米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年1月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらず寄り付き。序盤上げるも変わらずで引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 235 1/2 - 35 237 1/2 234 1/2 235 1/2 + 0 217861 734-
MAY 03 238 1/4 - 38 240 1/4 237 1/2 238 1/2 + 0 76279 273+
JUL 03 241 1/4 - 41 243 240 1/2 241 1/4 + 0 84662 440+
SEP 03 241 1/4 242 240 3/4 241 + 0 22172 135+
DEC 03 241 241 3/4 240 1/4 240 3/4 - 1/4 58570 842+
MAR 04 246 3/4 246 3/4 246 246 - 1/2 4584 129+
  466731 1104+

 

 

大豆     --- やや高値寄り付き、高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 562 1/2 - 61 1/2 570 561 1/4 569 + 7 1/2 74095 442-
MAY 03 559- 58 1/2 566 557 1/2 565 1/2 + 7 1/4 50118 256-
JUL 03 556 563 555 3/4 562 1/4 + 6 34775 605-
AUG 03 549 1/2 - 49 555 549 555 + 5 3/4 4292 141+
SEP 03 539 541 536 1/2 540 3/4 + 3 3/4 741 145+
NOV 03 525 - 24 1/2 529 1/4 524 528 1/2 + 3 31012 404+
  196102 603-
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 16910 + 100 MAR 2069 + 16 MAR 318 1/2 + 6 3/4 117.67 - 118.09
MAY 16800 + 120 MAY 2074 + 13  MAY 315 3/4 + 4 1/2
JUL 16610 + 40 JUL 2079 + 16 JULY 314 3/4 + 4
AUG 16350 + 40 AUG 2070 + 18 SEP 317 + 2 3/4

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・大豆) 

朝方発表された農務省の週間輸出成約高ではコーンは事前予想の60〜80万トンに対して681,400トン、大豆は事前予想60〜90万トンに対して572,000トンとなり、コーンはニュートラル、大豆にはやや弱材料かと思われたが、大豆市場に関してはアルゼンチンでの旱魃気味の天候やブラジル北部ベルトで水分過剰な地域が出てきていること、更にリオグランデドスル州南部でも旱魃気味の天候になりつつあること、また中国がブラジル大豆2杯をキャンセルして米国産大豆に切り替えたなどの噂も重なり引け間際にかけて急騰をみせた。

一方のコーン市場は大豆市場や小麦市場の堅調な動きを尻目にして、軟調な展開となった。コーン3月限は237-1/2セントまでのぼりつめたもののテクニカルなレジスタンスである239セントまでは届かず、逆に235セントレベルまで戻された。

ファンド筋は本日コーン市場で400枚の売り越し、大豆市場で4,300枚の買い越しとして、ネットポジションをそれぞれ28,622枚のネットショート、44,082枚のネットロングとした模様。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月29日〜2月02日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/A
東部ベルト A A

気温・降水量ともに平年を上回り、ドライ気味の天候が緩む。

 

ブラジル  昨日はベルト中部で降雨

昨日はベルト中部中心に0.35〜1.5インチ、ところにより2.5インチの降雨がベルトの55%をカバーした。今後5日間において降雨の活動は激しくなり、0.5〜2.0インチ、ところにより4.0インチの降雨がベルトの75%をカバーするだろう。ベルトの略全域では土壌水分が潤沢となっているが、リオグランデドスル州南部では気温が上昇するとともに、降雨量も減少しており土壌水分が少なくなっている。2月初旬にかけて同じような状況となれば作物にストレスを与える可能性がある。また、北部では降雨が続いており水分過剰な地域も散見されだした。

 

アルゼンチン 来週は気温が上昇してドライ気味となる

昨日はドライ天候となった。来週前半にかけては降雨量は0.1〜0.75インチ、ベルトの15%をカバーするだろう。来週は気温が上昇してドライ気味の天候となり作物にはストレスを与えかねない天候となる。このパターンが2月の初旬にかけて変化がなければ収量減の要因となろう。コーンについては現在急速に受粉期が進展しており大きな問題はないが、大豆については今後鞘付き時期を迎えるためドライパターンが続けば収量減につながる恐れが出ている。

 

南アフリカ  待望の降雨により作柄良化

昨日はベルトの65%の地域で0.1〜1.0インチ、ところにより2.0インチの降雨が観測された。この降雨は週末から来週前半にかけて継続してベルトの85%の地域で0.25〜1.5インチの降雨をもたらす。週末の降雨は受粉期を迎えるコーンには恵みの降雨となる。

