米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年2月3日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 安値寄り付き、やや安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAR 03 | 236 1/2 - 36 1/4 | 237 1/2 | 235 | 236 3/4 | - 1 1/2 | 201686 | 5048- |
| MAY 03 | 238 3/4 - 38 1/4 | 239 3/4 | 237 3/4 | 239 1/2 | - 3/4 | 83320 | 5517+ |
| JUL 03 | 241 1/4 - 41 | 242 3/4 | 240 3/4 | 242 | - 1 | 87370 | 1296+ |
| SEP 03 | 242 3/4 - 42 1/2 | 243 | 241 3/4 | 242 1/4 | - 1 | 23424 | 47+ |
| DEC 03 | 243 1/2 - 43 1/4 | 244 | 242 1/2 | 243 1/2 | - 1/2 | 63522 | 3535+ |
| MAR 04 | 247 1/2 | 249 1/4 | 247 1/2 | 248 1/2 | - 1/2 | 4937 | 103+ |
| 467141 | 5583+ |
大 豆 --- ギャップをつけ大きく安値寄り付き、期近からやや高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAR 03 | 558 1/2 - 57 | 568 1/2 | 556 1/2 | 568 | + 4 | 70253 | 49- |
| MAY 03 | 556 - 55 1/2 | 564 1/2 | 554 | 564 | + 3 | 54198 | 1624+ |
| JUL 03 | 552 - 51 | 561 1/2 | 551 | 561 | + 3 | 34250 | 395+ |
| AUG 03 | 544 | 553 | 544 | 552 1/4 | + 1/2 | 4818 | 92+ |
| SEP 03 | 535 | 540 | 535 | 539 | + 1 1/4 | 1130 | 30+ |
| NOV 03 | 522 - 21 | 525 1/2 | 519 | 525 | - 1/4 | 33677 | 525+ |
| 199676 | 2617+ |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 17080 | -80 | MAR | 2086 | +51 | MAR | 323 1/2 | + 3 | 120.31 - 120.63 |
| MAY | 16920 | -110 | MAY | 2095 | +45 | MAY | 317 1/4 | + 4 1/4 | |
| JUL | 16770 | -100 | JUL | 2100 | +41 | JULY | 313 3/4 | + 3 1/4 | |
| AUG | 16440 | -50 | AUG | 2080 | +31 | SEP | 317 1/2 | + 2 1/4 |
| 本日の相場の動き |
☆ スペースシャトルコロンビアの7名のクルーの冥福を祈り、10時より2分間の黙祷が捧げられました ☆
(コーン) 天候要因も作用し、相変わらず力ない動きに終始
南米の天候推移と共に、米国中西部でもネブラスカ・アイオワ・ミネソタ南部・カンザスなどではストームの恩恵を被り、寄り付きへのネガティブインプットとなっていた。コーンも先週金曜引けの高値から2セントあまりギャップをつけての安値寄りつき。上記天候要因の他、中心となった大豆市場の動きに圧された部分も強かった。コーンも寄り付きを安値に中盤までじり高の動きとはなるが、週間輸出検証では大豆とは好対照に相変わらずの(小さな)数字。先週までのデマンド材料不足という環境は全く変わらずセッション後半は再び安値トライへの動きへ。昼前に本日の安値(3月限:235)をつけると大豆の動きにも影響され引けにかけてはやや値を回復するも、本日寄りにつけたギャップを埋める事も出来ず、やや安値での引けとなっている。
−アルゼンチンでは02-03産コーンの作付が2.4百万ヘクタール(昨年度:2.3百万)で生産量は14百万トン(農務省数値では現在13.5百万)と発表された事はややネガティブな材料とされた。
−ブッシュ大統領の予算教書の一部として農務省が本日発表した内容によると、03/04年度コーンの生産量を102.70億ブッシェル。02/03年度の90.08億ブッシェルからの上方修正。内容はともかく政府筋から出た最初のコメントに市場へもやや影響したやに映る。
−ロシア政府が、輸入鶏・豚・牛を取り扱う全ての輸入業者のライセンスを凍結し、取引継続の為には再申請する必要があるとしたことはマーケットにはネガティブに捉えられた。
(ダイズ) 大きく安値寄りつきも、力強い買戻しに期近から高値引け
月が変わり、週末を跨ぐ。南米の天候状況がネガティブ要因として本日ギャップをつけた安値寄りつきを形成する事となった。アルゼンチン産地では雨、ブラジル北部ではドライで収穫促進。これらの材料は6-7セント安値の寄り付き作る事となったが、寄り付きの安値が本日の安値となった。3月限で556.50まで見るも、一気の回復。10時には週間輸出検証の発表で大豆は今年度では最高の数字(1.314百万トン)を記録。これも支援材料として作用し、先週金曜の引け値をやや上回る(564-565)まで回復する事となった。その後一旦下げに入ったが、午後にはファンド買いも手伝い再び力強い上昇基調。寄り付きの安値から、引け際の高値まで12セント強も値を戻し、期近からやや高値での引けをむかえている。
−農務省発表の予算概要中、大豆の03/04年度生産量は27.85億ブッシェル(昨年度:27.30億)と発表された。
