米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年2月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、僅かに高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 239 - 39 1/4 240 3/4 238 3/4 240 1/4 +1/2 158243 4046-
MAY 03 242 3/4 244 242 1/4 243 1/2 +1/2 111912 3963+
JUL 03 244 1/2 - 44 3/4 246 243 3/4 245 1/2 +3/4 103734 947+
SEP 03 244 - 43 1/2 245 243 1/2 244 1/4 +3/4 24031 27+
DEC 03 244 245 1/4 244 244 3/4 +3/4 67896 265+
MAR 04 249 1/2 - 49 250 1/2 249 250 +1 4873 60+
            474127 1266+

 

 

大 豆     --- 僅かに安値寄りつき、やや高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 570 1/4 - 71 573 3/4 567 1/2 573 +1 1/4 52578 2186-
MAY 03 570 1/2 - 71 1/2 573 1/2 567 1/2 573 +1 1/2 72129 3595+
JUL 03 569 1/2 - 69 571 1/2 565 1/2 570 3/4 +1 3/4 41475 1051+
AUG 03 560 563 556 1/2 562 +2 5644 104+
SEP 03 542 1/2 549 540 1/2 548 +3 2682 77+
NOV 03 530 - 31 535 526 534 1/4 +3 3/4 39810 1936+
               
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 17730 -30 MAR 2024 +24 MAR 334 1/4 +7 3/4  
MAY 17580 +00 MAY 2033 +21 MAY 332 1/4 +4 3/4  
JUL 17380 +90 JUL 2040 +20 JULY 322 1/2 +3 1/2  
AUG 16990 +80 AUG 2035 +18 SEP 326 1/2 +3 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 週末の降雪期待に下げ、三連休前のポジション整理に終盤上げた

やや安値で寄り付くとその直後に本日の安値を付けた。しかし3月限で238.75がサポートされるとその後は引けにかけて上げパターンに変化。終盤240を挟んだところで揉み合ったが、最後に本日の高値240.75を付けてほぼ高値引けとなった。

韓国そしてカナダが英国産飼料用小麦を成約したニュースはややネガティブな材料となった。
週末にかけ中西部に期待されるストームは、現在特にドライな北部アイオワやイリノイにも10インチまでの降雪をもたらすと期待されており、相場の頭を抑える事となった。

月曜がプレジデントデーでCBOTが休場となる為、三連休前のショートポジション整理が終盤の上げ相場の主因となっている。

(ダイズ) 

材料難もありコーン同様やや安値で寄り付くと、序盤に本日の安値3月限567.50まで値を下げた。しかしその後は一転回復基調となり昼前に本日の高値573.75をつける。終盤は571を挟んだ展開となったが、引け際にやや値を持ち上げそのまま取引を終了した。

需要面での材料に欠けた事、週末に(ドライ状態が続く)中西部へ期待されているストームにより降雪が期待されている事などが相場の頭を抑える役目を果たしたが、ブラジルでは天候パターンに変化が見られ北部産地でのウエットが目先予報されている事、又三連休を控え、薄商いの中終盤ローカル中心の買いが目立ったことが最終的には相場をやや高値レベルへ持ち上げる事となった。

 

本日ファンド筋はコーン市場で2000枚の買い越し、ダイズ市場も2000枚買い越したと見られている。本日引け後のコミットメントオブトレーダーズを反映し、本日時点でのネットポジション、コーンは約500枚、大豆は約51300枚のロングになったと考えられる。

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  プレーンズ西部(冬小麦主産地)は引き続きドライ懸念継続か

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月19日〜2月23日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N N/A
東部ベルト N A

ロッキー山脈からプレーンズ地域にかけてのストームの到来で、過去24時間プレーンズ東部地域から中西部西部地域、デルタ地域と降雨に恵まれた。カンザス東部からミズーリ、アーカンソーにかけて0.4-1.5インチの降水量。しかし、冬小麦の主力でもあるHARD RED WHEAT(硬質赤色小麦)の主産地はカンザス西部、コロラド東部、ネブラスカ南西部、オクラホマ西部そしてテキサス等。これら地域への今回のストームによる水分補給は不十分な形となっている。同冬小麦産地として見れば、0.2インチ以上の降水量を見た地域は10%に過ぎないとされる。降雨はあったが、実質的にプレーンズ産地エリアのドライ傾向は改善したとは言えないようだ。 しかし中西部デルタにとっては少なからず恵みの降雨(雪)となっている。

今後10日間、似たようなストームは2回ロッキー山脈方面から到来すると予想されている。しかし、共に今回のものと似たパターンになると見られており、肝心のプレーンズ西部地域のドライ懸念は残る。一方中西部・デルタ地域への期待は高い為、ミシシッピ−・ミズーリ・オハイオ川といった主力河川の水位改善にも貢献すると期待されている。

 

ブラジル 来週は北部がウエット、南部がドライへとパターンに変化

過去10日程のパターンは総じて南部地域がウエット、北部地域がドライといった展開。これは北部の早期収穫作業には好都合となっていた。来週については、パターンに変化が現われる。北部地域がウエット、南部地域がドライの傾向に変わると見られる。北部ベルトの85%の地域で0.5-2.25インチまでの降雨、一方南部ベルトは35%の範囲に0.3-1.5インチの降雨に限られる。

