米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年2月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄りつき、中盤上げるもその後戻しやや高値で引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 03 231 1/2 - 31 234 1/2 231 231 3/4 + 1 1/2 31427 20742-
MAY 03 233 1/2 - 33 236 233 233 1/4 + 1 174065 10586+
JUL 03 236 1/4 - 36 238 1/2 235 1/2 235 1/2 + 1/4 134465 3227+
SEP 03 238 239 1/2 237 237 + 0 31344 523+
DEC 03 239 - 38 3/4 240 237 1/2 238 - 1/4 78241 1758+
MAR 04 244 1/2 245 243 243 1/4 - 1/4 5722 75+
            459718 4533-

 

 

大 豆     --- ほぼ変わらず寄りつき、終盤値を削り安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 583 584 1/2 576 1/4 577 - 4 1/2 14907 7774-
MAY 03 582 - 580 1/2 583 1/4 574 1/2 575 - 7 113661 5424+
JUL 03 579 1/2 - 79 582 574 574 1/4 - 6 1/2 48879 2588+
AUG 03 567 1/2 - 67 571 562 562 1/2 - 6 6777 40+
SEP 03 547 548 542 542 1/4 - 3 3/4 4802 268+
NOV 03 524 1/2 - 24 527 1/2 522 522 3/4 - 3 42846 422+
            234490 1630+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 17790 -300 MAR 2077 +8 MAR 312 1/2 + 3 1/2 118.04 - 118.19
MAY 17620 -310 MAY 2092 +4 MAY 310 1/4 + 1/4  
JUL 17450 -310 JUL 2102 +0 JULY 304 3/4 + 3/4  
AUG 16830 -450 AUG 2090 -2 SEP 309 1/4 + 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

週末・月末のポジション調整にコーンは上げ、大豆は下げ

(コーン) 

やや高値で始まった終盤には高値から値を落としやや高値引けとなったものの、本日はサポーティブ材料が市場を主に支配する事となった。

月末最終営業日・週末と言う事もあり、これまでのショートポジションを積極的に手仕舞う動きが目立った事、3月限の受渡し通知による発表が24コントラクトと市場予想を下回った事も上値への動きに作用する事となった。その他、引き続きエネルギー関連市場が高値圏である事、限られた農家売りといった材料も引き続き材料として相場の下値を支える役目を果たした。

韓国が53,000トンの米国産コーンを買付けしたと言う噂が出た。

(大豆)  

大豆は中盤まで昨日引け値レベルの値位置を何とか保ったが、月末・週末、ということもあり、コーンとは逆にこれまでの買われ過ぎ感から、セッション終盤には売りが優勢となる。昼を回った頃から本日の高値レベルから一気に下降線。7-8セント値を落とし、そのままの安値引けとなっている。

3月限受渡し通知は205コントラクト。大豆粕が273、大豆油は388。油は予想を大きく下回った。大豆はカーギルがストッパーで、198コントラクト。
中国が、再び米国産大豆への買付け意向・・という噂が市場へ出回り、セッション序盤を支える材料となった。ブラジルでは週末の天候が総じて収穫に支障を来たす形にはならない予想にて、ややネガティブに作用する事となった。

本日ファンド筋はコーン市場でほぼ売り買いイーブン、ダイズ市場は1000枚以下の売り越しと見られている。、本日発表コミットメントオフトレーダーズをベースに本日時点でのネットポジション、コーンは約38,500枚のショート、大豆は約66,600枚のロングだと見られている。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月05日〜3月09日)】 

  気温 降水量
西部ベルト MB N/B
東部ベルト B N/A

西部ベルトでの降雨は平年並みから平年を下回るに変化。その他は昨日と変化なし。

ブラジル 

昨日の降雨は0.25〜0.75インチでベルトの10%をカバーするに止まった。今後5日間も降雨は限定的となり0.25〜1.0インチ、ところにより2.0インチとなりベルトの50%をカバーする。南部州では来週前半に降雨がありコーン・大豆には有益。北部ではドライ気味となり収穫には有益となる。

アルゼンチン 

昨日の降雨はベルト中部中心。雨量は0.5〜1.0インチ、ベルトの30%をカバーした。週末にかけては降雨はベルト北部に広がり0.25〜1.0インチ、ところにより2.0インチの降雨が大豆ベルト65%、コーンベルトの40%をカバーすることとなる。この降雨により雨量の少なかった地域もカバーすることとなり土壌水分が大幅に改善する。コーン・大豆とも作柄は略問題なく進展している。

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (2月25日現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  60,274 ロング  54,900 ロング  57,893
大豆粕 ロング   23,516 ロング   18,800 ロング   22,458
大豆油 ロング  11,612 ロング   13,000 ショート   1,510
コーン ショート   33,512 ショート  32,100 ショート  67,228
小麦 ショート  3,549 ショート   2,000 ショート   6,979

大豆ロングはやや高く出たが、コーンはほぼ範囲内、中立。

 

2) USDA 週間ローンデータ (FEB25 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 5.5 -0.9 0.5 0.0 1,388.7 0.9
2002クロップ 1,166.9 -7.5 0.0 0.0 36.4 1.5