ファンド筋は本日コーン市場で1000枚の売り越し、大豆市場で2,500枚の買い越しとして、ネットポジションをそれぞれ15,600枚のネットショート、45,300枚のネットロング(共に推定)とした模様。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月08日〜2月12日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | MB | B/N |
| 東部ベルト | B | B |
再びベルトで気温は平年を下回り、また降雨量も平年以下となる。
ブラジル
週末の降雨は北部ベルトの三分の一の地域で0.25〜1.25インチとまばらとなりベルト全体の45%をカバーするに止まった。今後5日間における降雨はベルトの北西部中心となり南部での降雨はまばらとなる。一連の降雨量は0.25〜1.25インチ、ベルトの50%の地域をカバーしよう。リオグランデドスル州南部を除けばその他の地域は土壌水分も潤沢にあり作柄も良好に推移している。先週末からの降雨も南部では限られており同地域では今週後半までの降雨に期待がかかっている。
アルゼンチン
先週末は90度後半〜100度前半の高温がベルトで続いた。昨日はブエノスアイレス州北部、コルドバ州、サンタフェ州などで雷雨があり0.25〜1.5インチの降雨がありベルト全体の65%をカバーした。今後2日間において降雨は北東部の限られた地域となり、水曜日から木曜日にかけては次の前線が通過して0.25〜1.25インチの降雨がベルトの65%をカバーするだろう。今週の気温は平年並みとなり幾分かマイルドとなる。南部州では週末の高温により受粉期にあるコーンの作柄にストレスをもたらしており収量減が懸念されている。
南アフリカ
先週末は0.1〜0.75インチの降雨がベルトの30%の地域をカバーした。最高気温は90度から100度半ばとなった。今後数日間は降雨はまばらとなり、本格的な降雨は今週後半となる予定。降雨量は0.1〜1.0インチとなりベルトの65%をカバーするだろう。先週末からの高温や少なめの降雨により土壌水分は減少しつつある。現在コーンは受粉期の最中となっており、ベルトの約半分の地域で収量減が懸念されつつある。この状況は週末まで続く。
| 本日の発表等 |
| 1)農務省−週間輸出検証高 |
(単位 : 千トン)
| 1月30日の週 | 1月23日の週 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 552.5 | 668.2 | 810.3 | 16,032.1 | 17,854.6 |
| ダイズ | 1,314.7 | 996.4 | 1,076.3 | 16,870.9 | 17,661.3 |
| 小麦 | 295.1 | 186.0 | 408.4 | 16,230.8 | 18,495.7 |
大豆は予想を上回る非常に大きな数字となった。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
今年に入りコーン市場では下記の市場要因での動きに終始している。@ファンド筋のポジション動向(現在は約15000枚のネットショート)A中国の輸出動向、B米国の輸出動向、C米国の国内需要動向、D新穀コーンの大豆からの転作増、E中西部のドライ天候、F南米アルゼンチンやブラジルの天候である。@については年始からもそうであるように決定的なファンダメンタルズの材料がない中ファンド筋のポジションメイキングにより相場が上下する傾向が今尚続いている。背景には世界的な低金利を背景とした金余りや株安や商品市場(原油、貴金属など)の高騰を背景とした穀物市場への資金の大きな流れが継続していることがある。Aについては12月の中国のコーン輸出が1.9百万トンとなり、また今年1月も1.2〜1.4百万トンとなると予想されており、通年での輸出が13百万トンとなるなどの市場の予想があり引き続き米国産コーン輸出が低迷している最大の材料となっている。一方のBの米国のコーン輸出は本日の検証高でも21.8百万ブッシェルと予想を下回る結果となっており、米国農務省が予想している1850百万ブッシェルはおろか、1750〜1800百万ブッシェルへと更なる下方修正の可能性が高まっている。更に国内需要の最大のファクターである飼料用需要も引き続き低迷している。DEについては現在のローンレート比較大豆からコーンへ約2百万エーカーの転作が予想されている。Fについてはホットアンドドライ気味のアルゼンチンだが週末には予想以上の降雨があったり未だ不安定、ブラジルではコーンの主産地であるリオグランデドスル州でもドライ気味の天候が続いているが今のところ大きな問題もない。以上を総合して現在の所はファンダメンタルズの弱材料と強材料を比較すると弱材料が優勢(特に低迷する米国コーンの需要が主因。)であり本来ならば期近よりもう少し値段を下げて取引されても良いところであるが、不思議と下げてこない。個人的には3月限ベースで230〜235セント乃至は230セントを割るレベルが妥当と考えているがなかなか下げてこない。この背景にはファンド筋の大きなショートポジションを背景としたショートカバー、更には大量のコーンがローンに入っており今年度になっても農家売りがこのレベルでは出てこないことがある。ファンドのショートカバーが一段落すればジリジリと居所を下げてくるものと思われるが農家売りが乏しく3月限は230セントを大きく下回るような下げは期待できなさそう。235セントから230セントまでのレンジでプライシングは確実に取っていきたい。(H)
(ダイズ) 一気に3月限560割れをテスト、そしてその後の反発
一気に来た。印象的な本日の動き。寄り付きでつけた安値レンジ(3月限の556.50まで)には非常に大きな反発が待っていた。この動きを見ても、そのレベルがいか程のレベルかという事を感じ取る事が出来る。近々再度この安値へのトライはまだ可能性は残ってはいるものの、560レベルからの買い下がり姿勢を維持し、今後の高値への動きへ備えたいところ。(A)
【ご注意】
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)