米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年1月31日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 僅かに安値寄り付き、やや高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 237 - 37 1/4 239 1/2 236 3/4 238 1/4 + 1 1/4 206734 749-
MAY 03 239 241 3/4 239 1/2 240 1/4 + 1/2 77803 680+
JUL 03 241 3/4 - 242 1/4 244 1/4 241 3/4 243 + 1 86074 569+
SEP 03 242 - 242 3/4 244 1/4 242 243 1/4 + 2 23377 360+
DEC 03 242 - 242 1/4 244 1/2 247 1/2 244 + 2 1/4 59987 322+
MAR 04 247 -1/2 250 247 1/2 249 + 2 4834 36+
  461558 1288+

 

 

大 豆     --- ほぼ変わらず高値寄り付き、やや安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 569 1/2 - 569 571 562 564 -  4 1/2 70302 911-
MAY 03 565 1/2 - 565 566 1/2 559 561 -  3 1/2 52574 939+
JUL 03 561 1/2 564 556 558 -  3 1/2 33855 205-
AUG 03 554 556 550 551 3/4 -  2 1/4 4726 183+
SEP 03 543 543 537 537 3/4 - 4 1/4 1100 73+
NOV 03 530 1/2 531 3/4 524 525 1/4 - 5 1/2 33152 514+
  197059 600+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 17160 -110 MAR 2035 +1 MAR 320 1/2 +5 1/2 119.15 - 119.99
MAY 17030 -90 MAY 2050 +7 MAY 311 + 2
JUL 16870 -80 JUL 2059 +11 JULY 309 1/2 + 1
AUG 16490 -170 AUG 2049 +11 SEP 313 1/4 + 2

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 旺盛なファンド買いにも上げ「切れず」で引け

昨日引け際に急伸した流れを引き継ぐ寄付きとなった。3月限は237を挟んだレンジで寄り付くとそのまま本日の高値までほぼ2セント値を上げる展開。しかし239.50で跳ね返され昼前までは再び寄り付きレベル237までの戻し局面となった。その後再び値をじりじりと上げ始めるとセッション後半は238-239といった取引レンジへ。終盤に再度本日の高値239.50をつけるが再び抜けず終い。高値からやや値を戻しての引けとなった。 

ファンドの買いが非常に目立った一日となった。特に3月限でいう本日の238.50-239というラインは50日移動平均腺にあたり、本日終盤の攻防ではファンドの買い注文が集中する事となった。しかし、パターンに変化の見られた南米の天候や来週にかけての米国中西部への雨雪の到来、又基本的にデマンドサイドの材料が相変わらず不足している点等があってか、上げ「切れず」といった感のある引けとなっている。

(ダイズ) 昨日終盤の上げ、維持できず

昨日の高値引けを引継ぎ、大豆も寄り付き後値を更に上げた。直後に3月限571までつけ本日の高値。しかしその後相場の向きは全く逆を向く。571をつけた相場は直後より急激に値を削り始める。約1時間程で高値から9セント下げ、本日の安値562を序盤の段階で達成。その後は終盤にかけては263-565を中心レンジとした動きに終始しそのまま引けをむかえている。結局前日比3-4セントの安値引けとなった。

月末のポジション整理と南米に天候パターンの変化を見た後の週末前ということもあり、ファンドの利食い売りが先行する形となった。 寄り付き前に発表されたセンサスの搾油報告はやや高めの数字となった事からサポート材料とされたが、その後が続かなかった。

その他、本日農務長官が、中国は米国のGMO貨物の輸入に制約をつけようとしている等とコメントした事はマーケットにネガティブに受け止められた。

カナダでは統計局により最新の菜種12月末在庫等が発表された。在庫数字自体は2.978百万トンと昨年同期の3.643百万トンから小さくなっているものの、市場予想を250,000トン強上回る数字となった。これは、生産量予想数値となっている3.577百万トンがやや低すぎるのではないかとという見方に繋がり、市場にはネガティブに受け止められた。本日のウィニペグ相場で下げた事はシカゴへも影響する事となった。

 

ファンド筋は本日コーン市場で7000枚の買い越し、大豆市場で34,000枚の売り越しとして、ネットポジションをそれぞれ14,600枚のネットショート、42,900枚のネットロング(共に推定)とした模様。(本日のコミットメントオブトレーダーズの数字がベースとなっている)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月05日〜2月09日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N
東部ベルト B N

 

ブラジル  

昨日も降雨は北部ベルトを中心に0.25〜0.75インチ、ところにより2.0インチとなりベルトの30%をカバーした。今後5日間はマトグロッソ州を中心に0.25〜1.5インチ、ところにより4.0インチの降雨がベルト全体の65%をカバーするだろう。ベルトほぼ全域で豊富な土壌水分を背景に作柄は良好に推移しており問題はないが、リオグランデドスル州では高温・ドライ天候により土壌水分の減少傾向が見られる。

 