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 0.6 0.0 1.4 0.1 309.8 0.0
2002クロップ 297.9 -6.9 0.0 0.0 77.4 9.3

ほぼ中立的内容。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

寄り付き前に発表された期近3月限に対するファーストデリバリー通知が24枚と予想外に少量であったことが好感されて旧穀限月は堅調となり、新穀限月も小幅ながらプラスサイドで前半は動いたものの、予想していたファンド筋の買戻しも後半までは続かず、大豆が週末・月末を控えた利食いタイプの売りに軟調となるにつれてコーンも徐々に値を消して結局は期近を除き前日比同値レベルでの引けとなった。

来週より3月相場を迎えるが、3月11日に発表される農務省による需給発表が注目されるところ。既に市場では折込されてきているものの、中国の堅調なメイズ輸出を背景として米国コーン輸出の落ち込みがなかなか回復してこない。先月の発表では輸出は下方修正されたものの小幅となり3月の発表では更に下方修正される可能性が強い。現在の1825百万ブッシェルから1750百万ブッシェル程度となる可能性がある。一方の国内のエタノール需要も好調ながら上方修正幅は10〜15百万ブッシェルと言われている。中国のメイズ輸出に変調がない限りにおいて旧穀の期末在庫は今後更なる上方修正が加えられることとなる。また、現在進行中のアルゼンチン・ブラジル・南アなどの南半球のコーン生産において問題点は見出せない。逆にブラジル・アルゼンチンでは生産高の上方修正が今後米国農務省の発表でも行なわれる可能性が高い。今後5月限では220セント程度までの下げを目指した展開となろう。

一方の12月限以降の新穀限月では現状3月前半の降雨予想が東・西ベルトでやや平年を上回る降雨となってきている事が注目される。現在ドライ気味の地域はイリノイの北部や西部ベルトの四分の一程度となっており今後雨量が増加すればコーンの作付け前までに十分な土壌水分を蓄えることが可能となる。また、ローン価格の比価よりコーンの作付け面積は昨年度比1.5〜2.0百万エーカーの増加が予想されており、これにトレンド収量である140ブッシェルを置くと、生産量は昨年度より15%近い増加となることから、期末在庫率も大幅に改善することが予想できる。12月限は現状240セント割れで推移しているものの3月を迎え今後更なる売りを浴びることとなる。ファンド筋の大量の売り越しポジションが気になるところだが、本格的なショートカバー局面は実際に天候の悪化が確認できた後となり、現状のファクターから3月相場は一旦は12月限で215〜220セントまで下げることを予想している。 (H)

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】 575をブレーク

先週金曜に指摘した「575を抜ければ新たな展開・・」が、今週現実のものとなった。相場は火曜から市場が待ち構えていた575というラインをついにブレーク。5月限は1月の農務省発表前につけていた高値に達し、そしてそれを抜き、高値は583.75に至った。ファンダメンタルズ、ない事はなかったが、特に今週の場合はこの575を抜けるかどうかがファンドにとっては大きな材料。よりテクニカルな動きにウエイトのかかった週ではなかっただろうか。目先のトップを形成したと見ている。

【来週以降の展開】 来週の調整局面、570から下5セントが目標幅

本日終盤の急落を見ても心理的にも、来週はそのフォロースルーからスタートする事となろう。道中上げ下げもあったが、2月始めに一旦の調整を挟んでからここまでの上げ様はいかにも急である。この短期間に貯まったものが調整という形で来週は相場の動きに表れると見ている。その調整幅については、今後の中期的な展開を「上昇トレンド継続」においていることから、先週つけた安値レンジ570-565を下回ることはないと予想する。従い、プライシングは570レベルから下5セントを目標幅におきたい。

いよいよ来週から3月である。ファンドのロングポジション値を見てもその警戒感から今後急激に底上げをはかる展開は想定しずらいが、少なくとも大きなファンダメンタルズの提供がある3月末までは、向こう一ヶ月現在の上昇トレンドを継続する事となろう。この一ヶ月幅で考えるならば、6ドル相場も十分射程に入ってくる。従い、そのトレンドをベースに考えれば、来週の調整への動き(期待)も含め、下がったところをいかに旨く拾っていくかが一つのポイントとなりそうである。

今後の材料としては、デマンドサイドでは先ず国内搾油量の問題。つい先日も大手が一部工場の稼動をストップしたように、現物のタイトな中、大豆粕の需要も低調。これは今月のセンサスの数字を見ても明らか。搾油マージンは目先回復の兆しが無い。この点では大豆需要の頭を抑える要因となるが、しかし輸出は依然好調を維持しており、今後も傾向は続くと思われる。4月以降ブラジルが出てくれば短期的な(弱材料としての)要因にはなり得るがそれでもこの2つの需要要因を差し引きした時、今後の米国在庫率は更なる下方修正が加えられるという見方が最も順当なところではないか。ブラジルという大きな供給口の今後の動きがこれまでになく相場の頭を抑える要因ではあり続けるも、米国の需給バランスの更なるタイト化がファンダメンタルズとして生きているうちは、今後の中長期トレンドも依然上を向き続けると理解すべきである。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)