末に産地での降雨を見ており依然として良好な推移となっている事。本日の輸出検証高は予想の下限でややネガティブな数字となった事。ブラジル政府筋の発表によると、12月の大豆輸出量が558,100トンとなり、昨年同期との比較では146%という大きな数字となっている点。農務省発表を控え、タイトな期末在庫が市場でも意識されてきた事。韓国が今晩50,000トンの米国題すの引き合いを控えている事。等が材料としてインプットされている。

本日ファンド筋はコーン市場で3,500枚を売り越し、ダイズ市場は1,000枚買い越したと見られている。各ファンド筋のネットポジションはコーンが約12,000枚のネットショート、大豆は66,350枚のネットロング(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月11日〜1月15日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N B
東部ベルト B/N B

中西部西部・東部ともに降雨量は平年を下回る。西部ベルトはこの冬水分不足となっており今後注目されるところ。

 

ブラジル  引き続き降雨の活動は活発に

週末はベルトの65%の地域で0.5〜3.5インチ、ところにより5.5インチもの降雨を観測した。地域は北部ベルト中心となった。今後5日間にかけて降雨は引き続き活発となり、ベルトの75%の地域で0.5〜1.5インチ、ところにより4.0インチの降雨となろう。降雨の中心はベルトの中部、北部となる。一連の降雨により土壌水分は引き続き潤沢となり、コーン・ダイズの作柄は順調に推移している。リオ・グランデ・ドスル州の南部の一部ではドライな地域があるが、まだ収量減を言うには時期尚早だが今月末にかけて同地区での降雨が期待されるところ。

 

アルゼンチン 今週にはベルトで降雨

週末の降雨は予想のとおりまばらとなった。降雨量は0.25〜1.0インチ、ところにより2.0インチ、またカバー率はベルトの50%。今週前半の降雨は限られ、次の降雨のチャンスは今週後半となろう。雨量は0.25〜1.0インチ、ベルトの60%をカバーする。この降雨により土壌水分は十分となり、コーン・ダイズともに作柄は良好となる。

 

南アフリカ  今週は広範囲の降雨

先週末は0.1〜1.0インチの降雨がベルトの15%の地域をカバーしたに止まった。今週一週間はベルトの85%の地域で0.25〜1.5インチの降雨があろう。この降雨はタイミング良く土壌水分を補給してコーンの作柄を良好に維持することとなる。今月末にかけては初期に作付けされたコーンの受粉期を迎える為、定期的な降雨が必要となってくる。

 

本日の発表等

 

1)農務省−週間輸出検証高 

(単位 : 千トン)

  1月2日の週 12月26日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 649.1 478.7 459.9 13,349.1 14,760.1
ダイズ 568.1 629.2 686.5 12,417.0 13,616.2
小麦 459.0 458.7 445.3 14,767.4 16,682.3

コーンは予想より高い数字となったがインパクトには欠けた。大豆はやや予想の下限でややネガティブ視。

2)農務省−週間ローンデータ (1月3日現在)

(単位 : 百万ブッシェル)

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 10.6 -2.2 0.5 0.0 1,383.6 2.2
2002クロップ 885.3 84.2 0.0 0.0 19.6 6.8

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 1.3 -0.1 1.3 0.0 309.2 0.1
2002クロップ 292.3 11.9 0.0 0.0 17.0 4.2

内容は中立も、コーンの順調なローン入りが続いている事が確認出来る。 

 

3) コミットメント オブ トレーダーズ (Dec17現在) (単位:枚) 

【 引け後発表 】

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  50,350 ロング  53,000 ロング  44,499
大豆粕 ショート    3,572 ショート  5,800 ショート  6,710
大豆油 ロング  31,032 ロング  27,500 ロング  19,665
コーン ショート  5,548 ショート  4,400 ショート  26,735
小麦 ショート  2,919 ショート  10,700 ショート  3,042

コーン、大豆とも予想範囲内と考えられる。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

先週末と意見変らず。今週末の農務省の需給発表を前にして3月限で230セントをうかがう展開を予想する。1月10日の農務省の発表が相場のトレンドの転換点と考え、下値の深追いは禁物とする。 (H)

(ダイズ) 

本日は中国のニュースに市場も活気立ち9月中旬以来の高値をつけたことは印象深い。しかし、先週一気に持ち上がった価格と現在のポジションは、値を上げつつも非常にナーバスな相場展開にならざるを得ない。本日の終盤の下げ足の速さはその好例だといえる。高値をつけた後の下げ。金曜の発表を前にして価格はもう10-15セントの調整を見ても何ら不思議ではない。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)