米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年3月4日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄りつき、大きく下げるも最後は高値で引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 03 233 1/2 - 33 236 1/4 231 236 + 2 1/2 23020 2409-
MAY 03 234 - 33 1/2 236 3/4 231 1/4 236 1/4 + 1 3/4 175945 563+
JUL 03 236 1/4 - 36 238 1/2 233 1/4 238 1/4 + 1 1/2 135776 1257+
SEP 03 237 3/4 239 1/2 235 1/4 238 3/4 + 1 1/4 31774 74+
DEC 03 238 1/4 - 38 1/2 240 1/2 236 1/4 240 + 1 1/4 79686 324+
MAR 04 244 1/4 245 1/4 242 245 1/4 + 1 1/4 5765 40-
            456476 229-

 

 

大 豆     --- やや安値寄りつき、安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 567 1/2 - 76 576 1/2 568 1/4 572 3/4 - 3 3/4 9496 2417-
MAY 03 576 - 75 1/4 576 566 1/2 571 - 5 3/4 116391 1475+
JUL 03 575 1/2 - 75 575 1/2 565 1/4 569 1/2 - 6 1/2 48411 786-
AUG 03 564 - 63 564 556 1/2 558 - 6 3/4 6968 64+
SEP 03 546 546 537 1/2 540 - 6 5083 200+
NOV 03 528 1/2 - 28 1/4 528 1/2 520 1/2 523 1/2 - 4 3/4 44018 411+
            232991 1082-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 17680 -140 MAR 2051 -5 MAR 326 1/2 + 8 1/4 117.56 - 117.92
MAY 17490 -180 MAY 2062 -10 MAY 319 + 3  
JUL 17280 -200 JUL 2074 -10 JULY 312 1/2 + 2  
AUG 16750 -190 AUG 2067 -9 SEP 317 +2 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 終盤は安値から5セントの回復を見せた

○ 先ず、天候推移は南米・北米共にネガティブ。特に米国中西部は北部地域中心に水曜にかけてウインターストームの影響で降雪が見込まれている事は市場にネガティブなトーンを与える事となった。
○ 中国が米国産ダイズ成約分2杯をキャンセル・・という噂が寄り付き前より市場へ流れ、それまでやや確りだった寄り付きコールが変化。コーン市場へも影響し、昨日の引け値からは小さなギャップをつけてのやや安値へと変わった。

本日は動きの激しい一日となった。ややギャップをつけ5月限233.50-234で寄り付くとそのまま昼前までは下降線。安値の231.25を見るまではほぼ一方的な下げの展開となった。そして暫くこの231台で揉みあった後、午後の相場は一転。今度はその安値から一気に急騰。僅か1時間強で5セントも値を上げ、本日の高値引けとなっている。午前中は新規材料難の中、小麦やダイズの下げにつられた面も大きい。ファンド売り一色にそのまま3セント値を削る事となったが、大きな節目の231ラインがブレークされないと判断されたところでは全く逆の展開となった。これまでのショートカバーを含め多くの買い注文が集中する事となり、相場は一気に5セントも吹き上がりそのまま引けをむかえる事となっている。後半の商業筋の買いが集中した点も特筆に価する。

○ 台湾の56,000トン米国産コーン成約が報告された。
○ 本日米国商務省よりカナダ産ドラム小麦・硬質赤色小麦春小麦の米国への流通に相殺関税(3.94%)を課すという発表があり、小麦市場へは強材料となり、これはコーン市場へも波及する事となった。

(ダイズ) 中国の米国産ダイズキャンセルの噂が口火

○ 寄り付き前のコールはA/C/Eの高値推移もあり、やや確りだった。しかし、中国が米国産大豆成約分2杯をキャンセル、との噂に様相が変わる事となった。これがきっかけて手前限月中心にコールとは逆にやや安値でのスタートとなった。
○ 同時に昨日大連商品取引所において大豆価格がリミットダウンしていた点も本日ネガティブな材料として採り上げられた。
○ 南米の天候推移は引き続きほぼ良好推移にてネガティブ。ドライが続く米国中西部へはウインターストーム到来の予報にまとまった降雪期待からこれもやはりネガティブ材料となった。

寄り付き、僅かに安値でスタート。このレベルが本日の高値。その後はコーンの動きと同等に昼頃まではひたすら下げの一途。5月限は566.50までつけるに至る。しかしその後は安値から4セント程値を回復し、前日比5-6セントの安値での引けとなっている。

 