(南部) これまでのパターンがウエットで進んできた事から来週のドライは作物にとって全く問題ないとされる。

(北部) 降水量の予想も決してヘビーではない。その観点からは特別大きな問題(材料)にはならないと思われるが、過去10日間が順調にきていただけに、早期収穫作業等が今後10日間を目処に若干スピードダウンすることは事実。又、実際の雨量の報告等によっては更なる材料になる可能性も秘めており、その程度の推移を見守りたいところ。

アルゼンチン 問題なし

週末にかけて弱い前線の接近に伴い降雨が予想されている。この前線の影響でベルトの50%(特にベルト東部地域)に0.3-1.5インチの降雨とされる。しかしこの前線が去ってからは来週全般的にドライとなる。気温も平年比やや低い程度に収まり、クロップにとっては全く問題のない天候推移となりそうである。

南アフリカ ホット&ドライ傾向継続に、イールドロス懸念は続く

昨日は産地南西部を中心、20%の範囲に0.1-0.75インチの降雨を見た。しかし週末を跨いだ今後5日間引き続き降雨は限られ、55%の範囲に0.1-0.75インチに留まる模様。中心は南西部から日曜には北東部がその機会があるとされる。気温の方は平年比高め推移が継続する為、今後もクロップに対するストレスは残り、イールドロスへの懸念も拭えない状態が続く。

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (2月14日現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  45,799 ロング  51,700 ロング  43,832
大豆粕 ロング   3,895 ロング   4,000 ロング   798
大豆油 ロング  11,946 ロング   6,500 ショート   4,227
コーン ショート   1,518 ショート  6,700 ショート  40,714
小麦 ロング  2,237 ロング   3,400 ショート   4,613

コーン・大豆ともに予想範囲内で中立材料視される。

 

2) USDA 週間ローンデータ (FEB11 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 6.8 -0.8 0.5 0.0 1,387.4 0.8
2002クロップ 1,177.5 0.4 0.0 0.0 103.9 18.6

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 0.6 -0.2 1.4 0.1 309.8 0.2
2002クロップ 309.5 -4.3 0.0 0.0 61.5 7.5

ほぼ中立的内容。

 

3) CATTLE-ON-FEED MONTH REPORT (JAN-03)

 

  農務省発表 事前予想平均 事前予想幅
2月1日飼養頭数 93.0 92.1 91.0-93.0
1月中導入頭数 98.0 97.7  93.0-101.4
1月中マーケティング 94.0 97.2 95.5-99.0

ほぼ中立的内容。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

コーンは材料難、の一言か。特に需要を掻きたてる類の材料に欠ける。春先の作付関連のファンダメンタルズにしても、現時点での材料としては大豆に劣る。一月、農務省発表後に230を挟んだ底値をつけた後、一ヶ月かけてほぼ10セントの底上げを「なんとか」こなしてきたものの、まだまだ本格的な上昇を目指せる形にはなっていない。 暫くは現在の値位置から下5セント程を取引の中心レンジとおいて差し支えないと考える。来週は再び235を目指す展開か。(A)

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

先週終わりに3月限で555を割ったところまでの調整を見た相場は、今週は一転回復基調、一月下旬につけた575というレベルをトライする展開。今週5日間で、期近で17セント、11月限で12セント(引け値ベース)そのレベルを上げる事となった。

ファンダメンタルズでは今週農務省の発表があった。期末在庫は1月で思わぬ増加を見たが、今月の発表ではほぼ順当に下方修正される形となり、改めて市場は今後の相場の方向性を確認出来たものと考える。只、ブラジルは、これまでの天候推移が比較的順調に来ている点が反映され生産量が2百万トン増加の51百万トンになった事は市場参加者へもインパクトを与える事となった。

【来週以降の展開(短期)】 休み明け、一旦上げてもその後は再び短期的な下げ局面を期待

先ず三連休となる。従い、ドライな中西部への週末にかけての降雪期待とブラジルの天候パターン変化に対する(収穫遅れ等の)懸念は、休み明け火曜日の一相場材料となろう。只、調整局面を見た後、この1週間アップダウンを伴いながらもここまで上げてきた相場は、仮に休み明け(天候結果に)上げる事があっても、その後は取り敢えずの買い達成感から再びパターンを変える(即ちファンドが売りに回る)可能性が強いと見ている。

値動き。5月限で575-580にかけての高値の可能性を残すものの、その後は再び560台半ばあたりにかけての調整を期待したい。

【春先に向けて(中期)】  

一月下旬に高値を見てから先週末までの下げ局面。そこで押し目を作り、今週頭からの上昇局面。そして来週以降再び始まるであろう調整(期待)・・とこの間の動きはほぼ565を中心とした上下動を貫いてきた。しかし、来週を過ぎればもう2月も最終週である。この期近565中心のキャッチボールも、そろそろ終わりに近づいていると考えたほうが良い。来週〜再来週にかけての調整局面(560台)は確実に抑えてきたいところ。そこで再び押し目を見た後に相場が動く方向は、もう一段”上”のレベルとなる。今後の高値相場を前に、相場は最後の足固めをしている、位に受け止めておいたほうがよい。 中心レンジは、これまでの565という段階を終え、2月終盤から3月にかけては570台へ確実に上がる。値動きも一月初旬のレベル580-585を目指し、ぐっと頭を持ち上げる事となろう。 (A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)