アルゼンチン 

昨日は90度後半〜100度前半(37〜39度程度)と高温を記録した。降雨はブエノスアイレス州の北部、南東部に限られ0.1〜0.5インチ、ところにより1.25インチとなってベルトの15%をカバーするに止まった。今後5日間においてはコルドバ州中心だが南部や東部に広がる可能性もある。降雨量は0.25〜1.0インチ程度となり来週火曜日までベルトの60%をカバーするだろう。気温は週末には高温となるが来週には幾分穏やかとなる。南部ベルトではこの高温により作物にストレスが出始めている。

 

南アフリカ

昨日は0.1〜0.5インチの降雨がベルトの南東部にありベルト全体の10%をカバーした。本日はベルト北部から西部、土曜日から来週の火曜日にかけてはベルトの南部から中部にかけて0.1〜0.75インチの降雨がある。降雨量、カバー率が減少しており土壌水分の減少を許している。特に北西部や東部地区ではその傾向が著しい。現在コーンは受粉期の重要な時期を迎えており、約三分の一の地域で収量の減少が懸念される状況にある。

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) センサス月間搾油報告

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド)

  12月 (2002年) 11月 (2002年) 12月 (2001年)
搾油量 4,504,729 4,370,814 4,603,300
粕生産量 3,286,429 3,188,884 3,397,500
粕在庫 290,014 337,543 393,700
皮生産量 245,135 235,838 257,800
皮在庫 33,102 34,162 61,600
粕・皮在庫 323,116 371,705 319,400
油生産量 1,689,671 1,631,459 1,696,400
油工場・倉庫在庫計 2,423,196 2,326,309 2,868,056
工場在庫 3,150,144 3,404,768 3,628,600

搾油量はやや確りといした数字となったが油・粕在庫についてはほぼ範囲内となった。

 

【引け後の発表】

2) コミットメント オブ トレーダーズ (Oct.22現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  48,943 ロング  49,600 ロング  45,082
大豆粕 ショート   1,530 ロング   5,200 ショート   4,865
大豆油 ロング  16,769 ロング  23,300 ロング   1,745
コーン ショート  19,632 ショート  25,300 ショート  48,826
小麦 ロング  1,429 ショート   6,800 ショート   5,354

コーン・大豆ともに予想範囲内で中立材料視される。

 

3) USDA 週間ローンデータ (Jan28現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 8.5 -0.6 0.5 0.0 1,385.7 0.6
2002クロップ 1,171.3 18.3 0.0 0.0 73.7 17.3

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 0.8 -0.2 1.3 0.0 309.7 0.2
2002クロップ 315.9 -2.6 0.0 0.0 48.5 8.4

予想範囲内にて中立材料視される。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

週末に向けてのファンド筋の買戻しが本日も入り堅調な動きをみせた。目先のレジスタンスとみられていた3月限239セントを本日はハーフセントながらもクリアーした。依然として農家の現物売りが少なく、またローン入りのコーンも更に増加していることから現物の出回りは少なく期近3月限はサポートされている。期近は来週に向け本日239セントをクリアーしたことから引き続き堅調に動くことが予想できるが低迷する輸出需要や国内飼料需要を考えると240セントを大きく上回る上昇は考えにくい。(H)

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

これまで短期間に一方的に上げてきた相場も今週月曜に高値を見た後は完全に向きを変えることとなり、文字通り転換週という事が出来る。3月限は月曜に575を一瞬抜けるも、その後は調整局面へ・・昨日は560割れを再び見ている。 

ファンダメンタルズとしては天候に変化があった。ドライが懸念されていたアルゼンチンやブラジル南部産地州、或いは降雨で早期収穫作業に支障が出ると心配されたブラジル北部産地、これら全ての地域のパターンが相場へ弱い方向へ風向きが変わった点。更には米国。 先週の極めて寒い1週間から今週は気温も平年並みにまで回復し、又この冬ドライ傾向の強い中西部西部地域より風雪・風雨の予想が来週にかけて出始めた。これら北・南両半球よりの天候材料提供は今週の新たな動きとして相場にもインプットされる事となった。

【来週の展開は?】  調整局面は続く。 3月限560から下は買い下がり方針で臨む

先週金曜の本欄で述べた通り、今週〜来週にかけては調整局面となる。今週月曜につけた3月限575というレベルを目先の高値に、来週は555あたりまで10セント見当の下げを期待したい。1月の農務省発表後につけた545というラインは今後も安値であり続けるという見方に変わりはなく、来週目指すと思われる安値圏については買い下がりの方針で臨みたい。560割れを抑えていく事については、上記を前提にリスクは限られたものになると考えている。

2月はよく「フェブラリー・ブレーク」と言われる。しかし、毎年必ず来るものでもない。今年の場合はというと、現在のレベルが既に560ちょい。下値のリスクを「550台は割れず」に置いている事から、現在の見方としては、「今年のケースではない」と判断している。 寧ろ反対に2月中に相場が現レベルからそのレンジを20セント程上げていく危険性の方が極めて高いと見ている。きっかけを掴むまでにはまだ時間を要すると思われるが、今後ブリッシュなファンダメンタルズがより鮮明になっていく過程において、現在の値位置が「安過ぎる」という判断がそう遠くないうちに下される事となるであろう。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)