本日ファンド筋はコーン市場で8,000枚の売り越し(商業筋は5,000枚の買い越し)、ダイズ市場は6,500枚の売り越しと見られている。本日時点でのネットポジション、コーンは約45,000枚のショート、大豆は約62,500枚のロングだと見られている。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月09日〜3月13日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/MB B/N
東部ベルト B/MB N/B

プレーンズ北部地域或いはカナダ南部にかけては強い寒気団の到来により冷え込みが厳しくなっている。シカゴでは20度後半に留まったものの、今朝ミネソタでは零度からマイナス、サウスダコタ地域以北は10度未満からマイナス、ネブラスカでも10度台前半とかなり厳しい冷え込みとなっている。今週は週後半にかけてこの「より冷え込んだ」状態はプレーンズ・中西部北部地域ともに継続見込み。3月初旬にしては平年比かなり低い気温推移となりそうである。今後10日間の降水量は多いところで2インチまで(実際には降雪という形で)見ると予想されており、こちらは平年比多めの期待がもたれている。

今週。明日にかけて中西部特に北部地域にはウインターストームの到来によりまとまった降雪が期待されている。この予報は本日の相場へもネガティブに作用している。

プレーンズ西部地域を中心とした冬小麦産地地域では今後10日間降水量はごく限られたものになると予想されている。

 

ブラジル 

昨日、南部産地リオグランデドスル州はドライ。サンタカタリナからマットグロッソ、ゴイアスにかけては散発的な降雨を見た。気温はほぼ平年並みの80度半ば〜90度半ばに収まった。

現在のところ、今後の予報に大きな変化はなし。南部ではややウエット、北部ではほぼ平年並みの推移となる。今週の予報としては北部産地では50%の範囲に0.5-2.0インチまでの降雨予想。南部産地では90-95%の範囲に1-3インチとされている。気温はいずれの産地でもほぼ平年並み推移となる。

この結果、既に10%強の収穫進捗となっている北部産地においては、今週ほぼ順調にその作業は進むと見られる。一方の南部では3月中旬までのウエットパターンは有益。従い、今週の状況からは、北部・南部産地共に相場にはやや弱材料、ということになる。

アルゼンチン 

昨日は概ねドライ。気温はほぼ90度半ば〜80度半ば。一部ラパンパでは100度近くまで上昇した。

本日から明日にかけても穀物産地は総じてドライとなる。しかし水曜遅くより前線が到来しその後は不安定な天候パターンが来週にかけて継続すると見られている。雨の中心は産地北部。コルドバ、サンタフェなどを含め北部産地中心に50-60%の範囲に0.4-1.4インチ、来週火曜までの見込みとなっている。気温については来週までほぼ平年並み推移継続と予想される。

このような状況下、引き続きアルゼンチンの作物の状況は良好を維持、問題ない状態は続いている。

 

本日の発表等

 

1)ブリッシュコンセンサス

 

  3/4/03 2/25/03 2/18/03 2/11/03 2/4/03
大豆 62 66 68 68 66
大豆油 44 43 44 41 47
大豆粕 69 71 69 68 64
コーン 69 38 43 45 39
小麦 42 32 37 35 30

因みに、エネルギー関連商品では、CRUDE OIL 78 (79,80), HEATING OIL 83 (82,79), UNLEADED GAS 84 (81,79) とそれぞれ高い数字を維持している。

※ カッコ内は、(先週、先々週)

 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・ダイズ)

本日はコーンも大豆も共に印象深い一日となった。

コーン セッション中盤での5月限231.25の攻防(これは1月農務省発表後につけた同限月の安値)まででファンド売りの勢力は尽きた。その後は引けにかけて同筋のショートカバー、又商業筋の大量の買い注文が比較的容易に値位置を上げる事となった。キーリバーサルデーとでも言おうか、この本日の安値がサポートされたという意味は大きい。230までをターゲットにしたプライシングはうまく入っただろうか。断言できるものではないが、このレベルを再び相場がテストする可能性は非常に小さいと考える。今後の展開は本日の安値を軸に徐々にレベルアップをはかる展開。3月中のプライシングについては235以下をうまく拾えるようなオペレーションで臨みたい。(A)

ダイズ 目標としてきた今週の調整局面は本日やってきた。躊躇することなくこのレベルは抑えて行く事をお薦めする。

南米ではこれまでの良好な天候推移を映し一部産地よりは予想以上のイールド報告等が上がってきており、これらは目先相場の頭を抑える一ざいりょうになると思われる。従って、今後も一方的な上昇局面は想定できないが、今回形成したような押し目を繰り返しながらも、引き続きトレンドは上向き。今後の6ドル相場を想定したオペレーションを心掛ける。いかに今回のようなタイミングを物にしていくかがポイントとなる。(A)

 

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)