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(1月16日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 681.4 0.2 21,155.7 23,448.6 5,596.3 264.7
大豆 572.0 0.0 21,931.8 22,609.5 7,920.9 77.0
小麦 417.0 20.0 17,548.7 19,068.3 3,306.8 60.0
大豆粕 214.7 7.8 3,617.0 4,113.9 1,704.1 244.5
大豆油 72.9 0.0 359.0 379.5 200.1 0.0

大豆粕・大豆油の数字が大きなものとなった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(1月16日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 720.3 841.3 15,559.4 16,016.9 46,990
大豆 929.0 1,072.0 14,010.9 15,087.3 25,310
小麦 330.3 579.2 14,241.9 15,513.7 25,180
大豆粕 162.4 208.3 1,912.9 2,130.7 5,440
大豆油 8.1 32.3 158.9 163.7 1,040

 

【 引け後の発表 】

3) コミットメント オブ トレーダーズ (Dec17現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  35,182 ロング  48,800 ロング  31,577
大豆粕 ショート    6,137 ショート  5,500 ショート   9,980
大豆油 ロング  18,040 ロング  18,200 ロング   2,718
コーン ショート  28,822 ショート  26,600 ショート  53,859
小麦 ショート  2,026    ショート   1,200 ショート  7,546

大豆のロングは少なく、ややサポーティブな内容となった。

 

4) USDA 週間ローンデータ (JAN21の週現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 9.1 -0.3 0.5 0.0 1,385.1 0.3
2002クロップ 1,153.0 28.9 0.0 0.0 56.4 10.7

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 1.0 0.0 1.3 0.0 309.5 0.0
2002クロップ 318.5 0.7 0.0 0.0 40.1 5.9

コーンは予想内もローン入りは順調に続いている。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

本日発表された農務省による週間輸出成約高は681,400トンとなり予想の範囲内ながらも下限に近く米国コーンの輸出低迷が継続していることを印象つけた。本日は南米のアルゼンチンでの乾燥気味の天候やブラジル北部での水分過多、更には南部州での乾燥気味の天候を囃して急騰した大豆市場や小麦市場の動きにも関わらずコーン市場のみが置いてきぼりを食った格好となった。南米アルゼンチンでは来週にかけて乾燥気味の天候が続くがコーンにとっては受粉が現在まで急速に進展していることからその影響は限られること、南アでは1月末にかけてのコーン受粉期において週末にかけて待望の降雨があるなど大きな不安材料はない。3月限はまだ228〜237セント内のトレーディングレンジでの動きを予想する。急上昇があるとすれば1月初旬にあったファンド資金が穀物市場に大量に流れてくること。CRB INDEX, GOLD, CRUDE OILはまだアップトレンドとなっている為、注意しなければならない要因ではある。(H)

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

先週農務省発表のインパクトで大きく居所を変え3月限で昨年10月下旬以来の安値をつけ545のラインで足固めをした相場は、今週その流れを保ち短期的な上昇場面を作った。特に大きな材料のインプットがあったという感はないが先週より始まった寒波と同国動脈であるUPPER MISSISSIPPIの艀運行障害、或いは中西部特に西部地域の拾い範囲でのドライ傾向は今週の相場材料となった。キング牧師生誕日で月曜日の取引はなかったものの、4日間で15セント程値を上げる展開となった。

【来週の展望】 今後2週間で小山を形成。一旦上がるがその後は調整局面

高値目標580 − その後の安値は555まで

先週金曜のコメントでも述べた通り今週の相場のレンジは(予想以上に)上がる事となった。農務省発表のインパクトでつけた先週の安値圏は今後も安値であり続ける。この安値レベルから相場は上下動を繰り返しながらも上昇街道をジワジワと進む事となる。 これらを前提に、来週の動き。本日の(引け際の)動きを見ても、今は勢いがあるので、来週前半は本日の高値570から更に上、575-580のレベルを一旦試す可能性もある。しかし、それより先の動きは現段階では期待できないと見る。来週もう一段上げた後は逆に555レベルまでの調整を期待したい。今後2週間程のレンジで見た場合、「この短期的な上昇局面がどのレベルまで伸びる事が出来るか」そして「その後の調整をどの位下のレベルまで期待できるか」というのがポイントだと見ている。即ち今週の流れを引き継ぎ今後2週間は「小山」を作りにかかる展開を予想する。(A)

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)