米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年1月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、やや安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 244 1/4 - 44 244 1/2 242 3/4 243 1/2 - 1 3/4 231860 1871-
MAY 03 246 3/4 - 46 1/2 247 1/2 245 1/2 246 1/2 - 1 1/4 68302 9+
JUL 03 250 - 49 1/2 250 1/2 249 249 1/2 - 1 1/2 73416 330+
SEP 03 246 3/4 - 46 1/4 247 246 246 - 1 1/2 17474 190+
DEC 03 245 1/4 - 45 245 3/4 244 1/4 244 3/4 - 1 1/4 46540 436+
MAR 04 250 1/2 251 250 250 1/4 - 1 3696 131+
  443629 751-

 

 

大豆     --- やや安値寄り付き、やや安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 03 589 - 88 589 1/2 585 1/4 586 1/2 - 3 7184 878-
MAR 03 581 1/2 - 80 582 1/2 577 1/2 579 3/4 - 2 1/4 100167 2010+
MAY 03 573 1/2 - 73 575 1/2 570 1/2 573 - 1 1/4 49782 1263+
JUL 03 569 - 68 1/2 571 566 1/4 568 1/2 - 1 1/2 31745 815+
AUG 03 561 561 1/2 557 3/4 559 - 3 4111 640+
SEP 03 541 1/2 - 41 544 540 544 + 2 618 2+
  217252 4459+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16880 - 60 JAN 2103 -26 MAR 329 - 8 119.09 - 119.53
MAR 17040 - 100 MAR 2121 -17 MAY 326 1/2 - 5 1/4
MAY 16910 - 120 MAY 2117 -15 JULY 319 + 1/4
JUL 16780 - 60 JUL 2114 -8 SEP 322 - 1/2

 

 

 

本日の相場の動き

 

輸出成約は失望、そして発表前の調整安

コーンはインサイドデー。昨日の行き過ぎ感、輸出成約への失望などから寄り付きはギャップをつけての安値で始まるも、昨日の安値をトライする動きもなく本日は小幅レンジの取引に留まる。明日の発表を控え、市場も様子見、といった一日となった。大豆も同様に寄り付き前の輸出成約には失望。やや安値での取引となる。コーンとは違い、これまでのファンドの買上げが意識されてかセッション中盤には寄り付きから4セント程値を削るが、終盤には明日の農務省発表でのタイトな在庫数字期待がある中再び値を戻し本日の(序盤につけた)高値を再度つけるに至った。しかし、引け際には再度ファンド売りが重なり、最終的には前日比やや安値での引けをむかえた。

台湾は本日23000トンの米国産コーン、12000トンの大豆を成約している。又新たに56000トンの米国産コーンのテンダーが予定されている。その他コーン市場では、台湾HOG生産者団体から(価格的競争力のある)中国産コーンの継続的な買付け許可を出すよう同国政府へ働きかけられている事が伝えられ、若干ネガティブな材料として作用したと見られている。

本日ファンド筋はコーン市場で何と1,000枚の売り越し、ダイズ市場は500枚売り越したと見られている。各ファンド筋のネットポジションはコーンが約9,000枚のネットロング、大豆は66,850枚強のネットロング(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月14日〜1月18日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B B/N
東部ベルト MB B

昨日の予想と変らず。

 

ブラジル  ブラジル南部では本日から金曜日にかけて降雨

昨日はブラジル南部を含めベルトの20%の地域に0.25〜1.25インチの降雨が観測された。本日もまばらながら南部のリオグランデドスル州に、また土日にかけて中部地区に0.25〜1.5インチ、ところにより3.5インチ程度の降雨がベルト全体の80%の地域をカバーする。この一連の降雨によりマトグロッソドスル州、サンパウロ州、ミナス州等で水分が補給される。リオグランデドスル州のドライ地域では本日少量の降雨があるが、ドライな状況を緩和する為には来週も再び水分補給が必要となろう。

 

アルゼンチン 週末にかけて降雨

昨日はサンタフェ州中部、エントリリオス州北部などベルトの北部地域で0.1〜0.75インチ程度の降雨がコーンベルトの25%の地域で、またダイズベルトの35%の地域で観測された。金曜日にかけては、限定的ながら南部で降雨があり、週末にかけてはコルドバ州やサンタフェ州で0.25〜1.0インチ、ところにより2.0インチ程度の降雨がベルトのコーンベルトの55%、ダイズベルトの65%の地域であろう。

