米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年2月10日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップで高値寄り付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 242 - 41 1/2 242 1/2 241 1/4 241 1/2 + 1 3/4 184492 6288-
MAY 03 245 - 44 245 244 244 1/2 + 2 94657 4441+
JUL 03 246 3/4 - 46 1/2 247 1/4 245 3/4 246 1/4 + 1 1/4 97228 2821+
SEP 03 247 247 1/2 245 1/2 245 1/2 + 3/4 23826 119+
DEC 03 246 3/4 - 46 1/2 247 3/4 246 246 1/4 + 1 65913 310+
MAR 04 252 252 3/4 251 251 1/4 + 1 1/4 4956 72-
            474156 797+

 

 

大 豆     --- やや高値寄りつき、高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 558 - 57 566 1/2 557 1/2 564 3/4 + 9 62636 2933-
MAY 03 557 - 56 565 1/2 555 1/2 563 + 8 58645 1580+
JUL 03 555 54 3/4 563 1/2 554 1/2 561 + 7 1/2 38487 926+
AUG 03 551 1/2 554 1/2 551 1/2 554 + 6 1/2 5450 103+
SEP 03 538 542 1/2 538 542 1/2 + 8 3/4 2350 105+
NOV 03 523 - 22 1/2 529 1/2 522 1/2 529 + 8 34909 517+
            204434 826+
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 17090 +380 MAR 2031 +6 MAR 334 3/4 + 3 3/4 119.96 - 120.38
MAY 16970 +330 MAY 2046 +10 MAY 335 1/4 + 4 3/4  
JUL 16870 +320 JUL 2056 +10 JULY 327 1/2 + 5  
AUG 16530 +310 AUG 2055 +15 SEP 330 1/2 +4 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・ダイズ) ファンド買い旺盛

共に夜間取引からやや確り。それを受けてのやや高値で本日のスタートを切った。

コーンは、先週金曜の引け値レベル(3月限で240割れ)から2セント近くギャップをつけての高値寄り付きとなった。寄り付きレンジの高値が本日の高値。その後は終日一貫して241.50-242(3月限)を中心レンジとした非常に小幅な動きに終始する事となった。殆どアップダウンもなく、寄り付きにつけたギャップを埋めにかかる動きもなし。逆に寄り付きレベルから上を窺うといった動きも見られる非常に値動きとしては変化に乏しい一日となった。

材料としては、
−先週金曜のややフレンドリーなコミットメントオブトレーダーズ。
−中西部特に西部地域の引き続くドライコンディション。
−メキシコが新たに百万トンの米国コーンの輸入許可を与えると噂された事。
−仕向け地不明の139,000トン成約のニュース。
−農務省発表を明日に控えたショートカバー。
などと、強材料が大勢を占める事となった。

値動き自体は限られたものの、ファンド買い・売りとも旺盛な一日となった。

ダイズもやや高値寄り付き。しかしコーンと違い、値を大きく上げる展開となる。3月限で558-559レベルで開始した相場は序盤で一気に(50日移動平均線でもある)564.50まで上昇。その後はこのレベルを中心とした小刻みなアップダウンといった展開となった。相場は引けを迎えるまで再び下がる機運は全くなく、そのまま高値を維持して引ける事となった。

−中国がようやく休み明け。市場に需要材料が戻ってくると期待される事。
−台湾による56,000トンダイズの成約ニュース。
−この2月、中国には1.46百万トンのダイズが到着するとする見通しが出された事。
−中西部西部地域を中心とした引き続くドライコンディション。
−明日の発表におけるブリッシュな発表内容への期待感。
−先週金曜の一方的な下げに対する警戒感。

これらは序盤から積極的なファンド買いを煽り、金曜の下げをそのまま帳消しにする動きとなった。

 

ファンド筋は本日コーン市場で8000枚の買い越し(商業筋は5000枚の売り越し)、大豆市場で7000枚の買い越しとして、ネットポジションをそれぞれ8,240枚のネットショート、44,700枚のネットロング(共に推定)とした模様。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月15日〜2月19日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N B
東部ベルト N/B B

引き続き降水量は平年を下回る。

 

ブラジル  

週末は南部ベルト中心に広範囲の降雨があった。雨量は0.25〜1.5インチ、ところにより3.0インチとなりベルト全体の50%をカバーした。今週もベルト南部で降雨が活発となろう。雨量は0.5〜1.75インチ、ベルトの55%をカバーする。一方、北部ベルトは乾燥気味となり収穫を促進する。南部では先週末からの降雨により土壌水分が改善して鞘入れ期にある大豆には好影響をもたらす。

アルゼンチン 

先週末後半に北部ベルト中心として0.25〜1.0インチ(ところにより3.0インチ)の降雨がベルトの60%をカバーした。今週も降雨は継続して0.25〜1.25インチの降雨がベルト全体の60%をカバーすることとなる。今週の降雨は鞘付き期にある大豆に好影響を与える。ベルトの南西部四分の一の地域を除けば全般的に土壌水分は保たれ良好な作柄を維持している。

南アフリカ

先週末には0.1〜0.75インチの降雨がベルトの60%をカバーした。一方、北東部ベルトの三分の一の地域はドライとなった。今後5日間の降雨量は少なめとなり0.1〜1.0インチ、60%のカバーとなろう。また、この地域の50%以上が0.25インチ以下の降雨となり雨量は限られる。北東部ベルトは依然としてドライとなっており収量減が懸念されている。

 

 

 

本日の発表等

 

1)農務省−週間輸出検証高 

(単位 : 千トン)

  2月6日の週 1月30日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 824.5 563.9 665.2 16,867.9 18,519.7
ダイズ 930.5 1,326.7 914.1 17,813.4 18,575.4
小麦 381.8 311.8 384.5 16,629.7 18,880.2

大豆は予想の下限レベルにてやや失望、コーンは予想以上の数字からややフレンドリー。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

引き続きファンド中心の買戻しが続く。本日は8000枚もの買い越しを行い、ネットショートは後8000枚程度、明日意向もネットショートからロングに切り替える動きとなり期近中心に堅調な動きか。新穀コーンについては引き続き中西部は平年を下回る降雨が予想されておりこれが3月前半にかけて続くと12月限以降もファンド筋の買いが入りやすくなろう。ファンダメンタルズの強材料がない中思い切った買いが出来ないが、本日3月限で高値242-1/2セントをつけたことは注目に値する。今週は3月限で245セントを目指す動きか。 (H)

 

(ダイズ) 

【これまでの動き】 歪ではあるが小山は形成

相場は1月10日の農務省発表後、完璧に動きが変わった。先ず発表後の急落の勢いにのり、1月中旬に3月限でいう545レベルで数日間の底値固め。その後は約1週間で20セント以上の底上げを見る。1月24日の本欄で述べた通り、その後相場は小山を形成する事となった。先週の動きは下げ基調を維持したもののアップダウンの激しい週となったがこれは3月限の560いうラインへの強い意識からではないかと見ている。

ファンダメンタルズに忠実に倣えば、この小山形成の過程において天候材料が比較的目立った。米国中西部の記録的なドライ傾向から一月末の寒波・川の凍結懸念。又南米においてはアルゼンチンやブラジル南部でのドライと北部での降雨過多等‥。これまでになく天候材料が相場要因となったここ3週間ではなかったか。

【今週以降の展開】

以前よりの目標であった3月限555-560というレベルは強い市場の意識の中、何とか達成。依然として550辺りまでの下げの可能性は残るものの、現レベルが拾うには適当なレベルであるという点は確信している。明日の発表は一月のそれに比べ市場の置くウエイトやや劣る事にはなるが、この2月の発表を終えた相場はこれまで以上に3月の作付等、再び米国の供給サイドの材料を意識する事になる。特に今年の場合はその度合いが強くなるのではないか。そういう意味では明日の発表を見た後、市場にはより上昇エネルギーが表れやすくなると思われる。どちらかというと一旦下げを見てからの上昇局面を期待したいところだが、(期末在庫20百万ブッシェル前後の下方修正という市場期待のある)明日の発表と市場の反応を先ずは拝見。

今後3週間ほどかけて取引レンジは現在の565中心から、570或いは更に上まで引き上げられる展開を予想している。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)