 

南アフリカ  今後2日間にかけて降雨が活発化

昨日はベルト西部、中部、北東部に0.25〜1.25インチの降雨がベルトの65%の地域に観測された。本日もまばらながら降雨がベルト全体にあり、来週月曜日にかけてこの降雨は収束することとなる。この降雨量は0.25〜1.5インチ、ベルトの90%もの地域をカバーしよう。一連の降雨により土壌水分は更に十分に蓄えられ、コーンの作柄は引き続き良好に推移する。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(1月2日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 282.9 0.0 19,857.0 21,285.8 5,860.0 264.5
大豆 386.9 0.0 19,995.2 20,724.3 7,980.2 77.0
小麦 146.6 0.0 16,747.4 18,062.8 3,415.0 15.0
大豆粕 12.1 0.0 3,210.2 3,710.8 1,668.0 236.7
大豆油 3.5 0.0 287.4 283.3 168.9 0.0

今週もホリデーウイークの影響もあり不調。予想以下の内容は市場にネガティブ視されることとなった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(1月2日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 984.3 468.4 13,997.0 14,456.3 48,260
大豆 668.4 739.0 12,015.0 12,985.5 24,490
小麦 514.7 337.8 13,332.4 14,629.4 25,860
大豆粕 134.2 149.4 1,542.2 1,739.6 5,630
大豆油 1.8 5.9 118.5 146.2 1,040

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 明日の農務省の発表はアップトレンドの通過点

年が変り、イラクや北朝鮮問題などのGEO-POLITICSの観点、また米国ブッシュ政権の大型減税措置の発表などの景気刺激策の観点から今後世界的なマネーの動きが商品相場にどのような影響を与えるかが注目点となってきました。既に原油・ゴールド・CRB INDEXなどの商品相場が高騰を続けているが、遅れて穀物・油糧種子などにも大量のファンドマネーが流入しつつある気配です。昨日も述べましたが大手証券会社の中には顧客に商品は全て”買い”の指示を出しているところもあり、それに呼応してファンダメンタルズでは何の強材料もないコーン市場が短期間の内に急上昇を演じています。

我々(お客様を含め)のようなどちらかと言えばファンダメンタルズを重視する立場ではなかなかついていけない相場地合となってきたようです。大手ファンドはイラクとの戦時体制を先取りしつつあるようです。このような中世界的に低金利時代にマネーは常に行き場を探しているようで、やっとダウントレンドを脱したコーン相場に注目するのも一理あるところです。

いよいよ明日は農務省の1月の需給、生産発表また12月1日現在の在庫発表があります。注目点は既に述べてきました、輸出の下方修正、中国メイズ輸出の上方修正などなどです。しかしこれも相場のダウントレンドで既に織り込みされたふしがあり、それを確認するのみで、農務省の発表はアップトレンドの通過点としかならない様に強く感じます。明日のレポートが予想の範囲内であれば再びファンドの買いが流入する気配にはあります。

プライシングは下値欲張らず、下げ場面ではしっかりと抑え、全体のポジションはロング目としたいところです。ジャストインタイムの買い付けから少し余裕を持ってジャストインケースに転換して行きたいと思います。 (H) 

 

(ダイズ) 

明日の発表。輸出数量が前月の900百万ブッシェルからどこまで上方修正されるか。中国を中心とした継続的な買付けへの動きはこれまで十分材料視されてきており、今後の中国の輸入数量増加への期待は高まっている。国内搾油数量がどこまで下方修正されるか。昨年11月以降確実にダウンしてきているクラッシングマージンが原因で大手搾油工場での稼動調整が12月には材料視された。又大豆粕輸出ペースも不調を維持している。輸出量の増加期待が高いことから期末在庫は175百万ブッシェルから160-150辺りまでの下方修正が予想されている。 上昇基調の中、年明け以降引き続いている現在の値位置とファンドの取組みの中、明日の数字がどのような相場を作るのか興味あるところである。発表を待ちたい。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)